真梨幸子のレビュー一覧

  • アルテーミスの采配

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    この作家さんの独特なドロドロ感は好きだ。
    あまり表に出したくない人の歪んだ心情を書くのが上手い。

    最後の方まで話しの展開の構図がなかなか分からなかった。
    いい意味でそこに引き込まれていく。
    その一方で犯人は途中で分かってくる。最後にどう収束するのかが気になっり読むペースが速くなる。
    多少、ストーリー展開が大胆なので細かい点に突っ込み所はあるがそこを差し引いても面白い。
    AV業界ってそんなものかと思ってはいたが、文章で纏められると良く理解が出来る。

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    2018年05月31日
  • イヤミス短篇集

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    ネタバレ

    真梨さんのイヤミスの短編集

    短編集はあまり好きじゃない私ですが、真梨さんの短編集は好きです。
    短くても長くても面白いってすごいなーと。
    オチもちゃんとしててきちんとイヤミス(笑)
    書き方が上手ですっかり騙され。

    もちろん長編で読む方がドキドキが続いて面白いので早く読みたいです!

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    2018年03月22日
  • アルテーミスの采配

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    AV女優へのインタビューをまとめた書籍の企画が進行中、インタビューを受けた女優たちが殺されていく。
    テンポがよくページが進む。女優たちが自分を偽ろうとする姿は目が離せなかった。前半部分はそういうフェイクの読み物としても面白い。
    後半は、真相が徐々に明らかになっていくのだが、そこまで計画できる?って強引さも少し感じた。この作者は意外な結末!よりも、展開や心情を描くことに比重を置いたミステリーの方がいいのに。

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    2018年03月18日
  • 女ともだち

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    ルポライター楢本野江がマンションで起きた2件の殺人事件の取材を重ね事件の真相に迫る。亡くなった2人の個性的な生立ちと関係者への聞き取り取材の臨場感と野江の複雑な心情の綴りに読みすすみを止められなくなる。

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    2018年03月17日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    1962年の鸚鵡楼で起こった惨殺事件から、1991年に跡地に建設された高級マンションでの事件。その後2013年には関係者が集まり真実が明かされていく。
    後味は悪いけど、今回は名前に関するトリック?のようなものがあり、すっかり騙された感じ。
    でも、やっぱり真梨さんのイヤミスは止められない。

    2018.1.11

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    2018年01月11日
  • 人生相談。

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    とにかく登場人物が多くて、混乱はするけれど絡まった糸を少しずつほぐしながら読みました。
    絡まった糸は完全にほぐれはしないですが、それが面白いところなのかもしれません。
    新聞のよろず相談室に投稿される悩み事が蜘蛛の糸のように広がっていった、そんな物語でした。
    読むほどに惹きつけられました。
    私も蜘蛛の糸に絡まったのかもしれません。

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    2017年11月13日
  • イヤミス短篇集

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    ネタバレ

    旅のお供として借りる。読んだことあるやつかと思ったけど違った。相変わらずのイヤミス。「いつまでも、仲良く。」の女友達同士の足の引っ張り合いはともかく、母が娘の足を引っ張るってのも毒親って感じでぞっとした。ダイエット問題は無意識にやってそうだけど。それが毒親なのだ。「小田原市ランタン町の惨劇」はあほすぎる。最初の勘違いがここまできちゃうなんて。殺され損としか言えない。死んでなかったのが何よりだけど。「ネイルアート」は怖かった。子どもの爪をはぐなんて。

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    2017年11月06日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。一流企業のOLだった被害者の“裏の顔”とは? 二つの殺人をつなぐ接点とは? 新人ルポライターの楢本野江(ならもとのえ)が辿り着いた真相は、驚くべきものだった……。衝撃の結末が女たちの心の闇をえぐり出す、ドロドロ濃度200%の長編ミステリー。

    【感想】

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    2017年08月06日
  • えんじ色心中

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    ネタバレ

    2005年に刊行された、真梨幸子作品の2作目。「イヤミス」という言葉も無い頃の作品で、「イヤミス」を期待するとちょっと地味な内容に思えます。
    全編、ひたすら沈鬱な雰囲気が漂い、一応意外な結末は用意されていましたが、そこにはほとんどカタルシスが無いような感じです。
    詠み終わり、この感じ、何かに似ている、と思い出したのは、2004年に日本で公開された韓国産ホラー映画『4人の食卓』を観終わった時の感じですね。ストーリーは全く違いますけど、両方とも終始陰鬱だし、過去の事柄の現在への関わり方とか、幽霊が出てくるけどそれが単なる脇役であるところとか、結構似ています。
    この作品の中で、結構マニアックなホラー

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    2017年08月05日
  • イヤミス短篇集

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    2017年、27冊目は、真梨幸子、初の短編集。その名もズバリ『イヤミス短編集』。

    今回は各々、一言、レビューを……。

    一九九九年の同窓会:ライト・イヤミス。「反省とか、懲りるとかないんかい」のツッコミ入れたくなる。愚鈍なモノが生み出し、狡猾なモノが搾取する。

    いつまでも、仲良く。:ある程度、造りは予想の範囲内。女同士のドロドロを得意とする、真梨幸子節、ショート・ヴァージョン。

    シークレットロマンス:大好きだよ、こういうグロ系、不条理モノ。虚構と、現実の境界を見失って……。ちょっと、力業的な部分(強引な展開)感じるけどね。

    初恋:ミステリー的に、見事にヤられた。あの長編の逆パターンだっ

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    2017年07月20日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    伏線に次ぐ伏線。
    なのに長い時間かけて読みすぎて伏線回収が困難になってしまいました。
    一気に読むことをお勧めします。
    なかなかこの関係性は…。

