【感想・ネタバレ】ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚のレビュー

あらすじ

ここは万両百貨店外商部。お客様のご用命と
あらば、何でも(殺人以外)承るのが外商の仕
事。今日も「激レア犬を飼いたい」「娘を就職
させて」「愛人と妻が鉢合わせしないマンショ
ンを」と無理難題が舞い込んでくる。ある日、
顧客の物件探し中の根津は、無理心中した家
族の噂を耳にするが、事件の陰に何故かトッ
プ外商・大塚佐恵子が――。お仕事イヤミス!

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Posted by ブクログ

百貨店の外商の話
お仕事小説なのか?と思いきや
ちゃんとゾワゾワするイヤミスもあり
大塚さん何者?すごすぎ

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2025年09月08日

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読み始めは普通に笑える話、かと、思いきやだんだんブラックに、ただ登場する人物がおもしろく少し救われる。

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2024年09月09日

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特別な顧客からの奇妙で奇天烈な依頼にも、ゆりかごからお墓まで対応する外商。「どんなご要望にも真摯にお応えします。」という信念のもと、入手困難な商品の手配から、お喋りの相手、さらには解体作業に至るまで、あらゆるニーズに細やかに応えてくれます。これは、そんな百貨店の外商と特別な顧客との間で繰り広げられる、お仕事奇話物語です。大塚さん、あなたにはできない案件など存在しないのでしょうね。

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2024年07月07日

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真梨さんの本はいつも飽きない
どうやってストーリーを考えるのか
不思議
最後はやっぱり予想を裏切ってくれました

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2024年06月06日

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外商員のお仕事かと思えば、推し活があったり復讐劇があったりで、最後に外商につながるというのがなかなか面白い。
サクサク進んでいたのに、最後はそうくる?のイヤミスだった。

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2024年04月21日

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外商の仕事ぶり。

連続短編になっていて、その都度主人公が変わります。
読みやすいですし、続きが気になって仕方ない、で
読み終わって満足でした。
満足でしたが…お客ってすごいな、と。
そしてそんな妙な世界が普通になって読み進めていけば
騙されないぞ精神が出来上がってきます。
なのに、あの最後の話…騙されました。
ここにきて?! という驚きと、やられた、な敗北感。
すごかったです。

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2023年04月24日

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老舗の万両百貨店、外商部に所属する
外商担当者たちのお仕事模様の裏表。

お客様の要望に『無理』『できない』と言わず、
誠心誠意お応えするプロ意識が凄まじい。

それって聞くべき?叶えるもの?
と疑問に思う無理難題にも全力を尽くして
しまうところが悲しくあり滑稽でもある。

内容はイヤミスなのに笑えてしまうのは、
誠意や熱意がどこかズレているから?!

苦笑いしてしまう軽快なイヤミスでした。

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2023年02月20日

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某SNSの読書垢さんの紹介にて出会う。全く内容知らずに、外商員の奮闘記なのかと思っていたら…イヤミス短編集だった。イヤミスといっても、ライトなもので“イヤーな気持ちになる”というほどでもなく、「え、それってもしかして、そういうこと⁈」くらいで終える程度。私にとっては上手い塩梅で、どのお話もすごく楽しく読めた。

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2023年02月13日

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百貨店外商さんの連作短編集。一章ごとに読めるけど、全て読み終わってみたら、完全に1つのストーリーでした。
そして、流石、イヤミスの女王、という感じ。
好き嫌いは別れるだろうけど、自分はは好きですね。

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2022年05月13日

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これこれ真梨幸子って感じのイヤミス感。
最初はちょっとした人間関係の拗れとかすれ違いを軽いタッチで書いている作品かなっと思ったけど、後半色々な人間関係が絡んできて、良いミステリになってきた。

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2021年05月03日

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ここの所軽くて明るい話ばかり読んでいたので、久しぶりにどっぷり重い話が読みたくなり積読消化。中盤までは割と?コミカルな話が続きますが、以降は重いイヤミスが続いていい感じです。マネキンなるほど、となりました。

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2021年02月22日

Posted by ブクログ

いつもの連作短編形式。
あいかわらずおもしろい。前半の短編の、何も関係なさそうなことが後半の短編に関わってくるとニヤってなる。
最後の2行は入れ替えたほうがいいのでは。

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2020年11月08日

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真梨幸子さんの「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」を読む。
イヤミスの女王と呼ばれているらしいですね。イヤミス?何?と思いましたが、なるほど、読んだ後にイヤな後味が残るミステリーね。
8話のストーリーが、小さなカケラが後々繋がっていて、最初は楽しそうな話だったのに最後はザワザワした気持ちで終わりました。
なるほどー。イヤミスね。
真梨幸子さんって知らなかったのですが、NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」に真梨幸子とマリモとモナミで出演されていて、その独特なキャラクターに興味を持ったのですが、彼女がマリモとモナミについて書き下ろした短編と、その朗読をした菜々緒がとっても素敵で。真梨幸子さんの本を店頭で見つけて、あっ…と手に取ってしまいました。
菜々緒も前から好きな女優さんだったれど、この朗読を聴いて、あの素晴らしい容姿が無くても、声だけでこんなに表現できちゃうのね、と感服。
もちろん、書き下ろしたストーリーに合った個性があるから依頼されたと思うけれど、それにしても良かった。
あ、話が逸れました。
手に取った真梨幸子さん。
読み終わって、まだザワザワ。
もう一人の、裏の主人公が、この後どんな風に関わっていくんだろう。ザワザワ。

