真梨幸子のレビュー一覧

  • クロク、ヌレ!

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    ネタバレ

    ものの見事に真梨幸子中毒となり、最近いちばん好きなジャンルがイヤミスな気が
    するオレ(^^;)。この「クロク、ヌレ!」は、ようやく文庫化された女史の初期作品
    の一つ。既に絶版の単行本に5,000円以上の高値が付いていた、ある種幻の作品。

    コレ、今まで読んだどの真梨幸子作品よりもインパクト強いかも。
    フジコの時もそりゃあびっくりしたのだけど、この作品のジワジワ来る悪意の塊も
    背筋が凍る。物語の展開だけでもかなりスリリングなのに、男の嫉妬や女同士の
    ドロドロが絶妙に絡んで来るから、とにかくもう目が離せない。
    ここにブライアン・ジョーンズとかゴッホとかいう稀代の実在芸術家がサラッと
    登場してきちゃ

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    2012年10月28日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    我孫子武丸『切断』
    もはや十八番。犯人の男が渦中の女の子自身(もう一つの人格)。ちゃんとどんでん返しとして成立しているし、トップバッターとして良かった。

    神永学『欲動』
    タナトスに魅入られる人、というのはよくあるテーマ。挿入部分が玲子ってことには気づいたけど、担任教師か…ありがちな罠に何度もしてやられる…よくできた話!

    背筋『怪談』
    最後の台詞にゾクッ…!怪談すぎる!
    途中であ〜そんなもんか〜と思わせときつつ、ちゃんとオチてオモロくて狡い!一番◎

    真梨幸子『コンコルド』
    う、うーん暫定最下位かも

    矢樹純『拡散』
    叙述トリックではない…だと…。まあ全部そうでもね、うん、おもんないからさ。

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    2026年07月25日
  • お引っ越し

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    真梨幸子さんらしい、読みやすい短編集。
    なさそうでありそうな、ホラー味が強い作品だったが、面白かった。
    個人的に、もう引っ越しをする必要がないのでホッとしている笑

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    2026年07月25日
  • フジコの十ヶ条

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    殺人鬼フジコが記したとされる十ヶ条のメモによって引き起こされる事件の数々

    フジコシリーズの中では言いようのない不気味感が少なく、軽く読めると思ってたが、終盤辺りで「うわぁ…」と持ってかれてしまった
    最後まで気が抜けない
    が、何故か惹き込まれる

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    2026年07月22日
  • あいつらの末路

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    3時間で一気読み。途中からなんとなく展開が予想できてしまった点だけマイナス。真梨幸子さんらしい女のイヤ〜な部分が満載。憧れ、嫉妬、妬みはどんなに仲が良い関係にも潜む心情。何がきっかけでいつ表面化するかは、、、ほんとイヤだね〜あぁ、面白かった。

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    2026年07月17日
  • フジコの十ヶ条

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    相変わらずサクサクと殺人が行われ、フジコの十ヶ条がそれぞれの殺人事件のキーワードと符合していく。
    米井富士子が受動的に関わる事件と思われたのだが、なかなかにフジコはその正体を読者に予想させない。
    最後に無罪請負人の弁護士まで処理してしまう徹底的な殺意は、まさにフジコの猟奇性を際立たせている。

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    2026年07月17日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。の一文で始まる24名の作家による短編集。
    おおむねひとさじの悪意が練り込まれていたが、いろんなテイストの話が読めて良かった。
    特に真梨幸子さんの話はやばかった。初真梨の洗礼を受けてしまった。

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    2026年07月10日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    鬱屈とした展開が続く。
    解説にあった“素晴らしい嫌悪感”という表現が的を射ている。
    苦しい表現、痛々しい感情が続いていくのに、読む手が止められない。
    どんな終わり方をするのか、期待を込めて読み進めたが、そのまま終わる。実は娘の話だった!というどんでん返しオチかと思ったら違っていた。
    このまま終わるのか…と残念に思っていたら、あとがきで高評価確定。なるほど、と感嘆してしまった。
    はしがきとあとがきの構成が素晴らしい。
    内容が陰湿、口悪く言えば胸糞悪い展開しかないので、人に勧めるのは憚れるが、解説にもあった通り、世の中の濁った部分を見たい時にはいいかもしれない。
    人に勧めにくいという意味では星3だ

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    2026年07月09日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    ネタバレ

    殺人鬼なのかもしれないが、犯行自体は非常にあっさり進んでいき(一部すごい描写はあったけど)、
    1番のテーマは虐待や周囲の人間の悪意や気のかわりの早さなど、結構人間の醜い部分なのかな?と個人的には感じた。
    突然最後のあとがきで伏線回収する様に様々なことが明かされていくのは疑問に思っていたこともあったので、
    少しスッキリした。
    事実…ではないよね…?

