潮出版社作品一覧

  • グローバル政治都市
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    世界は「国家」から「都市」の時代へ―― アメリカを代表する知性が国際社会の進展のカギを握る「都市」の可能性に迫る。 人類の生存を脅かす深刻な課題に対し、その解決のカギを握る非国家アクターとしての 新しいタイプの都市―― 「グローバル都市」の出現に光を当てた画期的な作品。歴史、地政学、各種データを 踏まえつつ斬新な視点から斬り込んだ内容は読者に世界を読み解く新たな知見を 与えてくれる。 東京を含めた世界各国の大都市が、国際情勢のなかでどのように振る舞い、せめぎ合い、 あるいは連帯しているのか。その的を射た分析から、国家の制約を超えた世界の都市群が、グローバルな課題に果敢に挑戦している様が浮かび上がってくる。 国際社会に安定をもたらす国家の役割には限界がある―― そうした指摘を目にすることが増えた今こそ読まれるべき一書。
  • 倫理の力 複雑化する世界を生きぬく方法
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     「先端の倫理」とは――  人が何かを選択・判断する際に法や制度が届かない領域(先端(エッジ))において、唯一の行動をする上での規範となるもの(倫理的思考)。 そして、その領域は常に変化を続けている。たとえ法律の保護がおよぶ範囲(違法性がない)でも、さらにそれよりも高い位置に存在する。 すべての事象には「物語(ストーリー)」がある――。  なぜ、その意思決定をしてしまったのか。その選択にいたるまでにどんな要因が生じたのか。 何があなたに倫理的選択をさせなかったのか。 そして倫理的で正しい判断をするために意識すべきこととは――。  いま混沌とする日本社会に暮らす人々にもぜひ読んでもらいたい一冊。  スタンフォード大学で実際に学生たちに行われた講義を元に、 倫理を動かす六つの力―― 二択の消失(Banished Binary) 力の拡散(Scattered Power) 伝染(Contagion) 崩れかけた柱(Crumbling Pillars) 境界の曖昧化(Blurred Boundaries) 真実の歪曲(Compromised Truth) それぞれの「力」をテーマに、実際の企業や個人がしてきた様々な「選択」の事例をあげながら、ストーリーに内在する「先端の倫理」を考える。  たとえば、本書で紹介されている事例の1つ「航空機連続墜落事故」では、大手航空機の製造会社が開発した同型機が墜落する事故が多発。最初の事故が報告された後、会社は他の同型機を飛ばし続けるのか、それとも運航停止させるのか。その選択は、法律のおよぶところではなく、会社として「利益の追求か」「乗客の安全か」という倫理の先端領域における判断となる。 (第1章「二択の消失」) 他にも、選挙活動における熱を帯びた主張(時としてそれは非常に攻撃的になる)が法律の枠組みを超えて人々の倫理的選択に影響を与えて伝染していく事例(3章テーマ「伝染」より)や、SNSなど法律の及ばない領域での伝染そして境界なき真実の歪曲化など、今の時代にも即した内容で、現代にも警鐘を鳴らす。 企業やあなたの選択において「先端の倫理」を働かせることがいかに重要であるか――。 「先端の倫理では、わたしたちの力と声を“使うこと”、自ら責任を負い、行動を起こし、真実のために尽力することが求められる。 わたしたちはみな、倫理が実現する(しない)のを受け身で待つのではなく、積極的に倫理を選択することができる。 希望に満ちた選択肢は、わたしたちの手の届くところに存在する。 あなたの物語、あなたが触れるすべての人の物語、そして人類の物語は、その選択をするかどうかにかかっている」(著者)
  • 内心被曝 福島・原町の一〇年
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    彼らが、原発事故によって負ったものは、外部被曝だけでも、内部被曝だけでもない。 なにより重たかったのは、心の奥底への“被曝”だった。 時を経て、2020年、世界はパンデミックに陥った。 目に見えないウイルスは「うすら寒さ」を与え、日常の平穏を脅かしている。 この「うすら寒さ」こそ、10年前に福島・原町の人々が感じた恐怖である。 原発事故から10年――放射能の脅威に曝されながらも 故郷に残り、戦った人たちのウイズ・シーベルトの日々を追う。 ウィズ・コロナ時代の必読の書! !
  • スカンダーと幻のライダー
    5.0
    スカンダー・スミスは夢をかなえ、島でユニコーンライダーとしての訓練をはじめる。 しかし、スカンダーと仲間たちがエアリーでの訓練2年目を迎えたとき、新たな問題が起こる。 永遠の命を持つはずの野生のユニコーンが次々に殺され、島が災いにみまわれるとの予言のとおり、 元素の魔法が島を破壊しはじめた。 一方、スカンダーの姉のケンナは、ユニコーンライダーの試験に落ちてしまったが、 島でライダーの訓練を受ける夢をあきらめきれずにいた。 スカンダーはなんとしても姉の夢をかなえてやりたいと願いつづける。 進みつつある島の崩壊を、スカンダーは止められるのか!? タイムリミットは迫っている! 意外な人物の活躍、元素の魔法、空中戦、太古の秘密、凶暴なユニコーン──叙事詩を思わせる壮大な冒険ファンタジーが今再び。
  • 小説デジタル人民元
    5.0
    1巻2,239円 (税込)
    しのぎを削る通貨革命!中国が見つめる未来とは―― 中国はいち早く「デジタル人民元」の運用を開始し、世界の覇権を握ろうとしてる。 出遅れる日本のメガバンクに勤める加賀俊彦は、ある日、中国に出向を命じられる。策謀、裏切り、逆転ーー迫真のストーリーで、いま世界で起きている通貨革命のリアルを描いた国際経済小説!
  • EXCELLENT 卓越した自分になるための9つの行動
    4.0
    「人生は勝負だ。勝負には勝たなくてはならない。勝つための実践的技法が9つにまとめられた優れた指南書」佐藤優氏(作家) VUCA (Volatility 変動性/Uncertainty 不確実性/Complexity 複雑性/Ambiguity 曖昧性)とは、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」である。 そんな、激しい変化と予測困難な時代を勝ち抜く習慣として、EXCELLENT(卓越した)な自分になるための行動9つ(開放性/内省/やる気/健康/統制/共感/しなやかさ/共鳴/リーダーシップ)を本書で紹介。 だれでも自分を超えることができる 完璧を求めなくても つねにエクセレントであろうと努めることはできる。 ミシェル・オバマ エクセレント。すばらしい言葉だ。わたしが連想するのはビル・ゲイツ、アンネ=ゾフィー・ムター、オバマ夫妻、ルース・ベイダー・ギンズバーグ、グレタ・トゥーンベリ、あるいは弱冠三十四歳でニュルンベルク州立劇場の音楽監督になったジョアナ・マルヴィッツだ。偉大なことを成し遂げ、人々の範となる例外的なパーソナリティ。他にも名前はいくらでも上がるだろう。たとえばノーベル賞受賞者、トップアスリート、二十世紀を代表する政治家、カルトスター、あなたの地元で活躍し、慈善活動に熱心な中堅の女性経営者。ひとつだけ確かなのは、あなたが思い描くリストに自分の名が載らないことだ。 エクセレントという言葉を自分に結びつける人はきわめて少ない。ひそかにそう思う人もあまりいないだろう。成功したいとは思っている。それはまちがいない。しかし自分をエクセレントだと思うだろうか。人気のある教師、評判の良い医師、引く手あまたの建設業者、ベテランのITスペシャリスト、人気作家、創意工夫するスクラムマスター、そういう人ならいざ知らず。 わたしの場合も五十歩百歩だ。古くはブーマー、いまならズーマーが大半を占める世界で、エクセレント(崇高、卓越を意味するラテン語excellentiaに由来する)は才能に恵まれ、世に認められ、人一倍士気が高い、ごくわずかなエリートにしか冠せられないもので、普通の才能しかない人には無縁なものと思われているふしがある。しかしいまは流動的な時代だ。わたしたちの中で眠っているものを開花させるには良い時代だといえる。(序章より抜粋)
  • 無縁老人 高齢者福祉の最前線
    4.0
    今の日本では、“無縁高齢化”とも呼ぶべき状況が起きている――! 高齢者たちはどんな経緯で社会から切り離されたのか― 誰もが最後にたどり着く高齢者福祉の“未来”を救え。 刑務所が終の住処   介護虐待   老齢LGBTQ 名もなき墓碑   日雇い老人の街  高度成長の闇 自殺者ゼロの取り組み   長寿日本一の村 世界一の高齢化大国“ニッポン”の行く末をノンフィクションの革命児が徹底取材! 第一章 黒い黄昏 刑務所という終の棲家―累犯者 暴力化する介護―高齢者虐待 腐朽する肉体―孤独死 第二章 過ぎし日の記憶 海の怪物との戦記―捕鯨 黒いダイヤの孤島―炭鉱 第三章 日本最大のドヤ街の今 ドヤ街の盛衰 命の牙城―LGBTQ高齢者介護 名のない墓碑―葬儀 第四章 忘れられた日本人 隔離と爆撃―ハンセン病 闇に花を咲かせる―ハンセン病 祖国は幻か―中国残留日本人 第五章 高齢者大国の桃源郷へ 死の淵の傾聴―自殺 もう一つの実家―介護 村はなぜ、女性長寿日本なのか―寿命 世界最大の高齢化大国に生きている私たちは、 もう高齢者の身に起きている現実に背を向ける余裕はないはずだ。 まだ目をそらして問題を先送りにするのか、 今こそ目を見開いて未来を変えていくのか。 日本の将来は、読者一人ひとりの決断にかかっているのだ。(著者)
