真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
真梨幸子さん、初めて読みました。
元々のタイトルは『更年期少女』だったそうですが、そのタイトルの方がしっくりくるお話でした。
昔の少女漫画『青い瞳のジャンヌ』を愛する「青い六人会」のメンバーを巡るミステリー。
エミリー、シルビア、ミレーユ、マルグリット、ジゼル、ガブリエル…こんなハンドルネーで呼び合い、高級なランチやスイーツを食べながら会合を開いているので、セレブの集まりかと思いきや…。
人間の表と裏、特に女性ならではの見栄や嫉妬が見事に描かれていましたね。真梨幸子さんはイヤミスのお話が多いらしいですが、こちらもそうでしょうね。でもこの小説単なるイヤミス小説ではありませんでした。
最後 -
Posted by ブクログ
とても救いのない物語だった。読み始めはフジコに同情し、どこかで救われることを願っていた。しかし物語は、その期待を裏切るように転がり落ちていく。
踏み込むかどうかで道は大きく変わる。何度も正しい道に戻ろうとしても、また同じ道を歩んでしまう。その連鎖の怖さを感じた。
自分なりの仮説を立てながら読んでいたが、ラストでその前提が裏切られていたことを知り衝撃を受けた。
欲望や衝動は誰の中にもある。人は皆、二面性を抱えている。この物語が恐ろしいのは、それが完全に対岸の火事ではないと感じさせるところだ。
終始、フジコの恐ろしさというよりも、フジコ自身の“恐怖”との闘いの物語だったように思う。
重く、