感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年12月11日
続きが気になって一気読みしちゃいました!
叙述トリックによるどんでん返しめちゃくちゃよかったです^_^
梶原さん、山上さん、吉田さんたちの嫉妬や脅しを巡ったドロドロや麻美と奈未の母親のエピソードなど、全体を通して普通の感覚では理解できない女たちの描写が多い中で、麻美がゆり子の笑い方を不快に感じるシー...続きを読むンなど絶妙に共感できてしまう些細な描写もあったのが個人的に好きで面白かったです!
元々真梨さん好きでしたが、デビュー作がこんなに強烈だったと知ってより好きになりました^_^
Posted by ブクログ 2023年10月23日
いいねぇ。夢に出てきそうな、自分も大丈夫だろうかと心配していまうような、そして好奇心ですぐに調べてしまうくらいの気味悪さといいぞくぞくする感じ。
このような目には見えない菌やウイルスは本当に怖い。知れてよかった。
普通に学びになった。
Posted by ブクログ 2022年05月26日
再読。
二度目でも十分に楽しめた。最後のどんでん返しも、「そーきたか」と思わせてくれた。まさにイヤミス‼️次はさっぱりした穏やかな小説が読みたくなります
Posted by ブクログ 2024年04月22日
自分が恵まれていると感じたい登場人物の語りから始まるこの物語。途中から語り手の切り口が変わってどんどん物語がどろっとしてく感じがよい。まさかそんなことになろうとはという展開だった。読み終えたら孤虫症というタイトルに深みを感じれるはず。
Posted by ブクログ 2024年04月11日
常に読者を落ち着かない気分にさせてくれる小説。『殺人鬼フジコの衝動』を読み、著者のデビュー作品を読みたくて手にしました。ねっとりとした空気感と不穏な雰囲気の登場人物たちに、感情移入できるキャラクターはおりませんでした。
嫌な気持ちを引きずりつつ最後までページをめくる手を止められません。
Posted by ブクログ 2024年03月06日
久しぶりの真梨作品。
安定のドロドロイヤミス
地の文っぽいところとそうじゃないところが混ざってた理由がわかってスッキリしたけど、最終的に誰も幸せじゃない終わり方すぎた…
謎の感染症×女の嫉妬こわすぎる。
やっぱりイヤミスの女王はレベルが違う。
Posted by ブクログ 2023年10月14日
キモすぎる!!(褒めてる)
終盤のスピード感のある回収がハラハラドキドキ!!
誰も幸せにならないけど面白い作品だった。
メンタル弱い人は注意。
こんなキモい話、よく思いつくなあ(褒めてる)
Posted by ブクログ 2023年08月10日
同著者の「私が失敗した理由は」で取り上げられており、本当にあった本だったので読んでみた。
うーん、この気持ち悪さたまらん笑
五十嵐さんの「リカ」のようなサイコホラーとはまた違ったテイストのサイコホラー、、
バイオよりの。
最後の閉め方とかも余韻があって好きでした。
読む人は選ぶと思うが
Posted by ブクログ 2023年06月13日
まんまと騙されてしまった、恐ろしい話だった…
語りの視点の変化が秀逸で、最後に「そうだったの?!」とびっくり。
ページは多いが続きが気になるのでさくさく読める!
読んでるこっちが狂いそうなくらい精神病者がリアルで、
なんだかむずむずしてしまった…
そしてオチが怖すぎる。タワマンの人間関係、恐ろしい…...続きを読む
さすがイヤミスの女王!
