真梨幸子のレビュー一覧

  • カンタベリー・テイルズ

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    パワースポットにまつわる短編集。
    表題のカンタベリーテイルズが特に不穏。一癖も二癖もある登場人物に終始翻弄された。
    後書きとのギャップもすごい。真梨先生のお人柄がなんだか可愛くてエッセイも読みたくなる〜

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    2023年06月25日
  • 聖女か悪女

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    誰が1番悪いのだろうと考えながら読みました
    騙し合い、憎みあいの繰り返しでうんざりしそうでした
    私はまだ未成年なので大人になるとこんなに汚いのか、と絶望しそうになりながら読み進めました
    最後までみんながみんなお互いが騙されていると見下している
    そんな最初から最後まで心象悪い小説と感じました

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    2023年06月23日
  • 孤虫症

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    まんまと騙されてしまった、恐ろしい話だった…
    語りの視点の変化が秀逸で、最後に「そうだったの?!」とびっくり。
    ページは多いが続きが気になるのでさくさく読める!
    読んでるこっちが狂いそうなくらい精神病者がリアルで、
    なんだかむずむずしてしまった…
    そしてオチが怖すぎる。タワマンの人間関係、恐ろしい…
    さすがイヤミスの女王!

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    2023年06月13日
  • あの女

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    売れっ子作家・珠美 vs. OL作家桜子…とでも書いておこう。
    嫉妬・妬み・僻み…帯にも書いてあったそのままだが、共感しすぎて怖い。
    分かる、分かる…て私、大丈夫???

    イヤミスはあまり好きでなく、手を出せないでいたが、いや〜…こりゃ面白い。ハマりそうです。

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    2023年06月12日
  • パリ警察1768〈新装版〉

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    時代背景と海外もので読みにくさは多少あったけど、ラストの真相はさすがの真梨幸子さん。
    この手のラストはやっぱり好き。
    そしてパリの地下にはいまでも、、。

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    2023年06月11日
  • 人生相談。

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    各章それぞれの物語のように見えて、少しずつ結末に繋がっているのが面白かった

    各章初めによろず相談室に投稿されたお悩み内容を
    誰が書いたものかを考えながら読むのが楽しかった。

    1回読むより周回して読むと、より理解できる話だろうなと思った

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    2023年06月02日
  • 縄紋

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    ネタバレ

    面白かった。
    この作家さんは#猫で認識していて、小説を読むのは初めてでしたが、とても読みやすくほぼ一気読み。『縄紋黙示録』という自費出版予定の小説原稿をめぐってSFファンタジーなのかなという小説内容と現実のミステリっぽい展開が螺旋のようにつながっていってちょっとメタ小説ぽい感じ。なぜか途中無性に怖い怖い。宇宙レベルでスケールが広がったかと思うとすとんと話が現実に落ち着いたり、読んでて不思議な浮遊感のある小説でした。
    ハハとかカカとかアラハバキが出てくる段で何か吉野裕子っぽいな~と思ってたら参考文献の筆頭でした。「蛇」読後の衝撃を小説にした感じ?

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    2023年05月31日
  • 私が失敗した理由は

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    ネタバレ

    登場人物が多い上に章ごとに視点が変わるけど、それぞれインパクトが凄くて、この人誰だっけ?という事になりにくかった

    イメージしていた人物像が全然違ったり、この人は成功したかと思ったら殺されたり、小さなどんでん返しがたくさんあるような感じで面白かった

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    2023年05月23日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    外商の仕事ぶり。

    連続短編になっていて、その都度主人公が変わります。
    読みやすいですし、続きが気になって仕方ない、で
    読み終わって満足でした。
    満足でしたが…お客ってすごいな、と。
    そしてそんな妙な世界が普通になって読み進めていけば
    騙されないぞ精神が出来上がってきます。
    なのに、あの最後の話…騙されました。
    ここにきて?! という驚きと、やられた、な敗北感。
    すごかったです。

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    2023年04月24日
  • みんな邪魔

    匿名

    購入済み

    読み直します。

    面白かったです。ただ誰が誰やら分からなくなりました。それでも結末が気になり一気読みしました。
    まだ理解出来ていないのでもう一度読み返します。

    #怖い #ダーク

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    2023年04月18日
  • 三匹の子豚

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    久々の真梨さんだったが、結論から言うととても面白かった。と言っても、人物の心情に寄り添いそれ故に喜怒哀楽を追体験する感情移入型....では決して無く、どちらかというと本書はTHE創作。まさしく1本の朝ドラを視聴したかのような感覚だ。
    ラストに向けての荒々しさは否めないのだが、大ヒットした「殺人鬼フジコの衝動」に近い臨場感を味わった

