【感想・ネタバレ】インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年11月07日

読む順番を間違えてはいけない小説です。「殺人鬼フジコの衝動」を読んだ後、本書を読むと言う順番を守った方がよいです。そして、間髪いれずに読んでしまうことをお勧めします。本書を読み終わった後、一作目の後書きを読み返しました。いろんな伏線があり、きっちり回収しつつ、後味の悪い事件を追体験できような作品です...続きを読む
一気読みしてしまう危険書籍です。

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ネタバレ購入済み

2016年04月26日

すごかった。
もともとドラマに興味を持ち、ドラマを全話観てから「殺人鬼フジコの衝動」「わたしはフジコ」そして今作を読みました。
殺人鬼フジコの衝動はドラマで大筋は分かっていて、やはりドラマに出てきた小説がまんま出版されたのかなと思い、続編と銘打たれていたのでこちらも読んだら、「殺人鬼フジコの衝動...続きを読む」と「わたしはフジコ」での疑問や明かされていなかった箇所が全て布石で今作で明らかになり、読んでなるほど…と、とてもスッキリしました。

最後の数行で、「みっちゃん」がインタビューの申し出から操っていた…?とゆう燃料も投下され終わりましたが、みっちゃんは、ああせざるを得ない状況だったのかもなぁと思いました。
健太のように面白半分自分の欲の為に操るのとは違い、やった事は間違いなく残虐的ですが、手記でも正常な判断が出来ているつもりになっていたけれど出来ていなかったのではないかなと。
でも、母と姉同様「アズイフパーソナリティ」を発症し演じるようになったのかも?とも思いました。
久々に様々な解釈が出来る小説を読んだなぁと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月16日

前作に引き続き面白かった。
フジコの方は(ミスリードはさておき)話の展開がなんとなく読めた上で転がるストーリーを追っていくために読み進める手が止まらないという感じだったけど、今作は核心というか、茂子と健太の目論見が不透明で不気味なまま展開していくのを、真相が知りたいがためにどんどん読み進めてしまう感...続きを読むじだった。後半からは一気読みしてしまった。
事件のモデルが北九州なだけあって、グロくて胸糞なところも怖かった。

ただ、自分の読み込みが浅いだけかもしれないけど、肝心の健太が巧妙な詐欺師かつサイコパス殺人鬼になれたのかという理由がいまいち分からなかったことだけ残念。結局「血の業」ってことなのか?
Q団体の闇もうやむやなまま…これはこれでイヤミス感あっていいけれども。

フジコの真実とあの人の正体は中盤でなんとなく予想がついてたけど、ラストであの人もまた「血の業」を感じざるを得ない終わり方をしたこともゾッとした。

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Posted by ブクログ 2023年08月10日

何年か前に『殺人鬼フジコの衝動』を読み、合わせて買っていたのを読み終わりました。
恐怖で人間を支配したり操る事の恐ろしさが、非常に後味悪く見事に描かれています。最後は血生臭さのオンパレードです。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

前作の続編って感じかなと思ったら、そうなんだけど、別の殺人鬼が現れて、フジコよりやべえじゃんって話し。かなり不快な内容で好き。

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Posted by ブクログ 2023年02月01日

何が何だか笑
でも、前作より話の流れがわかりやすかった。
サイコパスは本当に恐ろしい。。
北九州監禁事件が実際にあった事件だなんて、信じられない。。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月23日

業…
みんな業で繋がってる…

タカダさんはどうなったの?ほんとに夢だったの?
初代の手記は事実?死人に口なしで自分の都合いいように書いてない?
誰も彼も怪しくて全部疑ってしまう!