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    2017年07月06日
  • 女ともだち

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    また、タワーマンションの話だか、楽しめた。誰が話し手かわかならなくなる。最後は、やっぱりいやミスになる。

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    2017年05月03日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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     一章「一九六二年 新宿十二社」この物語のはじまりが実に怪しくって、どこかおとぎ話の様な不思議な雰囲気が漂う。現代の2013年5章までストーリーは続く、あの時の少年と少女が大人になって出会ってしまったら・・・驚愕のラストへ・・・最後の最後まで楽しめた。

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    2017年03月13日
  • ふたり狂い

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    連作短編集。
    連作短編集という手法を活かしきった物語だった。
    脇役として登場していた人物が、次の物語では主人公として登場する。
    あちらこちらにすでに見知った人たちが配置されていて、それぞれの物語の微妙な関係性を教えてくれる。
    脇役しか与えられていないときには見えていなかった部分、壊れていたり歪んでいたりする部分が、主人公となった物語では前面に押し出されてくる。
    真梨さんの物語はいつもどこかグロテスクだ。
    歪んだ感情に支配された人たちが織りなしていく物語。
    誰もが心当たりがあるけれど、自分にはないと思いたい・・・そんな負一色に染められた感情があからさまに物語の中心にある。
    好き嫌いが分かれる物語

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    2017年03月02日
  • ふたり狂い

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    ネタバレ

    自分の読解力が足りないせいか、よく分からない部分もありますが、真梨幸子らしい感じで楽しめました。
    ただ、人物相関がよく分からないかも・・・
    ジャパン光の部長は、後に奥さん尊厳死にでてくる夫で、
    ジャパン光の派遣嬢は、後に派遣先でマイコとイジメ問題起こす山口さん・・・であってる?

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    2017年02月23日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    2016年9冊目は、「フジコ」シリーズ以来の真梨幸子。

    あらすじ:西新宿の花街に建つ洋館「鸚鵡楼」。1962年そこで惨殺事件が発生する。時は流れ、「鸚鵡楼」は取り壊され、その場所には高級マンションが建てられる。人気エッセイスト、蜂塚沙保里はそこでセレブライフを送っている。そんな彼女は、過去に付き合っていた男の呪縛、思い通りにならない自分の息子、と二つの悩みを抱えていた。そんなある日……。

    西新宿、十二社の地を中心に、各章ごとに、時間を経て、主人公(語り手)が変わってストーリーが展開してゆく。しかも、読み手の不安感や嫌悪感をざわつかせなから。その上で、とてもフェアにミスリードさせ、ヒントを与

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    2016年03月06日
  • 深く深く、砂に埋めて

    購入済み

    面白い。しかし恐ろしい。

    世の中には騙そうとか陥れようとか、悪意による嘘がたくさんあるが、最も恐ろしいのは悪意のない嘘。
    本能と欲望にのみ忠実であることは心に自由に生きたと言える。
    しかし法と理性の世界では罪以外の何者でもない女。

    なぜこんなことを?どうして?
    理由なんてない。
    そうしたいから。
    作中の彼女に私も随分惑わされた。
    ラストには同情してしまう程。

    「女ともだち」の続編との事だが、あまり本編とは関係はないような気がする。
    こちらから読んでも問題ない。

    出来ることなら私も彼女の様に生きたい。

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    2016年02月27日
  • カンタベリー・テイルズ

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    真梨さんの文庫。
    「聖地巡礼」の改題されたもの。
    真梨さんは本当に文庫化されるときによくタイトルを変える。
    文庫化されるのを待って購入するわたしは、何が文庫化されたのかわからなくて混乱する。
    こういう罠をしかけるのは、出来たらやめて欲しい。まあ、慣れたけれど。

    五つの短編。
    真梨さんによくある、なんとなく繋がっているタイプの短編。
    ここら辺りは真梨読者としては前提で読む。
    もうひとつよくあるのは、名前は出ているくせに誰のことかわからなかったり、勘違いする仕掛け。
    これも地雷原を歩くとき(歩いたことないけれど)のように慎重に読むのもお約束。

    今回も女性らしいイヤらしさが溢れており面白い。

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    2016年01月22日
  • えんじ色心中

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    1977年に起きた開成高校生殺害事件を参考にしている。この事件の詳細については本多 勝一著の『子供たちの復讐 』がある。真梨幸子、作家デビュー2作目になるが完成度が高いと感じた。二組の男女が過去と現代を通じて複雑に絡み合い驚愕のラストへ向かう、予備校へ通う幼い二人の関係性がとっても愛らしい。

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    2015年11月25日
  • カンタベリー・テイルズ

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    「聖地巡礼」が改題されての発売。買いそびれていたのでありがたい。カレールーの辛さ度数的にいうとイヤミス度は3ぐらい。ややマイルドなので読みやすいですね。連作なのであの人がこの人で、と読み進めるのが楽しかった。

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    2015年11月18日