  • スカンダーと奪われたユニコーン
    5.0
    大型ファンタジーシリーズ第1巻 2022年4月28日世界同時発売! ! ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる映画制作も決定! ≪あらすじ≫ 子供も大人も憧れるユニコーンライダー。しかし、ある日のユニコーンレースで国民がテレビの前で見守る中、優勝したユニコーンが何者かにさらわれてしまう… 主人公のスカンダーは、父と姉の3人暮らし。いじめられっ子だが心優しく、ユニコーンライダーに憧れる13歳の男の子。 子供たちは13歳でライダーの適正試験を受ける権利が与えられる。しかし、スカンダーは試験会場に入ることすらできず、理由もわからず追い返されてしまう。 落ち込んでいたその夜、一人の女性ライダーがユニコーンに乗ってスカンダーの前に。 彼女は「おまえは特別なんだ」「母親からおまえのことを頼まれている」と言いスカンダ―を連れ出そうと… ユニコーンをさらった者の正体をめぐるミステリー。スカンダーが様々な仲間と出会い成長していく物語、母親の謎と自身のルーツをさがす冒険物語など、いくつもの要素で楽しめる内容です。
  • 亀甲獣骨 蒼天有眼 雲ぞ見ゆ
    3.0
    物語の舞台は、歴史ファンの間でも注目度の高い清代末期の光緒25 年(1899 年)。 中国大陸に進出したイギリス、ドイツ、フランスをはじめとする西洋列強は、中国各地で分割支配を強めていた。 そんな列強諸国に対抗すべく、「扶清滅洋(清を扶け西洋を滅ぼす)」のスローガンを掲げた「義和団」を名乗る集団が、 山東省での暴動をきっかけに各地に広がり、社会は不安定な状況であった。 そんななか、杭州・西湖のほとりにある孤山に暮らす数え年で二十一歳の丁仁は、 金石学者である父・丁立誠の後を継ぎ、学究に勤しんでいた。 ある日、生薬である「竜骨」に神秘的な図形や文字のようなものが刻まれていて、北京で騒動になっていることを耳にした丁仁は、 丁家にかねてから出入りする北京在住の雑貨商人・元突聘に、その子細を尋ねようとする──。
  • 歳時記夢幻舞台 24の旅
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    1巻1,929円 (税込)
    シークワーサーの台木に、甘い蜜柑の穂木を接ぐ接ぎ木の映像を見た主人公は、幼い頃の生々しい匂いが満ちた混乱の記憶を呼び起こしてしまう「接ぎ木」。 聡子の友だちは14歳になってすぐに病気で亡くなってしまうが、数日後の夕方、誰もいない音楽室から知っているピアノの曲が聞こえて、亡くなった友だちに思いを馳せる「迷鳥(まよいどり)」。 死者に触れてしまったことでしばらくの期間、物忌みの日々を過ごさなければならなかった平安時代の貴公子・在原業平は、その日々を手の先からするりと消える蛍になぞらえた。現代にもまた、儚い思い出から抜け出そうと生きる男がいる「蛍」 などをはじめ、場所も時代も立場も様々な人間模様を、まるで空想と現実が混ざり合ったような不思議な物語として描く珠玉の短編24編を収録。
  • クレア・バーチンガー自伝 紛争地の人々を看護で支えた女性の軌跡
    -
    ディスクレシア( 読み書き障がい) を抱えながらアフリカ、中東など世界各地の紛争地帯を奔走。 貧困や飢餓、感染症に苦しむ人々に向き合うなかで、栄養失調の子供が1000人、提供できる食料は70人分という"命の選択"を突き付けられもした。 戦争という過酷な現実に苦悩し、PTSD(心的外傷後ストレス障がい)にも苦しんだなかで出会った 人生の師匠と、自身の原点となる言葉とは――。 ナイチンゲール記章受章、大英帝国勲章叙勲、20 世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」開催のきっかけとなる、看護に生きる一人の女性の感動の自伝。
  • 寄せ場のグルメ
    4.0
    「山谷」の鰻、「魚河岸」のナポリタン、 「深川」のめしや、「土手下」の焼肉、 「三里塚」のジンギスカン、「鹿浜」のホルモン、 「中山道」の立ち食いそば――。 巨大都市・東京の周縁で労働者が集まる「寄せ場」こそ、人間のあらゆる欲求を本能的にむき出しにさせ、 「食」と地続きで都市に生きる人間の「生」を作りあげている現場なのだ。 食べるという行為が内包する「食べる喜び」と「食べなくては生きてゆけない辛さ」を、「寄せ場」で二十数年にわたって飲み食いを続けてきたノンフィクションライターが活写した。 単なる消費のための情報ではない、切れば血の出る異色の「グルメ本」。 月刊『潮』で3年半にわたって連載され話題を呼んだルポルタージュが書籍化。 本書を読んだあなたは、今晩ひとりで赤提灯の暖簾をくぐりたくなるだろう。
  • われ去りしとも 美は朽ちず
    3.8
    1巻1,830円 (税込)
    世界の美術業界に革命をもたらした陶板技術。その技術を発見し、美術作品として活用することで、世界に類を見ない規模の美術館として広く知られている鴻塚国際美術館。その設立に尽力した人々の姿を描くことで、「陶板」という、一つのおおきなムーヴメントを起こした先見性、可能性、将来性を、老若男女問わず、アートに興味をもつ世界中の人々に訴える。 当時の陶板制作の現場担当者、版権取得に関する交渉話、美術館建設に関する話を、関係者への取材に基づき描いたアート小説。
  • 水の月
    3.8
    1巻1,830円 (税込)
    百花と千愛は3つ違いの姉妹。両親のもと成長していたが、ある日両親が離婚する。 父の元へ引き取られた百花と、母の元へ引き取られた千愛。離れて暮らすようになって30年が過ぎ、39歳となった百花は、制作会社の契約社員として働いている。 ある日、担当している番組の百花宛に1通の手紙が届く。長らく会っていない妹・千愛からの手紙に驚きながらも、手紙の内容から千愛からのものだと確信し、返信にメールアドレスを書いておいた。 それから2人のメールのやり取りが始まる。千愛はすぐに、重大な事実を知らせる。 会えなかった間の30年の間を埋めるように、互いの辿った道を綴る。 父の再婚相手との関係がうまくいかず、早くに自立した百花。母子家庭で困窮状態にあったが、結婚を経て、1児の子育てに忙しい千愛。最初に語り合ったのは、そんな表向きのこと――。 距離が近づいていくうちに、心の底に仕舞った思いをぶつけあっていく2人。 共有できない母との思い出、途切れた時間は再びつながるのか……。
  • 世界一の地域医療を目指して 岩手医科大学物語
    -
    創学120 年の節を刻んだ岩手医科大学。 専門分野の垣根を超える「チーム医療」の先駆けとして、 いまや日本随一の地域医療の拠点として知られている。 その大学病院改革のキーパーソンを担ったのが、小川彰理事長である。 本書は、小川氏の一代記と、岩手医大改革の物語である。
  • 無刑人 芦東山
    -
    この男、ブレない! 江戸時代中期、現在の岩手県一関市で生まれた芦東山。 儒学者として引き立てられるも、柔軟性に欠く性格ゆえ、学問所建設をめぐる騒動で藩に譴責され、 24 年間もの幽閉生活を送る。その間、師の室鳩巣から引き継いだ『無刑録』を著す。 己の信念を貫き通した生涯とは――。 岩手県一関市が生んだ偉人を描いた歴史長編小説。 《無刑録とは》 19 世紀末に欧州で確立した教育刑( 教化善導) を、100 年以上前に提唱した刑法思想書。 中国の刑律を集大成し、刑は見せしめではなく善く導くために課すべき、との東山の見解を加えたもの。
  • 私が愛したトマト
    3.0
    1巻1,830円 (税込)
    登場する作家が生まれた頃から慣れ親しみ、今も所有している一つの火鉢に、有為転変の来歴を与える――「旅する火鉢」 「深紅よりもっと鮮やかな朱赤」と描写される椅子をモチーフにした――「ポンペイアンレッド」 オーロラ見物と白夜体験のためにアラスカを訪ねた主人公が、「ウルフとラッパー」と名乗る謎めいた人物と出会い、極地の真実を解き明かしていく――「夢の罠」 作家を思わせる語り手の女性が、人生の折々に鮮烈に現われたトマトとの関わりを追想する、表題作――「私が愛したトマト」 など、全11篇を収録。
  • 小説EV戦争
    3.0
    1巻1,812円 (税込)
    中国・安東省双慶市で計画される「EV(電気自動車)タウン計画」。 EV受注に名乗りをあげる日本政府主導の「日の丸連合」、大胆な案で勝負に出る韓国最大手企業、技術力に勝る大阪の中小企業の熾烈な入札闘争がはじまる。 そこに暗躍する中国政府の陰。複雑な利害の糸が絡み合う乱戦に勝つのは――。 城山三郎経済小説大賞作家がEV戦線の今をリアルに描く国際経済小説!!

