真梨幸子のレビュー一覧

  • 6月31日の同窓会

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    6/31 世界暦の閏年
    知らなかった。そんな暦があろうとは。
    お嬢様学校の特有の雰囲気のものかと思いきや、真相が明らかになるにつれあっといわされる感満載でした。
    しかし最後まで続く死んだはずの人々の会合 などなど 生きているのか?死んだ後でも繋がっているのか?とても不思議なお話だった。これがイヤミスというものなのかな⁉︎
    お話のテンポが早くとても読みやすい。
    この作品の作家さんの他の作品にも興味がある。今後の楽しみにとっておこう!

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    2024年08月14日
  • 人生相談。

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    投書を題材にした連作短編?
    かと思いきや全部つながってて、それに気づいたときには一気読み不可避、なんだけど
    登場人物多すぎて話が絡み合いすぎて、最終的には「読み終わったらネタバレ考察読んで答え合わせしよう」と深く考えるのを放棄してしまった

    書き止めながら読むとよく分かるのかもしれないけど、スピードは緩めたくないし…という葛藤
    先人達の考察様々でした
    物語は引き込まれる内容だったし、我慢できずに先へ先へ読んだのは自分のなので自業自得なんだけど不完全燃焼な感じ
    自分で"分かり"たかった〜と心の中で理不尽な駄々をこねている

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    2024年08月12日
  • 6月31日の同窓会

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    話しの設定が面白かった。
    確かに登場人物が多くて何期生の誰であだ名までついてて、メモしながら読み進めて何とか理解してたくらいでしたが、最後の外部入試組の意味が意外に好きで、一気に最後まで飽きることなく読めました。

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    2024年08月07日
  • 祝言島

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    面白い。一気読み。
    幾重にも張り巡らされた伏線と意外なラストで、途中誰が誰だかわからなくなるが、描写、タッチも嫌いでなく読めた。人間が1番怖い、と感じる作品。

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    2024年07月18日
  • 6月31日の同窓会

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    私立の女子校という特殊な世界が題材で、私自身も同じような女子校出身だからかとても面白かった。

    目に見えないヒエラルキーや劣等感、マウントの取り合いなど、女性の嫌なところを描くのがうまいし、あるある!と共感してしまう。

    登場人物が少しややこしいから、誰が誰か途中混乱するところもあるけれど
    最後はキレイに繋がっていき、今までの彼女の作品では1番好きな終わり方かもしれない。

    ⭐︎4.3です!

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    2024年07月17日
  • フシギ

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    面白いぃー!!

    ゾワリとクスリがオンパレード!笑

    ラストは、クルリで場面がグルリと回転。
    私もでんぐり返って
    なにー!?

    でした。
    あー面白いぃー

    こういうの好きです。
    ホラーなんだけど、
    あれ?なんで生霊?どっから?
    え!?私についてる!?
    なんで!?
    いつの間に、、、
    あぁ、そういう、、、、

    っていう、伏線回収しながら終焉。

    綺麗なホラー!!!

    思わず、連続殺人の起きた部屋の間取り調べたよね。
    本当だ!めっちゃ三角だ!!!!
    なんかフランスとかのオシャレ雑誌とかで、三角の部屋とかありそうだけど、精神に異常来たす人もいる?ってことなのかなぁ?

    わたしはただいま建築の勉強中だけ

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    2024年07月12日
  • みんな邪魔

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    ネタバレ

    「5人のジュンコ」と「坂の上の赤い屋根」というドラマを観て、原作者に興味を持った。

    とことんまで拗れた女性の汚い部分をぶち撒けたような本書。イヤミスとして突き抜けていて潔く、読んでいて不快感と爽快感が同居する独特な面白さがあった。

    本書は単行本時のタイトルは「更年期少女」だったらしく言い得て妙だが、タイトルを変えた事で登場人物が更年期を迎えた女性である事を隠す事ができ、読み進める中で「この人達オバサンだったのかーい」という驚きが追加され、見事な判断だと感心した。

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    2024年07月10日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    個人的には面白かった1冊。
    装丁(私が借りた本は、タイトルと名前が一致するくらい可愛い装丁だった)と内容のギャップがありすぎて。。。笑笑
    最初は可愛い程度の話なのに、後半は一気にミステリー小説ぽさが前面に出てて、やはり、真梨さんの作品だなぁと納得。。。
    本当に読んで欲しいほど、こういう展開なる!??と、ビックリさせられる。笑笑

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    2024年07月08日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    特別な顧客からの奇妙で奇天烈な依頼にも、ゆりかごからお墓まで対応する外商。「どんなご要望にも真摯にお応えします。」という信念のもと、入手困難な商品の手配から、お喋りの相手、さらには解体作業に至るまで、あらゆるニーズに細やかに応えてくれます。これは、そんな百貨店の外商と特別な顧客との間で繰り広げられる、お仕事奇話物語です。大塚さん、あなたにはできない案件など存在しないのでしょうね。

