あらすじ
【シリーズ72万部! 処刑されたはずの殺人鬼が再び日本を震撼させる……!?
イヤミスの女王・真梨幸子が放つ、究極のピカレスクシリーズ最新作!】
【絶賛の声!】
フジコ一作目である『殺人鬼フジコの衝動』の発売時、
このジャンルに免疫のなかった私は
「これがイヤミスか!エグい···!」とダメージを受けつつも、
その構成の見事さに最後まで読むのをやめられなかったものだ。
十数年振りに向き合う事になったこの「フジコ」も、
やっぱりゲラを捲る手が止まらなかった。
そのくらい圧倒的に魅力的なのだ、真梨幸子の生み出す「フジコ」の世界は。
ページの最後の最後まで。
(ブックファースト新宿店 書店員)
【あらすじ】
ほら、これを見てみて。
フジコの十ヶ条が書かれた、メモ。
あの人からもらったの。
藤子から。そう、
殺人鬼フジコから。
少なくとも十五人を惨殺した伝説の殺人鬼、フジコ。
彼女の「十ヶ条」通りにすれば、誰もが成功し、幸せになれるという。
その教えに従った連続殺人が起きているのではないか。
ネットでの噂を耳にした出版社勤務の米井富士子は、
かつて、殺人鬼フジコの事件を追っていた……。
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Posted by ブクログ
事実を知ることは難しい。嘘をついている自覚はなくても、その人の真実が事実であるとは限らない。ある人にとっては真実でも、別の人にとっては真実ではない。作中のセリフ、「正義はいつだって、相対的」が刺さる。
一つの情報に興味を持つと、関連付けられた情報でさらに元ネタを補強していく⋯そうして、どんどん間違った情報を自分の真実にしていく⋯ネットに触れる中で自分自身も何度か体験していることだ。情報発信元が明らかに騙そうとしているなら、見分けがつきやすいのかもしれない。でも、その人にとっての真実である場合は疑うことが難しい。どうやって、この罠に嵌まらないようにすればいいのだろう。
それにしても⋯読む順番を間違った。とにかく、『殺人鬼フジコの衝動』を読むしかない!
Posted by ブクログ
1作目を再読してから読んで大正解!またしても一気読みし、予想はしていたものの最後のページで鳥肌立ちました^_^
個人的には美波は実は死んでないんじゃないかと思ってたので富士子の著書のくだりでなるほど〜〜‼️と思ったのですが、同情心を感じながら読んでいた富士子にその後すごいスピード感で裏切られて面白かったです!
登場人物も多くまさに糸のように絡み合っていて、シンプルによくこんな話思いつけるな〜!と思いました。
また、宗教に関する話(宗教という要素だけで事件の納得材料になる)や女として生きるということについてなど、考えさせられる部分もあり面白かったです◎
Posted by ブクログ
藤子シリーズで一番面白かったし、ゾクゾクした。伏線が最後に一気に回収されていく感じと、最後まで結末が読めない展開がもうたまらない。真梨幸子さんの大ファンになった。
自分は藤子の衝動→インタビューインセル→十ヶ条の順で一気読みしたから、話がするするつながってめちゃくちゃ面白かった。だから、久しぶりにフジコシリーズを読む人は、衝動とインセルを読み返してから十ヶ条を読むのがおすすめ。
久しぶりにこんなにゾクゾクする本に出会えて、本当に幸運だった。
Posted by ブクログ
フジコの十ヶ条
第一条『邪魔な人間は消せ』
第二条『人を操れ』
第三条『法の死角を狙え』
第四条『嘘も方便』
第五条『やられる前に、やれ』
第六条『周りはみな敵だと思え』
第七条『男を本気で好きになるな』
第八条『秩序は壊せ』
第九条『真実は握りつぶせ』
第十条『死人に口無し』
真梨幸子先生の新作待ってました!今までの作品も読み直したくなりました。
Posted by ブクログ
殺人鬼フジコ
大勢の人を殺し死刑となったフジコ
だが都市伝説としてフジコは生きているとネットでは評判だった
Q教団
フジコの信者
マスコミ関係者
弁護士
議員 議員秘書
それぞれがフジコの事件を置いかけもしくは追いかけているものと関わりがあったものが事故 自殺 不審死を遂げていた
その裏にあってつながっていたもの
無理やりその糸をつなげたもの
Posted by ブクログ
フジコシリーズ初めて読んだけど、気になりすぎて一気読み。
終わり方も予想外で『まさかっ!』とまんまと騙されました。
読む順番1作目から読んだほうが良かった~、シリーズ全部読みたくなった~。
登場人物たちの気持ちもわかるけど、殺人やここまで根に持ってはいけないよね。
真梨さんの本は面白いけど、雰囲気(?)後味(?)が合わない話もあって…
私的にこれは面白かったです。
Posted by ブクログ
先が気になってあっという間に読んでしまいました。やっぱり殺人鬼フジコシリーズは面白い。
高校生の頃にハマって、久しぶりに新作が書店にありこれは読まなければと手に取りました。
今作も人がどんどん死んでいく。でもそれぞれに生い立ちや思いなどがあったり、どこか共感できる考えがあったり怖いし分かりたくないけどなぜか登場人物たちが嫌いになれません。簡単に殺人の発想に至るのはよくないですが。真梨さんのイヤミスは読みやすくて惹き込まれます。非日常を味わえてストレス発散にもなるのでオススメです。
Posted by ブクログ
うーん。
なんだろう。
フジコOって感じなんかな。
前作ほどではないような。
町田ってあの町田だよね。
というか、フジコの衝動とインタビューインセルの間にもう1つ「私は、フジコ」があるのをさっき知ってショック。
読もうか読むまいか。
衝動とインタビューインセルで終わって欲しかったな。
Posted by ブクログ
15人を殺害した殺人鬼フジコの十ヶ条が書かれたメモを30年前にもらったという『ご褒美マダム』ルナの動画を見た出版社に勤める米井富士子を中心に、真梨さんお得意の次々と人が死んでいくカオスな事件が巻き起こる。何が本当で何が嘘なのか最後の最後まで引っ張られ、最後のオチは、まあそうなるよねというところに落ち着く。登場人物や視点が多すぎて途中何がなんやらって感じだった。
Posted by ブクログ
フジコの続編はぜひ読まなくては!と思って読んだ。
やっぱり前のも読んでから、読めばよかったー。
そういえば登場人物やたら多いんだったし、関係なさそうな人が実は重要だったりするんだった。
ぼんやり覚えじゃなく読みたかったな。
Posted by ブクログ
殺人鬼フジコの衝動から、真梨さんが好きなので
楽しみにしていました。
十ヶ条の1条から、順番に物語が進んでいく。
殺人鬼フジコの衝動が凄すぎて
あれと比べてしまうと…という感じですが
真梨さんらしさはあったなと思います。
1番最後がいい。
Posted by ブクログ
死刑になったはずのフジコ。しかし、都市伝説では彼女は生きており、不可解な連続殺人事件の被害者たちは「フジコの十ヶ条」なるものを握りしめていたという。
まあ、弁護士先生はそうなるでしょうね。しかし、一つひとつのエピソードが表面的すぎて、ミステリとは言えないし、イヤな感じもしなかった。構想は面白いんだけど。
Posted by ブクログ
一作目、二作目があまりに良すぎたかなあ。
しかし真梨先生は読ませる力が凄い。読み始めると止まらない。肝心の、タイトルにもある十ヶ条の内容が格好良い…と思ってしまった。到底自分には活かせそうもないが。