真梨幸子のレビュー一覧

  • 女ともだち

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    同じマンションで殺された2人の女性
    駆け出しのルポライターが真相を探るうちに
    明かされてゆく真実。

    イヤミスというより、ドロドロで怖い怖い。
    中年にさしかかった女たちの闇の深さに
    自分の中にもあるであろう姿を見てゾゾゾ

    表面と内側と。
    「女ともだち」の真の意味に「そうかもしれない。。」

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    2018年09月13日
  • お引っ越し

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    ネタバレ

    たまに怖い話しとかが読みたくなる衝動にとらわれますw 気になっていて、今回書店で目に留まったので手に取っていました。

    前に読んだ 『夜葬』 はオカルト的怖さでしたが、こちらの『お引っ越し』は見えない者から導びかれる恐怖というか。
    こんな扉を見たら・・ こんな棚があったら・・ こんな机からあんな物を見つけたら・・ こんな箱が置かれていたら・・ こんな気になる壁があったら・・ そして黒い紐・・・・叫び
    あああ 怖いよ~ でも一番謎で、一番怖いのは管理人さん、何者なんだーってなってしまいました(゜o゜;;

    解説もめっちゃ怪しかったですw

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    2018年08月19日
  • カンタベリー・テイルズ

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    パワースポットをテーマに
    ゆるく繋がる連作短編集

    ごく普通の日常のすぐ隣にある殺意や死
    イヤミス度はそこまで高くないかも。

    あーあーあー
    そっちか!!という
    ジトーーっとした読後感はさすが(笑)

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    2018年08月16日
  • 5人のジュンコ

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    男たちを騙し、金を巻き上げ、次々と殺していった
    連続不審死事件の容疑者「佐竹純子」
    彼女と直接、または間接的に関係のある「ジュンコ」たち。

    悪意や殺意は伝播するのか
    相変わらずのイヤミスっぷり(笑)

    女のイヤなところを描かせたら天下一品

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    2018年07月21日
  • アルテーミスの采配

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    闇を掘り下げたテーマもストーリーも良かったのに、読みづらくて何度も戻って読み返してしまった。ふいに差し込まれた空行に「これは叙述トリックで目線が変わってるやつだな。不自然に名前を出さなくなったし」と深読みさせといて、結果なんでもなかったってパターン多すぎ。

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    2018年05月21日
  • アルテーミスの采配

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    AV業界という業界そのものが興味深く、すらすら読めた。

    誰が黒幕なのか?というところに関しては全くわからず
    女の恨みって本当怖いなぁ…という感想。
    わりと人物関係が複雑。

    仕掛けももちろんですが、AV女優という仕事についている
    女性たちの心情や背景がすごく細かく描かれていて
    その部分が興味深かった。

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    2018年05月12日
  • 女ともだち

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    ぐっちゃぐちゃでドロドロ。
    読みやすいし、二転三転するから気になって止まらなくはなるけれど…オチは弱かった。

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    2018年05月02日
  • アルテーミスの采配

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    AVの世界の裏側を舞台にした物語!

    AV女優の素顔を描く本を出版しようと、ゴーストライターが女優達をインタビューする。
    まぁそれだけでも面白いのですが、インタビューを受けた女優達が失踪しだす?
    ゴーストライターが不審に思い始めたところで物語は急展開!

    罠に嵌められAVの世界に身を投じ自分を納得させて行く女優達が切ない・・・

    本作品には許せない登場人物が一人いました。

    身に覚えのない恨みってあるんだなぁと思った。

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    2018年04月01日
  • イヤミス短篇集

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    連作短編集。(2012年9月)ほかの連作短編集よりはちょっと落ちる。
    収録作品:一九九九年の同窓会 / いつまでも、仲良く。 / シークレットロマンス / 初恋 / 小田原市ランタン町の惨劇 / ネイルアート

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    2018年08月11日
  • カンタベリー・テイルズ

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    2018年、4冊目は真梨幸子。通常と隙間読書を併用して読んでいたモノ。

    5つのパワースポットにまつわる、5編の連作(❔)短編。今回はタイトルとパワースポットだけ紹介。

    グリーンスリーブス-首かけイチョウ-
    カンタベリー・テイルズ-カンタベリー大聖堂-
    ドッペルゲンガー-来宮神社-
    ジョン・ドゥ-井の頭恩賜公園-
    シップ・オブ・テセウス-西新宿高層ビル群-

    グリーンスリーブス→カンタベリー・テイルズ、そこから派生した3つの物語といった印象。しかし、どうにも、尻すぼみ感が……。後半も悪くはないが、個人的に、真梨幸子に期待してるのソコじゃないって感じなのよ。

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    2018年01月30日
  • イヤミス短篇集

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    あ~、真梨さん、面白かったわ~。イヤミスっていうよりサイコホラーな感じ。どれも秀作だったけど、ネイルアートが怖かった。金山さん、それは分からんでしょ!

