真梨幸子のレビュー一覧

  • 鸚鵡楼の惨劇

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    2016年9冊目は、「フジコ」シリーズ以来の真梨幸子。

    あらすじ:西新宿の花街に建つ洋館「鸚鵡楼」。1962年そこで惨殺事件が発生する。時は流れ、「鸚鵡楼」は取り壊され、その場所には高級マンションが建てられる。人気エッセイスト、蜂塚沙保里はそこでセレブライフを送っている。そんな彼女は、過去に付き合っていた男の呪縛、思い通りにならない自分の息子、と二つの悩みを抱えていた。そんなある日……。

    西新宿、十二社の地を中心に、各章ごとに、時間を経て、主人公(語り手)が変わってストーリーが展開してゆく。しかも、読み手の不安感や嫌悪感をざわつかせなから。その上で、とてもフェアにミスリードさせ、ヒントを与

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    2016年03月06日
  • 深く深く、砂に埋めて

    購入済み

    面白い。しかし恐ろしい。

    世の中には騙そうとか陥れようとか、悪意による嘘がたくさんあるが、最も恐ろしいのは悪意のない嘘。
    本能と欲望にのみ忠実であることは心に自由に生きたと言える。
    しかし法と理性の世界では罪以外の何者でもない女。

    なぜこんなことを?どうして?
    理由なんてない。
    そうしたいから。
    作中の彼女に私も随分惑わされた。
    ラストには同情してしまう程。

    「女ともだち」の続編との事だが、あまり本編とは関係はないような気がする。
    こちらから読んでも問題ない。

    出来ることなら私も彼女の様に生きたい。

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    2016年02月27日
  • カンタベリー・テイルズ

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    真梨さんの文庫。
    「聖地巡礼」の改題されたもの。
    真梨さんは本当に文庫化されるときによくタイトルを変える。
    文庫化されるのを待って購入するわたしは、何が文庫化されたのかわからなくて混乱する。
    こういう罠をしかけるのは、出来たらやめて欲しい。まあ、慣れたけれど。

    五つの短編。
    真梨さんによくある、なんとなく繋がっているタイプの短編。
    ここら辺りは真梨読者としては前提で読む。
    もうひとつよくあるのは、名前は出ているくせに誰のことかわからなかったり、勘違いする仕掛け。
    これも地雷原を歩くとき(歩いたことないけれど)のように慎重に読むのもお約束。

    今回も女性らしいイヤらしさが溢れており面白い。

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    2016年01月22日
  • えんじ色心中

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    1977年に起きた開成高校生殺害事件を参考にしている。この事件の詳細については本多 勝一著の『子供たちの復讐 』がある。真梨幸子、作家デビュー2作目になるが完成度が高いと感じた。二組の男女が過去と現代を通じて複雑に絡み合い驚愕のラストへ向かう、予備校へ通う幼い二人の関係性がとっても愛らしい。

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    2015年11月25日
  • カンタベリー・テイルズ

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    「聖地巡礼」が改題されての発売。買いそびれていたのでありがたい。カレールーの辛さ度数的にいうとイヤミス度は3ぐらい。ややマイルドなので読みやすいですね。連作なのであの人がこの人で、と読み進めるのが楽しかった。

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    2015年11月18日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    ネタバレ

    悪女小説であり、サスペンスであり、悲恋小説である。悪女といいつつ有利子がどこか無垢なのが痛々しい。ラストはメリーバッドエンドかな…。

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    2015年11月05日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    真梨節炸裂の作品。
    イヤミスの女王ここにあり。
    「放送会」は「法曹界」だろ〜〜(笑)
    いくらなんでもそこは勘違いしないわ〜(笑)

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    2015年09月18日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    ネタバレ

    鸚鵡楼での惨劇?クラシックな館での連続殺人か?うーん、クローズドサークルもんだな、面白そう・・・。
    って位の動機で読みだした。おお、昭和の香りが香る花街の女郎館での殺人かぁ…ん?いきなり話のトーンが変わる!
    章ごとに目まぐるしく主人公(叙述者)が変わり、時代も変わる。戸惑いながらも読み進むと最終章で鮮やかに話の縦糸がつながる仕組み。ただしあくまでも本格モノというより、殺人事件を元にそれに絡むことになった人々の愛憎劇と言う色彩が強く、本筋と関係ないドラマ部分も多い。
    とはいえ、文章も上手いしプロットがしっかりしているので最後まで一気に読めた。
    ただ残念なのが主婦会の話が無駄に多いことや、男娼の細

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    2015年08月12日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    初めてのイヤミスデビュー!
    イヤな気持ちより伏線など鮮やかに騙されて爽快な気分。最後の最後まで楽しめました。

    最後の黒木瞳の解説は好かない。

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    2015年07月25日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    登場人物の情緒不安定さと気持ち悪さに胸焼けを堪えつつ、何とも救われない結末へ導かれる。男と女の辿る平行線をまざまざと見せつけられた。うわぁ~って叫びたくなると同時に、作者にしてやられた感半端なし。
    幾つもの人生が狂ってしまったから惨劇というより悲劇の印象が強い。

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    2017年07月02日
  • えんじ色心中

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    真梨幸子さんのデビュー二作品目がやっと文庫になったと言う事で購入。
    デビュー作の孤虫症と作風が違うと真梨幸子さんのTwitterでも読んでいたのでどんな感じなのだろうかとワクワクしていた。
    読み始めは真梨幸子さん独特な雰囲気を醸し出していた。
    二〇〇五年あるいはその十六年後の最後の方で主人公と吉沢さんの関係が明らかに。
    でも最後はえっこれで終わりなの?!と思ってしまう終わり方で長い話なのになんだか物足りない。
    今まで読んだ作品とは違うモヤモヤ感。

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    2014年09月25日
  • クロク、ヌレ!

