真梨幸子のレビュー一覧

  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    ネタバレ

    1話目の歌劇団の話から、穏やかなストーリーだと思って読んでいたら、徐々に不穏な感じに…
    連作短編なので、登場人物が多いし、どの人物も好きにはなれないキャラばかり。
    最後はあー、そこまでやっちゃうのか…という感想しかない。
    「蠱毒」という言葉は初めて聞いたけど、その説明だけでも充分怖い。

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    2020年04月19日
  • 私が失敗した理由は

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    相変わらず登場人物が多くてかなりの数の人が殺されていくんだけど、今回は珍しい初めてのパターンが。
    話の中に真梨幸子が登場。
    お茶目な演出かと思いきや、なんと犯人はこの人…
    コンビニでバイトしてる時点でそうなんじゃないかと思ったけど、あまりに出てこないから忘れていたら最後の最後で出てきた。
    登場人物が多くて話がごちゃごちゃしてるようで、最後にすっきりまとまっちゃう。
    読めない展開でどうしてもはまっちゃう。

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    2020年04月13日
  • お引っ越し

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    イヤミス小説の作家のひとり、真梨幸子さんの短編集。引っ越しをテーマに6つの物語が描かれており、なんとなく繋がっている感じがするもの。各物語の題名が’壁’とか’紐’とかの1文字で、怖さをあおる感じ。イヤミスというよりはホラーに近い内容。誰がも書いていたが、最後の「解説」が一番怖さを感じる。

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    2020年03月26日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    かつて芸能界を賑わせた美女、野崎有利子。
    数々の男性と噂され、その噂は人気が下火になってからも女性誌等から注目されていた。
    そんな有利子に魅せられた男たちの転落の人生。
    有利子は贅沢な暮らしを常に求めており、お金がないと有利子を喜ばせることはできない。
    どうにか、有利子のためにとお金を工面する男の子たちだが、その苦労を有利子は全くもってわからないというか…ただ、なければ自分で工面するまで。
    それがまた男を窮地に追い込んでいく。
    恐るべし、有利子だけれど、そんな彼女から目が離せなくなり、男たちの証言もまた興味深い。

    2020.3.6

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    2020年03月07日
  • アルテーミスの采配

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     しつこいほどの反復が最後に意図的なものだと分かった時のぞっとする感じ。いろいろ怖いし、俗物的な意味で面白い。

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    2020年02月27日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。
    やがて明らかになる男の転落と女の性。
    奔放に生きる有利子は悪女か、それとも聖女なのか?

    悪女文学の傑作『マノン・レスコー』を下敷きに、女のあくなき愛と欲望を描く長編ロマンス!

    ……ってことだったんだけど、なんか想像と違ったわ〜!しかも、イヤミスでもないし、ある意味ハッピーエンドかも。

    それに、こーゆーの、わりと好きだったりするのよね、私w

    好きな人のことを、死ぬまでずっと思い続けたり、守り続けたりするのって、他人から見たら愚かにしか思えなくても、本人がそれで幸せならいいわ

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    2020年02月24日
  • イヤミス短篇集

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    短編なのにしっかりイヤミス。
    たまに真梨さん独特のグロい感じが私は苦手ですが、短編で読めるのも主婦にはありがたい。疲れている時は難しくて深い話よりイヤミスでスカッと!するのが一番

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    2020年02月24日
  • アルテーミスの采配

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    黒幕と思っていた人をさらに操っている黒幕。
    さらに黒幕。
    黒幕…
    黒幕。
    うーーん。
    いや~~~みす~~。
    ダラダラと長い期間かけて読んだ割にはしっかり内容が入ってきました。
    さすが幸子先生!!

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    2020年02月16日
  • お引っ越し

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    「短編は苦手やねん」と読み始めましたが。
    ゾワゾワ。
    ゾクゾク。
    くるねぇ~イヤミス感。
    そして、これは短編ではなかった!!
    さすが幸子先生!!