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    2026年07月08日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    ネタバレ

    自分にとって都合の悪い人を消してもバレなければいいと考え、殺人を次々と犯していく藤子のサイコパスっぷりに怖くなります。が、そんな殺人鬼に対して同情してしまう気持ちも不思議と芽生える魔力を感じる物語でした。業に絡め取られ、なりたくないと思っていた自分の母親のように彼女自身もなっていっているという負の連鎖に辛くなります。どこかで彼女がこの運命から抜け出せる点は無かったのか…。しかしその運命に翻弄されることさえも叔母に計画されていたかのような含みのある終わり方に更にぞわっとしました。

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    2026年07月08日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    前半はイマイチ…。〇〇にいたる病への期待に過剰に反応しすぎているというか、堅いというか、気張りすぎというか。しかし後半矢樹さんと歌野さんはさすがでした。面白かったです。

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    2026年07月07日
  • 教祖の作りかた

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    最後ぞっとした。教祖ってあなたのことだったんだ…。好意が故の極大解釈って本当に怖い。読みやすく、さらっと読んでしまったので近いうちにまた再読したい。面白かった。

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    2026年07月02日
  • ノストラダムス・エイジ

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    ぶっ飛んでいて現実味がないのに、顔を上げても本を閉じても不穏さが消えなくてぞわぞわする

    私が生きてるこの世界は本物…?家族は?友達は?恋人は?本当に実在するの??

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    2026年06月22日
  • ウバステ

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    半分以上読み進めると真梨さんのイヤミス全開になってくるのですが、タイトルのウバステというお話の通り、高齢者の話。おひとり様で頑張ってきた人が怖くなるような展開で、世の中お金なのよねと思ったし、ウバステと呼ばれている別館に入っている人の描写で骨が見えるほどの床ずれというところに、手をかけてもらえない寝たきりの人が入っており、職員の会話から意識の低さを感じ、そこに入れられたら終わりだなという感じが充満しているように感じた。それがまた怖さを醸し出している。

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    2026年06月16日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    どこまでも人間の脆い部分を追求して
    逃げずに、向き合って直視できる人じゃないと
    書けないような作品だった…
    真梨幸子さんは、いつもすごいな
    その上で社会全体の動きも知る、すごすぎる……
    他の本でも女性がメインに描かれることがあるけれど
    今回も新しい視点で面白かった(T^T)

    年齢で変わってくる周りからの見え方とか
    自分が置かれた状況をおかしいと思いつつも
    逃げられないところまで来てしまって
    その快楽に溺れたこともあるけれど
    それを人にはオススメしない、止める

    当たり前のことかもしれないけど
    魂を削ってまでする事なのだから
    それを、人にオススメというか
    アドバイス含めて、やってみたら?

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    2026年06月12日
  • ●●にいたる病

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    色んなどんでん返し物語がテンポよく進んで面白がった!雪山の話はゾッとした、、

    ひとつの話が短いととんとんと話が進んで読みやすかった。

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    2026年06月11日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    一家惨殺事件の生き残りの少女が、伝説の殺人鬼になるまでの物語。
    虐待、いじめ、痴情のもつれ⎯
    救いようのない負の連鎖に初めから終わりまでずっと胸糞悪いのに、終盤に「あれ、これって…」と気づいてからはページを捲る手が止まらなかった。

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    2026年06月07日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    真梨さんの作品は、まさにイヤミスの代表と言われるとおり読後感が相変わらず良くはない。
    今回も真梨ワールド満載で、複雑な生い立ちや人間関係、女性達の悲しい人生など読んでいて辛くなってしまうが、先が気になり、スラスラ読んでしまった。
    「さっちゃん」の壮絶な人生にはいろいろ考えさせられ、意外なラストを迎えるが、また真梨さんの作品を読みたくなった!

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    2026年06月05日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    日本の何処にでもいる様な仕事も人生も上手くいかない人は何かに責任転嫁させたがる。バブル世代と氷河期世代と言う時代ガチャや親ガチャまたは毒親貧困。
    何故人は他人と自分を比べたがるのか?そこからは何も生まれない気がするけど。人間の闇はなんでも無い所から生まれるのかもしれない事をこの作品を読んで一番に思った。
    イントロダクションで叔母のさっちゃんは何故死んだのか?と問題提起する事で次の章「氷と泡」「棘」「fの呪い」が一気に読めてしまう。そして最後に「アイビーハイム」で謎が解ける。結局殺人なんてその人にしか解らない逆恨みか復讐心なのです。
    だからさっちゃんは私だったかもしれないし貴方だったかもしれない

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    2026年05月27日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    前作は哀しさも入り交じった人間の嫌な部分のイメージだったが、本作は個人的に忌避感MAXの人間の恐ろしさを感じる
    ルポ形式も若干入っていて内容とは裏腹に文章は読みやすく、それが尚、ドロっとした感覚を直接的に伝えてきた

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    2026年05月24日