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  • 漫画のすごい思想
    -
    政治の季節からバブル崩壊まで、漫画は私たちに何を訴えてきたのか。つげ義春、赤瀬川原平、永井豪、バロン吉元、ますむらひろし、大島弓子、岡崎京子……すべては1968年に始まった!

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  • 「厭書家」の本棚
    -
    “世に愛書家というものがあるとすれば、 私はかなり重症の「厭書家」である──” 「知の巨人」が混迷する現代社会を生き抜くための必読書80冊を徹底解説。 20年の集大成、圧巻の書評集! 本棚に並んでいる本が恐い。 まだ読んでいない本がこれだけあるということが、 日々、まざまざと眼に見えることが、愉快ではない。 (中略)本を読みたい気持ちが募れば募るほど、 十分に読めない自分の無能が腹立たしい。 ひょっとすると、古来の厭世家が人生を愛しすぎていたように、 厭書家は本というものを愛しすぎているのかもしれない。 とりあえずそう思うことで、近頃は自分を慰めることにしている。 ──「まえがきにかえて」より
  • 姥玉みっつ
    3.8
    江戸を舞台に、個性豊かな三人の婆たちの日常と その周りで起こる悲喜劇をコミカルに描く 「女性の老後」をテーマにした長編小説。 名手宅の祐筆(文書や記録を取り扱う職)を得て静かな余生を 過ごしたいお麓(ろく)は、おはぎ長屋という長屋に住んでいた。 これで老後の安泰は約束されたと思い込んでいたが、 その平穏な暮らしはわずか一年で終わりを迎えた。 お菅(すげ)が越してくると、さらに半年後には お修(しゅう)がやってきたのだ。 二人の幼馴染はお麓の長屋を毎日欠かさず訪ねてきては、 心底どうでもいい話をしゃべり散らす。 お麓はこの先、二人とうまくやっていけるのか。 安穏に暮らすはずの余生はどうなってしまうのか。 さらには、いろいろな事件に巻き込まれていき……。
  • 吉野朝残党伝
    4.0
    吉野の山野で馬借に仕えていた少年・多聞は、野盗による襲撃から辛くも逃れる。 行先のない多聞の前に、二人の武者が―。二人は、後醍醐帝の後胤・玉川宮敦子、後鳥羽帝の後裔・鳥羽尊秀、と名乗る。 「そなたには見どころがある。どうだ、我らの同志にならんか?」 弱き民草を虐げ、我が世の春を謳歌するすべての武士、公家、寺社、有徳人どもを倒し、あるべき世を作り上げる。 吉野朝(南朝)の隠密部隊「菊童子」として訓練を受けることになった多聞は、京の将軍・足利義教の打倒と南朝の再興へ向けて尽力していく。 暗殺、奇襲、破壊工作――その道は過酷を極めた。 状況の打開へ、敦子と尊秀は、将軍義教の弟・義昭との接触や、鎌倉公方の籠絡、同志の拡大などを画策する。 一方で、南朝の正統性、そして信念と志に、有力大名や国衆をはじめ「つわもの」たちが集い来る。 ついに義教は吉野へ大軍を差し向ける。その裏には幕府方、吉野朝方、それぞれの武将たちの思惑が交錯する。 しかし、誰も気づかぬところで、さらなる謀略が張りめぐらされており――! 中山義秀賞をはじめ、数々の賞を受賞した歴史小説の気鋭が、 歴史に埋もれた国家の行く末を懸けた史上最大の「ゲリラ戦」を迫力の筆致で描き出す会心作
  • シルクロード 仏の道をゆく
    -
    1巻1,630円 (税込)
    東アジア、特に中国の歴史を抜きにして、日本の歴史と文化は理解できないという問題意識を30 年来持ち続けた直木賞作家がユーラシアの天地に立つ。 仏教伝来の足跡を求めて、集大成となる小説構想を描いた延べ20 日間にわたる取材紀行。 写真はすべてカラーで収録。 シルクロードへのあこがれを満たす美しい写真の数々。 安部龍太郎先生と同行編集者のやり取りも必見!
  • 小さな神たちの祭り
    3.9
    1巻1,630円 (税込)
    「東日本大震災を風化させない」──。 そのような思いで東北放送60周年記念ドラマとして2019年に制作され、文化庁芸術祭賞優秀賞はじめ、日本民間放送連盟賞優秀賞、国際エミー賞最終候補作ノミネート、アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞受賞と、国内外で高い評価を得たTVドラマ『小さな神たちの祭り』。同作の脚本を執筆した内館牧子自らの手によって完全書き下ろし小説化!!! 【物語のあらすじ】 谷川晃(たにがわ・あきら)は宮城県南部の町、亘理(わたり)のイチゴ農家の長男。家業を継ぐ気はなく、東京の大学に進学することに。2011年3月11日はアパート探しなどのために上京していた。一緒に東京に行きたいとせがんだ弟を置いて──。その弟、両親、祖父母、そして飼い犬、晃を除く家族全員があの大震災での津波に呑まれてしまい、あの日から8年経った今も、まだ家族の誰一人も見つかっていない。 大学を卒業後、東京で就職するも志半ばで仙台に戻った晃の目には、周囲の人々がすっかり震災のことなど忘れてしまっているかのように映っていた。そんな晃を支えてくれたのは、恋人の岡本美結(おかもと・みゆ)。つき合って2年になる二人は結婚を意識する頃だったが、晃は家族のことを考えると、「自分だけが幸せにはなれない」と、美結との結婚に踏み出せないでいた。そんな時、二人の前に1台のタクシーが現れる──。 ドラマ作品では描き切れなかった物語の一つ一つのエピソードの詳細が、作者自らの筆で鮮やか紡ぎ出されていく──。 ドラマを観た人もこれからの人も、再び前へと歩む人々にやさしく寄り添った感動の物語を、存分に堪能できること必至!!
  • 宮城まり子とねむの木学園 愛が愛を生んだ軌跡
    -
    1巻1,630円 (税込)
    戦後の日本で歌手、女優として活躍した宮城まり子は、なぜ「ねむの木学園」という家庭をもたず、身体機能に、知恵に障害をもつ子どもたちのための施設と学校をつくったのか――。 「肢体不自由児養護施設」という名称も法律も何もない時代、彼女は、多くの人たちからうけた知恵と勇気に支えられながら、国を動かし、「ねむの木学園」を創設した。 宮城は、「ダメな子なんか一人もいない」といい、教育とは「生きていくお手伝い」という。素朴ともいえるこうした言葉は、彼女のこれまでの“戦仕度の日々”から生まれた厳しくもやさしさに満ちた、子どもたちの幸せを心から願う愛の言葉だった。 「ねむの木学園」は、単に特別支援教育という領域だけに止まらず「教育とは何か」という問いに対して大きな示唆を与えてくれる。人生のすべてを子どもたちに捧げた宮城まり子―-初の本格評伝。
  • 特別講義「ひきこもり大学」 当事者が伝える「心のトビラ」を開くヒント
    -
    いま家族が抱える”ひきこもり”の問題を解決するために―― 経験者や支援者が徹底解説。 <最近、ひきこもり問題は事件の多発化が目立ち、両親や当人の高齢化問題も浮上し、 解決困難な社会問題になりつつあります。 本人が親や応援者と対話することの重要性が高まる中、その一翼を担う形で「ひきこもり大学」は 活動を続けています。今後ますます「ひきこもり」支援が広がり、”ネガティブなイメージ”だった 「ひきこもり」に共感の輪が広がっていくことを願って、私たちは本書を執筆しました。〉寅(ひきこもり大学学長) ひきこもりたちは何を”見て”いるのか!? 親子で実践! ポジティブに捉えることで見つかる一人ひとりの「価値」と「幸せのカタチ」。
  • 天涯の海 酢屋三代の物語
    4.0
    世界に誇る「江戸前寿司」はなぜ誕生したのか―― 「粕酢」に挑んだ三人の又左衛門と、彼らを支えた女たち。 江戸の鮨文化を一変させた変革と挑戦! 江戸後期。知多郡半田村で酒造業を営む五代・中野半左衛門の急死により、 婿養子に迎えられた半六は、酒造りの傍ら酒粕を使った粕酢造りを思いつく。 後に分家を許された三六は、又左衛門家を興す。 初代から二代、三代へと、粕酢造りは受け継がれていくが、彼らの行く手には 幾多の苦難が待ち構えていた。 三人の又左衛門は、いかにして粕酢を江戸中に広めたのか――。 いまや世界で愛される日本の「寿司-SUSHI-」。 その流行の淵源となった「粕酢」に生涯をかけた人々の歴史長編小説。
  • 武漢封城日記
    4.0
    NHK、英国BBC等で放送され大反響! 29 歳のソーシャルワーカーがSNS上に赤裸々に綴った「都市封鎖」という異常事態下の真実。 「今朝、目を覚ましてロックダウンのニュースを見て、誰もがすっかりうろたえた。 これは何を意味し、どれくらい続き、どんな準備をすべきか、予想しようがない」 「一つの都市は、瞬く間に動きを止めた。復活の日は来るのだろうか」 怖いほどの静寂に包まれた大都市・武漢。 猛威を振るう新型コロナウイルスへの恐怖と不安の中、耐え忍んで暮らす市民たち。 封鎖都市のリアルな実態がネット上に日々克明に記録された閲覧数191万に上る話題の〈武漢封城日記〉。 台湾で緊急出版されたベストセラーの日本語完訳!
