真梨幸子のレビュー一覧

  • 鸚鵡楼の惨劇

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    様々な伏線が最後に繋がります。そうだよなと思わさせられました。途中で嫌な気分なる、まさにイヤミス感満載の作品でした。

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    2021年02月13日
  • お引っ越し

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    真梨幸子さんと言えば、毎回ちょっと癖のある毒を含んだ文章を書かれる印象がありますが、やはり今回の短編集もそれが随所に表れていました。

    全体的に会話が多い事もあり、テンポ良く読めましたが、内側から開かない非常口など脳内映像でイメージしただけでゾッとする様なホラー感満載の作品集でした。

    読後、しばらくはひんやりとした余韻が残りやはり真梨さんらしいなと実感した1冊。

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    2021年02月04日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    最後の結末、唸ります。イヤミスではあるが、主人公の魅力と悲しさを理解できる部分もあって、読後の嫌な感は薄い。

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    2021年01月31日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    相変わらずの真梨幸子ワールド、人間関係の絡み方の複雑さに最後まで翻弄された。夢遠くに存在すると思っていた人が現実にどんどん近づいてくる恐怖。でもそれは現実なのか、はたまた夢なのか…

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    2021年01月16日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    構成がA面B面と特徴的で、
    この先どうなっているのか読み進めるのが楽しかった。
    どろどろとした感情が心のどこかにある女友達。

    それはズルいでしょ、とも思ったけれど、
    実際にありそうなラストにゾッとした。

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    2021年01月11日
  • 女ともだち

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    過去の描写が辛い。
    まともじゃないことって、頭の中で一つ何かを掛け違えてしまうだけで疑いもなくできてしもうのかな?
    救われてほしかったのに…そこはイヤミスですね。面白かった。

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    2020年12月28日
  • 私が失敗した理由は

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    登場人物が多いので一気読み必須。最初の登場人物の悩みは、最後にはなんだっけ?となるくらい、要素がたくさん。真犯人は結局あの人だけど、あの事件の犯人も?これは読み返し必須。

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    2020年12月25日
  • 人生相談。

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    好きな物語の進行!人生相談から話が始まってそれらが繋がって最後の結末を迎えるっていうのが、繋がった時の気持ちよさがたまらなくて快感です。

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    2020年12月07日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    途中頭が混乱する箇所もあったけど、人間関係のどろどろ感がリアリティーある!真梨幸子さんらしい一冊で、物語のテンポがすき!

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    2020年11月27日
  • あの女

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    2人の女性作家
    三芳珠美と根岸桜子
    いがみ合い
    珠美がマンションから転落して植物状態になる
    誰が突き落としたのかという謎は最後に解決する

    夢の話と現実がぐちゃぐちゃになって、今誰の目線で語られているのか見失いがちでしたけど、面白く読めました

    タイトルのあの女って誰のことでしょうね

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    2020年11月22日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    いつもの連作短編形式。
    あいかわらずおもしろい。前半の短編の、何も関係なさそうなことが後半の短編に関わってくるとニヤってなる。
    最後の2行は入れ替えたほうがいいのでは。

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    2020年11月08日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    星4にしたけど、3.5ぐらい。
    プロットは面白いし、夢中で読み進めたけど、途中似たような名前で頭がこんがらがったのと、結末がややぐだぐだだったのが残念。

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    2020年09月28日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    真梨幸子『向こう側の、ヨーコ』光文社文庫。

    1974年生まれの二人の陽子。どちらがどちらで、何がどうだかと読み進むうちに混乱してしまう。パラレルワールド小説なのだろうか。

    なるほど、こういう仕掛けの嫌ミスだったか。まさかの犯人、まさかの展開。かなり混み入った複雑怪奇なストーリーと赤裸々な40代女性の魂の声と欲望。恐ろしいが、意外にあっさりしたテイストだった。

    A面の陽子は恋愛小説家として成功し、独身貴族を謳歌する日々を過ごしていた。B面の陽子は夫と息子と共に暮らす贅沢とは無縁の慎ましい日々を過ごしていた。A面の陽子とB面の陽子、どちらが夢なのか。それとも……

    本体価格720円
    ★★★★

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    2020年09月20日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    真梨幸子さんの「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」を読む。
    イヤミスの女王と呼ばれているらしいですね。イヤミス?何?と思いましたが、なるほど、読んだ後にイヤな後味が残るミステリーね。
    8話のストーリーが、小さなカケラが後々繋がっていて、最初は楽しそうな話だったのに最後はザワザワした気持ちで終わりました。
    なるほどー。イヤミスね。
    真梨幸子さんって知らなかったのですが、NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」に真梨幸子とマリモとモナミで出演されていて、その独特なキャラクターに興味を持ったのですが、彼女がマリモとモナミについて書き下ろした短編と

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    2020年08月03日
  • お引っ越し

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    オカルトホラーはダメなんです。
    と、最中心の底から後悔しましたが、そうではなかった。全容が掴みにくい真梨幸子らしい作品なので、雰囲気ですっかりオカルトと勘違いしてしまった。紛れもないサイコホラーだった。

    止めの一発を貰うためにもあとがきは読むべきだろう。

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    2020年07月27日
  • カウントダウン

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    ネタバレ

    今回はまだ読みやすかった。
    読みきれてない??
    主人公は結局、妹を守りたかったのか?復讐したかったのか?
    モヤモヤ。
    あぁ~イヤミス。
    さすが、幸子先生。

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    2020年07月13日
  • カウントダウン

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    ネタバレ

    おおー!!
    さっすがー!
    文章は軽く、読みやすい。
    だけど、読んでいて、胸糞悪い!
    真梨幸子!

    余命宣告されて医療を拒否した51歳。
    こんなにも俗世間的なドロドロが出てくるか?
    こんなにも人がつながっているか?
    などなどいろいろ「ひっでぇなぁ~」と思うけど、人の内面のドロドロを、これまたものすごくうまぁーく描いています。

    気分悪いけど、ついつい読んでしまう真梨幸子。。。
    侮れない(いやいや、侮ってないけど)

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    2020年07月11日
  • イヤミス短篇集

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    読みやすかった。ハッピーな感じで終わらんの割と好き。終わり方をもやもやさせることで想像が広がってまたぞわぞわする感じ。

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    2020年06月06日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

    購入済み

    前作とは種類の違う不穏な物語

     形式上『殺人鬼フジコの衝動』の続編だが「前作を上巻とした下巻」「前作で完成していると考える人にとってはスピンオフ」の様な作品。前作と同じようなものを期待して読むと肩透かしを食らうが、私自身は面白かったと思う。

     前作の殺人鬼視点とはうってかわって、今作では事件を追う記者側からの視点になる。記者たちはフジコの養母下田茂子にフジコの事件とはまた別の事件についてインタビューを試みようとする。しかし、どうにも上手くいかない。その段階では記者たちにとって、下田茂子はただの事件関係者であって、警戒すべき対象ではない。そのため、何も疑うことなく普通に接して、結果的に翻弄されてしまう。しかし、読者の私

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    2020年05月21日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    真梨幸子『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚』幻冬舎文庫。

    コメディのスパイスが効いたイヤミス。昔の真梨幸子の純粋なイヤミスの方が好みかな。

    万両百貨店外商部に持ち込まれる様々なお客様からのご用命とトラブルは一つの大きな事件につながっていく。連作短編かと思ったら、一つの物語になっていた。

    本体価格670円
    ★★★★

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    2020年04月26日