真梨幸子のレビュー一覧

  • カウントダウン

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    前半〜割と最後ギリギリまで勢いよく読まないと途中で飽きちゃいそうなダラダラ感。サラッと読んで正解。

    主人公は好きにはなれないけど憎めもしない。自分は幸せだと言い聞かせて頑張ってるのが痛々しい。最期は家族への彼女なりの復讐ができたのかな。スッキリではないけど。

    指先一つでなんでも知ることが出来てしまう、それ故に掻き乱される現代人の感情。そんな現代の闇を描いているのに書き方は割と軽いです。

    最後の最後で急にミステリー感が出てきてそこだけは面白かった。細々と散りばめられてサラッと放置されていたミステリー要素を最後にちゃんと明かしてくれるところは好きでした。

    きっとこうだろ、どうせこうなんだろ

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    2024年01月22日
  • 坂の上の赤い屋根

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    帯に「読後感爽快!」と書いてあるのですが逆にモヤモヤするイヤミスだと思います。
    主軸となる事件の描写が少ないのが物足りないけど、伏線が回収されて最後に謎が明かされるのは良かったです。周りの人物が濃い中、獄中の犯人がただのイケメン…あっさりな感じでした。

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    2022年08月27日
  • 孤虫症

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    ネタバレ

    読書備忘録675号。
    ★★★★。

    フォローさせて頂いている方が気持ち悪い気持ち悪いと連発していたので読みました。笑

    チャレンジャブルな小説でした。
    ヌルヌル、ぴちゃぴちゃ的なエロ・セックス小説であり、女の恨み・妬み・嫉妬をこれでもかと盛り込んだ小説であり、トリックミステリー小説。

    物語の中心で気持ち悪さを発揮しているのが孤虫症というSEXで感染する寄生虫病。
    モデルは芽殖孤虫症で、致死率はほぼ100%。これまで世界で18例しか症例がない。
    皮膚にブルーベリーのようなぶつぶつが出来、その中に孤虫症の幼虫がうじゃうじゃいるというもの。ゾゾッ。
    実際には、成虫が見つかっておらず、すなわち終宿主

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    2022年08月19日
  • 孤虫症

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    なんちゅう作品じゃ

    ラブストーリー?
    サスペンス?

    いやいや
    最後まで読んで…
    人間の体内に燻る虫たちの話

    ほんっとに虫が嫌いな
    私でも一気に読めたから
    ぜひ、未読の人は読んでほしい

    あっ
    あと、肉はしっかり焼こうね

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    2022年08月19日
  • 坂の上の赤い屋根

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    クズしか出てない話

    登場人物の誰にも共感できない話

    視点がころころ変わるので、しばらく誰が語っているのかわからない。
    そこが飽きずにどんどん読める。

    スッキリしないがありそうでなさそうな、ギリギリのハラハラ感がある。

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    2022年07月29日
  • アルテーミスの采配

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    ネタバレ

    AV業界をテーマにしたミステリー。
    普段関わることのない業界が題材だったので興味深かった。

    やっぱりした側にとっては些細なことでも、された側はずっと恨んでいるもの。

    原稿のおかしなところの3つめ、結局わからなかったので再読したい。

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    2022年07月12日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    久々に真梨さんの作品をよみました!
    短編集?なのかと思いきや、色んなところで繋がっていてさすがだと思いました。
    ミツコが途中からいなくなって、大丈夫!?と思いましたが、うまく主役交代?してて面白かったです!

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    2022年07月07日
  • おひとりさま作家、いよいよ猫を飼う。

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    イヤミスの女王と称される真梨さんのエッセイとブログをまとめた一冊。
    実は小説の方は、まだ未読。 
    ブレイク前のギラギラしたブログは刺激的で、猫のまりもさんを飼ってからの文章は癒やされた。
    あとがきで、お母さんの死を知ってしんみり。
    小説の方も近々、読んでみたい。

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    2022年05月23日
  • ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係

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    この作者さんはこういう叙述トリック?が好きなんだなぁと思った。読んでいて名前だけは出てきていたあの人が実はこの人と同一人物だった!みたいな。映像化しにくいから映画化とかはできなそうだなと読みながら思いました。
    大きくはストーカーの話。これを読んでいる最中にストーカーの夢を見たくらい、入り込んで読んでました。この作者さんのお話はドキドキワクワクして読み込んでしまうので、あっという間に読み終わる。
    面白かったけどあまりにいろんな人物が出て来すぎて混乱したので★4としました。相関図みたいなのが欲しくなる。

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    2022年05月15日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    百貨店外商さんの連作短編集。一章ごとに読めるけど、全て読み終わってみたら、完全に1つのストーリーでした。
    そして、流石、イヤミスの女王、という感じ。
    好き嫌いは別れるだろうけど、自分はは好きですね。

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    2022年05月13日
  • アルテーミスの采配

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    AV業界の闇…みたいな、都市伝説的な話は実際にも聞いたことがある。若くして不可解な死を遂げる女優がたまにいるとか、そういう類のこと。
    これは小説だからもちろんフィクションなのだけど、そういう意味でとてもリアリティを感じる。

    かつて、ライターの名賀尻が取材をしたAV女優が次々亡くなり、そして名賀尻自身も行方不明になるという事件が起きた。
    出版社で働く倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。原稿は『僕は犯人ではない。本当の黒幕は』という告白の途中で終わっていた。
    好奇心のあまり調査を始めた渚だったが、やがて原稿に張り巡らされた罠に気づく。