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Posted by ブクログ 2022年07月22日

実際は星4.5くらい。前作と合わせて上下巻にすべき、と思うくらい前作が面白かった方は必読。前作でモヤモヤっとした部分にさりげなく答えてくれる。後半の新事実もたいへん驚いた。ただ、今回は悪役がどうしようもなく悪役であり、不快感が終始ついて回ったのが残念。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月15日

前回同様、オススメはできないのだけれど。もしかすると前回よりオススメできないかもしれない。

前回は間違いなく主人公がフジコであったため、その業(カルマ)にこちらが潰されそうになったのだが。今回はインタビューや取材形式であったため、少し客観的に見れた気がする。客観的でなければ、この話を最後まで読めな...続きを読むかったのかもしれない。それでも真相を知りたいという欲求だけで一気読みした。
残りわずかのページ数で、何度騙されたと思い知らされるのか。まさに客観的な切り口であったから暴かれた真相だった。
当初主人公と思われた人が、犯人の手に落ちてしまうあたりで、その人の視点の文章がなくなっていくところなど、恐怖でしかない。アイデンティティを奪われていく様子が、そういったところにも表現されているのだと思った。
内容なだけに、スッキリとはいかないが、前回の疑問はほぼ解消された。

茂子が生み出したモンスター…2人…

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Posted by ブクログ 2022年06月28日

フジコ本編よりも断然面白い。事件のインタビューあり、進行系の件ありとバラバラなものが一つの道筋になる感がいい。
美也子もカルマと言ったらカルマに囚われているのかな。血族ほど短絡的では決してないけど。
読む速度は遅い方だが、二日間でフジコとインタビューの二冊を読み終えたからこの作者さんは自分には読み易...続きを読むい部類なのかも。

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Posted by ブクログ 2022年02月08日

実際にあった事件を連想させる内容でひたすら怖い
けど、最後に「あーこう繋がってるのか!」となるところはさすがイヤミス
「殺人鬼フジコ~」とリンクしてる内容なので読み返したくなったけど、あっちも胸クソ悪くなる作品なので(この場合誉め言葉かも)たぶん読まない・・・読めない・・・

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月10日

p.247 : 「鮮やかだな」サツキは、つい、そんな賛賞を口にした。

特別 この言葉がやたら出てくる。特別な存在になった女たちがただ、ひたすらに殺されていく。特別だから殺されていく。
最後まで濃厚だったなぁ。
続編がある意味がわかった。読むべき。
読むべき〜!!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年11月26日

茂子さんの血筋はヤバいって話ですね。
前作を読んでから直ぐに読むべきだった…(^_^;)

「孤独」は人を脆くするものだと痛感しました。

長らく読書生活から離れていましたが、呼び寄せてくれたのはやはり真梨幸子作品。
真梨さんの描く泥臭さというか、生臭い世界感が堪らなく好きです。(褒め言葉)

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Posted by ブクログ 2021年08月22日

前作よりは生々しくないけど、グロテスクな空気に変わりはなく眉間に皺をつくりながら読みました。
実際に起きた事件もベースになっていることを考えると現実に起きうることなんだろうけど、紙媒体の作品だけで既にきつい…。
文字通り身体を傷つけられながらも絶対的な服従しかなす術がない、そんなことあるのだろうか。...続きを読む万が一あるならば、そういったものに関わることのない人生でありたいです。

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Posted by ブクログ 2021年08月13日

前作との絡みがあるのだが、前作を読んだのがかなり前なのでどうかなと思いながら読んだ。相変わらずのどろどろした感じがある。前作を知らなくて、いきなりこの本を読んでも良いかもしれないが、やはり読んでからの方がより楽しめるのではないだろうか。

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購入済み

前作とは種類の違う不穏な物語

2020年05月21日

 形式上『殺人鬼フジコの衝動』の続編だが「前作を上巻とした下巻」「前作で完成していると考える人にとってはスピンオフ」の様な作品。前作と同じようなものを期待して読むと肩透かしを食らうが、私自身は面白かったと思う。

 前作の殺人鬼視点とはうってかわって、今作では事件を追う記者側からの視点になる。記...続きを読む者たちはフジコの養母下田茂子にフジコの事件とはまた別の事件についてインタビューを試みようとする。しかし、どうにも上手くいかない。その段階では記者たちにとって、下田茂子はただの事件関係者であって、警戒すべき対象ではない。そのため、何も疑うことなく普通に接して、結果的に翻弄されてしまう。しかし、読者の私たちは茂子の本性を知っている。そのギャップが不安を生む。

