真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ*余命、半年―。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳独身。歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきっかけで癌が見つかった。延命治療を受けないと決意した亜希子は“有終の美”を飾るべく“終活”に勤しむが、夫を略奪した妹との決着や“汚部屋”の処分など数々の課題に直面することに。彼女は“無事に臨終”を迎えられるのか!? *
真梨作品にしては登場人物が少なく、ややこしさも騙しも少ないので、サクサク読めます。
それにしても、この方は本当に女性の醜い感情を浮き彫りにする巧い。立場が変わるとこんなにも見方が変わるのか!と驚かせてくれるのも楽しい。気楽に、たっぷ -
Posted by ブクログ
恋愛小説家として成功した陽子は、幼い頃から、自分が辿るはずだったかわいそうな運命を生きるヨーコの夢を見ていた。
一方、夫と一人息子と共に暮らす陽子は、決して贅沢のできない毎日に嫌気がさしていた。
家も、職業も、生活も、全てが異なる二人の人生は絶対に交わることはなかったが――。
章ごとに小説家で独身のA面の陽子と、パート主婦のB面のヨーコのエピソードが交互に描かれていきます。
B面のヨーコの世界はA面の陽子の見ている夢という設定ですが、両方の世界に同一人物が登場し関係性も同じなので読んでいるうちに双方の比重が増してきてどちらが現実かわからなくなってきます。
しかも殺人事件まで起こりA面とB面の