  • ここが終の住処かもね
    3.3
    1巻1,530円 (税込)
    シングルマザーとして奮闘してきたカヤノは、 70代の今、都会から移住した「サ高住」で気ままに暮らしていたが……。 個性的な住人たちとのやりとり、 娘や息子との関係、予期せぬトラブル、ときめく出会い。 風光明媚な丘陵地の「サ高住」を舞台に、いまどきシニアの日常生活を軽妙なタッチで描いた物語。 月刊「パンプキン」連載時から話題を集めた小説の単行本化!
  • がん予防の教科書
    -
    がんで死亡する人は年間40万人。近年、罹患者数は増えつづけ、男性の2人に1人、女性は3人に1人が、がんに罹るといわれている。いまや誰がかかってもおかしくない国民病。その原因とは。がんを予防するには、何をするべきなのか。がん研究の第一人者である著者が、がんにならないための予防法を臨床医学の知見から、徹底解明!
  • いま君のいる場所だけが、世界のすべてじゃない
    -
    1巻1,530円 (税込)
    日本人の母親とアフリカ系アメリカ人の父のもと、日本で生まれ育ったミックスルーツの副島淳さん。副島さんが物心ついた時には父親はおらず、小学校時代は壮絶ないじめにも遭い、次第に周囲に心を閉ざすように。そんな副島さんにお母さんは「いじめられるのはみんなが淳に興味をもっているから。いつか必ず状況はよくなるよ」と励まし続けたといいます。そんなお母さんの言葉通り、中学に入学して消去法で選んだ部活をきっかけに状況は一変します──。 今ではバラエティー番組やドラマ、映画などで独特の存在感を発揮し、活躍している副島淳さん。そんな副島さんからは想像もできない、「いじめ」「差別」「家庭環境」など、これまでの“山あり谷あり”の人生を全編『本音全開』で語り尽くします。各章の最後には、コラム(「副島 淳 魂の叫び」)を挿入し、さらに深く副島さんが考えていること理解いただけること請け合いです。 自分のことが好きになれない、自分に自信が持てない、自分らしさって何だろう──。そんな悩みを抱えるあなたの心に優しく寄り添ってくれる一書です。 巻末には、副島さんが「芸能界の姉」と慕う、タレント・LiLiCoさんとのスペシャルトークも収録!!!
  • 生きる希望を支える乳がん治療
    -
    世界のがん治療の最前線を知る著者が2022年現在の乳がんをめぐる治療情勢を総まとめ 患者が自分に最適の治療法を理解し、納得して進めば、治療効果も上がる 「後悔のないがん治療」シリーズ第2弾
  • 「乗り鉄」教授のとことん鉄道旅
    5.0
    1巻1,530円 (税込)
    人生をより豊かに楽しむための“旅の極意”満載! NHK「ラジオ深夜便」で月1回放送中の「旅の達人 全国鉄道紀行」書籍化!! JR、私鉄の「全線完乗」を達成した筋金入りの鉄道マニア・宮村一夫がいざなう、機知に富んだ達人ワザが、滋味あふれる鉄道の旅を創造する! 「夏のいざない」「秋のまねき」「冬のあじわい」「春のおとずれ」という「四季」にあわせた4章立てで構成。 四季それぞれの味わい深い旅を楽しむための最適な路線選びのヒントが満載!
  • 増補新版 息子よ! 韓日に架けた「命の橋」の20年
    4.0
    あなたを忘れない! 新大久保駅転落事故から20年──。 新大久保駅事故から20年。韓国人留学生・李秀賢さんの母が涙で綴った2001年3月刊行の『息子よ! 韓日に架ける「命の橋」』の増補新版。韓国と日本の「架け橋」にと願った息子の遺志を受け継いだ両親の「あの日」から20年の歩み。 2001年1月26日、JR新大久保駅山手線ホームから転落した日本人男性を助けようと、李秀賢(イ・スヒョン)さんと日本人カメラマンが線路に飛び降りたが、3人とも電車にはねられ死亡するという痛ましい事故から、2021年1月で20年──。 その間、スヒョンさんの両親は韓国と日本の「架け橋」になることを夢見た息子の遺志を受け継ぎ、息子と同じ留学生のための奨学金を創設。これまでに18か国・地域998人を支援してきた(2020年10月時点)。 事故直後にスヒョンさんの母が涙で綴った手記『息子よ! 韓日に架ける「命の橋」』に、事故から20年の両親の歩みを加えた増補新版。
  • 桔梗の旗 明智光秀と光慶
    4.3
    2020年大河ドラマで再び注目を集める明智光秀、嫡男・光慶の視点からみる父・光秀の栄光と懊悩。 『一家がみんなひとつ屋根の下で暮らしていけるなら、本当に幸せなことよ。でも、今、そんな暮らしができる者はいない。守りたいもののために、自らのことを大なり小なり擲っているの。』 父上は何を擲っているというのだろう。そして、己は、これから、何を擲つというのだろう。
  • ラダックの星
    4.2
    1巻1,518円 (税込)
    もっとすごい星空、ここにあったよ。 なぜだろう、昔見た星空を思い出すとき、胸の内には星それ自体の美しさとは別に、ささやかなストーリーが浮かび上がってくる。 その頃大切にしていたものや身の回りで起きていたこと、揺れていた思いの一つひとつが、鮮やかに思い出されてくるのだ。(本文より) 『インパラの朝』から9年――待望の紀行ノンフィクション 北インドの秘境・ラダックへ――。 友人の死と向き合い続けた25日間の星空の旅。
  • 日本人はどこへ向かっているのか
    -
    混迷する現代社会をどう生きればいいのか。 山積する難局をいかに乗り越えればいいのか。 稀代の碩学が、日本人の進むべき道をわかりやすく照らし出す、 「山崎文明論」の真骨頂! 「歴史に耳を澄ませながら未来を見つめる本書は、日本人の羅針盤となる」 姜 尚中(東京大学名誉教授) 「山崎文明論」が21世紀の日本を斬る! 「この本が私の著書として過去に例を見ないのは、数編だが 私の身辺雑記に似たものが巻中に含まれていることである。 じつは半世紀にわたる私のもの書き生活の中で、つねに厳しく 自分に禁じてきたのが、みずからの私生活を語ることであった。 (中略) だがこの数年、老いの衰えをわれながら実感するなかで、 あえてそれを隠さずに生きることも一つのもの書きの 覚悟ではないか、と考えるようになった。(中略) このひそかな 覚悟の変化が私の表現活動にどのような影響を与えるか、 自分で自分に興味をいだいている。」 (「あとがき」より)
  • オリンピックの真実 それはクーベルタンの発案ではなかった
    -
    すべては、ひとつの出会いから始まった──。イギリス野球に関心を持つ著者は、リバプールを目指す列車で老作家から、思いがけずオリンピックのルーツを聞く。世間で知られているピエール・ド・クーベルタンが、じつは近代オリンピックの父ではないというのだ。そこから興味は、一気にイギリス野球からオリンピックへと移っていく。 オリンピックとは何なのか、日本はいつから参加したのか、なぜ、世界的な大会となったのか、という多くの謎を追い求め、現地での貴重な証言や記録を元に「オリンピックの真実」を綴っていく。ベストセラー『史上最高の投手はだれか』の著者が贈る、渾身のノンフィクション。
  • ふるさと革命 ”消滅”に挑むリーダーたち
    3.0
    "地方創生"成功論の決定版がついに登場! 33の地域を徹底取材して、衰退と再生の命運を分けた理由を精緻に分析する。

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  • ヒーローズ 逆境を勝ち越えた英雄たち
    -
    「歴史を繙き、歴史に学んでこそ、人類の未来に平和があり、勝利があり、栄光の軌道が開けてくる」(池田大作SGI会長) 逆境を勝ち超えた世界の英雄たちの人生や言葉、 その生き方を通じて池田SGI会長が贈った指針から、 未来を開くヒントを探る! 1 ネルソン・マンデラ 2 周恩来 3 アレキサンダー大王 4 マハトマ・ガンジー 5 ナイチンゲール 6 シモン・ボリバル 7 エレノア・ルーズベルト 8 諸葛孔明 9 ウィンストン・チャーチル 10 ローザ・パークス 11 高杉晋作 12 マーチン・ルーサー・キング
  • 私がつくる「平和の文化」
    -
