真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまさかの結末だった。怪しい人が、麻美→奈美→(夫→アコ→山下らへんの主婦→梶原)とどんどん変わるから何を信じればいいか分からなくなってた。やばい人だと思ってた麻美はそこまでやばくなくて、実際には梶原やマンションの主婦がおかしい人だったのには驚いた。色んな登場人物の中身を色んな角度から見れた気がする。一つの角度からでは見えないこともあると思った。確かに主婦たちの不穏な空気は感じてたけど、まさか最終的に主婦たちが主犯だとは思わなかったし、アコがこの話のキーになるとは思わなかった。「孤虫症」っていうのも最初はなんかの比喩みたいなものなのかなって思ってだけど、実際に存在するとは思わなかった。あと最後人
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Posted by ブクログ
真梨幸子『向こう側の、ヨーコ』光文社文庫。
1974年生まれの二人の陽子。どちらがどちらで、何がどうだかと読み進むうちに混乱してしまう。パラレルワールド小説なのだろうか。
なるほど、こういう仕掛けの嫌ミスだったか。まさかの犯人、まさかの展開。かなり混み入った複雑怪奇なストーリーと赤裸々な40代女性の魂の声と欲望。恐ろしいが、意外にあっさりしたテイストだった。
A面の陽子は恋愛小説家として成功し、独身貴族を謳歌する日々を過ごしていた。B面の陽子は夫と息子と共に暮らす贅沢とは無縁の慎ましい日々を過ごしていた。A面の陽子とB面の陽子、どちらが夢なのか。それとも……
本体価格720円
★★★★