真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ途中まではとても面白くて読み進める手が止まらなかったが、終わり方はかなりご都合主義で拍子抜けしてしまった。
最後の「腐った蒸しパン」のところだが、ミチルを殺したのは結局大渕ではなく橋本ということでいいのかな?
優しい姉と言っていたが、最後の自供(?)のとおり、両親が優秀な姉ばかり気にかけるのが許せなくて橋本が殺したということで合ってる?
あと礼子のお金を盗んだ瑛子も橋本の差し金?さすがにそこまでは考えすぎ?
なんだか一部謎が残ってもやもやしたままです。
この後「6月31日の同窓会」を読もうと思って気づいたが、終わりの方で出てきた松川凜子はその小説にも出てくるみたい。
先にそちらを読んでいればニヤリとできたのかな?
全然関係ないけど、橋本涼って、ジャニーズのHiHi Jetsの橋本涼さんと同姓同名ですよね。 -
Posted by ブクログ
私は女友達がほとんどいない。というか男友達も含めて、友達というものがほとんどいない。はっきり言うと、2人、だ。
友達という概念は人それぞれ違うと思うけれど、私には深く狭くが1番心地がいい。
何度も引っ越しているというのもあるが、こんなだから、同窓会というものに参加したことがない。案内すら届いたことがない。
6月は30日までである。
しかし今作には31日の同窓会の案内が存在する。この案内が届いたものはお仕置きされるという都市伝説的な噂。
果たして次々と同級生が亡くなっていくのはただの偶然の重なりか、誰かが本当にお仕置きをしているのか。
ずっと共学だった私は、女子校という世界を知らない。女子特有のドロドロは嫌というほど味わって来たからこそ、進学の際に女子校という選択肢は1ミリも無かった。
学力も人並みで、上を目指していたわけでもないから、外部入試というものも触れたことがない世界である。
私は今作の世界をリアルでまるで知らないのだ。
しかしこの蘭聖学園、普通ではないのは私にも分かる。さすが真梨さん。ここまで女子の嫌な部分を突きつけてくるか。
恋愛が絡むと途端に嫌に女になってしまうのはなんだろうな。これは誰が相手でも、どんな女でも当てはまるものと思う。
そして自分が注目されていないと不安になってしまう人間もいる。どちらも人間誰しも持ってしまう感情、嫉妬。
この嫉妬をうまく書き上げるのが真梨さん。
登場人物にも時系列にも頭をフル回転させながら読まなければならない。一気読み推奨本。
ありきたりな同窓会。
成長した自分と、周りの同級生たち。
知らぬ間に嫉妬、していませんか?されていませんか? -
Posted by ブクログ
1つの長編ミステリーだけど、群像劇っぽくお話が展開してゆくこの感じ。真梨幸子らしさ満載!!
途中の展開はグイグイ引きこもまれて一気読み。
登場人物みんなキャラがたってて、先が気になってしょうがない。
★4でもいいけど……迷った末の★3。ラストの真相、真犯人?のところがちょっと弱いかな…と思ってしまったので。
あとは、キャラクター達のむき出しの感情の書き方が、ちょっと生々しくて(生々しすぎて)………。
で。今作で思ったのは「人というものは、物事を主観的にしか見れないんだな」ということ。だから、同じ事件・同じ出来事でも、見る人によって捉え方や感じ方が違ってしまう。
例えば、彩也子は「清楚な女子高生」だったのか、「頭の弱い尻軽」か、それとも「親からの愛情に飢えたかわいそうな子」なのか。
大渕は「ビッチに踊らされたかわいそうな男」なのか、「女子高生を、あやつって殺人事件まで起こした極悪人」なのか、はたまた「天性・無自覚のジゴロ」なのか。
たぶんどれも正解で不正解。
真実はひとつだけど、答えはひとつじゃない。
私にとっては正解でも、他の人にしたら全くの不正解
…みたいな事って沢山あって、人と分かり合えるなんて不可能なのでは??
って思わされたのが、今作で一番怖かった。