「記者たちは大丈夫なのか?」
「茂子に取り込まれてしまわないだろうか?」
「フジコの様に『蝋人形、おがくず人形』となり果ててしまわないだろうか?」

 ずっと不安な気持ちを持ち続けたままに読み進めないといけない。

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Posted by ブクログ 2022年08月18日

読ませるなぁ。途中で読むのを止められない展開の早さと巧みさ。フジコの単純明快な殺害動機が懐かしく思えるほど、この続編の得体の知れない狂信性とサイコパスの闇は深く恐ろしかった。ある意味本編を超えてる。睡眠時間を削ってこんなに一気に読んだ本は久しぶり。
親から受け継いだ血にはやはり逆らえないのか。そんな...続きを読む強い呪縛に囚われそうな読後感もデンジャラス。

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Posted by ブクログ 2024年03月20日

薄気味悪い雰囲気がずっと続くのは前作から引き続き。前作読んだ時から間があいてしまったこともあり、これって誰だっけ?となることも多くて、一回読んだだけでは理解しきれなかった、、

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月04日

難しいなーーー前作の構造がすごく面白かったんだけど、期待が高まりすぎて上回らなかった。
いやまあ面白かったんだけど!
途中で、みっちゃんの正体を察してしまったために驚きが薄まってしまったせいかなあ…?

前作のフジコの人生に見られた凄惨さや必死さ、どんよりとした気持ちの悪い薄暗さ…が好きだったんだけ...続きを読むど、今作は取材者側ということもあり、主役陣の味わいがあっさりしていた。
ねっとりした気持ち悪さを期待していたんだけど、主役陣が無個性に近いというか…。村木は良くも悪くも凡庸で、井崎はそこそこ仕事はできるがまあこれも凡人だし、何かありそうだった吉永も(一応「何か」はあったけど)そんなに深い部分まで描かれずに殺人を犯すし、と。
まあ、それもこれも、茂子とその血を引く者(美也子)の手のひらの上。という都合上、敢えて「自我が薄い感じ」にしたのかなあ?

自分の意志で行動していたと思われていた吉永の行動も結局は美也子に操られていた、というオチは好きでした。
そしてフジコは実は茂子の実子だった(からこそ前作のセリフが光る!)ため、美也子が生きていることで茂子の血も生きていく感じが良い感じに後味が悪いところも良い!

あとは、前作の感想で「フジコ家の殺人事件は茂子がやったかと思ってたけどコサカサンノオカアサンが犯人だったのかー」と書いたけど、ガッツリミスリードしてしまったのは、やられたーwと思った。結局フジコだったんかい!でも結局、隠蔽諸々は茂子とコサカサンノオカアサンだったんだもんね。まあいいか。

そう、コサカサンノオカアサンは良い味出してる。今作初め、団地で登場した時は興奮したし、茂子宅への到着を遅らせたのも全部茂子の思いのままなんだろうなぁと思いながら読んでて楽しかった。
ただ、一応今作は、結局全部美也子が裏で操っていたということなんだよね?
ということは、茂子は一体それぞれの場面で何を思い、そして死んでいったんだろうというのが、とても気になる。
茂子が色んな意味で元凶になっているのはもちろんだけど、描かれないままの部分も多いから、謎のまま死んでしまった感もあって、消化不良なんだよね。それもまた後味が悪くてまあ良いとも言えるけど。

最後に。様々な作品に影響を与えるのは、結局のところ、実在する事件である(北九州…)というのが、最も恐ろしいことかもしれないな、と思いました。事実は小説よりも奇なり、ですね。

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Posted by ブクログ 2023年02月13日

「殺人鬼フジコの衝動」の続編。今回もあまりにグロすぎて、受け付けない表現もあって辛かった。実際にも似たような事件があったとは、ほんとに恐ろしい。暴力で押さえつけられ、洗脳されると、逃げるという発想さえ失うのか…。しかし、この血のつながり、どこまで続くんだろ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月20日

