真梨幸子のレビュー一覧
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YouTubeチャンネル「ブックマちゃん」で紹介されていて気になった一冊。
「青い瞳のジャンヌ」を愛する6人の中高年。
ファンクラブの幹部でもある彼女たちは、辛い現実から目を背け、"ジャンヌ"に自分たちを重ね、スポットライトのあたる人生を夢見ている。
そんななかメンバーのひとりが殺害されて…というお話。
彼女たちの現実がえげつなくて、ファンクラブでの活動は痛々しくて、まさに改題前の「更年期少女」というタイトルが心に刺さります。
そんなえげつない現実も、暴走する現実逃避も、他人事とも思えない怖さがあって、まさにイヤミスでした。
話は終わっても、同じような人間関係が続いて -
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なぜ私は、あの子と同じ名前になってしまったのだろう。篠田淳子は、中学時代の同級生、佐竹純子が伊豆連続不審死事件の容疑者となっていることをニュースで知る。同じ「ジュンコ」という名前の彼女は、淳子の人生を、そして淳子の家族を崩壊させた張本人だった。親友だった女、被害者の家族、事件を追うジャーナリストのアシスタント……。
佐竹純子容疑者と同じ「ジュンコ」という名前だったがゆえに、事件に巻き込まれていく4人の女たちの運命は。
木嶋佳苗事件を元に、佐竹純子が引き起こす伊豆不審死連続事件やいじめや同級生の自殺やホステス・ミドリが引き起こす土地詐取事件や事件を追うジャーナリストのスタッフがジャーナリストの -
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少女漫画『青い瞳のジャンヌ』をこよなく愛する“青い六人会”。噂話と妄想を楽しむ中年女性たちだったが、あるメンバーの失踪を機に正体を露にし始める。飛び交う嘘、姑息な罠、そして起こった惨殺事件―。辛い現実から目を背け、ヒロインを夢見る彼女たち。その熱狂が加速する時、新たな犠牲者が…。殺人鬼より怖い平凡な女たちの暴走ミステリー。 夫のDVに悩むエミリー、パラサイトシングルでどんどん経済的に追いつめられるミレーユ、ひきこもりの息子の世話と夫や姑との関係に追いつめられるジゼル、娘との不和に悩むマルグリット、更年期の女性が辛い現実から目を背けて少女漫画のヒロインを夢みる「青い6人会」のメンバーの葛藤と破
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同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。最上階にいたのは38歳の田宮瑤子、2階にいたのは41歳の吉崎満紀子。一流企業のOLだった被害者の“裏の顔”とは?二つの殺人をつなぐ接点とは?新人ルポライターの楢本野江が辿り着いた真相は、驚くべきものだった…。衝撃の結末が女たちの心の闇をえぐり出す、ドロドロ濃度200%の長編ミステリー。
満紀子は、大学在学中に司法試験に合格するほど優秀で一流企業に入社したにも関わらず、実務能力とコミュニケーション能力に欠けるために子会社に出向、36歳の時にマンションを衝動買いし宝塚とジャニーズを足しっぱなしにしたような劇団に入れ込んで誰よりも良い席 -
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かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。やがて明らかになる男の転落と女の性。奔放に生きる有利子は悪女か、それとも聖女なのか?悪女文学の傑作『マノン・レスコー』を下敷きに、女のあくなき愛と欲望を描く長編ロマンス。
中小企業を対象にした機関誌と無利子無担保の融資を餌に手数料を騙し取る詐欺事件と殺人事件の謎解きに、本能的にどのように振る舞えば自分の欲しいものを手に入れることが出来るかという駆け引きを身につけている主人公・有利子の温かい家庭の庇護もなく育ち自分の美貌のみを頼りに生きていかざるを得ない孤独な女性が贅沢三昧出来ても -
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「週に3度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは……。
メフィスト賞受賞作。
主人公の身体にこぶが出来てから、主人公は妄想や幻覚に苦しむ。主人公の淫乱な母親に対する憎悪、主人公の住んでいるマンションの最上階の住民に対する嫉妬、受験勉強が過ぎてカリカリしている娘から逃避したくて妹のマンションを隠れ蓑に若い男たちと不倫している主人公の淫乱さをねちっこく描きつつ、主人公麻美と妹の不幸な生い -
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タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。あの女さえいなければ―。ところが、珠美がマンションから転落。女たちの運命が逆転した…が、それは悲劇の始まりに過ぎなかった。
売れっ子作家珠実と売れない作家桜子の女性作家同士の「嫉妬」「怨み」「確執」「虚栄」を軸に、三芳珠実の転落事故の真相を描く、寝たきりになった珠実と売れっ子作家になった桜子の目線から交錯する物語は、思い込みや妄想や「阿部定」と偽り客をとっていた娼婦の田中加代など歪なキャラクターが絡み、どんな手段をとっても這い上がり有名になりたい作家の業を浮き彫りにします。珠実 -
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読んでるときから、なんか、これ、、、
と、思ったら案の定、誘蛾灯の上田容疑者がモデル!!!やはり!!!
これは、、、ホント、小説かな、、と思うくらいにあり得ない事実だったから、、、わたしでさえフィクション!?って思ったもの。こんな小説が出てもおかしくない。
木嶋佳苗容疑者の動向までめっちゃ気にしてた!って言うのまで。小説に反映されてました。
これは、読んで面白いんだけど、ホントにホントにこういう容疑者がいたっていう事実を知ってると、さらに面白いので、是非、誘蛾灯を一緒に読んでほしい。
そして、この小説じゃないけど、
なんでこんな醜女の太ったおばさんに何人もの男が騙されて殺されるまで