    毎度の事ながらオリジナル相関図作成必須級の登場人物の多様さなのだが、本書はあちらこちらで関係が絡まることは無いので比較的読みやすい部類かと思う。

    日を跨ぐと記憶が三割消える私は、残りの七割に本書の記憶が残る方に全ベットした神頼みギャンブラーのような日々を送ってし

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    2023年04月10日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    ただの一話完結型短編集かと思いながら読み始めた自分が恥ずかしくなる、怒涛の展開で話が二転三転する安定の真梨幸子さんワールド小説でした!
    帯に書いてあった「とにかく真犯人が当たらない」との謳い文句の通り、最終章までしっかり騙されます。面白い。全てがわかった後でまた読み返したくなる作品でした。

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    2023年04月08日
  • 三匹の子豚

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    大ファンの真梨幸子先生
    最近、新作を活発に出されてます。真梨幸子作品は全部読もうと思ってますがちょっと追いついていません。(笑)
    内容はいつも通り女性が主役、人間関係もめちゃくちゃで、「この人なんだっけ?」って読み返してしまう。それでやたら死んでしまう。
    聞けば「えっ!」って思う方もいると思いますが、このいつものパターンが
    面白く、欲している自分がいます。そして読後感の悪さ。今回は本当に悪かった、
    これも欲している(?)ハッピーエンドや爽快感なんて必要なしです!
    タイトル通りの構成もとても好き。
    誰が主役だかわからず、ぐちゃぐちゃなまま進んできますが、非常に読みやすく、どんどん進んでいきます。

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    2023年03月06日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    老舗の万両百貨店、外商部に所属する
    外商担当者たちのお仕事模様の裏表。

    お客様の要望に『無理』『できない』と言わず、
    誠心誠意お応えするプロ意識が凄まじい。

    それって聞くべき?叶えるもの?
    と疑問に思う無理難題にも全力を尽くして
    しまうところが悲しくあり滑稽でもある。

    内容はイヤミスなのに笑えてしまうのは、
    誠意や熱意がどこかズレているから?!

    苦笑いしてしまう軽快なイヤミスでした。

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    2023年02月20日
  • あの女

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    真梨幸子さんの作品の中でも特に好きだと感じた一冊。
    各所に散りばめられた伏線が最後に一気に回収されていくのが読んでいて気持ちよく、無理のないミステリでモヤモヤも残らなかった。
    植物状態になっている語り手について、自力ではあと一歩真相に気がつけなかったことが悔しい。
    これからも真梨さんの小説をどんどん読みたいと思わせてくれる作品だった。

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    2023年02月16日
  • みんな邪魔

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    見事に騙された。そうとしか言いようがない。最後に明かされるあるひとつの事実、殆どの読者が当然勘違いしたまま読み進めてたのではなかろうか。
    読んでいて厭な気持ちにしかならないのに、どうしても展開から目が離せず読む手を止められない、真梨幸子さんの魅力が詰まった一冊。

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    2023年02月15日
  • 聖女か悪女

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    真梨幸子『聖女か悪女』小学館文庫。

    どこまでも真っ黒なイヤミス。

    現実に有りそうな嫌な事件が複雑に絡み合い、読者はいつの間にか真っ暗な闇の世界へと引き摺り込まれる。

    最終盤の終章、追章と執拗に畳み掛けるような描写が何ともイヤらしい。

    カリスマブロガーの月村珠里亜が葉山の別荘で結婚パーティーの最中に倒れ、昏睡状態になる。売り出し中の心理カウンセラーの麻乃紀和は月村珠里亜に陥れられて自殺した息子の復讐を果たすために彼女の身辺を調べ始める。

    すると、月村珠里亜は、実はとんでもない悪女であることが明らかになる。17年前の六本木のマンションで8人の子供たちが監禁された『モンキャット事件』、四谷

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    2023年02月13日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    某SNSの読書垢さんの紹介にて出会う。全く内容知らずに、外商員の奮闘記なのかと思っていたら…イヤミス短編集だった。イヤミスといっても、ライトなもので“イヤーな気持ちになる”というほどでもなく、「え、それってもしかして、そういうこと⁈」くらいで終える程度。私にとっては上手い塩梅で、どのお話もすごく楽しく読めた。

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    2023年02月13日
  • お引っ越し

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    なーんも怖くね、こんなんよく聞くやつだよ。

    と、思って読んだら。

    ラストのまさかの解説、、、、


    ひーーー!!!ー!!!!!!でした。
    最後の解説で落とすなんて!!!
    それ!!!!!!!!!!

    ちょっと!まってよ!!それ!!!

    っていう一冊です。読みやすくて、はいはいはいはい、それね、そのオチねーはいはいっていう短編が続く中。ラストに全部ひっくるめて、ゾワァとする本です。

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    2023年01月29日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    初真梨幸子。連作短編でありながらそれぞれ短編が結び付いていく流れや、わけわからなくされるオチはとても良かった。意外と軽いノリで、内容もエグいのにそれほど後には引きずらず、イヤミスと言ってもいろいろあるなあと思った次第。次は長編を読みたい。

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    2023年01月16日