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    ネタバレ

    2012.11.17.sat

    【経緯】
    帯に、「私が死んだ時、『代表作』と呼ばれるのはこの小説であってほしい。」とあったので。

    【感想】
    メインキャラクターが複数人いて一人称と三人称が交錯するという珍しい文体でありながら、それが物語を形作るのにとても心地よくページをめくらせる真梨さんの手腕にまた驚かされた。ほんとうまいわこの人。

    ただ、「イヤミス」がうりの真梨さんにそれを期待して読む人にとっては、いつもより毒気が薄いので物足りないのかもしれない。
    わたしは「勢いのある物語力をもつ作家さん」として好きなので問題ないです。

    真梨さんのだす本だす本のキャラクターたちって愛すべき要素よりも理解

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    2012年11月19日
  • 孤虫症

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    真梨 幸子4冊目にして、☆4つなのである。こちらはデビュー作で第32回メフィスト賞受賞作。実にすばらしい。ある日突然、リビングに切り落とされた血だらけの妻の右手が落ちていたらどうする。P194この辺りまで読み進めると、あなたはきっと真梨 幸子のダークな世界の奥底にノンストップでまっさかさまに落ちる自分に気がつく。引き返すことはもう出来ない。

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    2026年02月01日
  • 6月31日の同窓会

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    はじめは淡々と進んでいき、
    個々の章で出てきた人物(カタカナ→漢字へ)を結び付けながら読み進めていく感じでした。
    女子校ならではの"下の名前"や"あだ名呼び"により、キーマンを分かりにくいようにしている。

    個人的には後半三分の一くらいからが面白くなった。
    ・まともそうに見えた人が一番やばく、
    ・犯人っぽい人が身近にいて、
    ・学園の外部入試組の新事実が衝撃的だった。

    女ならではのドロドロ、偏見、見栄。
    すべて混ぜこぜな感じ。
    ―――――――――――――――――――――――――――――
    ●あらすじ
    蘭聖学園という、初等から短大まで一貫女子校。
    (地元では

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    2026年07月22日
  • ●●にいたる病

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    『殺戮にいたる病』に捧げられた、珠玉のアンソロジー。豪華な作家陣が名を連ねる。
    各作家さんの個性がそれぞれ輝いた作品達でした。様々な病が描かれてます。どれも面白かったが、特に我孫子先生と歌野先生の作品が良かった。

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    2026年07月17日
  • 極限団地―一九六一 東京ハウス―(新潮文庫)

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    ほぼ10年振り真梨幸子の14冊目。イヤミス小説の女王と言えば、湊かなえよりも真梨幸子を推している。湊かなえは読まず嫌いなのかな、世間では圧倒的に湊かなえが人気がある。読まない原因は、ベストセラー『告白』がピンとこなかったから。

    表紙からしてホラーテイストを感じる。さぞかし、おどろおどろしくおぞましいお話なのかと...内容は1961年の時代を再現した、テレビのリアリティショー参加募集から、二組の家族が選ばれる...実はその裏では、別の脚本があり極秘に事が運ばれていたのだった。テンポ良く話は進み、後半の予想を裏切る種あかしも、ヒネリは効いていたのだが、今一つ感がぬぐえない。

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    2026年07月17日
  • 極限団地―一九六一 東京ハウス―(新潮文庫)

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    素材が微妙なのもあるのか、導入からあんまり引き込まれないんだけど二転三転の展開など結末に向けては楽しめた部分はあった。

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    2026年07月15日
  • あいつらの末路

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    真梨さんの作品に必ずといっていいほど登場する常に何かにイライラしているババア達がバブル期にできた地方のニュータウンで起こる殺人事件と過去の未解決事件を追いつつ、毎度のことながら女特有のドロドロ、ギスギス感たっぷりで解決していくミステリー。

    真梨さんらしい作品。
    とっても読みやすい。

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    2026年07月10日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    一番似たくない母親に似ていくフジコ

    その過程が現実離れしすぎてて、入り込みきれなかった


    2026年 38冊目

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    2026年07月07日
  • あいつらの末路

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    目次から短編なのかなと油断して読み始めたら、全然短編じゃなかった…。話の展開、チョイスが真梨さんらしい。

    熟年の婚活詐欺、郊外のニュータウン殺人事件、女の二面性…嫌な展開がてんこ盛り。実際あったら困るけど、小説では楽しめる。
    不穏な終わりかたも良かった。

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    パワーカップルの末路
    ニュータウンの末路
    おひとり様の末路
    女子高生の末路
    嫌な女の末路
    復讐の末路
    初恋の末路

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    2026年07月06日