真梨幸子のレビュー一覧

  • 孤虫症

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    感染の広がり方も、体内に虫がいる描写も、人間関係も。この小説は気持ち悪さで出来ている。読んでて嫌になり、気持ち悪くなる生々しくて不快なストーリー。でもやめられない。頭がおかしくなりそうになりながらも、読み終えることができた。

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    2025年06月07日
  • カウントダウン

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    久々に、読みたいやつに当たりました。
    ジェットコースターのような展開。生きる気力と勢いにあふれた狂った主人公。
    到底現実世界にはいないし(いても本当にやばいやつ)、全く共感できない。なのになぜか嫌いになれない。
    目まぐるしい転落だったのに、視点を変えれば全然違う出来事になる。
    ワールド全開だった。

    薬王寺さんって「ゆりかごから墓場まで」にも出てたっけ??こっちも読み返したいなと思ったり。

    この一つ前に読んだ真梨幸子さんの内容が私的にはうーんだったので、これ!ってやつに出会えて嬉しい

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    2025年06月07日
  • 孤虫症

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    解説が実に皮肉で面白かった。
    勿論本編あってこそだが、本編をより面白くさせる、短い文章で殴りつけてくるような、力のある解説だった。

    寄生虫など造詣が浅いが、気味の悪さは抜群だった。
    タイトルにもなっている"孤虫症"がフィクションかと思いきや実在するものだとネタばらしする解説がなんとも後味が悪く、とても良かった。
    相変わらず、真梨さんの人間誰しもが持つ歪さの描写力は舌を巻く。
    ある意味寄生虫よりも、人間の内面の方が気味が悪いように思う。
    これがデビュー作とは流石である。

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    2025年06月01日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    ネタバレ

    前作のインパクトには敵わないものの、かつてフジコが身を寄せていた下田一家でここまで話を膨らませるとは。北九州連続監禁殺人事件をモチーフとした団地でのリンチ殺人事件。序盤から茂子の洗脳が始まってるんじゃないかという不穏な雰囲気は良い。Q教団の組織力も怖い。

    でも目立つのは健太の異常性。みっちゃんも里佳子も奴の人形になりかけていた。高峰美也子が死んでなかったのは衝撃。そういう生かし方もあったか。
    Q教団が存在する限りこのような惨劇は繰り返されるのだろうか。

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    2025年05月29日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    明日は我が身の転落人生にはなりたくない。
    私はいわゆる脱ゆとり世代なので氷河期世代とバブル世代がメインになる人物たちの時代背景は想像でしかないですが、安泰だと思われた大企業に勤めていても人生なにが起こるか分からない、転落人生になるかもしれない。
    それぞれの人物の人生が濃すぎてその部分が面白かったです。
    逆にそれぞれが濃すぎて、本題のさっちゃんはなぜ死んだのかが後半まで忘れていました。あ、そういえばあの人はどうなるんだっけ、この人は何だったっけと終盤で引き戻されました。
    ホントの終盤はすごいおおまかに回収されて、伏線といえば伏線で、こいつ何者だ?ってのが出てきたりしましたがもう少し広げてもらっても個人的には良かったかなーと思います。

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    2025年05月28日
  • 6月31日の同窓会

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    お嬢様学校をテーマにした本。存在しない6月31日の同窓会の案内状が届く恐怖。次々と卒業生が亡くなっていく。最後の最後で犯人が分かる。

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    2025年05月27日
  • ふたり狂い

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    時系列を把握していないと頭の中がぐちゃぐちゃになる物語だった。
    誰が嘘をついていて、誰が真実を話しているのか。
    いや、本人に"嘘をついている"という自覚がないのであれば、それはもはや"真実"になり得るのか。
    接点のない他人に知らず知らずのうちに執着される恐怖というものは、とても悍ましいものである。
    「自分は他人にとって特別だ」「自分は他人に認められている」
    そんな、昨今若者の中でも問題にもなりつつある、自己肯定感が心地良く感じることは厄介で、人間なら誰でも持ちうる性質だろう。
    他人なんていなくても、のびのびと気楽に生きていける世の中になれば、毎日目を覆いたくなるような、悪質な事件も減るのではないだろうか。

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    2025年05月24日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    誉田哲也さんが読みたくて購入しました。
    彼の長編、シリーズ物が好きなのでアンソロジーはどうかと思ったが 普段手に取らない作家さんも読めて思ったより楽しめました。

    こんなところから好きな作家さんを探すのもいいですね。

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    2025年05月20日
  • 極限団地―一九六一 東京ハウス―(新潮文庫)

