真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。
やがて明らかになる男の転落と女の性。
奔放に生きる有利子は悪女か、それとも聖女なのか?
悪女文学の傑作『マノン・レスコー』を下敷きに、女のあくなき愛と欲望を描く長編ロマンス!
……ってことだったんだけど、なんか想像と違ったわ〜!しかも、イヤミスでもないし、ある意味ハッピーエンドかも。
それに、こーゆーの、わりと好きだったりするのよね、私w
好きな人のことを、死ぬまでずっと思い続けたり、守り続けたりするのって、他人から見たら愚かにしか思えなくても、本人がそれで幸せならいいわけで……愚かしいほど、純愛なのかもしれないし。
そして、有利子の気持ちも、なんとなくわかる。
まー、なんで啓介をそこまで好きになっちゃったのかはよくわかんないけど、人の好みはそれぞれだからねぇ?www -
Posted by ブクログ
2013年に刊行された単行本を、加筆・改稿して2015年に文庫化したもの。
真梨幸子にはイヤミスを期待してしまいますが、イヤ度数が低めな作品だと思いましたね。途中、ママ友同士の人間関係だけイヤ度数が高かったですけど。割と普通のミステリーとして読めましたよ。
プロローグ的な1962年、事件が起こる1991年、事件解決のヒント編2006年、事件解決編2013年、と、各時代を描くのは大河小説的ですが、デ=パルマの『悪魔のシスター』、ポランスキーの『ローズマリーの赤ちゃん』を思い出させながらも疾走する物語は、大河というより激流。流れに任せて読んでいた自分は、序盤で張られていた伏線に完全に気付かず、クライマックスの謎解きに慌てて序盤のページをめくり直しました。叙述トリックとも言えない強引なトリックでしたが、その仕掛けには騙される快感がありましたよ。 -
Posted by ブクログ
2018年、24冊目は再読月明け、安定度高い、真梨幸子。
フリーライター、名賀尻龍彦はAV女優のインタビュー本のゴーストライターの依頼を受ける。しかし、インタビューを行ったAV嬢は次々と不審な死をとげる。そして、容疑者となった名賀尻も失踪。そして、『アルテーミスの采配』と題された名賀尻の草稿が、出版社の派遣社員、倉本渚の元へ届く。
独特な違和感に覆われたプロローグ。そして、第一部の終盤から、物語は不穏なドライブを始め、第二部突入。もぅ止められない。
展開の中での、違和感、引っ掛かりは、ほぼ伏線回収され、大きな金の流れの裏側にある、大きな別の目標達成へ向けた一大プロジェクトの全貌が明かされると言った造り。ソコにあるのは、ドロドロの女達の情念を軸に、ある男を含めた復讐劇。多少の疑問点は残らないでもないが、真梨幸子のお得意とする処で勝負した印象。大オチの後はストレートなのか❔ひっくり返されるのか❔その辺も上手いよなぁ。
扱った題材が、性風俗的なモノなので、読者を選ぶとは思うが、個人的に大好物。文句なしに、★★★★☆評価。