真梨幸子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ2012.11.17.sat
【経緯】
帯に、「私が死んだ時、『代表作』と呼ばれるのはこの小説であってほしい。」とあったので。
【感想】
メインキャラクターが複数人いて一人称と三人称が交錯するという珍しい文体でありながら、それが物語を形作るのにとても心地よくページをめくらせる真梨さんの手腕にまた驚かされた。ほんとうまいわこの人。
ただ、「イヤミス」がうりの真梨さんにそれを期待して読む人にとっては、いつもより毒気が薄いので物足りないのかもしれない。
わたしは「勢いのある物語力をもつ作家さん」として好きなので問題ないです。
真梨さんのだす本だす本のキャラクターたちって愛すべき要素よりも理解 -
-
Posted by ブクログ
【2026年52冊目】
イヤミスで知られる真梨幸子さんのエッセイ集。猫を買うがタイトルにはなっていますが、実際に猫が出てくるのは中盤を過ぎてからになります。名の知られた小説家さんって、どんな暮らしをしているのかなと思ってましたが、いやはや、甘いものじゃないですね。売れない若手芸人さんばりに、アルバイト三昧の日々。しかも年齢が高齢化するにあたって、どんどん雇用条件も厳しくなっていく。
ただ、一回のヒットで、結構がらりと変わるのはちょっと夢があるなと思いました。それでも、それだけで生きていけるわけではないのですが。
お金がないことや、一人での生活が主題で、どうしようもなく落ち込む時もある、みた -
Posted by ブクログ
錚々たる作家陣によるアンソロジー。どれも読み応えあった。
殺戮〜を読んだばかりだったのでどういう系統かは想定できていたけれど、いずれもトリックが面白い。
真梨幸子さんと歌野晶午さんのが特に好きだった。
我孫子武丸「切断にいたる病」
またエログロか!と読んだ瞬間思った。もはやこの人苦手意識芽生え始めてる。ただ話としてはそうきたか、があって面白かった。
神永学「欲動にいたる病」
高校時代心霊探偵八雲読んでた!懐かしい。
最後の部分が最初に繋がる感じは殺戮オマージュなのかなと思った。
背筋「怪談にいたる病」
どうしても近畿地方的な怖さを求めてしまう
アンソロ3人目なのにそういうことか、を懲りず -
Posted by ブクログ
さすが真梨さんというべき、サイコ味の強いイヤミスでした。幽霊や生き霊などのホラー要素で物語に暗い雰囲気を醸し出しつつも、ロマンス詐欺や奇妙な住人、嫌な現象などを積み重ねてイヤミス展開が進められ、人の嫌な部分での怖さで締めくくるラストは良かったかなと思いました。
本作は50代など熟年層向けの婚活サイトを利用した主人公のお話。主人公は身体の不調から結婚を意識し、人の紹介で婚活サイトを利用し始める。そこで出会った1人の男性に恋をするが、その男性から郊外のマンションを購入し移住したいと相談されるというお話。
各話が短編形式で進むため、連続短編集の印象を受けました。各話の終わりが連載を想定されている