    聖教新聞の好評シリーズを単行本化! 現代社会が直面する諸問題解決の糸口を探るため、平和への指針と、各界の第一線で活躍する約20人のインタビューを収録。 国内外の行動する知性は何を語るのか。 生命尊厳、子どもたちの幸福、持続可能な地球、対話…など、多彩な視点で、困難な時代の「生き方の軸」を学ぶ。 <主な人物> アンワルル・K・チョウドリ(元国連事務次長)/姜尚中(政治学者)/坂東眞理子(昭和女子大学理事長・総長)/向井千秋(宇宙飛行士)/国谷裕子(ジャーナリスト)/長有紀枝(「難民を助ける会」会長)/大谷美紀子(国連子どもの権利委員会委員長)/横山だいすけ(歌手・俳優)/内田伸子(お茶の水女子大学名誉教授)/土井香苗(ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)/野口健(アルピニスト)/竹下義樹(日本視覚障害者団体連合会長・弁護士)/井上真央(俳優)/ケビン・クレメンツ(戸田記念国際平和研究所所長)/ベティー・リアドン(平和教育研究者)/デニ・ムクウェゲ(ノーベル平和賞受賞者・医師)/エディス・エヴァ・イーガー(アウシュビッツを生き延びた心理学者)/マンペラ・ランペレ(ローマクラブ共同会長)/アンドリュー・ヤング(米国で黒人初の国連大使)/サーラ・ワイダー(米エマソン協会元会長)
  • 世界宗教の条件とは何か
    3.5
    未来を担う青年たちに語った世界宗教の実像とは――。 世界で生き抜く教養を身に付ける。 プロテスタント教徒である佐藤優氏は、世界宗教の条件として、 「宗門との決別」「世界伝道」「与党化」の3つを挙げる。 そして、その条件を満たしているという創価学会に強い関心を抱く佐藤氏は、 キリスト教、イスラム教という世界宗教がたどってきた道筋と 抱えてきた問題点を明らかにして、激動の時代に活かすべき英知を紡ぎ出していく。 〈キリスト教と同じ失敗を創価学会にくり返してほしくない〉という想いが込められた、 新時代の世界宗教を担う人材必読の書。
  • 漱石センセと私
    3.6
    俳人・歌人の久保より江(1884-1941)の波乱万丈の半生を、名筆家・出久根達郎が情緒豊かに描いた長編小説! 漱石センセに恋い焦がれた少女時代、漱石の妻・鏡子との奇妙な絆、正岡子規から学んだ俳句、そして生涯の伴侶・久保猪之吉との出会い──。 松山に住む美少女が、漱石、鏡子、子規、高浜虚子、柳原白蓮らとの出会いや別れを通して、やがて大人の女性へと変貌を遂げていく。 「センセ」はどんな人なのか? 鏡子夫人は本当に「悪妻」だったのか? より江から見た、知られざる「夏目漱石」を描く!
  • プロペラのない飛行機
    -
    1巻1,324円 (税込)
    立ち上がれ、立ち上がれ! 苦しみによごれない勝利など聞いたことがない。悲しみに涙もない勝利など聞いたことがない――。ミュージシャンBOROの半生記。 母との思い出の核心に行き着くたびに、悔恨の涙が流れ出てきて止まらなくなったり、落ち込んだりした。 「お母ちゃん、自叙伝でつらいわ!」 でも、書きあげるしかない。 自叙伝――半生記。 いやこれは、私の反省記である。(「プロローグ」より)
  • 在日本 中国人がハマった! ニッポンのツボ71
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これを押さえておけば得をする! ? 中国で大ヒット中の「ニッポン入門」 緊急逆輸入でついに登場! 村上春樹から、ラーメン、丼、交番、 コンビニ、制服、相撲まで…… 日本在住中国人が描く、驚きと憧れと 愛にあふれた「ニッポン」論! 船橋洋一氏×毛丹青氏の特別対談も収録
  • 「本を売る」という仕事
    4.0
    次々閉店していく街の本屋の中で生き残っている書店は何をしているのか――書店現場の知恵と情熱を追う! 全国100書店を徹底取材して見えてきた「これからの本屋のかたち」とは!? 〈街の本屋は次々と消えている。読書環境を保証する街のインフラともいえる存在が失われつつあるという事態には、危機感を抱かざるを得ない。私のように本屋に行きたい子らはいまもいるはずだ。では、どうすればいいのか。 だからこそ、街の書店に焦点をあて、なぜ書店経営が困難になったのかその理由を追いつつ、そんななか創意工夫をこらして地域の人々とともに歩む書店を紹介したいと思った。また、困難ななかあえて書店業に参入した人々に光をあてたいとも思った。それが本書の“旅”の目的だった。〉「あとがき」より 第1章 しぼむ街の本屋 第2章 地域と書店 第3章 街の本屋の挑戦 第4章 新しい本屋のかたち 第5章 震災を超えて エピローグ 山陰で出版人を育てる「本の学校」
  • 魔女と魔王
    -
    これは魔女がした残酷な選択の物語──。 あらゆる名称の記憶と引き換えに奇跡を起こす黄金の魔女王。 彼女は流産させてしまった恩人の子「迷子の魔王」という存在を救うため、太古と未来を巡り三つの国へ旅に出る。罪人と聖人が住まう「地獄と餓鬼の国」、血も凍る絶望の未来「科学と禁句の国」、魔女に究極の選択を迫る「夢と感情の墓場の国」。 やがて黄金の魔女王は、美しい女性の複製である白銀の魔女とともに、魔女を喰らう暗黒の魔呪王と対峙する。魔女がした選択、魔呪王の正体とは──。そして物語は、「男の国、女の国、獣の森」へとつづいていく……。

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  • エーゲ海に強がりな月が
    3.8
    1巻1,324円 (税込)
    “失恋した傷は恋愛で癒すしかない”という周囲の気遣いで、大学時代の同級生と別れた私は、次の恋人と知り合うが、仕事優先の彼の振る舞いに、別れを決意した。 同じように悩みを抱えるOLの桂子に身内のような愛情を感じる私は、自身の少ない恋愛経験を語る。 証券会社でお互い投資家として出会ったという“カレチ”と桂子。親子ほど年の離れた男女の恋の駆け引きが始まる――。
  • 天秀尼の生涯
    5.0
    1巻1,324円 (税込)
    慶長20年(1615年)5月、大坂城落城――。 豊臣氏が滅亡したかに思われたが、じつは7歳の泰姫が落ち延びていた。この泰姫(のちの天秀尼)が宿命を使命にかえて生きていく知られざる姿を、豊臣家、徳川家などの歴史背景になぞって綴る。
  • 第三の人生は、後半へ続く!
    4.0
    独身時代を「第一の人生」、子育てと仕事をしている時期を「第二の人生」とすれば、僕はまさにいま、「第三の人生」を歩み出したところである。 これまで生きてきた人生の中で一番短くて、だけど、人生の総仕上げをすべき一番大事な期間でもある。「昔はよかった」とは言いたくない。「いまが最高!」と思って人生を終えることこそが、一人の人間として見事な“生涯現役” を貫くことなのだと思っている。 「ちびまる子ちゃん」の声を担当しているTARAKO さん推薦!
  • コロナ時代を生きるヒント
    4.0
    「どんなにたくさんの『死』に関わっても、死には疑問が残る」―― そう語る著者は、医師として多くの人を看取ってきた。 人には必ず「死」が訪れる。にもかかわらず現代人は「死」を語ることを忌み嫌い、向き合うことを避けようとする。 そして自らの「死」について、自己決定しないがゆえに、望まない延命治療や残酷な最期を迎えてしまう。 果たして「死」は怖いものなのか。 自ら末期がんを患った緩和ケア医、「あの世」について研究している大学教授、死者と通じ合うユタやノロ、死と隣り合わせだった東北被災地の人々。そしてコロナ禍が突き付けた厳しい現実――。 豊かな「死」を取り戻すために奮闘する人々との対話を通じて、著者がたどり着いた「死」の実像とは。 カマタ流の温かくて柔らかい「人生の終(しま)い方」!
  • 「玉砕の島」ペリリューから帰還した父
    4.0
    “ ペリリューの戦いは私には書けなかった。これは書くべき人が書いた本だ” ノンフィクション作家・梯久美子氏絶賛! 太平洋戦争の中で日米の精鋭同士が戦い、最悪の死傷率を出したペリリューの戦い。 「玉砕の島」でいったい何が起こったのか――。 15 年にわたる徹底取材から見えてきた真実。 遺族だからこそ成しえた元兵士たちへのインタビュー。 初めて語られる凄惨な歴史。 第5回潮アジア・太平洋ノンフィクション賞受賞作!!
