真梨幸子のレビュー一覧

  • カンタベリー・テイルズ

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    真梨さんの文庫。
    「聖地巡礼」の改題されたもの。
    真梨さんは本当に文庫化されるときによくタイトルを変える。
    文庫化されるのを待って購入するわたしは、何が文庫化されたのかわからなくて混乱する。
    こういう罠をしかけるのは、出来たらやめて欲しい。まあ、慣れたけれど。

    五つの短編。
    真梨さんによくある、なんとなく繋がっているタイプの短編。
    ここら辺りは真梨読者としては前提で読む。
    もうひとつよくあるのは、名前は出ているくせに誰のことかわからなかったり、勘違いする仕掛け。
    これも地雷原を歩くとき(歩いたことないけれど)のように慎重に読むのもお約束。

    今回も女性らしいイヤらしさが溢れており面白い。

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    2016年01月22日
  • えんじ色心中

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    1977年に起きた開成高校生殺害事件を参考にしている。この事件の詳細については本多 勝一著の『子供たちの復讐 』がある。真梨幸子、作家デビュー2作目になるが完成度が高いと感じた。二組の男女が過去と現代を通じて複雑に絡み合い驚愕のラストへ向かう、予備校へ通う幼い二人の関係性がとっても愛らしい。

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    2015年11月25日
  • カンタベリー・テイルズ

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    「聖地巡礼」が改題されての発売。買いそびれていたのでありがたい。カレールーの辛さ度数的にいうとイヤミス度は3ぐらい。ややマイルドなので読みやすいですね。連作なのであの人がこの人で、と読み進めるのが楽しかった。

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    2015年11月18日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    ネタバレ

    悪女小説であり、サスペンスであり、悲恋小説である。悪女といいつつ有利子がどこか無垢なのが痛々しい。ラストはメリーバッドエンドかな…。

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    2015年11月05日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    真梨節炸裂の作品。
    イヤミスの女王ここにあり。
    「放送会」は「法曹界」だろ〜〜(笑)
    いくらなんでもそこは勘違いしないわ〜(笑)

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    2015年09月18日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    ネタバレ

    鸚鵡楼での惨劇?クラシックな館での連続殺人か?うーん、クローズドサークルもんだな、面白そう・・・。
    って位の動機で読みだした。おお、昭和の香りが香る花街の女郎館での殺人かぁ…ん?いきなり話のトーンが変わる!
    章ごとに目まぐるしく主人公(叙述者)が変わり、時代も変わる。戸惑いながらも読み進むと最終章で鮮やかに話の縦糸がつながる仕組み。ただしあくまでも本格モノというより、殺人事件を元にそれに絡むことになった人々の愛憎劇と言う色彩が強く、本筋と関係ないドラマ部分も多い。
    とはいえ、文章も上手いしプロットがしっかりしているので最後まで一気に読めた。
    ただ残念なのが主婦会の話が無駄に多いことや、男娼の細

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    2015年08月12日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    初めてのイヤミスデビュー!
    イヤな気持ちより伏線など鮮やかに騙されて爽快な気分。最後の最後まで楽しめました。

    最後の黒木瞳の解説は好かない。

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    2015年07月25日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    登場人物の情緒不安定さと気持ち悪さに胸焼けを堪えつつ、何とも救われない結末へ導かれる。男と女の辿る平行線をまざまざと見せつけられた。うわぁ~って叫びたくなると同時に、作者にしてやられた感半端なし。
    幾つもの人生が狂ってしまったから惨劇というより悲劇の印象が強い。

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    2017年07月02日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    ネタバレ

    最初から不穏な空気で、どこかしらに何かの救いを求めて読み進めるけど、どんどん深い闇へ堕ちていくような。
    徹底的だな!と思ってしまった次第。
    誰一人、謄本取る人すらも間に合わないんだもんなぁ…。
    まさしくイヤミス。

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    2025年05月28日
  • えんじ色心中

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    真梨幸子さんのデビュー二作品目がやっと文庫になったと言う事で購入。
    デビュー作の孤虫症と作風が違うと真梨幸子さんのTwitterでも読んでいたのでどんな感じなのだろうかとワクワクしていた。
    読み始めは真梨幸子さん独特な雰囲気を醸し出していた。
    二〇〇五年あるいはその十六年後の最後の方で主人公と吉沢さんの関係が明らかに。
    でも最後はえっこれで終わりなの?!と思ってしまう終わり方で長い話なのになんだか物足りない。
    今まで読んだ作品とは違うモヤモヤ感。

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    2014年09月25日
  • クロク、ヌレ!