Posted by ブクログ 2022年12月10日
「週に3度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは……。
メフィスト賞受賞作。
主人公の...続きを読む身体にこぶが出来てから、主人公は妄想や幻覚に苦しむ。主人公の淫乱な母親に対する憎悪、主人公の住んでいるマンションの最上階の住民に対する嫉妬、受験勉強が過ぎてカリカリしている娘から逃避したくて妹のマンションを隠れ蓑に若い男たちと不倫している主人公の淫乱さをねちっこく描きつつ、主人公麻美と妹の不幸な生い立ちやマンション最上階の住民で自然食レストランを経営している主婦たちの企みを絡めて、主人公の周辺で起こる殺人事件の謎解きがサイコバイオホラータッチで描いていて、どす黒くも背筋が凍る後味を残すイヤミスの傑作です。
Posted by ブクログ 2022年08月19日
読書備忘録675号。
★★★★。
フォローさせて頂いている方が気持ち悪い気持ち悪いと連発していたので読みました。笑
チャレンジャブルな小説でした。
ヌルヌル、ぴちゃぴちゃ的なエロ・セックス小説であり、女の恨み・妬み・嫉妬をこれでもかと盛り込んだ小説であり、トリックミステリー小説。
物語の中心で...続きを読む気持ち悪さを発揮しているのが孤虫症というSEXで感染する寄生虫病。
モデルは芽殖孤虫症で、致死率はほぼ100%。これまで世界で18例しか症例がない。
皮膚にブルーベリーのようなぶつぶつが出来、その中に孤虫症の幼虫がうじゃうじゃいるというもの。ゾゾッ。
実際には、成虫が見つかっておらず、すなわち終宿主がなんなのかがわからない。
この小説では、ある女性の血筋の人間が終宿主だった、という気持ち悪いものです。
あと、タワマンに住む階でヒエラルキー構造を作る女達の恐ろしさ。なぜ、そこまで人より優れていたいのか理解に苦しむ。それも、人間性ではなく、薄っぺらい表面だけで。
しかし、ここまでストレートに表現する真梨さん、全然嫌いではありません。笑
機会があれば別の作品も読んでみよ。
Posted by ブクログ 2022年08月19日
なんちゅう作品じゃ
ラブストーリー?
サスペンス?
いやいや
最後まで読んで…
人間の体内に燻る虫たちの話
ほんっとに虫が嫌いな
私でも一気に読めたから
ぜひ、未読の人は読んでほしい
あっ
あと、肉はしっかり焼こうね
Posted by ブクログ 2022年05月05日
2005年。第32回。
「殺人鬼フジコの衝動」は小学時代だけ読んだことある。同じトーン。
1章は麻美の視点。東京郊外のタワマンの8Fに住む。夫は仕事忙しく(早く帰ってこられても困るが)、娘は中学受験でカリカリ。週3アパートで3人の男と関係をもつ。神経症ぽい。
2章は妹のナミの視点。インディーズバンド...続きを読むリーダーの夫とはうまくいってない。義兄にほのかな思いを寄せる。麻美のタワマン住民と関りを持ち始め。
小説がでてきたり、だんだん話の流れがあれ?となり。
あー、そうなるんだ。
全体的にエロ、悪意、虫。肉はよく焼いて食べよう。刺身も気になるなぁ。
トヨザキさんが絶賛のあとがき。
Posted by ブクログ 2022年02月24日
なみと麻美、可哀想すぎる。そしてマンションに住んでいるババア達が陰湿すぎて嫌気がさした。アキコも最初は奈美の夫と関係を持つ嫌な女だと思っていたが、被害者だったとは。。。
Posted by ブクログ 2021年09月27日
初真梨さんです。
イヤミスクイーンと伺っておりとても興味があったのですが、登場人物いっぱい出てくるとかメモしながらじゃないとこんがらがっちゃうとか言われてるようで少しさけてきました。
が、想像を超える速度でスラスラ読めました!
いえ、読みました!
いやいや…読まざるを得なかった!
気持ち悪いってば...続きを読む!こんなのイヤ!
