真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
複数の男性とフリーセックスを楽しむ主婦を中心に、彼女と関係を持った男性たちが次々と不審な死を遂げていく。
体中にブルーベリーのようなぶつぶつが出来て死んでしまう謎の現象は一体なんなのか。病なのか、事件なのか。
タワーマンションで繰り広げられる女同士のどろどろとした愛憎劇が生々しくて、思わず嫌な笑みがこぼれてしまう。
作中に出てくるタイトルにある「孤虫症」がこの物語の元凶なのか、はたまた寄生虫は全て妄想で隠蔽された殺人事件なのか最後まで読まないとわからない。
じわじわと虫が這うのを感じさせる文章のいやらしさで、眉間に皺を寄せながら読み終えた。
読み終わってからの恐怖は、この「孤虫症」がフィクショ -
Posted by ブクログ
ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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Posted by ブクログ
真梨幸子さん、初めて読みました。
元々のタイトルは『更年期少女』だったそうですが、そのタイトルの方がしっくりくるお話でした。
昔の少女漫画『青い瞳のジャンヌ』を愛する「青い六人会」のメンバーを巡るミステリー。
エミリー、シルビア、ミレーユ、マルグリット、ジゼル、ガブリエル…こんなハンドルネーで呼び合い、高級なランチやスイーツを食べながら会合を開いているので、セレブの集まりかと思いきや…。
人間の表と裏、特に女性ならではの見栄や嫉妬が見事に描かれていましたね。真梨幸子さんはイヤミスのお話が多いらしいですが、こちらもそうでしょうね。でもこの小説単なるイヤミス小説ではありませんでした。
最後