真梨幸子のレビュー一覧

  • 深く深く、砂に埋めて

    Posted by ブクログ

    有利子にふりまわされる男たちの話。

    でも、何だかんだ言って辰子が一番おいしかったのかね。
    娘を売って豪勢な暮らしして。
    まぁ、有利子がいなくなってしまったから、
    これからは落ちていくだろうけど。

    というか、『女ともだち』の続編なの?
    気付いてないし…

    0
    2015年09月14日
  • 鸚鵡楼の惨劇

    Posted by ブクログ

    騙された!

     読みやすいのに真犯人が意外ってことで、驚いた。緻密な組み立てに感服。ラスト近傍で事件は解決し、少しばかり謎が残るなぁと思って最後まで読むと、そこに新たな真実が。騙された!

     オカルトチックな部分が好きではないが、そんなものなくても一流のミステリーだと思う。オカルトは目くらましなのかもしれないけど、無駄がない登場人物がそれぞれに役割を果たしており充実感あるなぁ。

     午前中の読書は楽しかった。

    0
    2015年09月14日
  • 鸚鵡楼の惨劇

    Posted by ブクログ

    1962年、鸚鵡楼と呼ばれる洋館で殺人事件が起きる。
    1991年、鸚鵡楼跡地に建つ高級マンションでエッセイスト沙保里は夫と息子と暮らしている。何不自由ないと思われる生活で沙保里が気がかりなことは、息子が別れた恋人に似ていることだ。
    似ているわけがないのに。恋人と別れた後に身籠ったのだから。でも、ぴちゃぴちゃと指を吸う癖や妙に頭の良いところ、そっくりだ。そんなことあり得ない。
    連続幼女強姦犯である男に似ているなんて。

    真梨さんの本を殆ど読んだためか、真梨さんのトラップがわかるようになってしまった。
    何に気をつけて読んでいけばいいのか。
    登場人物が、誰が誰だかわからなくなるトラップ。
    これは誰で

    0
    2015年09月03日
  • えんじ色心中

    Posted by ブクログ

    真梨さんの本は、私の後ろめたさを、ぐりぐりぐりぐりしてきて、うっ、ってなる。落ち込む。
    でも読む。

    0
    2015年08月14日
  • クロク、ヌレ!

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ真梨幸子の作品の中では一番ユーモラスではないかと思った。独特の人物描写はさすが。ただ物語の内容がいまいちピンと来なかった。ストーンズの曲、paint in blackの引用のされ方にも無理があったような気がする。

    0
    2015年04月19日
  • えんじ色心中

    Posted by ブクログ

    ある少年が、受験戦争を潜り抜けて名門難関校に合格したのに家庭内暴力の末、父親に殺されてしまったという「西池袋事件」。
    事件から16年後、新たな悲劇が起こる――。

    「西池袋事件」を軸として、2つの仕事をかけもちしながら何とか生活している久保のパートと、落ちこぼれの少年と帰国子女の少女の交流を描く過去のパートが交互に語られる、複雑な構成。

    独り言のような一人称が、どこまで現実でどこまで妄想なのかわからなくなります。
    時系列もあいまいで先が読めず、ブツ切りのトピックを積み重ねるブログを読んでいるような感じ。
    読者の共感を拒む文章が、いっそすがすがしい(笑)!

    ミステリとしては破綻しているという

    0
    2015年02月09日
  • クロク、ヌレ!

    Posted by ブクログ

     無名画家の人生を広告企画のために暴いていく、有名人との意外な接点や、不可解な殺人事件など・・・周囲のキャラクタが際立つ、著者がお得意のちょっとあぶない人達が登場する、壊れかけた人たちの扱いが上手い。

    0
    2015年01月25日
  • えんじ色心中

    Posted by ブクログ

    真梨さん作品の中では、それほど強烈なインパクトな読後感はなかったかな。最後、登場人物の関係性を整理するまでに時間がかかった…

    0
    2015年01月08日
  • 私は、フジコ

    購入済み

    あなうめ。

    ふたつの物語を、繋ぐ物語。

    0
    2014年09月26日
  • えんじ色心中

    Posted by ブクログ

    今ひとつキレの無い作品。真梨幸子の文庫化作品は全て読んでいるが、これほどキレの無い作品は無かった。この作品はデビュー二作目で、これまで文庫化されていなかったのも納得出来る。

    プロローグを読む限りはいつもの真梨幸子であり、これから展開されるであろう独特のイヤミスの世界に期待は膨らんだのだが、どうにも方向が定まらないかのような展開に読むのが苦痛になった。

    こういう作品も中にはあるだろう。次の作品に期待したい。

    0
    2014年09月16日
  • クロク、ヌレ!

    Posted by ブクログ

    エキセントリックな名も無き画家の作品を集め始めた母に翻弄される娘。
    この画家と昔同居していた、プールで溺死した有名小説家。
    最近パッとしない広告プランナーは画家と小説家に目をつけ、広告企画に連動させるために二人の死を劇的な物語に仕立て上げようと奔走する――。

    様々な人の視点から捉えられた事実が輻輳し、やがて決壊の後に収束していく。
    この先どうなっていくのか、お話の着地点が全く読めず、とまどいながら読み進めていきました。

    また、一人称と三人称が混在しながら展開していくので視点がころころ変わり、落ち着かなかったのですが、あやういけれど限りなくパワーのある語り口に翻弄されました。

    話の方向性が

    0
    2013年09月15日
  • クロク、ヌレ!

    Posted by ブクログ

    いつもの真梨さんにしては毒が少ないかも。女のドロドロさが嫌な感じではなく、いい具合に感じられる話でした。

    0
    2013年07月07日
  • クロク、ヌレ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回の真梨幸子さんの作品は今までのストーリーとイヤミス感がたまらなかったのに。
    なぜか今回はなんとなく納得いかなかった感じでした。

    0
    2013年06月10日
  • 教祖の作りかた

    購入済み

    少しズレてる

    この作品、なんの予備知識もないまま、タイトルに惹かれ読みました。最初から、あらら〜、そう言う感じ?の連続で、テンポよく読めました。が、最後まで読んで、え?え?となり、すぐに、再度、読み直しました。なるほど、それに気がつかなかったのは、不覚としか言いようがない。読後は非常にスッキリしない。しかも、間違ってるし。少しズレてるところが怖い。

    #怖い #ドロドロ #ダーク

    0
    2025年06月16日
  • 孤虫症

    購入済み

    お勧めしません

    評価が高く期待していたのですが見事に裏切られました。最後はただの辻褄あわせの説明を会話形式でにしただけで余韻もうなにも残りません。今の真梨幸子さんの作品のような人間の本質をえぐり出すという感じとは程遠い出来です。

    0
    2020年03月14日
  • 鸚鵡楼の惨劇

    購入済み

    耐えられない嫌さ

    どうしても読み進めることが出来ませんでした。最初から嫌悪感で辛くなってなりました。正常な感覚を持っていればとても読めません。

    0
    2019年11月28日