  • アメリカの知性は何を考えているか
    -
    1巻1,243円 (税込)
    テロ、反グローバリズム、民主主義の機能不全、経済至上主義、飢餓―― 不確かな時代を乗り越える処方箋をアメリカの知性が提言。 ハーバード、スタンフォード、コロンビア……、米国屈指の識者21人への珠玉のインタビュー集! ルー・マリノフ(哲学者、アメリカ実践哲学協会) デイビッド・ハンセン(コロンビア大学ティーチャーズカレッジ教授) ヌール・ヤーマン(文化人類学者、ハーバード大学名誉教授) フランシス・ムア・ラぺ(スモール・プラネット研究所主宰) ハービー・コックス(ハーバード大学名誉教授) ミハイ・チクセントミハイ(心理学者、クレアモント大学院教授)  ほか。
  • もうモノは片づけない!
    4.0
    米国で話題のベストセラーがついに日本上陸! 「片づけられない」人々に贈る勇気と福音の書! 片づけに追い立てられる日々から自分を解放し、モノに囲まれた幸せ生活を応援する、毒舌ユーモア溢れる実践ガイド!
  • 「十八史略」で読む「三国志」
    NEW
    -
    1巻1,239円 (税込)
    正史の省略本『十八史略』のうち、『三国志』に該当する部分 を 『三国志』の前史である『後漢書』、後史『晉書』からも 抽出して読み解いていく。 黄巾の乱から始まり、魏晋革命までの三国時代100年を扱い、 さらに横山光輝『三国志』の名場面も加え、『三国志』の具体像に迫る!! 漢文、現代語訳等で古典を堪能でき、解説、地図、系図、写真で より理解も深まる内容に!!
  • 掌編 源氏物語
    -
    1巻1,239円 (税込)
    2024年、大河ドラマの主人公・紫式部が紡いだ長編物語『源氏物語』 全54帖の華麗にして深遠な世界を一冊に凝縮! わが国最古の長編小説といわれる『源氏物語』。 本書はそんな『源氏物語』全部54帖を円熟の歌人・馬場あき子が、 歌人ならではの深い洞察力と感性から掌編として紡ぎ出し、 『源氏物語』を充分に堪能できる一書! 加えて本書には、香老舗 松栄堂提供による京都画壇で活躍する日本画家54名が、 『源氏物語』各帖をテーマに描き出した美しいカラーの挿絵を配しており、 気品に満ちた文章と華麗なる日本画によって、より一層『源氏物語』の深遠な世界観を 愉しめるものに。 巻末には、文庫化のための著者による「あとがき」も新たに収録。 本書は『源氏物語』に初めてふれる方から、改めて読み直そうという方まで、 あらゆる読者に充分に満足いただけるお薦めの一冊。
  • 横山光輝で読む三国志
    -
    1巻1,239円 (税込)
    1800年の時を経て、なぜ『三国志』はいまも面白いのか? 横山『三国志』を読み進めながら、吉川英治から湖南文山、羅貫中、陳寿までの『三国志』の独自性とその魅力を楽しく徹底解明。これまで誰も書くことのできなかった感動?の“三国志”。 連載開始50周年!! 横山「三国志」の名場面116ページ、著者撮影の三国志ゆかりの地写真など54点掲載。名場面もゆかりの地写真も、そして図版もすべて著者の心のこもった名文キャプション付き。
  • 「生きづらさ」を抱えたあなたへ
    -
    現代人が抱える「生きづらさ」を仏法の視点で考える うつ、産後不調、ひきこもり、大人の発達障がい、LGBTなど、 それぞれの当事者体験とともに、各章で専門家のインタビューを掲載。 いま「生きづらさ」を抱えるあなたと、それを支える周囲に「そのままで生きていいんだ」という思いを届ける一書! 第1章 メンタルヘルス 第2章 ひきこもり 第3章 発達障がい 第4章 性的マイノリティ
  • 21世紀の宗教改革――小説『人間革命』を読む
    -
    1~2巻1,219~1,222円 (税込)
    ※2019年6月以前にご購入されたお客様は「My本棚」から閲覧可能です。重複購入にご注意下さい。 月刊誌『潮』誌上で連載され大反響を呼んだ、小説『人間革命』第1巻の読み解きを単行本化! 世界192 か国・地域に広がった創価学会はキリスト教、イスラム教に次ぐ世界宗教として発展を続けている。 そのダイナミックな潮流に強く惹かれると語る佐藤優氏。 一方、与党・公明党の支持母体でもある創価学会は、数多くの非難・中傷にもさらされている。 はたして、創価学会の真実の姿とは――。 創価学会にとって、「精神の正史」といわれる小説『人間革命』の読み解きに、プロテスタント教徒でもある佐藤優氏が挑む!
  • ダルビッシュ有はどこから来たのか
    3.0
    ルーキーイヤーの2012年、不慣れなメジャー球と硬いマウンドに苦しみながらも16勝をあげ、今季開幕戦、惜しくも日本人初となる米球界での完全試合を逃した、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手。 本書はイラン人の父・ファルサと日本人の母・郁代との間に生まれたダルビッシュ初の評伝である。「ダルビッシュ セファット ファリード 有」という4つの単語からなる本名には、父の祖国イランの歴史が込められていた。そして、ダルビッシュとはペルシャ語で「人里離れた荒野で修業を積む托鉢僧」を意味することを知った著者は、そのことに関心とこだわりをもちながら、両親の出会いからダルビッシュの知られざる成長の軌跡まで、綿密な取材で数奇な人生を追った。 世界一の投手をめざすダルビッシュの“これまでと、これからがわかる”1冊である。
  • 一度は泊まりたい「粋な宿」「雅な宿」
    -
    小学館ノンフィクション大賞受賞の著者が贈る、 他のどこにもない「宿ノンフィクション」誕生! 全国から17の宿を厳選! 宿から浮かび上がる「日本の美」を読み解く。 世界に誇るブランドを持つ宿から、クラシックホテル、地元から愛される旅館まで一挙掲載。 「宿と旅」おあり方から見える日本人の特質とは何か? 豊富な知識と美しい筆致で宿に秘められた物語と日本文化の魅力に迫る! 佐久間旅館(埼玉)/ホテリ・アアルト(福島)/庵町屋ステイ(京都) 日光金谷ホテル(栃木)/大沢館(新潟)/あかん鶴雅別荘 鄙の座(北海道) オーベルジュ土佐山(高知)/五足のくつ(熊本・天草)/星野リゾート 青森屋(青森) 旅館 あづまや(和歌山)/皆美館(島根県)/箱根ハイランドホテル(神奈川) 加賀屋(石川)/島宿真理(香川・小豆島)/上高地帝国ホテル(長野) 十八楼(岐阜)/奈良ホテル(奈良)
  • 年齢別 子どもの頭が必ずよくなる育み方
    3.0
    1巻1,150円 (税込)
    将来、まっすぐに育ってくれるかしら……いまからでも勉強できる子になるかしら……最近、親子の関係がギクシャクしがちで……etc。 赤ちゃんから中学生まで全年齢対応。難関中学に高い合格率を誇る名家庭教師が伝授する「ちょっと頑張るだけでなんとかなる」子育てと勉強法のコツ。
  • 感情と勘定の経済学
    3.0
    1巻1,150円 (税込)
    なんでこんなの買っちゃったんだろう? 世の中は、あなたに“反射的に”お金を使わせたがっている! ? あなただけが損をしない方法! 行動経済学の第一人者がわかりやすく解説! ! ☆ 「タイムセール」はあなたの空腹時を狙っている! ? ☆ おかしな広告表示を見破る方法とは ☆ ダイエットがうまくいかないわけを行動経済学が解明! ! ☆ なぜ『火花』はあんなに売れたのか? ☆ お金を見ているだけで人の行動が変わる! ? など 行動経済学を国民全員が実践したら、 消費が落ち込んで国は困るかも! ? 賢い消費者になるための 「買い物と暮らし」の智恵が満載!