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    2020年01月10日
  • アルテーミスの采配

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    物語的にはリアリティに欠ける部分も多かったのですが…
    それよりもAV業界の裏面のリアリティに、鉛を飲み込んだ様な気持になりました。
    商品としての格付け、賞味期限、発達障害。
    これはもちろんフィクションなんだけど、
    取材等で構築されたノンフィクションな部分にダメージが大きい一冊でした。

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    2019年12月28日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    テレゴニーがあり得たら処女を妻にもらった夫以外ほとんど絶望するでしょうね( ゚д゚)絶対ないって。
    最終的に捕まった犯人さんに同情するわー。河上と客達と覗き見して興奮してた男だけを殺してたらなんの問題も無かったのに(*_*)気の毒だわ。

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    2019年10月19日
  • アルテーミスの采配

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    難しい!
    登場人物が多く、中には名前すら明かしてくれない人もいて、最初のうちは行ったり来たりしながら読んでいました。

    ただ好奇心をくすぐる展開、くらーいいやーな感じは真梨さんらしさの真骨頂。

    最後まで一気読みでした。

    ただ一回じゃ理解できない。軽く読み返しただけで、いろんな新しい気づきがあります。
    あと3回ぐらい読まないと見落としていた伏線がありそう。

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    2019年08月11日
  • 5人のジュンコ

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    この作品は「バタフライエフェクト」という言葉の意味を理解した上で一気読みすることをおすすめします。
    僕は言葉の理解もなく時間をかけて読んだ結果、5人のジュンコがどう繋がるのかに意識を割いてしまいました。
    読み直しをした上で。
    さすがイヤミスの女王。
    真骨頂を感じることができました。
    何かしら連動する、負の連鎖とはまた違う。
    イヤぁぁぁあああ(゜〇゜;)

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    2019年08月06日
  • おひとりさま作家、いよいよ猫を飼う。

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    猫ってどうしてこう人をダメにしてしまうんだろう?
    あぁ、わかりました、そうします
    と服従してしまいたくなる雰囲気を醸し出しているのよね〜。逆に、ネコのような人間になれば、周りから「あなたのおっしゃるとおりです」的な関係になるのだろうか? まさかね。

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    2019年08月02日
  • 5人のジュンコ

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    さすが、イヤミスの女王。

    ゾクゾクってする感じ
    たまらんわ〜。

    別に
    5人もいらんかったかな〜笑

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    2019年06月20日
  • お引っ越し

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    怖かった!でも面白かった。
    短編でも、毎回ゾクッとさせられた。
    さすが真梨さん。
    ホラーは苦手なので、オバケ的な感じがするのは怖い。
    解説はオバケ的な怖さと、人の怖さどっちもあって1番怖かった。

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    2019年06月17日
  • おひとりさま作家、いよいよ猫を飼う。

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    賞をとってデビューしても作家さんって大変なのね(^_^;)
    「殺人鬼フジコの衝動」がブレイクしてホントによかったわーwww
    真梨さん、ますます興味深いw
    未読のやつ、探して読まなくちゃ!!

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    2019年06月12日
  • 5人のジュンコ

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    ネタバレ

    飽きずに一気に読めた。
    日が空くと誰がどのジュンコだか分からなくなりそう…

    "バタフライエフェクト"
    同じ名前、似た境遇などで意識したり
    影響されてしまいこの小説のようになると
    とても怖いと思いゾクゾクした。

    登場人物が女性が多いことや
    母として、女としての嫉妬などの話しがあるので
    女性のほうがよりゾクゾクしながら
    読めると思う。

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    2019年05月06日
  • お引っ越し

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    イヤミスの女王・真梨幸子さんの「お引っ越し」あるある?なブラックな笑いの6つの都市伝説系恐怖短編集。怖いのは当然として何処かに黒い笑いが潜んでいる現代怪奇譚の味わいですね。最後の解説も著者ご自身が書かれていて鯛焼きの様に頭から尻尾までたっぷりと楽しめましたね。登場人物全員がカタカナ表記で海外ミステリを読む感じもありますね。中森明菜さんの名曲「DESIRE」の歌詞「ゲラッ・ゲラッ」を聴くのが怖くなりましたね。全編に登場するアオシマは伊坂幸太郎さんの千葉と同業者ですが、昔東京都知事だったあの方とは別人ですね?

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    2019年04月09日
  • お引っ越し

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    ギャーーー!怖い!!
    引っ越しにまつわる連作短編。
    これを読んだら引っ越しするのを躊躇う人が続出しませんか…
    私は引っ越し経験が少ないけど、なんとなく引っ越しっていうのは好きではないたちです。
    いや、さすが真梨さんです…

    2019.3.30

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    2019年03月30日