一番怖いのは分かってて村木を送り込んだ編集長。

衝動も本作も、周囲の人間全てを自分のための道具だと思ってる血族に振り回されてる。

前作と間を空けて読んでしまったので、思い出しながらで楽しみきれなかった。個人的な問題で3.5。
続けて読んでたら星4だと思うな。
上下巻にして出してくれてればいいのに...続きを読む

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Posted by ブクログ 2023年01月15日

詰まるところ、全ては血の繋がりが濃厚に表に出たということなのか。
果たして、そんな簡単に済ませてしまっていいのだろうか。
心理的要因が与えられる極めて胸糞悪い事象だ。

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Posted by ブクログ 2022年08月05日

多分、藤子さんが主人公の小説が先に出ていたのかな?これから読んでしまったからわかりにくかったけど、とにかく複雑な人間関係だった。。

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Posted by ブクログ 2022年03月26日

藤子に続く健太と恐ろしい人間。その謎が明らかになった。前巻よりグロさにかけるところがあるが、話の流れがはっきりした。

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Posted by ブクログ 2022年02月19日

下手に逃げようとするから、この男は追いかけてくる。下手に汚水を避けようとするから、どうしてもそこに足をとられてしまう。なら、自分から汚水の中に飛び込めばいい。頭のてっぺんからつま先まで汚れきってしまえば、逆に楽になれるかもしれない。抗うからいけないんだ。受け入れてしまえばいい。それがたとえ降参の白い...続きを読む旗だったとしても、そうすることで今の疲労から解放されるなら。(P.237)

そう、゙嘘‪”‬とは、自身の良心との葛藤だ。それは、生まれ落ちた瞬間から繰り返し躾られた結果だ。゙嘘‪”‬をつくと良心が痛むように教え込まれるのだ、思考の奥深くに、そして体の隅々に。だから、ちょっとした嘘でも、人は汗をかき瞬きの回数を増やし、または、声を震わせ、ろれつが怪しくなる。そんなふうに体が反応するように、叩き込まれているのだ。そう、条件反射なのだ。(P.248)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月04日

一気読み。
(殺人鬼フジコの衝動を再度読んで整理をする)
複雑で、いろんな人間が絡んで、感情、支配、暴力のフルコース。
前作よりも強め。
詰め込みすぎなきもする。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月22日

フジコの続編。

前作の内容から推理をしてたけども、
私は考え過ぎていた。

てっきり宗教に貢ぐために
保険金欲しさにフジコやその周りを心理操作で追い込んでるのかと思った。

今作を読んでみて、善意のほうが怖いんだなと思った。

前作では存在は書いてあったが、ほぼ語られていなかった藤子の従兄弟が登場...続きを読むする。

前作以上に残酷な描写が多い。

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Posted by ブクログ 2022年01月15日

前作が強烈すぎてちょっと印象薄かったかなあ。
北九州監禁殺人事件テーマになってるとは思わなかった!ウシジマくん、愛なき森で叫べなど北九州監禁殺人事件をモチーフにしてる作品は数々見てきたけど、やっぱり面白いなあ。。。(不謹慎)

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Posted by ブクログ 2022年01月05日

ほえ、、?ってなってしまった、、前作のことあんまり覚えてなかったから高峰美也子??誰だ???となってしまいました

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Posted by ブクログ 2021年09月03日

面白かったが、前回の殺人鬼フジコの衝動
をもう一度色々確認して読まないと
頭が混乱する。
前回と同様最後の最後に、犯人が隠されている
と言うオチは前回より驚きは無かったが
とにかく誰が誰なのか、不線は何処なのか
読み返しながらやっと答えに何とかたどり着いた。

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Posted by ブクログ 2021年09月02日

前回ほどのイヤミス感と騙された感はなかったかも。とはいえスッキリはしない。
作品全体に漂うのはなんとも言えない嫌な感じ。

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Posted by ブクログ 2020年07月22日

解説サイトに頼らず全貌を理解できるまでの読解力を身に付けてから読むべきだった...!!!
なんか全力で楽しめた気がしない。勿体無いことをしている気がしてならない。

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