真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いじめ、性被害、虐待、クソ男、若年妊娠など
辛い目に遭ううちにサイコパスに成り果てたフジコ。
皮肉な事に、母みたいになりたくないのになってしまう不幸の系譜を辿る。
フジコは、家庭環境や幼少期の友人から自分の事を受け止めて必要とされて愛される経験をして、自分という存在を大切にできてたら、しょうもない男に依存したり、虐待をしたり、こんなにどんどん人を殺したりしなかっただろう。
なんて、1人の不幸な精神崩壊した女の胸糞グロストーリーだと思って読んでいたが…
はしがきとあとがきをじっくり読む事で全部が覆った。
全てフジコの話と思って読み進めていると違和感が節々にあるのだが、
章によって主人公が -
Posted by ブクログ
一気読み!面白くて1日で読み終わっちゃった!
「サクサク人が死んでいくサイコパス女が主人公のヒトコワ小説教えて!」ってチャッピーに聞いたらこの小説を紹介された( ̄∇ ̄)
親から虐待されて同級生からはいじめられて暗い子供時代を送った主人公フジコは、どんなに辛い目に合っても自分は蝋人形と言い聞かせて、心を殺して過ごしていた。
そんなある日、自分以外の家族が何者かによって殺される。その日から何か吹っ切れたのか、蝋人形ではなく殺人鬼フジコになった。
そこからはもう、呼吸をするようにさっさと殺人していく。特に悩む事もなく、気に入らないから殺す。悪気は一切ない。
そして気に入らない者が居なくなって -
Posted by ブクログ
事実を知ることは難しい。嘘をついている自覚はなくても、その人の真実が事実であるとは限らない。ある人にとっては真実でも、別の人にとっては真実ではない。作中のセリフ、「正義はいつだって、相対的」が刺さる。
一つの情報に興味を持つと、関連付けられた情報でさらに元ネタを補強していく⋯そうして、どんどん間違った情報を自分の真実にしていく⋯ネットに触れる中で自分自身も何度か体験していることだ。情報発信元が明らかに騙そうとしているなら、見分けがつきやすいのかもしれない。でも、その人にとっての真実である場合は疑うことが難しい。どうやって、この罠に嵌まらないようにすればいいのだろう。
それにしても⋯読む順番を間 -
Posted by ブクログ
ネタバレガブリエルの件には見事に騙されました!伏線回収が楽しかったです♩
解説の、「ただ単に救いのない結末や暗鬱な心理描写があるというだけでなく、それがあまりに極端なので、むしろ厭を通り越してどこかに突き抜けたような痛快感さえ漂わせる作品」という表現がすごく印象的でした。
本作品に限らず、真梨さんの小説に対してとてもしっくりくる解釈だなあと!
最近家族をテーマにした作品に興味があるので、ミレーユのお母さんやマルグリットの娘など、散々苦しめられた相手にも「家族だから」という理由で情を感じたりそれに従った行動をとる描写も興味深かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1作目を再読してから読んで大正解!またしても一気読みし、予想はしていたものの最後のページで鳥肌立ちました^_^
個人的には美波は実は死んでないんじゃないかと思ってたので富士子の著書のくだりでなるほど〜〜‼️と思ったのですが、同情心を感じながら読んでいた富士子にその後すごいスピード感で裏切られて面白かったです!
登場人物も多くまさに糸のように絡み合っていて、シンプルによくこんな話思いつけるな〜!と思いました。
また、宗教に関する話(宗教という要素だけで事件の納得材料になる)や女として生きるということについてなど、考えさせられる部分もあり面白かったです◎ -
Posted by ブクログ
タイトルがもう怖い。面白そうすぎる。
基本会話ベースで進んでいくこともあり進みは早く読みやすい。
ただ途中から時系列を考えるのが難しくなってくる。しかし時系列については途中で整理してくれるため、心配は無用だった。
この学校の真実が少しずつ分かってくると、それぞれが難しいことを言っていた意味が分かってくるし怖くなってくる。
何度か展開があり、こっちが怪しい?こっちが怪しいのか?となっていき最終的には、あー。という感じで、大どんでん返しとまで言うのかは分からないけどどんでん返し的な要素はある。
キャラクターがわりといるが、全員綽名(あだな)があるため、覚えるのは結構助かる。ただ綽名が出てこないキ