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    2022年05月11日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    女のドロドロ感情が全面に出過ぎていて、逆に動機として甘い気がしないでもない。
    きっとミステリとしては、さらに100ページは解説や同期の掘り下げが必要なのではないかと思う。
    ただ、説明しすぎないところや動機としての甘さが、より恐怖や得体の知れない生き物としての「女」を表現しているように思われた。
    一瞬、電車に乗るのが怖いと思ったのも、女がそんな得体の知れない生き物であることを、誰もが心のどこかで感じているからなのかもしれない。
    敢えてだとは思うのだが、回収されていないものが多くあるので、読者の想像を恐怖へ駆り立てていると思う。

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    2022年05月10日
  • おひとりさま作家、いよいよ猫を飼う。

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    イヤミス作家・真梨幸子さんのブログエッセイ

    さぞかしおどろおどろしい日常が…
    なんてことはなく…
    「あ~わかる~!私も~そうだわ~」
    「これあるあるよね~」
    なんて心の中でうなずきながら読んでいると…
    ふいにご家族の話などで生い立ちを知ったり…

    タイトルにあった猫のマリモさんの話は後半
    マリモさんを溺愛する姿が目に浮かぶ~
    まさかの猫つぐらを編むって!?
    真梨幸子さんすごすぎます!

    そしてあとがき
    なんかもうじわじわ沁みました
    真梨さんはじわじわ書いているわけじゃないのに
    逆にちょっとうるっときちゃいました。

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    2022年05月05日
  • 孤虫症

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    ネタバレ

    2005年。第32回。
    「殺人鬼フジコの衝動」は小学時代だけ読んだことある。同じトーン。
    1章は麻美の視点。東京郊外のタワマンの8Fに住む。夫は仕事忙しく(早く帰ってこられても困るが)、娘は中学受験でカリカリ。週3アパートで3人の男と関係をもつ。神経症ぽい。
    2章は妹のナミの視点。インディーズバンドリーダーの夫とはうまくいってない。義兄にほのかな思いを寄せる。麻美のタワマン住民と関りを持ち始め。
    小説がでてきたり、だんだん話の流れがあれ?となり。
    あー、そうなるんだ。
    全体的にエロ、悪意、虫。肉はよく焼いて食べよう。刺身も気になるなぁ。
    トヨザキさんが絶賛のあとがき。

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    2022年05月05日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    スゴく読みやすくてスラスラ進むんだけど、どこに向かってるのかよく分からなかったで、いつもの軽快な文章が冗長に思えてしまった。早く話を進めてよーって感じ。

    A面B面と話が分かれていて同じ名前が出てくるのでややこしかったー。

    終盤にくる怒涛の伏線回収。相変わらずおもしろかった。読み終わった直後にもう一度読み返したくなる。

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    2022年04月30日
  • お引っ越し

    匿名

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    解説まで面白く、夢中で読みました。
    「扉」が1番悪夢のようでゾッとしました。
    実際閉じ込められたら、出られた夢を見ては醒めて
    現実に絶望するのは怖すぎる。
    最後の話で繋がるので是非最後まで読んでほしいです。

    #ダーク #怖い

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    2022年04月24日
  • 私が失敗した理由は

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    真梨さんの作品は前にも読んだ事があるが、女性の裏の顔(表?)がリアルに表現されていて読みながら所々で「怖っ」となります。
    今作も面白かったです!

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    2022年04月20日
  • カンタベリー・テイルズ

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    ネタバレ

    真梨ワールド全開でした。
    短編が繋がっているとこが、また面白い。
    しかし、怖い。女性の様々な怖さを感じた。
    心の闇と病みの深さが怖い。
    カンタベリー、テイルズのカワイさんが怖い。めちゃ怖い。目黒さんはさいご理由がわかったのかな、、。真由美さんカップルは、どうしてそうなってしまったのか、、。真由美の思い込みの激しさは家族譲りなんだろう。。
    ジョン、ドゥのゆかりさんはどうなったのか、、
    気になる。
    読み返しても面白かった。

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    2022年03月01日
  • 6月31日の同窓会

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    殺人鬼フジコの衝動 以来の真梨幸子さんでした。
    終始暗いモヤがかかったような雰囲気
    名門校、女子校、思春期特有、女子特有の友人関係の軋轢
    蘭聖学園OG連続不審死事件の真相は何なのか?“お仕置き”とはー
    犯人は誰なのか?

    時系列が入り乱れていて、登場人物が入れ替わるたびに この人はいつ誰と何をしたんだっけ とページを戻しながら読み進める感じ。さらっとまた別の名前が出てくるのでその度にページを戻してまた戻って。
    そうやってヌメヌメと読み進めました。

    冒頭の合併問題の記事がここへ繋がるのね、と。
    終盤一気にクライマックスへと向かい、物語がおわっても何が起こったのかすぐに理解できない有様。
    最後は

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    2022年03月01日
  • おひとりさま作家、いよいよ猫を飼う。

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    著者のブログ、エッセイという内容
    全編、猫かと思ったらそうではなく
    後半が猫でした
    ブログ記事が多く感じましたが
    楽しく読めました
    猫のマリモさん、かわいいです
    マリモさんにあげてる肉が高級すぎてびっくりでした
    ブログ読んでると親しみがわきました

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    2022年02月23日