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Posted by ブクログ
どこまでも人間の脆い部分を追求して
逃げずに、向き合って直視できる人じゃないと
書けないような作品だった…
真梨幸子さんは、いつもすごいな
その上で社会全体の動きも知る、すごすぎる……
他の本でも女性がメインに描かれることがあるけれど
今回も新しい視点で面白かった(T^T)
年齢で変わってくる周りからの見え方とか
自分が置かれた状況をおかしいと思いつつも
逃げられないところまで来てしまって
その快楽に溺れたこともあるけれど
それを人にはオススメしない、止める
当たり前のことかもしれないけど
魂を削ってまでする事なのだから
それを、人にオススメというか
アドバイス含めて、やってみたら?とは
あまり言えないのが当然で、良かったんだなと
自分が置かれている現状と小説の世界が
シンクロしている部分もあるから
本当に小説っておもしろい……!
言葉に出来なかった感情を文章にしてくれたり
ほんとうに、ありがたいね、大事にしないと
ほんとにおもしろかったー!!
Posted by ブクログ
日本の何処にでもいる様な仕事も人生も上手くいかない人は何かに責任転嫁させたがる。バブル世代と氷河期世代と言う時代ガチャや親ガチャまたは毒親貧困。
何故人は他人と自分を比べたがるのか?そこからは何も生まれない気がするけど。人間の闇はなんでも無い所から生まれるのかもしれない事をこの作品を読んで一番に思った。
イントロダクションで叔母のさっちゃんは何故死んだのか?と問題提起する事で次の章「氷と泡」「棘」「fの呪い」が一気に読めてしまう。そして最後に「アイビーハイム」で謎が解ける。結局殺人なんてその人にしか解らない逆恨みか復讐心なのです。
だからさっちゃんは私だったかもしれないし貴方だったかもしれない。そーいうことなのに何故被害者は女性が多いのか?(昨今のTVでもNETでも)
きっと女性特有の就職しても結婚で仕事を辞めるか続けるか、出産で仕事を辞めるか続けるか?人生の分岐点で選択肢がたくさんあり、選択毎に人生がまるで違ってしまう事がたくさんあり過ぎる事ですよね。導かれる様に彼女の過去に触れどんどん犯人像が見えてくるんだけどそれは流石に真梨幸子先生はスンナリ犯人を教えてくれないのです。いつもの様にどんでん返しがあったんです。まぁ仕方がない事ですね。ちょっと出て来ただけの人がえーそうなのってなっちゃうだよね〜楽しんで読んでみて下さい
Posted by ブクログ
読みやすい文体で、あっという間に引き込まれて気づけば読み終わっていた。
時代・家庭に呪われて生きていると感じる気持ちは、わからなくはない一方で、そうなりたくない・そうやって自分を呪うように生きたくはない、みたいな、共感と嫌悪感が入り混じった気持ちになる。そんな感情を掻き立てる登場人物が次から次に現れて、自分と重ねてしまって、だんだん真相に迫る面白さもあって…。
でも終わってみれば、自分も「#公賀さんは私かもしれない」とか言って人の死を自分の慰めに使ってる人と変わらず、全然真相に近付いてなかったんじゃないか、というような気持ちにもなる。
いやおもしろかった。
Posted by ブクログ
表紙はなんだか意味深だ。
公園でホームレスの女性(さっちゃん)が謎の死を遂げる。彼女がなぜ死んだのか興味を持った祐子という女性が、さっちゃんのこれまでの人生をなぞり、関係者の話から事件の核心に迫っていく。最後は真梨幸子さんらしい、あるどんでん返しがあり『え?どういうこと』となる。…真梨幸子さんって、『さちこ』と書いて『ゆきこ』って読むんだね…←これがヒント。
第三者の証言から人物像を浮き彫りにしていく手法は、以前読んだ山田宗樹の『嫌われ松子の一生』を彷彿する感じだった。
またこの小説は、過去に実際にあったホームレス女性が渋谷のバス停で撲殺された凄惨な事件がモチーフになっている。ある事件を知り、もしかしたらとその事件の裏にある小説のヒントが浮かんだのだろう…
しかしながら、相変わらず『どんより感』たっぷりのイヤミス小説で、読後感はよくない。
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