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2020年08月03日

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真梨幸子『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚』幻冬舎文庫。

コメディのスパイスが効いたイヤミス。昔の真梨幸子の純粋なイヤミスの方が好みかな。

万両百貨店外商部に持ち込まれる様々なお客様からのご用命とトラブルは一つの大きな事件につながっていく。連作短編かと思ったら、一つの物語になっていた。

本体価格670円
★★★★

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2020年04月26日

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ネタバレ

1話目の歌劇団の話から、穏やかなストーリーだと思って読んでいたら、徐々に不穏な感じに…
連作短編なので、登場人物が多いし、どの人物も好きにはなれないキャラばかり。
最後はあー、そこまでやっちゃうのか…という感想しかない。
「蠱毒」という言葉は初めて聞いたけど、その説明だけでも充分怖い。

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2020年04月19日

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久々で、ちょっとイヤミス度低いんじゃ?と思ったけど、なんか後からじわじわくる。リアリティあるというか。外商の仕事ってまったくわからなかったけど、世の中にこんな外商いたら怖いなー

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2024年12月17日

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外商と言う仕事を余り聞き慣れなかったせいか、どんな内容なのか知りたくて手に取った本でしたがさすが真梨先生中々面白くてあっという間に読み終えてしまいました。人と人がどんどん繋がってイヤミス!最後には必ずトップ外商大塚が現れる所が凄いですね。

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2024年02月15日

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初めて読む作家さん
百貨店の外商のお仕事物語りと思って読んでいたら、
読み終えてからみなさんの感想をよんで"イヤミスの女王"と知る。"イヤミス"って読んだ後に嫌な気分になるミステリーのことなんだって知らなかったー!
幸せな読後感好きな私には合わなかったかな…
なんだかモヤモヤするこの感じがイ・ヤ・ミ・ス…?

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2022年07月16日

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お仕事小説って知らない世界の話だから好きなんだけど、感動系や成長物語が多いイメージだったので、こんなにイヤミスと相性いいとは思わなかった。泥々した世界って面白いよね。

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2022年07月06日

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それぞれの章が短編小説のようだから読みやすいミステリー。イヤミスって書いてあったけどそんなことなく、ポップなミステリーって感じ。ミステリーって読むの頭使って疲れるけどこれは面白かった。外商さんの仕事ってほんとこんな感じなの???少し(かなり?)オーバーに書いているとは思うけど、百貨店に行くのが少し楽しくなります。

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2022年04月22日

Posted by ブクログ

イヤミスちゃうの?
タイトル面白いし、期待したけど、あんまりエグいのもないし…
何かいつもとちゃうのか??しかし…なるほど…

百貨店の外商部の話。
外商部のお客様の無理難題を裁く姿を面白おかしく描いてる。
こんなの今もやってんの?
お客様は神様を自で行ってるんやな。
でも、これでは…っと思っていたら、後半から、バラバラ殺人とか、一家心中の話がチラホラ…

外商は、お客様のためならなんでもする。
「外商には限界がございます。まず、いくらお客様のご依頼だとしても、人は殺しません…」
確かに殺してはないな…( ̄^ ̄)
ゴミの出し方も勉強になりました〜
それは出すことないと思うけど(^^;;

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2022年02月26日

Posted by ブクログ

イヤミスではなく過激な外商お仕事小説だった。外商に縁がないからファンタジーに近い世界…。最終話だけ雰囲気違ったけど、全体的には好き。

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2022年02月23日

Posted by ブクログ

老舗百貨店の外商部を舞台に起こるいろんなできごとなどの物語8話。

タニマチ
トイチ
インゴ
イッピン
ゾンビ
ニンビー
マネキン
コドク

イヤミスの真梨幸子さんぽくない感じでなんか軽く笑える物語だわ~と思っていたら…

最後の方で「きたきた~」と納得。

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2021年09月13日

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万両百貨店外商部、お客様のご用命なら殺人以外どんな要求も断らない。そんな外商部で起きる色んな出来事を連作短編で綴る。

それぞれの短編が微かに重なっていき、何となく不穏な感じが漂ってくる。なんだなんだ、どう繋がるんだと先を急ぎたくなる話。

軽く読むのにちょうどいいです。

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2021年06月24日

Posted by ブクログ

激レア犬を飼いたい、盗聴器が仕掛けられていないか調査してほしい、愛人と妻が鉢合わせしないためにマンション購入を諦めるよう妻を説得してほしい等々…。
お客のご用命とあらば無理難題でも何でも承る、万両百貨店外商部のお仕事イヤミス短編集。


真梨さんの最近のイヤミスは、無理矢理人間関係を繋げてラストに持っていくけど謎解きがショボくて尻すぼみ感のある作品が多かったように思います。
でもこのお話は、連作短編で共通の登場人物たちも登場しますがそんなにこんがらがることもなく、軽快なお仕事イヤミスという感じでサクッと読めました。

フィクションとしての大げさ感はあるけど外商部の仕事内容や百貨店の裏側が書かれていて興味深かったし、ブラックだけどもくすっと笑っちゃうような人間模様も読んでて楽しかったです。

グロテスクさとユーモアのバランスが取れてて読みやすく、何も考えずに楽しめます。

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2020年12月31日

Posted by ブクログ

最後の最後は、作者との心理戦になる。こう思わせたいんだろうと思って読んでいくと、最後にひっくり返される。
これこそ自分の頭の中の想像力でしか見えないという、活字の面白さであって、映像化できない部分だろう。

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2020年04月19日

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