真梨幸子のレビュー一覧
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購入済み
真梨幸子さん、最高!
真梨幸子さんの小説は全て読んできました。
イヤミス大好きな私は、正直エッセイはどんなんだろう?と、あまり期待してあませんでしたが(すみません^^;)
これまた!実に面白い!
真梨幸子さんの世界観がドンピシャでした。
イヤミスも最高ですが、ユニークも最高です!
それとは別に。
あとがきは心を打たれました。
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Posted by ブクログ
アダルトビデオ業界の闇……
AV女優をアダルトビデオ業界に斡旋するプロダクションZEGEN
ZEGENの社長鮫川しずかよりAV女優の生態を本にする企画があがりそのライターとして雇われた名賀尻龍彦。彼は五人のAV女優を紹介されインタビューをする。
最初の女優は東城ゆな、名賀尻は嘘で固められた彼女の本性を暴く為に色々な事を聞きやっと本名と職業を聞き出す事に成功する。しかしその名前も職業も嘘だった。
紹介してもらった五人の女優のインタビューが全て終わった。
名賀尻に東城ゆなが殺害されたと連絡が入る。しかも東城ゆなの携帯電話の最後の履歴が自分だった為警察にマークされていると。
冗談じゃない。殺したの -
Posted by ブクログ
ネタバレ湊かなえ以外のイヤミス作品も読んでみようと思って買ってきた。
この作品のフリーライターのように、自分も気付いたら身動きできない状況に陥る可能性があるということは、普段から考えていたことなので、すごく親近感が沸き、どんどん読み進めることができた。
読み始めてからこの作品の評価が低め(☆2後半)なことに気づき、もしや色々な謎が作品中では解説されず、読者が考えろ系かと不安に思ったが、ちゃんと謎が解かれていたのでひと安心。
最後の解説の冒頭で、この作品は「イヤミス」とは違う的なことが書いてあり驚いた。確かに謎が解けてスッキリしている自分がいるので、イヤな読後感はあまりない(笑)
まあどちらにしても -
Posted by ブクログ
ネタバレ2007年作品。真梨幸子作品なので、さぞイヤーなミステリーかと思いきや、ファム・ファタール=運命の女を描いたロマンティックなミステリー。
殺人事件の真犯人は誰か、というミステリーを縦糸に、ヒロイン野崎有利子を取り巻く人間関係を描いています。
単にミステリーとして面白いのですが、ヒロイン有利子に恋したあまり、社会的地位も財産も無くしていく男たちの破滅っぷりがとにかく甘美で、読んでいて胸がときめきましたね。
まるで読んでいる自分も有利子に恋をしているような気分になり、読み終わった今は、恋した有利子に全て奪われ捨てられたような空虚感さえあります。
『殺人鬼フジコの衝動』の、美しさを手に入れていくヒロ -
ネタバレ 購入済み
すごかった。
もともとドラマに興味を持ち、ドラマを全話観てから「殺人鬼フジコの衝動」「わたしはフジコ」そして今作を読みました。
殺人鬼フジコの衝動はドラマで大筋は分かっていて、やはりドラマに出てきた小説がまんま出版されたのかなと思い、続編と銘打たれていたのでこちらも読んだら、「殺人鬼フジコの衝動」と「わたしはフジコ」での疑問や明かされていなかった箇所が全て布石で今作で明らかになり、読んでなるほど…と、とてもスッキリしました。
最後の数行で、「みっちゃん」がインタビューの申し出から操っていた…?とゆう燃料も投下され終わりましたが、みっちゃんは、ああせざるを得ない状況だったのかもなぁと思 -
購入済み
ぞっとするけど誰しも当てはまる
綺麗なドレスを着て、高級ランチをして、取り繕ってはいるが、生活、人間関係、性格など見えないところではどす黒い何かを抱えている。
それはどこか自分のことを書かれているような、見透かされた恥ずかしさがある。
一人心の中で毒付く言葉も文字にするとこんな感じかもしてない。
