真梨幸子のレビュー一覧

  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    前作ほどの衝撃はないが、フジコの衝撃の後日談・補完として充分面白かった。みっちゃんの驚きと前作から描写されているカルマは終わらないんだ、、というイヤミスならではの読後感はとても良い。

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    2025年07月06日
  • 6月31日の同窓会

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    ネタバレ

    ミステリーと見せかけたホラー、ひいては宗教サイコサスペンス?とジャンル不明な感じ。
    文中の違和感がずっとずっとベタベタグルグルまとわりついてくる雰囲気は結構好物だけどミステリーとしては謎多いまま終わってモヤモヤした。

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    2025年07月03日
  • ウバステ

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    真梨さん、読むたびに「またまた雑だなぁ」とか思うんだけれど、新刊が出れば、やっぱり読んでしまう。
    真梨さんは目の付け所とうかテーマがいいのよね。親の終活とか介護とか、いろいろ気になる年代なので。
    60代で終活は早いだろうとは思うけれど、おひとりさまはおひとりさまで色々あるよね。
    今回のウバステは、人もバッタバッタは死なないし(死ぬけど)、それほど下品でもなく、読みやすかったと思います。昭和歌謡を知らない人には何が何やらだろうね。

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    2025年07月03日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

     同じ書き出しで、25人の作家さんが25通りの物語を紡ぐ。1編が6ページほどのショートショートだからサクサク気軽に読めるし、様々なジャンルの物語を1冊で楽しめるためお得感がすごい読書時間を過ごした。

     現実の法から奇想天外な架空の法まで、ジャンルもミステリやディストピアものなど、物語の舞台も現代から近未来、果ては明治時代やアメリカの西部開拓時代まで、多種多様な設定の中でその法律が齎す思わぬ影響や人間模様が繰り広げられる。短いながらどの作品もとてつもない読み応えだった。

     法律というテーマ故か、ディストピアものとの相性が特に良かったように感じる。
     ハッとしたのは、今私たちの生きている世界は

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    2025年06月28日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    1回目はよく理解できず、2回目にやっとそういうことか!と腑に落ちた。最後は意外な展開で面白かった。
    泡と氷の時代、、経験してないと泡に憧れるが、それぞれの時代で、個人がどう生きるかがやっばり大事なんじゃないかな、、(そうであってほしいという願いも含)

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    2025年06月24日
  • 聖女か悪女

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    ネタバレ

    面白かった!
    でも、何故か真莉幸子さんの本を読むと、ホラー漫画家の関よしみさんを思い出す。
    最後らへん、首を切られたのは誰だろう。

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    2025年06月17日
  • 新しい法律ができた

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    ショートショートというものを初めて読んだ。
    なので、他シリーズは未読。

    「新しい法律ができた」
    最初の1行は全員一緒。
    なんだそれ、面白い!!!
    同じ一行から始まるのに、話の内容も展開も全く違う。面白い。

    1つ目のお話(金子玲介、ルパちゃん)が重くて、苦しくて、
    え!?これ読めるか!?と思ってしまった。
    が、作家によって内容は十人十色。
    様々なバリエーションがあるのが面白かった。
    しかし、法律が主題なので、内容が難しいものも多かった。

    塩屋験さんは(AIが小説を書くようになるが、作者は人の名前にし、人間かAIが書いているか分からなくするという話)、最後、え!?となって驚かされた

    シリア

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    2025年06月17日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    ネタバレ

    フジコの衝動を読んで、最新作にいく前に気になって読んでみました。
    今度は衝動に比べて気持ち悪い、性癖がやばすぎ!でした。でも、衝動の最後の伏線が回収されたときの爽快感はすごかったです!読み切ってよかった!

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    2025年06月16日
  • 6月31日の同窓会

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    世にも奇妙な物語の凄い怖いやつのような。
    何処か不思議で怖い世界観。
    イヤミスのような違うような。
    でも、それでも面白かった。

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    2025年06月15日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    「殺人鬼フジコの衝動」より面白かった!
    全ての謎が解けて、あらゆる伏線が回収された感じでスッキリ。
    茂子が恐ろしすぎるし、異常すぎだ…
    久しぶりにこの2作品を読んで、ホントにイヤミスの王道と言っても過言ではないし、後味悪すぎ…笑
    とにかく期待も込めて次の「フジコの16ヶ条」を期待して待ちたいと思う!