って事ですよね笑
違う作品も読んでみよ。
Posted by ブクログ 2021年09月08日
やっぱり真梨さんの作品だーと思った。
しかし、謎の寄生虫が気持ち悪すぎる。
しかも、何人も亡くなるし。
お姉さんじゃなかったのかと騙されたが、姉妹とも結果あの人達に殺されたなんて。
さすがに、後味が悪かった。
でも、やっぱり真梨さんの作品はエグくて面白い。
Posted by ブクログ 2021年04月21日
寄生虫と女性視点の性的の描写がよりエロティックに、よりグロテスクに描かれたミステリー作品。
デビュー作とは思えないほど構成と展開がスリリングで面白くて約450ページを一気読み。
女同士の妬み、僻みは恐ろしい。
この一言に尽きる作品であった。
本作品の副産物として【セックス】と【虫】というワー...続きを読むドを、これでもかというほど黙読したのは、人生初の体験であったと言えよう。
Posted by ブクログ 2020年12月20日
うん、気持ち悪かった!寄生虫&エロ&ミステリー。文章をじっくり想像すると「ファーーーーー!!!」と叫びだしたくなるので淡々と読んだ。セックス依存症の奥様のお相手の男性陣が、続々と死んでいく。皆一様に原因不明の大量のブツブツを発生しながら死亡。そういえば、最近奥様の体調もどうも良くない。これは如何に。...続きを読むエログロでもどこか文体が無機質というか作り物めいているので苦手な私でも読めた。ミステリーとしては怒涛の後出しジャンケン感。しかし寄生虫に少なからず興味がある身としては、おののきながらも読む手が止まらなーい!
Posted by ブクログ 2020年12月17日
週に3回他の男と体を重ねる事を習慣にしている女。どこか嫌悪感を持っていたこの作品をひたすら見ぬ振りして来たが、いざ読んでみると面白い。
真梨幸子の作品は私の頭が足らず、常にこんがらがるのだが、デビュー作との事もあり複雑な伏線は多くは無く比較的読み易かった。
言い回しの違和感や粗が多い部分も感じるが...続きを読む、飛躍しすぎない真相とギリギリの範疇で納得出来る論理的な着地点に満足。 女のイヤな醜さを原点でも見事に表現していた。
不愉快なおば様達の井戸端会議や透視を試みる様な探り話、そんなみみっちぃ会話にイライラしながらニヤニヤしていた。楽しんでる。救いようの無い着地点、イヤミスクイーンの原点を見れて嬉しい。
孤虫症...孤独な虫の静かな繁殖、孤独に脅えた女を宿主とする虫、愛した人を殺め宿主を孤独に陥れる虫etc.....人間の繋がりで連鎖していくこの恐怖はまさに「バイオ・サスペンス・ヒューマン・ホラー(長)」
生肉はよく焼いて食べなきゃですね。
〘 好物︙ ユッケ 鳥刺し レアステーキ〙
Posted by ブクログ 2020年07月15日
読みやすくて、面白かった!
