真梨幸子のレビュー一覧

  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚
    いつもの連作短編形式。
    あいかわらずおもしろい。前半の短編の、何も関係なさそうなことが後半の短編に関わってくるとニヤってなる。
    最後の2行は入れ替えたほうがいいのでは。
  • 向こう側の、ヨーコ
    星4にしたけど、3.5ぐらい。
    プロットは面白いし、夢中で読み進めたけど、途中似たような名前で頭がこんがらがったのと、結末がややぐだぐだだったのが残念。
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚
    真梨幸子さんの「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」を読む。
    イヤミスの女王と呼ばれているらしいですね。イヤミス?何?と思いましたが、なるほど、読んだ後にイヤな後味が残るミステリーね。
    8話のストーリーが、小さなカケラが後々繋がっていて、最初は楽しそうな話だったのに最後...続きを読む
  • お引っ越し
    オカルトホラーはダメなんです。
    と、最中心の底から後悔しましたが、そうではなかった。全容が掴みにくい真梨幸子らしい作品なので、雰囲気ですっかりオカルトと勘違いしてしまった。紛れもないサイコホラーだった。

    止めの一発を貰うためにもあとがきは読むべきだろう。
  • 6月31日の同窓会
    主人公の目線を最後まで描くことなく進んでいくのが、斬新で面白かった。
    最後のどんでん返しはやはり驚き。最後まで飽きさせない仕掛けに感服
  • 孤虫症
    読みやすくて、面白かった!
    寄生虫の表現がゾワゾワくる人が多いみたいですが
    私はそうでも無かったです。
    寄生虫が広がって行く恐怖話かと思って読んでいたんですが、ミステリー要素も入ってて、
    そこも良かったと思います
  • カウントダウン
    今回はまだ読みやすかった。
    読みきれてない??
    主人公は結局、妹を守りたかったのか?復讐したかったのか?
    モヤモヤ。
    あぁ~イヤミス。
    さすが、幸子先生。
  • カウントダウン
    おおー!!
    さっすがー!
    文章は軽く、読みやすい。
    だけど、読んでいて、胸糞悪い!
    真梨幸子!

    余命宣告されて医療を拒否した51歳。
    こんなにも俗世間的なドロドロが出てくるか?
    こんなにも人がつながっているか?
    などなどいろいろ「ひっでぇなぁ~」と思うけど、人の内面のドロドロを、これまたものすごく...続きを読む
  • みんな邪魔
    カタカナの名前にちょっと苦労…

    あー、いるいるこんなおばさん
    と思いながら読んでいると
    どんどんぶっ飛んでいく、
    どんどん振り切れていく…

    こんなおばさんにだけは
    なりたくないと思っていたが
    狂気に変わるスイッチは
    ちょっとした所にあることが分かる

    穏やかな更年期を迎えたいと
    切に願う
  • イヤミス短篇集
    読みやすかった。ハッピーな感じで終わらんの割と好き。終わり方をもやもやさせることで想像が広がってまたぞわぞわする感じ。
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

    前作とは種類の違う不穏な物語

     形式上『殺人鬼フジコの衝動』の続編だが「前作を上巻とした下巻」「前作で完成していると考える人にとってはスピンオフ」の様な作品。前作と同じようなものを期待して読むと肩透かしを食らうが、私自身は面白かったと思う。

     前作の殺人鬼視点とはうってかわって、今作では事件を追う記者側からの視点になる。記...続きを読む
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚
    1話目の歌劇団の話から、穏やかなストーリーだと思って読んでいたら、徐々に不穏な感じに…
    連作短編なので、登場人物が多いし、どの人物も好きにはなれないキャラばかり。
    最後はあー、そこまでやっちゃうのか…という感想しかない。
    「蠱毒」という言葉は初めて聞いたけど、その説明だけでも充分怖い。
  • 私が失敗した理由は
    おもしろかった。
    相変わらず登場人物が多くてかなりの数の人が殺されていくんだけど、今回は珍しい初めてのパターンが。
    話の中に真梨幸子が登場。
    お茶目な演出かと思いきや、なんと犯人はこの人…
    コンビニでバイトしてる時点でそうなんじゃないかと思ったけど、あまりに出てこないから忘れていたら最後の最後で出て...続きを読む
  • お引っ越し
    イヤミス小説の作家のひとり、真梨幸子さんの短編集。引っ越しをテーマに6つの物語が描かれており、なんとなく繋がっている感じがするもの。各物語の題名が’壁’とか’紐’とかの1文字で、怖さをあおる感じ。イヤミスというよりはホラーに近い内容。誰がも書いていたが、最後の「解説」が一番怖さを感じる。
  • みんな邪魔
    ミレーユの話は読むのが辛すぎる。この章読んだ後は親孝行したくなる…。
    ここまでの過干渉、過保護はなかなかないと思うが、共依存に近い状態の母親と娘の関係に身に覚えがある人には刺さるのでは。
    母には優しくしよう…。
  • 深く深く、砂に埋めて
    かつて芸能界を賑わせた美女、野崎有利子。
    数々の男性と噂され、その噂は人気が下火になってからも女性誌等から注目されていた。
    そんな有利子に魅せられた男たちの転落の人生。
    有利子は贅沢な暮らしを常に求めており、お金がないと有利子を喜ばせることはできない。
    どうにか、有利子のためにとお金を工面する男の子...続きを読む
  • アルテーミスの采配
     しつこいほどの反復が最後に意図的なものだと分かった時のぞっとする感じ。いろいろ怖いし、俗物的な意味で面白い。
  • 深く深く、砂に埋めて
    かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。
    やがて明らかになる男の転落と女の性。
    奔放に生きる有利子は悪女か、それとも聖女なのか?

    悪女文学の傑作『マノン・レスコー』を下敷きに、女のあくなき愛と欲望を描く長編ロマンス!

    ……...続きを読む
  • イヤミス短篇集
    短編なのにしっかりイヤミス。
    たまに真梨さん独特のグロい感じが私は苦手ですが、短編で読めるのも主婦にはありがたい。疲れている時は難しくて深い話よりイヤミスでスカッと!するのが一番
  • アルテーミスの采配
    黒幕と思っていた人をさらに操っている黒幕。
    さらに黒幕。
    黒幕…
    黒幕。
    うーーん。
    いや~~~みす~~。
    ダラダラと長い期間かけて読んだ割にはしっかり内容が入ってきました。
    さすが幸子先生!!