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    2025年05月28日
  • 三匹の子豚

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    ネタバレ

    真梨幸子作品のイヤなところが全部詰まってる感じ。
    女系家族のしがらみ、職場や友人との人間関係、男女の痴情……こじれにこじれて一周まわってた。笑
    途中から、これ家系図書きたいな…って思ってたら、公式で用意してくれるやさしさ。
    女の嫉妬はこわい、と何を読んでも思い知らされますね。

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    2025年05月10日
  • 教祖の作りかた

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    ネタバレ

     表紙も好みだし、ストーリー展開もブラックジョーク的で好み。楽しく通読できたのだけれど、「あれ?結局どういうことなんだっけ?」っていうところはあった。

     時系列的な話は割と最初からあたりはついていた。登場人物が訳わかんなくなっちゃったな。もっとちゃんと細かく読めばよかった。

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    2025年05月09日
  • みんな邪魔

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    濃密なイヤミスにとても痺れた。
    女特有の醜い感情と、更年期からくる不安定さに、他人事とは思えない事態だ。

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    2025年05月06日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    「リング」の貞子のように「フジコ」ウィルスが身近な人に感染したかのように展開する話。この手のスピンオフ的な作品は肩透かしをくらう事も多いが、本作は十分に楽しめた。

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    2025年04月26日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    読後感がかなり悪い。ザ・イヤミス。
    フジコの考え方、行動が常軌を逸しており、もはやホラー。
    どう考えたらそんな人間になるのか、、押し入れに実の子を閉じ込める箇所が怖すぎる。
    この作品を読んでからしばらく頭からフジコが離れなかった。

    続編も読んでみたいです。

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    2025年08月15日
  • カンタベリー・テイルズ

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    前半、面白かったです。
    繋がってるとはびっくり。
    真莉幸子さんの本は初でしたが、他も読んでみたいです。

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    2025年04月10日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    氷河期世代とバブル世代の見えない確執。
    40〜50代の心臓を直に握りつぶしてくるような感覚。
    きっと当て嵌まる登場人物がいる。

    私は思い切り氷河期世代なので、セキグチさんの気持ちにハマってしてしまった。
    親ガチャ、競争社会、セクハラパワハラ、えとせとら。

    私もさっちゃんになってたかもしれない。
    もしくは… #さっちゃんはあなただったかもしれない

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    2025年04月06日
  • ウバステ

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    ユートピア。理想郷。それは誰にとっての理想なのか。あらゆる人の理想を掛け合わせれば、それらがぶつかり合っていずれ地獄と化す。

    自分が人生を終える時のことなんて正直、さほど興味がない。無縁仏として扱われるならそれも別に。寧ろ、墓を持てば遺された誰かがそれを管理していくという事を考えると、忍びなくなる。誰か適当に散骨でもしてくれ、なんて気持ちも生まれるが法律が簡単には許してくれないだろうし、人生の仕舞い方を考えるのは難しい。と、簡単に言えてしまうのは自分の死を現実的に見据える年齢に至っていないからだろうか。

    高齢社の孤独死、おひとり様問題。施設の問題。現代社会が抱える闇とも言える部分に、真梨さ

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    2025年03月30日
  • さっちゃんは、なぜ死んだのか?

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    ネタバレ

    真梨先生の真骨頂でしょうか。
    ジリジリとした、他人から向けられる嫌味が含まれたような、
    殺された「さっちゃん」の印象が、真梨先生らしくてとても好き。

    そして、「さっちゃん」といい、「Nさん」といい
    他人による、他人のフィルターを通して伝えられた印象と、
    マスコミによるドラマティックに作られた印象が交錯することで、
    死んだ本人のアイデンティティが壊されていく感覚が
    何とも気味が悪い描写。

    「死人に口なし」とはこのことか。

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    2025年03月30日
  • みんな邪魔

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    ネタバレ

    真梨さんワールド全開って感じで楽しめた。真梨さんの作品で一番好きかも
    解説に「イヤミスの濃縮還元」みたいなこと書いてあったけど、まさしくその通り笑

    殺人鬼フジコを読んでる時と似たような感覚で、ヤバい女がどんどん転落してく様を「イヤイヤ、ヤバすぎるだろ、どうすんのこれ…」と苦笑いしながら読む手が止まらない感じ

    エミリーとミレーユの章が特に印象的だったな〜、本当どうしようもなさすぎて笑

    物語の要となるガブリエルと秋月については、ミスリードに引っかかることなく読めたので、騙された〜とはならなかったけど、まぁ面白かった。

    それを踏まえてのあのラストもいい。
    青い6人会もジャンヌの呪いも、一生続

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    2025年03月28日