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    ネタバレ

    2012.11.17.sat

    【経緯】
    帯に、「私が死んだ時、『代表作』と呼ばれるのはこの小説であってほしい。」とあったので。

    【感想】
    メインキャラクターが複数人いて一人称と三人称が交錯するという珍しい文体でありながら、それが物語を形作るのにとても心地よくページをめくらせる真梨さんの手腕にまた驚かされた。ほんとうまいわこの人。

    ただ、「イヤミス」がうりの真梨さんにそれを期待して読む人にとっては、いつもより毒気が薄いので物足りないのかもしれない。
    わたしは「勢いのある物語力をもつ作家さん」として好きなので問題ないです。

    真梨さんのだす本だす本のキャラクターたちって愛すべき要素よりも理解

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    2012年11月19日
  • 孤虫症

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    真梨 幸子4冊目にして、☆4つなのである。こちらはデビュー作で第32回メフィスト賞受賞作。実にすばらしい。ある日突然、リビングに切り落とされた血だらけの妻の右手が落ちていたらどうする。P194この辺りまで読み進めると、あなたはきっと真梨 幸子のダークな世界の奥底にノンストップでまっさかさまに落ちる自分に気がつく。引き返すことはもう出来ない。

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    2026年02月01日
  • あいつらの末路

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    真梨さんの作品に必ずといっていいほど登場する常に何かにイライラしているババア達がバブル期にできた地方のニュータウンで起こる殺人事件と過去の未解決事件を追いつつ、毎度のことながら女特有のドロドロ、ギスギス感たっぷりで解決していくミステリー。

    真梨さんらしい作品。
    とっても読みやすい。

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    2026年07月10日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    一番似たくない母親に似ていくフジコ

    その過程が現実離れしすぎてて、入り込みきれなかった


    2026年 38冊目

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    2026年07月07日
  • あいつらの末路

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    目次から短編なのかなと油断して読み始めたら、全然短編じゃなかった…。話の展開、チョイスが真梨さんらしい。

    熟年の婚活詐欺、郊外のニュータウン殺人事件、女の二面性…嫌な展開がてんこ盛り。実際あったら困るけど、小説では楽しめる。
    不穏な終わりかたも良かった。

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    パワーカップルの末路
    ニュータウンの末路
    おひとり様の末路
    女子高生の末路
    嫌な女の末路
    復讐の末路
    初恋の末路

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    2026年07月06日
  • ●●にいたる病

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    短編集なのでサクサクと読み終わった。
    どんでん返しになるように話が進められているのだけど、1話ずつが短いので少し消化不良だなあ。
    しあわせにいたらぬ病は好きだった。

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    2026年06月20日
  • 三匹の子豚

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    序盤からイヤーな雰囲気がプンプン。
    その後の展開にわくわく。
    複雑に絡みあった人間関係が最後にはキレイにまとまって立派なイヤミスの完成。
    面白かったです。

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    2026年06月19日
  • ●●にいたる病

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    我孫子さんあまり読んだことなく、グロさに引いた。ぞわぞわじめじめする作品の中、真梨さんの「コンコルドにいたる病」は様子が違って好み。

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    2026年06月18日
  • あいつらの末路

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    ネタバレ

    3.5
    イヤミスー!
    最後になって全て繋がっていく。
    今回もそうだろうなーと思いつつ。
    あのヘルパーの女性はなんだったんだろ?
    ほんでこんな顔見知りの3人のなかで、誰もが同じ人に詐欺にあうって、完全に百々子の差し金としか思えないな。
    久しぶりの真梨幸子著、面白かった。

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    2026年06月14日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    全体的に意外と単純だったり、予想通りの話が多く上質なミステリーかと聞かれると疑問。
    ただ面白い話もあり個人的には「コンカフェ探偵ロゼ」と「万藤の灯火」が良かった。あと単純だけど秋山善吉も好き。
    コンカフェ探偵ロゼは世界観がぶっ飛んでおりその時点で良かったが一見猟奇的な殺人のイメージを覆すのが良い。(ただ序盤の世界観とはほぼ関係ない事件が本筋なのは?だった。)

    万藤はキャラがいい。頭の中では九条先生がずっとイメージだった。

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    2026年06月13日