寄生虫の表現がゾワゾワくる人が多いみたいですが
私はそうでも無かったです。
寄生虫が広がって行く恐怖話かと思って読んでいたんですが、ミステリー要素も入ってて、
そこも良かったと思います
Posted by ブクログ 2024年04月21日
駅近34階タワマンの8階で暮らし一流企業の夫と中学受験を控えた娘を持つ麻美。妹の結婚前に住んでいたアパートを隠れ家に3人の男を飼い、関係を持った男たちが奇病で死んでいく。寄生虫感染の恐怖と娘の事故死でノイローゼとなり、ある日右手を切り落として失踪するという第一章。そして第二章は語り手が妹の奈未に切り...続きを読む替わり、麻美の不幸な生い立ちや周囲との関連が語られ徐々に紐付いていく。終始様々なドロドロが詰まった展開に引き込まれエログロバイオミステリーといった新ジャンルの中にどっぷり浸かれる。
書評に「こんなもの書きましたけど何か文句でもありますか」と紹介があり、とてもしっくりきてニヤけた。そしてこの孤虫症という奇病がフィクションでは無いという…震える一作。
Posted by ブクログ 2024年02月01日
不穏な空気感か終始漂っていて怖いけど興味をしたまま読み終えれた。
後半の怒涛の種明かしが圧巻だった。
振り返った時、最初の語り手に救いが無さすぎた。
狭いコミュニティの怖さ、視野の狭さによる顛末にも感じた。
Posted by ブクログ 2023年12月04日
本編を通して不穏な雰囲気が漂う。描写の気持ち悪さはものすごかった。
未知の寄生虫に侵されてエグい死に方をするバイオホラーなのかと思ってたけど、登場人物も相当なエグさだった。
三章の種明かしがちょっと雑すぎてそこは残念だった。アキコのセリフが2、3ページに渡って続いてて、演出も何もなかった。あと一...続きを読む章、麻美の実体験ではなく梶原が書いた小説だったと言う仕掛けは、無理があると思う。夢オチみたいな残念感があった。ハラハラドキドキを返してくれといった感じ。
Posted by ブクログ 2023年05月11日
メフィスト賞受賞、嫌ミスクィーンの名に恥じない出色の読み物。
筆者作品は苦手ながら、現実に案外近いところをえぐっているかなとも。。改めて筆力に脱帽
女性の汚点をこれでもかというほどに綴り、母、娘、近所関係、夫婦間、して不倫関係。
女とセックスに焦点を極限まで絞り切って、案外こうt峰無形とも言えない...続きを読む展開、そして処理も整然と言える。
情景に色を付け、臭いを漂わせ、温度感、音(叫びも多々)が映像的に盛り上がりっぱなし。
読みたくないと思いつつ、最後まで怖いもの見たさに読み切って・・この気分、軟化で浄化しないと現実に戻れない・・はぁ
麻美、奈央の世界が20年もさかのぼり、さらに明治時代の【記録】まで登場するげ結構、読み手側の頭に入れさせるのにも感心させられた。
Posted by ブクログ 2022年01月25日
もぅ、読んでて気持ち悪かったー笑
寄生虫が体にいるかも…っていうことを想像しただけで、
気持ち悪いー!!
オゾオゾしながら、読みました。
マンションに住むある主婦は、複数の男性と
体の関係をもつ。
ところが、その男たちが原因不明の死を遂げる。
そして、自分の体にも変化が…寄生虫……。
母は男にだら...続きを読むしなかったけど、自分は違う。
その一心で生きていく主婦。
原因不明の死には、何が関わっているのか。
話の繋がり方はおもしろいんだけど、
とにかく気持ち悪いー!!!!
本当に木枠に虫が潜んでいるとか、寄生虫とか、
ありとあらゆる所が気持ち悪かったー。
あぁー、気持ち悪かったー。
何回、気持ち悪いって言ったんだろぅー笑
Posted by ブクログ 2021年07月27日
サクサク読めた。読んでいくにつれ続きが気になり読み進めた。ということは内容的には面白かったと思う。
ただ「ん?」となりページを戻して読み直すことも多かった気がする…。
うわっ!!となるようなオチでもなかった。
Posted by ブクログ 2021年01月08日
「私が失敗した理由は」を先に読んだところ、こちらの本が何度も登場し、気になって購入しました。感想は…面白いけど、気持ちが悪い!!!
タイトルのとおり、「虫」がでてくるわけで、しかも実在の虫なわけで、止めればいいのにどんな虫か調べたくなるわけで、調べたら最後気持ち悪くてしょうがない!けど、読むのをとめ...続きを読むられない!
ただ、物語の真相が期待していた分、少し弱かったので、星3つです。
評価が高く期待していたのですが見事に裏切られました。最後はただの辻褄あわせの説明を会話形式でにしただけで余韻もうなにも残りません。今の真梨幸子さんの作品のような人間の本質をえぐり出すという感じとは程遠い出来です。