真梨幸子のレビュー一覧
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パワースポットにまつわる短編集。
表題のカンタベリーテイルズが特に不穏。一癖も二癖もある登場人物に終始翻弄された。
後書きとのギャップもすごい。真梨先生のお人柄がなんだか可愛くてエッセイも読みたくなる〜Posted by ブクログ -
時代背景と海外もので読みにくさは多少あったけど、ラストの真相はさすがの真梨幸子さん。
この手のラストはやっぱり好き。
そしてパリの地下にはいまでも、、。Posted by ブクログ -
東京都S区に昭和30年代に建てられた事故物件と噂のあったアパート。
だが噂のままだったのか、ネット検索にも事故物件サイトにもヒットせず…。
その後アパートが解体されて、5区画の建売住宅が分譲された。
各々の家族が4月1日前後に入居してくる。
そこから起こるさまざまな出来事にページを捲る手が止まらな...続きを読むPosted by ブクログ -
外商の仕事ぶり。
連続短編になっていて、その都度主人公が変わります。
読みやすいですし、続きが気になって仕方ない、で
読み終わって満足でした。
満足でしたが…お客ってすごいな、と。
そしてそんな妙な世界が普通になって読み進めていけば
騙されないぞ精神が出来上がってきます。
なのに、あの最後の話…騙...続きを読むPosted by ブクログ -
1961年当時の新興団地の生活を再現してリアリティーショウとして放送することを企画しそれを実現させていく物語だが、当時にその団地で発生した殺人事件とリンクして、企画者の岡島牧子の画策が次第に明らかになる過程が楽しめた.しかし、実際に61年当時の生活の実態が克明に描写されており、そちらの方が面白かった...続きを読むPosted by ブクログ
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ただの一話完結型短編集かと思いながら読み始めた自分が恥ずかしくなる、怒涛の展開で話が二転三転する安定の真梨幸子さんワールド小説でした!
帯に書いてあった「とにかく真犯人が当たらない」との謳い文句の通り、最終章までしっかり騙されます。面白い。全てがわかった後でまた読み返したくなる作品でした。Posted by ブクログ -
真梨幸子さんの本、たまに読みたくなります、刺激が欲しい時かしら…?(笑)
ホームレスの女性が殺された。その背景には…。
"女性"という生き物。
バブル世代と氷河期世代。
始めから最後まで退屈しない展開の良さ。
ラスト、背筋がざわり。
ミステリー小説として流石なオチでした。
Posted by ブクログ