張り巡らされた伏線がちゃんと回収されていき、背筋にツーっと冷たいものが落ちる感覚になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ単行本『聖地巡礼』の改題。短編集。
1作目に登場した脇役が2作目で主人公だったり、作品間で同一人物などが出てくるが、連作短編集と言うほどではないつながり。
「グリーンスリーブス」
高校当時カワイくて教師とSEXしてた子がただのオバサンになり果て、娘のために内縁の夫を殺す。
「カンタベリー・テイルズ」
激安ツアーで出会った主人公と菓子好き女とカップルが初対面かと思ったらそうじゃなくて、菓子好き女がカップルを貶め、主人公を殺す。
「ドッペルゲンガー」
(カンタベリー~)で出た話の裏話で、殺人に絡んだ話。
「ジョン・ドゥ」
(カンタベリー~)で出たカップルが旅行に行く前の話。
「シ -
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非常にサスペンスフルで、サイコミステリーぽい、真梨幸子さんらしいイヤミス。真梨幸子さんの作品の中でも3本の指に入る面白さではないだろうか。
物語は1962年の西新宿の洋館・鸚鵡楼から始まる。鸚鵡楼で起きた惨殺事件…時代は移ろい、1991年。奇しくも鸚鵡楼の跡地に建つ高級マンションに暮らす、人気エッセイストの蟻塚沙保里…再び、起きる忌まわしい事件…2013年。いよいよ事件の全貌が明らかに…
終始漂うなんとも言えない不快感と仕掛けられた罠に翻弄され、物語の世界にのめり込んで行く自分に気付く…そして、ラストの意外な真相に驚愕し、真梨幸子さんに畏敬の念を抱く自分が居る。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ〈あらすじ〉
母は売れない無名画家だった伯父の作品を収集していた
その訳は、昔伯父が弟である父の金食い虫だったから
そのことで母が怒って仕送りを断ったら
伯父は猟銃で自殺して、父も後を追って自殺した
だから母は自分のせいだと思って贖罪として作品を集め
さらにはHPを立ち上げて伯父を世間に広める活動を行っている。
ある日、有名作家が事故死した
その作家の大ファンだった広告プランナーの女性が
次回の広告企画アイデアで悩んでるときに
その有名作家と無名画家が知り合いだったことを知り
さらにその無名画家は猟銃自殺ではなく有名画家が殺したのでは?
と思い至り、無名画家を現代のゴッホのように祭り上げて -
Posted by ブクログ
ネタバレものの見事に真梨幸子中毒となり、最近いちばん好きなジャンルがイヤミスな気が
するオレ(^^;)。この「クロク、ヌレ!」は、ようやく文庫化された女史の初期作品
の一つ。既に絶版の単行本に5,000円以上の高値が付いていた、ある種幻の作品。
コレ、今まで読んだどの真梨幸子作品よりもインパクト強いかも。
フジコの時もそりゃあびっくりしたのだけど、この作品のジワジワ来る悪意の塊も
背筋が凍る。物語の展開だけでもかなりスリリングなのに、男の嫉妬や女同士の
ドロドロが絶妙に絡んで来るから、とにかくもう目が離せない。
ここにブライアン・ジョーンズとかゴッホとかいう稀代の実在芸術家がサラッと
登場してきちゃ -
Posted by ブクログ
法律事務所でパラリーガルをしている高幡莉々子は、顔を隠した「頼子」という70代の女が、困窮した生活状況や波乱に満ちた人生を語る動画が、気になって仕方ない。彼女はどこに住んでいるのか、どんな生活をしているのかが気になり出した莉々子は
そんなちょっとした好奇心から、次第に取り返しの付かない事態に巻き込まれていく…。
久々の真梨幸子作品。
もっとドロドロした感じで物事が進むのかと思ったら、読みやすく軽い感じでサラッと読み終わった。
先日、フリマアプリが題材の小説を読み、今回は動画サイトについての作品。
おばさんの私には疎い世界なので、わからない分、気になり、こういった日常生活の動画をアップし