  • カンボジア孤児院ビジネス
    2.7
    「孤児院ツーリズム」の実態とは? 手掛けるのは旅行会社やNPO法人。子どもたちは、観光客のために可哀想な子を演じ、訪れた人々は同情を寄せて寄付やボランティアを願い出る――。 先進国と途上国、観光する側とされる側、富者と貧者、大人と子ども、それぞれの間に横たわる闇と溝に迫る。
  • いじめは「犯罪」である。体罰は「暴力」である。
    -
    1巻1,150円 (税込)
    校内犯罪とはこう闘う! 法治主義を学校でこそ徹底せよ! まじめに勉強・部活動をする子どもを犯罪行為から守るための「正しい対処の仕方」を、法律的、理論的根拠をもとに、具体的にわかりやすく解説。
  • 時代を見つめる「目」
    5.0
    1巻1,150円 (税込)
    混沌の今を生き抜く“座標軸”がここにある!台頭する中国、不透明な日米関係、エネルギー戦略の行方、そして日本経済の未来……。藤原帰一氏、船橋洋一氏、姜尚中氏など各界の論客との対談も収録。
  • アラブからのメッセージ――私がUAEから届けた「3・11」への支援
    -
    UAE在住の著者が被災地への支援を決意し、思想の相違などの困難を乗り越えた体験記。2015年「潮アジア・太平洋ノンフィクション賞」受賞作。

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  • 未完の憲法
    4.6
    1巻1,150円 (税込)
    「憲法は常に未完の体系である」とは、憲法を正視した二人の共通のコンセプト。近視眼的な改憲論議を超えて、憲法学の大家と若き俊英が「想像力」で示す未来への針路とは。
  • アジア主義 西郷隆盛から石原莞爾へ
    3.8
    戦後、侵略主義の別名として否定された「アジア主義」。しかしそこには本来、「アジアの連帯」や「近代の超克」といった思想が込められていたはずだ。アジア主義はどこで変節したのか。気鋭の論客が、宮崎滔天、岡倉天心、西田幾多郎、鈴木大拙、柳宗悦、竹内好らを通して、「思想としてのアジア主義」の可能性を掬い出そうと試みた大著。

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  • トリックスター群像 中国古典小説の世界
    -
    1巻1,139円 (税込)
    『三国志演義』『西遊記』『水滸伝』『金瓶梅』『紅楼夢』 中国五大長篇小説の魅力を、まったく新たな切り口でひもといた名著、待望の文庫化! 2007年1月に筑摩書房より刊行された同名作品の文庫化。 本著は桑原武夫学芸賞(主催:潮出版社)の第10回(2007年)受賞作品でもある。 道化師、悪戯者、詐欺師、暴力の化身、色欲魔、純粋少女──。 これらのトリックスターたちが、中国五大白話長篇小説といわれる 『三国志演義』『西遊記』『水滸伝』『金瓶梅』『紅楼夢』の物語世界において、どのような役割を果たしてきたのか。 まったく新しい視点で物語の奥深さや共通する特性や連続性をひもといていく。 『キーワードで読む「三国志」』『水滸縦横談』『史記・三国志英雄列伝』『読切り三国志』に続く、 当社刊行の“井波中国古典文学シリーズ”の第5弾! 文庫版巻末には桑原武夫学芸賞受賞時の著者による「受賞のことば」とともに、 選考委員であった梅原猛氏、鶴見俊輔氏、山田慶兒氏の各選評も掲載。 解説……松浦智子氏(神奈川大学外国語学部中国語学科 准教授)
  • 玄宗皇帝
    -
    則天武后、楊貴妃、安禄山が繰り広げる攻防戦。 唐帝国の繁栄と没落を招いた皇帝の生涯を描く! 唐朝第六代皇帝・玄宗の光と影 大唐帝国の繁栄と没落を悠然と描いた絢爛たる一大歴史絵巻! 中国、垂拱元年(685年)、唐帝国の東部・洛陽で生を受けた李隆基は 後に皇帝・玄宗となり、治世の前半は「開元の治」と呼ばれる善政を行ったが、 晩年は楊貴妃を寵愛することで、「安史の乱」の原因を作り、唐の弱体化を招いてしまう──。 大唐帝国皇帝・玄宗の一代記を中国小説の旗手が描いた歴史大作! 解説=砂原浩太朗(作家)
  • セバット・ソング
    -
    1巻1,139円 (税込)
    北海道・大沼湖畔に佇む2つの児童自立支援施設。そこではさまざまな事情で親元を離れた少年少女たちが、自立のために職員たちと一つ屋根の下で暮らしていた。 施設を束ねる藤城遼平の娘・ゆきは札幌の病院で働く新人の理学療法士。偶然、父の教え子である同世代の摩耶が歌うYou Tubeを見たことから、摩耶そして同じく教え子である兄・拓弥の兄妹と出会い物語は動き始めていく……。 「非行児はずっと非行児」と、登場人物の一人は投げかける。人は変われるのか、傷を負った子供の心を大人は癒すことができるのか――。実在の児童自立支援施設を取材し、児童福祉を巡る現実とともに、愛を求めて傷つき、もがき、それでも生きていく若者たちの繊細な心情を描き上げた著者渾身の一作。 待望の文庫化。
  • 荒野の胃袋
    3.7
    映画『あちらにいる鬼』(2022年11月全国ロードショー)の原作者が紡ぐ、 「おいしいもの」にまつわる50の風景。食卓のおかげで、私たちは「家族」だった──。 2014年9月に刊行された、単行本『荒野の胃袋』の文庫化。 直木賞をはじめ、数多くの文学賞を受賞し、随筆やエッセイ、絵本の翻訳でも高い評価を受ける井上荒野さんは、食べることが大好きで、料理上手でも有名。そんな著者が軽妙な筆致で描き出す、「おいしいもの」にまつわる50のショート・エッセイ。 食べ物の記憶にはいつも味や匂いとともに、ステキな情景や思い出もついてくる――。本文に紹介された一品をおいしく作れるレシピを、色鮮やかなカラーイラストとともに収録。 巻末には文庫化のための豪華特別対談 角田光代 × 井上荒野「生きること 食べること」を収録!! 【本書内容】全50のテーマ項目を「春」「夏」「秋」「冬」に分けて構成。 ◎井上家の家訓 春 にぎやかな筍 ◎今年もお弁当 ◎にぎやかな筍 ◎キングオブエビフライ ◎フランスうどんの音 ◎うどん問題、あるいはルーツ ◎ステーキバトル ◎コンビーフ自分史 ◎塗りものと二日酔い ◎煮干しはえらい ◎混ぜごはんの領土問題 ◎クレッソンとサラドと鰐梨と ◎ササミ礼賛 夏 切ない梅酒 ◎外食考 ◎大人な茄子 ◎昔のとうもろこし ◎切ない梅酒 ◎香ばしき魂 ◎裏通りの冷やし中華 ◎ひみつのカニカマ ◎「しぼりたて」と「てかてか」 ◎王女様のチーズサンド ◎麦茶、あるいは敬意の問題 ◎青春のインスタントラーメン 秋 夜とロシアとコロッケと ◎ろくちゃんの茄子 ◎煮込みの明日 ◎キングオブ干物 ◎ケーキを焼く理由 ◎幻のミートパイ ◎ひとり羊 ◎夜とロシアとコロッケと ◎なんちゃってポルチーニの幸福 ◎パーフェクトな秋刀魚 ◎絶滅危惧種の卵 ◎男らしさと油揚げ ◎じゃがいもをする話 ◎母と食べる 冬 おせちを作る理由 ◎「ごろっとしたごはん」考 ◎レディとトランプのスパゲッティ ◎主婦の昼ごはん ◎葱の青いところ ◎孤高の牡蠣ごはん ◎干鱈と闘う ◎大晦日の鰤かぶら ◎悩ましきお雑煮 ◎黒豆の心 ◎おせちを作る理由 ◎元旦と甘酒 ◎がり餅と火鉢 ◎納豆と想像力 ◎最後の晩餐
  • 読切り三国志
    4.5
    1巻1,139円 (税込)
    1989年9月に筑摩書房より刊行され、92年10月に同社より文庫化された同名作品の新装版。 本著は金沢の「北國新聞」に1988年1月から12月までの一年間、毎日曜に計51回連載されたものがベースとなっている。 壮大な中国の歴史の中で、日本人に一番なじみの深い「三国志」に登場する絢爛豪華な英雄武将たちの生の軌跡を、 西晋の陳寿の正史「三国志」をもとに明の羅貫中の小説「三国演義」を織り交ぜながら描き出されたのが本書。 乱世をたくましく生き、戦い抜いた漢(おとこ)たちの波瀾万丈、痛快無比な生き様を、歯切れのよい名調子で語り尽くす!!! 『キーワードで読む「三国志」』『水滸縦横談』『史記・三国志英雄列伝』に続く、当社刊行の“井波中国古典文学シリーズ”の第4弾! 本文内容にあわせて図版を新たに加え、全話に掲載! ビジュアル的にもより深く広く「三国志」の世界を堪能できること必至!
