真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレものの見事に真梨幸子中毒となり、最近いちばん好きなジャンルがイヤミスな気が
するオレ(^^;)。この「クロク、ヌレ!」は、ようやく文庫化された女史の初期作品
の一つ。既に絶版の単行本に5,000円以上の高値が付いていた、ある種幻の作品。
コレ、今まで読んだどの真梨幸子作品よりもインパクト強いかも。
フジコの時もそりゃあびっくりしたのだけど、この作品のジワジワ来る悪意の塊も
背筋が凍る。物語の展開だけでもかなりスリリングなのに、男の嫉妬や女同士の
ドロドロが絶妙に絡んで来るから、とにかくもう目が離せない。
ここにブライアン・ジョーンズとかゴッホとかいう稀代の実在芸術家がサラッと
登場してきちゃ -
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Posted by ブクログ
「バレなきゃ悪くない」
これが藤子の行動原理であり、愛と美への執着が行動理由だった。バレなきゃいい、の考え方は少なくない人が甘えとしてもってるものだ。それが繰り返され、慣れ、悪化すると、癖化した犯罪になる。日々、小さなことでも「バレなきゃいい」で動いたらだめだなと教訓になった。
藤子は嫌いな母と同じ道を歩むことに気づいていながらもそれを肯定し続けた。知らないうちに母を学んでいて、親子関係はその人を構成する重要な役割であることが分かる。これは現実世界でもその通り。
藤子に殺された無関係な人々は、少なくとも藤子と接してる間は悪い人ではなく、殺されたことに関して無念でしかない。でも藤子が苦しみ続けた -
Posted by ブクログ
ネタバレ・「青田彩也子は、刑務所内でなにか事故に遭ったらしいわよ。そのせいですべての記憶を失ってしまったんですって。全生活史健忘。いわゆる記憶喪失ってやつ。自分の名前はもちろん、自分が誰なのかすら分からなくなるやつよ。つまり、自分が犯した罪も完全に忘れてしまった。そうなると、なんで自分が刑務所にいるのかが分からない。それで、弁護士が動いてね。異例中の異例だけど、出所が認められたってわけ」
・東京拘置所は、「文京区両親強盗殺人事件」で死刑を言い渡されていた大渕秀行が、房内で首をつって自殺を図り、翌日に死亡したと発表した。拘置所によると、シャツを引き裂き窓の鉄格子に結んで、首をつっているのを職員が見つけ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ我孫子武丸『切断』
もはや十八番。犯人の男が渦中の女の子自身(もう一つの人格)。ちゃんとどんでん返しとして成立しているし、トップバッターとして良かった。
神永学『欲動』
タナトスに魅入られる人、というのはよくあるテーマ。挿入部分が玲子ってことには気づいたけど、担任教師か…ありがちな罠に何度もしてやられる…よくできた話!
背筋『怪談』
最後の台詞にゾクッ…!怪談すぎる!
途中であ〜そんなもんか〜と思わせときつつ、ちゃんとオチてオモロくて狡い!一番◎
真梨幸子『コンコルド』
う、うーん暫定最下位かも
矢樹純『拡散』
叙述トリックではない…だと…。まあ全部そうでもね、うん、おもんないからさ。 -
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Posted by ブクログ
鬱屈とした展開が続く。
解説にあった“素晴らしい嫌悪感”という表現が的を射ている。
苦しい表現、痛々しい感情が続いていくのに、読む手が止められない。
どんな終わり方をするのか、期待を込めて読み進めたが、そのまま終わる。実は娘の話だった!というどんでん返しオチかと思ったら違っていた。
このまま終わるのか…と残念に思っていたら、あとがきで高評価確定。なるほど、と感嘆してしまった。
はしがきとあとがきの構成が素晴らしい。
内容が陰湿、口悪く言えば胸糞悪い展開しかないので、人に勧めるのは憚れるが、解説にもあった通り、世の中の濁った部分を見たい時にはいいかもしれない。
人に勧めにくいという意味では星3だ