真梨幸子のレビュー一覧
-
少しずつ繋がっているいつもの連作短編集。
誰の視点かとか言い方でずいぶんとモノの見方が変わってくる。ストーカーの言い分が面白い。
今回はお笑いの要素が強めだったかな。その分エグさが控えめで、そんなにイヤ〜な気持ちにもならなくておもしろかった。
この人の小説は、上質の殺人ミステリーだと思って読むとガ...続きを読むPosted by ブクログ -
公園でホームレスの女性が殺害された。犯人も殺された理由も不明…
さっちゃんの事件を探っていくうちに、何人もの人生を見た感じ。ぎっしりぱんぱんに詰まっていて読み応えがあります。Posted by ブクログ -
面白いと思う作家さんです
読みやすく、小説の中に入り込みやすいので
どんどんページがめくられていきます
今回は最後のオチが自分には強引だったと
感じましたが、楽しめましたPosted by ブクログ -
「おひとりさま女子」さっちゃんの死をさぐっていくと。。。
おひとりさま女子の老後とか、ホームレスに対する偏見とか、仕事に対する偏見とか、いろいろ考えさせられる物語でした。Posted by ブクログ -
「いいえ、思い出したいんです。どんな記憶であったとしても、ちゃんと思い出して、そしてちゃんと母を憎みたいんです。でなければ、なんで今の私がこんなに惨めなのか、分からないままです。それじゃ、理不尽すぎます。せめて、今の不幸の原因が母であるということを実感できれば、その恨みをバネに生きることもできると思...続きを読むPosted by ブクログ
-
ホームレスの女性が公園で殺される。
誰が何故殺したのか?
少しずつ関わりのある人物達が、かわるがわる登場し、「さっちゃん」の人となりや過去が明らかになっていき、真相にたどり着く。
さっちゃんの印象はくるくるとかわり、その人生はなんとも波乱万丈であり、彼女はどこで間違えたのか…(いや、彼女はそうは思っ...続きを読むPosted by ブクログ -
後半はミスリードというより話がワチャワチャしてきて、振り回されてるうちに終わった感じ。収拾に迷って全滅させた?と思ってしまう。
Chapter4.ぐらいまで(三浦さん、戸井田さん、田上さんのドタバタ会話)が面白かったです。
・・・高級ハム食べたい。Posted by ブクログ -
うーむ。面白くないわけではない。
でも一気読みするほどではなかったかなぁ。
真梨幸子さんの年齢がこういうストーリーを
書かせてしまうんやろか?
バブル期、氷河期なんて、そんなに意識して
生きるもんかなぁ?
なんせ語り手がどんどん変わるのに
えっと今は誰が話読んやっけ?と
たまに思ってしまった
...続きを読むPosted by ブクログ -
5つの区画に分かれている新しい住宅地の話。
次々に視点が変わって、意外にポップで面白く読めるけど、最後は結局なんだったのか、わけがわからないまま終わってしまった。時系列が複雑で、ちょこちょこ戻らないとよくわからないし、意味ありげなセリフの意味がわからないまま終わってしまった。
引越しの挨拶品が意外に...続きを読むPosted by ブクログ