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    2024年07月07日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    ドットドロだね。

    題材が北九のあれなだけに、「ケモノの城」とかも連想はしたけど、あっちよりソフトだし、何より相変わらず文章や物語に引き込まれる。

    前作もそうだったけど、「小学校の下校中に蹴って帰ってた缶を家に持って帰ってその缶で城を作った」みたいな伏線の拾い方をするから最後まで気が抜けない。

    これは「衝動」とセットで読むべきものなのに、タイトルが良くないよなぁ…
    タイトルだけでの印象は「実写を撮った後の役者へのインタビュー」なのかと思ってずっと放置してた。

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    2024年06月29日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    うわぁ。
    きとるきとるきとる。
    きとるわぁ。
    うわぁ。

    期待を裏切らないイヤミス。

    普通、ミステリーだと、やたら賢い主人公かそのお供が少しづつ解き明かす事件を、一緒になって、
    ええー
    うそぅー
    すご、
    そうきたか!
    みたいな感じで犯人に気がついていく中。

    鈍いオバハンが、なんか変だなぁーって思いながら過ごしてるうちに、主人公殺されるってな。

    笑笑

    おい!みたいなのがまたいいです。はい。

    ミステリーなら、一人賢いのがいるはずなんだけど。笑笑

    犯人より上手はゼロっていう。そんな設定。
    マジか!?です。
    笑笑

    途中に出てくる娘さんが、わたしの娘と同じ名前で息子と同じ誕生日だったり。

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    2024年06月25日
  • イヤミス短篇集

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    最初の2話を読んでどこら辺がイヤミス?と思っていだか、3話目からが本物だったw以降はちゃんとイヤミスで面白かったし、よく出来てました。

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    2024年06月15日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    真梨さんの本はいつも飽きない
    どうやってストーリーを考えるのか
    不思議
    最後はやっぱり予想を裏切ってくれました

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    2024年06月06日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    大好きなJミステリーシリーズ!
    色んな作家さんのミステリーをしっかり読める。
    今回も読み応えあって面白かった。

    個人的に気に入った話
    "千鳥の契り"
    "わたしの最後のホラーミステリ"

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    2024年06月04日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    光文社文庫編集部・編『Jミステリー 2024 SPRING』光文社文庫。

    第5弾となる人気ミステリー作家たちの新作書下ろし短編6編を収録した贅沢なアンソロジー。

    本体価格1,200円ということは6編収録だから1編200円に相当するが、書下ろしであれば妥当なところだろう。誉田哲也、五十嵐律人、真梨幸子と素晴らしい短編が並び、1編200円も破格ではないかと思ったのだが、青柳碧人、五十嵐貴久、澤村伊智と駄作と凡作が続き、前半と後半の余りの格差に驚いた。

    誉田哲也『心のお話』。姫川玲子シリーズの最新作。『ドルチェ』で主役を務めた魚住久江が姫川の部下として登場する。この短編の山場での姫川のLGBT

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    2024年05月19日
  • 三匹の子豚

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    これぞ真梨幸子さんらしい作品。こいつはなんか変だなと思っていた人がその人から見たら語り手の方がおかしかったとか、誰に感情移入するか、誰を主人公として見るかで感じ方が変わる。まあ現実にも往々にしてあることですね。

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    2024年05月13日
  • 坂の上の赤い屋根

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    見事に騙された·····!イヤミス覚悟で読んでいたが、途中で頭が混乱した。最後の伏線回収でなんとかスッキリしたが、モヤモヤは残った·····。

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    2024年05月09日
  • 縄紋

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    歴史が好きな人におすすめの作品。
    とても面白かった。
    千駄木やおばけだんだん、文京ふるさと歴史科や小石川植物園など、この本のゆかりの地巡りがしたくなる。

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    2024年05月18日
  • 縄紋

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    ネタバレ

    真梨幸子さん、女同士のドロドロ系のイメージが強かったけれどこちらはまた全然違う読み味で面白かった。こういう参考文献がズラっと出てくる小説は勉強になる雑学も多くて好き。後半は誰が嘘をついているのかわからない、「信頼できない語り手」の要素もあってわくわくさせられる。
    結局『縄紋黙示録』は出版されたのか、反響はあったのか、五十部靖子の裁判はどうなったのかなどわからないまま結末を迎えてしまうのがちょっと心残り。

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    2024年05月05日
  • みんな邪魔

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    名前を覚えられないタイプなので、最初は読むのに苦労しました。相関図がないと読むのを諦めてたかもしれません…
    最初はまさしくイヤミスの名の通り、出てくる人がみんなどうしようもないし、嫌な話だと思ってました。
    最後に怒涛の伏線回収で綺麗に終わらせたところがスッキリしました!小説にしかできないトリックですね。

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    2024年04月24日