真梨幸子のレビュー一覧

  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
    p.247 : 「鮮やかだな」サツキは、つい、そんな賛賞を口にした。

    特別 この言葉がやたら出てくる。特別な存在になった女たちがただ、ひたすらに殺されていく。特別だから殺されていく。
    最後まで濃厚だったなぁ。
    続編がある意味がわかった。読むべき。
    読むべき〜!!!
  • ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係
    全ての話が繋がっていて面白い
    引き込まれて一気に読めた

    ただ、そこわざわざレクター博士を持ってくる必要あったかな?とは思った 
  • みんな邪魔
    流石イヤミスと唸らずにはおれない読後感。

    少女だった頃をとっくに過ぎ大人と言われる歳になってもまだ中身は少女のままで、
    それでも老いだけが年相応に己を外見も内面も襲ってくる。
    他人事では済まされない居心地の悪さ、
    登場人物全ての中に自分見たような気がする後味の悪さを味わった。
    ラストは思いもよらな...続きを読む
  • みんな邪魔
    さすが、真梨さんの作品。。
    本当に、人間の心や人間関係の怖さが溢れてる。
    何かにハマってしまう女性達の気持ちがわかるよう気もするし、わかりたくない気持ちにもなる。
    更年期で括られてしまうのも、女性としては切ないが、、。女の業なのかも。みんな邪魔。本当、そうかも知れない。。。怖い。
  • お引っ越し
    短編小説は、物足りなさを感じることが多いので、避けてきたが、読みごたえがあった。
    次が気になって、進む進む。
    余韻もあり、ぞわっとした。
    章のタイトルも漢字一字で、何が起きるだろうとワクワクする。
    最後の解説ページも面白い。
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
    茂子さんの血筋はヤバいって話ですね。
    前作を読んでから直ぐに読むべきだった…(^_^;)

    「孤独」は人を脆くするものだと痛感しました。

    長らく読書生活から離れていましたが、呼び寄せてくれたのはやはり真梨幸子作品。
    真梨さんの描く泥臭さというか、生臭い世界感が堪らなく好きです。(褒め言葉)

  • イヤミス短篇集
    さすが、イヤミスー。短編集良かった。
    どの物語も、人間の裏面がとても出てて、怖かった。妄想だったり、本当だったり、、。
    あっという間に読めました。おもしろ怖いです。
  • 6月31日の同窓会
    登場人物と時系列が入り乱れ、誰のいつの話?と少し混乱。
    最後も犯人は分かるものの、ぼやっとして気持ちがスッキリせず…でもこれがイヤミスなのかな?
    ん?誰だっけ?いつの話だっけ?女性の嫌〜な部分を目の当たりにしながらもページを捲る手は止まらず^^;
    面白かったんだと思います!
  • アルテーミスの采配
    AV業界の闇。女の闘い。
    憎悪、復讐の連鎖。光と影。

    優越感・強迫観念・自尊心・自己顕示欲・自己嫌悪・承認欲求・自己肯定感・渇望・本能・自己防衛・誘惑・墜落等々、ありとあらゆる感情を一度に目にするような一冊。
    感情の渦は止められない。
  • 孤虫症
    初真梨さんです。
    イヤミスクイーンと伺っておりとても興味があったのですが、登場人物いっぱい出てくるとかメモしながらじゃないとこんがらがっちゃうとか言われてるようで少しさけてきました。

    が、想像を超える速度でスラスラ読めました!
    いえ、読みました!
    いやいや…読まざるを得なかった!
    気持ち悪いってば...続きを読む
  • 深く深く、砂に埋めて
    真梨さんの作品なので、もっと後味の悪い物を想像してたが、ある意味、純愛?のような物語。ラストは、愛を貫いた男がいた。。側から見たら、堕落人生で最悪だけど、彼には幸せだったのだろう。
    ここまで、愛にハマり身を落としていく人達が、現実の物語のようで、恐ろしかった。
    悪女というか、素直で天然なところが、本...続きを読む
  • あの女
    騙されるまい!!と思って慎重に読み進めたが、もちろん騙されてた!笑

    植物状態の人はその人だったかぁ〜!!!

    女の嫉妬、妬み、三角関係、そしてタワマン!面白くないわけない。
  • 深く深く、砂に埋めて
    タイトルが気になって購入。
    ちゃんと終盤で回収してくれる。

    激しく愛することで壊れていく男女。
    皆、誰かに愛されたかった。
    それがうまくいかないし、崩壊する。
    嘘をつくし、人間のずるさ、醜さもあり。

    自分の美しさを、最大限に利用して(母親が関与しているものもあり)生きている有利子。贅沢な暮らしと...続きを読む
  • 祝言島
    面白かった。
    登場人物が多いし、時系列がバラバラなので、最初に一覧があるのは助かります。
    皆、繋がっていたとは。名前がヒントなのですね。
    最後。そう言う事かー。怖、。ってなります。
    あの人もあの人も同一人物?年齢が違うように思ってたが、上手く騙された。怪しいと思った人が皆同じとは。しかも、珠理とルビ...続きを読む
  • 孤虫症
    やっぱり真梨さんの作品だーと思った。
    しかし、謎の寄生虫が気持ち悪すぎる。
    しかも、何人も亡くなるし。
    お姉さんじゃなかったのかと騙されたが、姉妹とも結果あの人達に殺されたなんて。
    さすがに、後味が悪かった。
    でも、やっぱり真梨さんの作品はエグくて面白い。
  • クロク、ヌレ!
    小説家ジョー・コモリと売れない画家岩代彰夫の死に関わる物語。コモリの死をきっかけに、彰夫の遺族や真相を探る人達の想い・思惑が絡み合う中、2人の過去が徐々に… ストーリーや語りが斬新で面白いのですが、真梨さんにしてはパンチが弱いかな?と。
  • 女ともだち
    負けず嫌いな女性ばかりが登場する。
    女性同士のマウント。独身、結婚、仕事、専業主婦、年収、パート、子ども、26歳、35歳…今回もいろんなワードが出てくる。

    事件の記事でも何でもそうだが、どこまでいっても当事者以外が関わってしまえば、その人の思いが上乗せされて、見えなくなってしまうという危うさを改め...続きを読む
  • カウントダウン
    今は知りたい人の情報をすぐ手に入れることができてしまうことがあって厄介な部分があるなと。知らなければ怒りもないけれど、知ってしまったがさいご「自分のことをバカにして」「あの人が憎い、羨ましい」とか、また新たな火種の完成だ。何となく言った言葉、エピソードが、新たな犯罪を生み出す怖さ。誰でも自由に発信で...続きを読む
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
    前作よりは生々しくないけど、グロテスクな空気に変わりはなく眉間に皺をつくりながら読みました。
    実際に起きた事件もベースになっていることを考えると現実に起きうることなんだろうけど、紙媒体の作品だけで既にきつい…。
    文字通り身体を傷つけられながらも絶対的な服従しかなす術がない、そんなことあるのだろうか。...続きを読む
  • ふたり狂い
    短編が、絡み合って最後には繋がってくのが面白いです。人間の思い込みによる怖さが、本当に怖いです。メンチカツ店の店長も、何故?、、。残念。
    マンションの事件は、色々な事件が絡み合って、最後こうきたか。って解決してスッキリしました。
    小説家の事件の方は、もやもやが残りました。
    ミサキとマイコ、熱狂的はフ...続きを読む