真梨幸子のレビュー一覧
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新しい法律ができた、から始まる物語を色んな書き手が描く1冊。
新しい法律ができているわけだから、世界設定がSFっぽかったりディストピア感を感じるものがあったりして、楽しく読めた。
その他にも、ぞっとする物語、切なくなる物語、短い中でミステリーのような作りになっている物語…
叙述トリックが含まれているものや、ばかばかしいと思ってしまうような内容の法律が大真面目に取り扱われる物語など、本当に色んな味がする1冊。
なかでも殺人を罰する法律が"新しい"法律として制定される「もう、ディストピア」が特に良かった。
有り得ないはずの世界に説得力があって冷たい汗をかく。
「ルパちゃ -
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Posted by ブクログ
タイトルだけを見ると、よくある、おひとり様の
老後のあるある話だと思っていた。
女同士の毒のある会話から始まり、実の弟との相続の壮絶バトルやら、人がどんどんイヤな亡くなり方をするやらで、話についていくのが精一杯。
後半はこれまた、怒涛の展開となる。
主人公は、自分が脳梗塞で倒れ、意識朦朧としているうちに、弟に、有料老人ホーム「ユートピア逗子」の別館(別名ウバステ)の劣悪な環境の場所に入れられていたことを、成年後見人制度を契約する際にお世話になった弁護士の先生から知る。結果、
主人公は、遺言書のおかげでいろいろと助かる事になり、巻末にある「おひとり様終活ノート」が、
なぜついているのか、ここで納 -
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明日は我が身の転落人生にはなりたくない。
私はいわゆる脱ゆとり世代なので氷河期世代とバブル世代がメインになる人物たちの時代背景は想像でしかないですが、安泰だと思われた大企業に勤めていても人生なにが起こるか分からない、転落人生になるかもしれない。
それぞれの人物の人生が濃すぎてその部分が面白かったです。
逆にそれぞれが濃すぎて、本題のさっちゃんはなぜ死んだのかが後半まで忘れていました。あ、そういえばあの人はどうなるんだっけ、この人は何だったっけと終盤で引き戻されました。
ホントの終盤はすごいおおまかに回収されて、伏線といえば伏線で、こいつ何者だ?ってのが出てきたりしましたがもう少し広げてもらって -
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時系列を把握していないと頭の中がぐちゃぐちゃになる物語だった。
誰が嘘をついていて、誰が真実を話しているのか。
いや、本人に"嘘をついている"という自覚がないのであれば、それはもはや"真実"になり得るのか。
接点のない他人に知らず知らずのうちに執着される恐怖というものは、とても悍ましいものである。
「自分は他人にとって特別だ」「自分は他人に認められている」
そんな、昨今若者の中でも問題にもなりつつある、自己肯定感が心地良く感じることは厄介で、人間なら誰でも持ちうる性質だろう。
他人なんていなくても、のびのびと気楽に生きていける世の中になれば、毎日目を覆い -
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ネタバレ去年の今頃、新刊案内として出ていて気になった『教祖の作りかた』(真梨幸子)。
5日間かかってようやく読めた…!!!
あらすじ読まずしてタイトルで選んだ結果…
ありそうで怖〜いゆっくりジワジワ来る感じ、まるで夏の湿気が喉元に居座っているようだった…。
「表紙のイラストかわいいのに」と思っていたけど、奇妙さで言えば納得です…!
途中時系列がに違和感を感じると思いつつ話を読み進めたら合っていたので、
そこは「自然な感じに流されんかった!!!」とスカッとしました。
そして…
最近知人と「推し」についての話をしたり(男女問わず低音ハスキーボイスはかっこいい)、本でお金のロンダリング(浄化 -
Posted by ブクログ
相変わらず文体が読みやすかった。
話が二転三転するところも良かったが、結末はさすがにご都合主義すぎたかな、という感想。
フィクションと思えば、作中にあったように、これも1つのエンターテイメントか。
つまり何?と頭がこんがらがってしまうところがあったが、面白かった。
同じ募集要項で集められたはずなのに、いざ生活を始めると浮き彫りになる2家族の貧富の差。
貧富の差とは、人間を最も醜い姿に至らしめるものだと思う。
羨ましい形があったところで、手に入れたい物があったところで、ならそこに近づくにはどうすれば良いか、と実直に努力を積み重ねる人は少ない。
勿論少ない、というだけで存在はする。
しかし現実は、 -
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これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは
・半分では足りない/呉勝浩
→うぉぉーーー読み直したよ!
・闇バイト/柿原朋哉
→タイトルと違ってちょっとほっこり
・天岩戸の真実/高田崇史
→この作者さんテイスト満載
あとストーリー好きだったのは
・悪魔との契約/須藤古都離
→オチ!良き!
・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
→ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
・時効/米澤穂信
→この長さで収まる起承転結具合が秀逸!