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    相変わらず文体が読みやすかった。
    話が二転三転するところも良かったが、結末はさすがにご都合主義すぎたかな、という感想。
    フィクションと思えば、作中にあったように、これも1つのエンターテイメントか。
    つまり何?と頭がこんがらがってしまうところがあったが、面白かった。
    同じ募集要項で集められたはずなのに、いざ生活を始めると浮き彫りになる2家族の貧富の差。
    貧富の差とは、人間を最も醜い姿に至らしめるものだと思う。
    羨ましい形があったところで、手に入れたい物があったところで、ならそこに近づくにはどうすれば良いか、と実直に努力を積み重ねる人は少ない。
    勿論少ない、というだけで存在はする。
    しかし現実は、ただ何もせず自分の境遇に嘆くばかりで、妬み嫉み僻むことしかしない人間が多い。
    昨今問題となっている「無敵の人」などその代表例と言っても過言ではない。
    実に人間臭く、醜悪だ。
    この作品は途中から時効となった殺人事件へ話の軸が飛び、最初の「一九六一 東京ハウス」という番組からは離れて帰結してしまったが、もう少し番組を軸にしてリアルな人間模様を見たかった。

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    2025年05月17日
  • ノストラダムス・エイジ

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    宗教や予言が飛び交っていたから
    そっち系かな?と思ったら全く
    予想外の展開に!
    そういえばそんなシーンもあったなと
    前のページを思い返したりしながら
    読んで行くと次から次へと死体の山が。
    ノストラダムス並みの驚きの展開。

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    2025年05月17日
  • 孤虫症

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    ネタバレ

    真梨幸子さんのデビュー作。エンディングのドタバタが少し気になったが、印象的な作品で、すでにイヤミス三大女王の風格が出ていたし、なんなら濃い味であったと思う。

    何よりも寄生虫がトラウマ。

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    2025年05月13日
  • あの女

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    はじめてかと思っていたらどうやら以前読んだことがあったみたい...ほとんどその感覚なく読めたのは幸せでしかない。
    著者の思惑に完全に嵌められて最後にどんでん返しがあってなんだかスッキリした。ミステリー読むならそういう感覚がないとね。
    解説に小説家は売れても地獄,売れなくても地獄と書いてあったけど,そういう部分も少なからずあるのかな?小説家の才能と努力はリスペクトしかないです

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    2025年05月05日
  • 坂の上の赤い屋根

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    先が気になって読める面白さはあるけど、そう思ってしまう自分の野次馬性すら(ストーリー内に登場する週刊誌の読者かのように)醜く思えてしまう。
    出てくる人みんなグロテスクで嫌い。
    人死にすぎ。

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    2025年05月03日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    とても読みやすく、最近よく著者の作品に手を出してしまう。本書も読みやすさ抜群で楽しめたが、セックスの描写が激しく多少嫌悪感を抱いた。

    西新宿が花街であったことを本書から知ることができた。

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    2025年05月01日
  • 極限団地―一九六一 東京ハウス―(新潮文庫)

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    やまだ家とすずき家の二組の家族が公募で選ばれ出演するリアリティショー。
    色々な伏線回収の末、それにつながる結末。
    度々読み返しました。

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    2025年04月27日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    「女ともだち」の後に読むと良いとあったので、本書を手にした。

    恵まれた美貌のみを活かして、将来も考えず、愛と欲望のために人生をサバイブする有利子の姿が印象に残った。そこまで割り切れる強さが、美貌を超えた彼女の魅力なのかもしれない。

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    2025年04月27日
  • 女ともだち

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    「殺人鬼フジコの衝動」「みんな邪魔」に先立つドロドロ三部作の1番目に当たるとあり、期待たっぷりで本書を手に取った。

    構成なのか登場人物の書き分けなのか、内容がスッと入らず、タイトルの意味も伝わらず、正直少し残念だった。期待が大きすぎたのかもしれない。

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    2025年04月27日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    ミツコ調査事務所での出来事が短編集になっている。何しろ登場人物が多い!誰が誰か分からなくなってくる。直接関係ないけど、表紙のケシの花?がとても美しいと思った。

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    2025年04月16日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    公園でホームレスの女性が殺された。なぜ彼女は殺されたのか?犯人は誰?成功しているかに見えた人生を送っていた彼女がなぜホームレスとなってしまったのか?を、いろいろな語り部を通して描いたお話。ところどころに「バブル期世代」や「氷河期世代」という言葉が出てきて、世代による運命の格差のようなことも言われている。
    しかし大手に就職したら安泰という時代でもなく、いろいろなことの責任を運命のせいにするだけでは何も解決しないと思った。

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    2025年04月13日
  • ノストラダムス・エイジ

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    ネタバレ

    宗教系かと思ったら、ドラッグもの
    一人の精子提供者から生まれた子供たちが皆イカれてる話。
    トリップしまくるからSF系かと勘違いする最初
    ずっと薄気味悪い

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    2025年04月13日