真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても救いのない物語だった。読み始めはフジコに同情し、どこかで救われることを願っていた。しかし物語は、その期待を裏切るように転がり落ちていく。
踏み込むかどうかで道は大きく変わる。何度も正しい道に戻ろうとしても、また同じ道を歩んでしまう。その連鎖の怖さを感じた。
自分なりの仮説を立てながら読んでいたが、ラストでその前提が裏切られていたことを知り衝撃を受けた。
欲望や衝動は誰の中にもある。人は皆、二面性を抱えている。この物語が恐ろしいのは、それが完全に対岸の火事ではないと感じさせるところだ。
終始、フジコの恐ろしさというよりも、フジコ自身の“恐怖”との闘いの物語だったように思う。
重く、 -
Posted by ブクログ
脚本家の斉川亜樹は落ちぶれていたが、アメリカのE賞を受賞後『三匹の子豚』で愛人関係のプロデューサーの北上史朗により朝ドラ脚本家に抜擢される。順風満帆に人気上昇するかと思いきや、会ったことのない叔母・赤松三代子が娘に殺されたたとNPO法人代表の菊村藍子に呼び出される。
亜樹の母一美の姉妹である二葉、三代子、過去の入間毒油事件の犯人とされる蛇岩鶴子、亜樹のドラマに関するインタビューに来た平野克子の過去と現在のパートなどの話が入り乱れてある終着点に着地。虚言癖があったり裏の顔がドロドロしてたり何が真実なのか分からないよと思ってきたところに、女性陣の間に謎の男の影。最後に相関図が出てきた時にはおいおい