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    2017年09月04日
  • イヤミス短篇集

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    題名の通り、確かに嫌ーな気分になる短編集です。ミステリーというより、ホラーじみている作品も。ただどの主人公も元からどこか異常性を感じる人々で、残念ななオチも身から出た錆。元は常識的な人が壊れていく姿の方が怖さを感じると思います。最近女の業に関する話題が周囲にあったことから、「いつまでも、仲良く。」が特に面白く感じました。全体的に面白い短編集でした。

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    2017年09月02日
  • イヤミス短篇集

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    まあタイトルからして当然ですけど実にイヤミスだった。
    一番やだったのはラストの育児サイトの「ネイルアート」かなあ…「小田原市ランタン町の惨劇」も嫌だけどイヤミス的な嫌さというよりは気持ち悪さが勝った。
    「いつまでも、仲良く。」も予想はできるものの非常にいやでした。いやなことが分かっていてそのままそこに進んでいくタイプと、まさかそんなのいやさが来るタイプがありますけどこれは完全に前者。上の二編は後者のタイプ、かな。
    「シークレットロマンス」は、いや、嫌さも確かにあるんですけど、すみません、抱えている原罪ゆえににやにやしてしまう部分があり、うっかり許せてしまうといいますか、はい。

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    2017年08月11日
  • イヤミス短篇集

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    時々こんなイヤミスを読みたくなる。
    かなりグロい系のイヤミスだ。
    本当に読後感の悪さったらない。でも、また読みたくなるのだ。

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    2017年07月28日
  • 人生相談。

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    ネタバレ

    様々な人生相談に絡めて複数の話が進行していくユニークな趣向。いけ好かなかったりゾワゾワする登場人物ばかりなのに、関係や正体を予想しながら読んでいくのは意外と楽しかったな。ただし後半は見事に頭の中では収集つかずw巻末にでも空欄の相関図があれば名前を埋めながらもっと楽しめるはず。
    人物の焦点が最後まで絞れなかったからか、読み終わってもスッキリしない。とりあえず読み返しながら人物整理をしたい気分。
    エステの顛末もきつかったが、母親ならではが陥るラストの彼女のダークゾーンは同じ立場としてヒヤリとさせられる一撃だった。

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    2022年08月27日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    タイトルが意味深だし真梨さんなのでさぞオドロオドロしいお話かと期待大で読んだのだが…あっさりしすぎて期待外れでした。有利子は悪女?うーん、頭の弱い天然な人って感じで読み進めるうちに魔性もダウンし、弁護士との逃避行も(ないわー)な感想でした。途中までは良かったのにな。

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    2017年06月26日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    真梨幸子さんは2冊目。何となく壮絶だろうなと覚悟して読む。性的異常者多数登場したが、エロもグロも描写がしつこくなく意外にさらっと読めた。ただ、どんでん返しに無理があった気がする。コウちゃんにミズキか…カタカナって先入観入るよな。それにしても、一番の被害者は駿だよな。

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    2017年06月18日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    男を狂わせてしまうような女性ってほんとにいるのかな?
    あたしはお目にかかったことがない。いや、あっても同性だから気づいていないだけかもしれない。
    主人公はかなり美人だったこと、喜びを表現するのがうまかったこと、性的関係にためらいがないことが人気のあった理由に思える。どれも男性が喜びそう。
    とびきり高価な物を次々と与えられるってどんな気分なんだろうね? チヤホヤされて気分の悪い人はいないだろうから、相当舞い上がっちゃう? でも、考えたら中身のない付き合いなんだけどね。
    他人との関わりってものではないと思うのだけれど、愛情を表現しようと思うとものが1番手っ取り早いのか。

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    2017年06月15日
  • イヤミス短篇集

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    後味の良いものだけが人生を形作るわけではない。
    苦いこと、苦しいこと、悲しいことこそ人生の彩り、なのかもしれない。
    だが、実際に自分がその当事者になるとしたら?
    そんなのまっぴらごめん、そう思うのは人間皆が持つ当たり前のエゴイズム。
    自分は嫌だけれど、他人が味わうなら、それは甘い蜜になる。
    自らは手を汚さず、高みの見物といこうじゃないか。
    そして最後に神妙な面持ちでこう言うのだ、「かわいそうね」「嫌なことですね」。
    その目の奥では、ほくそ笑みながら。

    『小田原市ランタン町の惨劇』
    男性にとっての惨劇の一つは付き合ってもいない、好きでもない女性から「妊娠した」と告げられることではないだろうか。

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    2017年06月01日
  • カンタベリー・テイルズ

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    ぞくぞく。相変わらず気持ちの悪い様で心のどこかでほくそ笑んでしまう様なぞくぞく感。
    この人の作る世界は極力映像化せず、頭の中であれやこれやと想像を巡らせて文章の1つ1つを味わいたいって思わせてくれる。

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    2017年05月27日