  • 漂流児童 福祉施設に関わる子供たち
    4.0
    話題作が待望の文庫化! ノンフィクション界の“革命児”が挑む児童福祉の現場の光りと影! ! 単行本時から反響の声が続々! 「虐待や貧困だけでなく、子どもたちの未来のためにも大人が関心をもって見守ることが必要だと感じました」 「私自身、児童福祉の現場の人間ですが、現場の人間が1番伝えてほしいことを丁寧に取材されている」etc 児童相談所に寄せられる虐待相談件数、年間20万件(令和2年時点) 国内のシングルマザーの数、123万人(平成30年時点) ひとり親家庭の2組に1組、子どもの6人に1人が貧困。 小中学校を長期欠席している生徒、約29万人(令和2年時点) 通常学級の生徒の15人に1人が発達障害。 この現状を見過ごせますか――? 女子少年院、児童養護施設、赤ちゃんポスト、子供ホスピタル、子供食堂、発達障害、フリースクール… レールを外された子どもはどのような世界を生きているのか―! 「1人でも多くの人たちが、当事者として子どもたちに関わっていくことが必要不可欠だ。それができた時、日本は誰にとっても希望がもてる国になるに違いない」(著者)
  • 「周恩来と池田大作」の一期一会
    -
    2022年9月は「日中国交正常化」から50周年の佳節の年。 そのすべては、この1回の会談から始まった――。 1974年12月5日、周総理と池田SGI会長とのわずか30分の会見が、なぜ歴史的意義をもつことになったのか。 そして、周総理から池田SGI会長に託された未来への思いとは何だったのか― 国交正常化への、周恩来総理の苦闘―― 池田SGI会長の“日中提言”の意義―― 両者の知遇を得た、ただ一人の日本人ジャーナリストが初めて明かす歴史の真実。 50周年の節目にあらためて池田SGI会長の「平和」「対話」の意義を見つめる。 大反響の単行本が待望の文庫化! 巻末には現在の国際情勢を受けて、「文庫版に寄せて」を加筆。
  • 心に火をつける「ゲーテの言葉」
    4.5
    1巻1,069円 (税込)
    「自分をみつめる言葉」「他者とつながるための言葉」「価値創造のための言葉」「世界を理解するための言葉」などをテーマに、読みやすい白取訳でゲーテの言葉たちと出会う。寝る前やちょっとしたひと時に開けば活力が湧いてくる。『邦訳 ニーチェの言葉』の著者が新たに放つ賢者の201の箴言。

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  • 「男損」の時代 熟メンが人生をソンしない18の知恵
    4.0
    1巻1,069円 (税込)
    世界的にも突出して「幸福度」が低いとされる、40代半ば~60代半ばの日本の男性……それが「熟メン」。 そんな閉塞感を抱える「熟メン」たちの実態や、男女の「幸せ格差」の要因を、 テレビでもおなじみの人気マーケッターが、徹底取材! すると、限られた時間や小遣いのなかでも、趣味や特技、見た目、副業・起業、 そして家庭生活などに工夫を凝らし、人生を充実させようとしている男性たちを多数発見。 本書では、そんな新しい生き方を選択した熟メンたちの具体例を次々と紹介しながら、 女性が知らなかった男性の本音や、これからの働き方、生き方にも迫ります。

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  • 2回目からは、スーツのボタンは外しなさい
    -
    第一印象は相手が決める。第二印象は自分で決まる! 2回目からの印象は、8割が「中身」で上書きされる!? 相手の心を“グッ”と引き寄せる方法を徹底伝授! あなたはどれ? “5つの性格タイプ”がすぐにわかる診断テスト付き!
  • 団塊のジジババが日本をダメにする
    4.0
    1巻1,069円 (税込)
    ベストセラー『ケータイを持ったサル』の著者が、公共性がなく自己チューな団塊世代へ警告! あなたの異様な愛情が孫を苦しめている……。
  • 「少子さとり化」ニッポンの新戦略
    -
    「若者の国」アジアに商機あり! アジアの若者を知れば、日本はまだまだ成長できる可能性がある! !  日本とアジアの若者を誰よりも知るマーケッターが縮みゆくニッポンの活路を縦横無尽に語る!

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  • 街場の読書論
    5.0
    ウチダ流読書術の秘訣、教えます。 あの名作から自著まで、紹介数170冊超! 滋味たっぷり、笑って学べる最強読書エッセイが、装いも新たに新書で登場! 強靭でしなやかな知性は、どのような読書から生まれるのか――。 博覧強記のウチダ先生が、現代を生き抜くための読書術を開陳!
  • 英語で「広島カープ」を応援してみんさい!
    -
    本当に「使える英語」がカープを応援しながら自然に身につく笑撃の英語学習本! 広島弁×英語の超絶神コラボ!!! 「今年は絶対日本一じゃ!」って英語でなんて言うの?? 【収録フレーズ例】 そのバットめいだれ!= Crush that bat ! しごうしちゃるでえ!= We’re gonna slice you, then dice you ! ぶち打ったれ!= Slam that ball ! おどりゃー、どこ投げよんなら!= You can’t hit the broad side of a barn if you could find it ! ○○○(名前)、トドメ刺しちゃれ!=○○○! Finish them off ! など。
  • 黄金舞踏 俳優・山川浦路の青春
    -
    1巻1,029円 (税込)
    日本の近代演劇草創期に女優として活躍した 山川浦路(やまかわ・うらじ)を主人公とする歴史小説。 日本人離れした体格と美貌とによって女優として高い評価を受けた山川浦路は、 映画『バグダッドの盗賊』で知られる夫・上山草人(かみやま・そうじん)とともに 活躍し、アメリカに渡って波瀾万丈の非常に魅力的な人生を送ったといわれる。 また、浦路と草人の結婚の際、仲人が後に内閣総理大臣となる 犬養毅(いぬかい・つよし)であり、女優になることをめぐって浦路が 乃木希典(のぎ・まれすけ)と対峙しているほか、谷崎潤一郎、森鴎外などをはじめ 歴史上の著名な人物が次々に浦路の人生にはかかわっていく。 今まであまり知られていなかった歴史の一側面についても 垣間見ることができる魅力のあふれる著者渾身の小説! 【あらすじ】 1947年、日系二世の野正琴(のまさ・こと)は、 ロサンゼルスのリトルトーキョーを訪れていた。 戦時中、ヒラリバー収容所に移住させられていた際に 近所に住んでいた老女が、今はこの小さな日系人街にある 古いガレージの二階に住んでいる。 彼女の名は、三田千枝(みた・ちえ)。 かつてUra.Mitaとしてハリウッド映画に出演していた女優であった。 映画が好きな琴は千枝に、いつか女優だった頃のことを 聞かせてほしいと頼み込んでいたのだ。 その約束を実現してもらうためにやってきたのである。 そんな琴に千枝の口から語られたのは、日本で山川浦路という名で 活躍をしていた輝かしい日々のこと、 そして千枝のかつての夫・上山草人(かみやま・そうじん)との 関係についてだった……。
  • 赤き心を おんな勤王志士・松尾多勢子
    5.0
    もし彼女の働きがなかったら、日本の歴史が少し違ったことになっていたかもしれない(著者) 52歳で志を立て、信州飯田から京へのぼった歌人・多勢子は、 岩倉具視の命を助け、孝明天皇暗殺の幕府方の密謀を探り出すなど 若き男性志士たちと共に命がけで国事に奔走する。 「武士(もののふ)の 赤き心を語りつつ 明くるや惜しき、春の夜の夢」(松尾多勢子) 随所にちりばめられる多勢子の和歌。その歌に込められた想いとは――。 明治維新の渦中、国ために戦った女性勤王志士の物語! 著者による「文庫版に寄せて」を加筆! 巻末には文芸評論家の縄田一男氏による「解説」を掲載!
  • 突破屋 警視庁捜査二課・五来太郎
    4.0
    1巻1,029円 (税込)
    これぞ、王道の警察小説!! 「突破屋」の異名を持つ警視庁捜査二課第四知能犯捜査三係の 五来太郎のもとに匿名のタレコミが入る。 料亭を張り込むと、そこは、国運省の官僚と建設業者との会食の場だった。 国家規模での公共事業の入札情報が特定の業者に流出している可能性が――。 その後も密談を繰り返す両者だが、巧妙に隠される贈賄の証拠。 途方もなく地味な捜査の積み重ねの末、癒着の現場を押さえた緊迫の瞬間に!
  • 危機の時代を生きる
    -
    1~3巻1,029円 (税込)
    このパンデミックが人類の歴史にどのような転換をもたらすのか。 日本を代表する26名の英知を結集し、未曾有の困難をいかに乗り越えるべきかを模索する。 医学だけでなく、社会科学、生物学、ロボット工学、日本思想史、文化史、メディア史、環境史、また医療現場や学校現場など多様な分野の専門家による示唆と提言をまとめる。 主な執筆陣 磯田道史 寺島実郎 中村桂子 石弘之 安部龍太郎 駒崎弘樹 開沼博 など、26名の各分野の専門家。
  • 人の樹
    -
    1巻1,029円 (税込)
    樹は何を想い、そこに立つのか― 人と樹が織りなす不思議な物語の世界へ 「深い夜の木」 など全18編を収録! 生命(いのち)と魂を紡ぐ珠玉の連載短編集!
  • 21世紀の創価学会論―― 識者が見た未来への希望
    -
    ゴルバチョフ元ソ連大統領、田原総一朗氏ら、 国内外の有識者が語る創価学会の実像! パンデミック、戦争、自然災害ーー全世 界を覆う人類の危機に、宗教はどのよう な役割を果たせるのか。国内外の知性が、 世界宗教の道を歩み始めた創価学会に寄 せる期待とは。宗教のために人間がある のではなく、人間のための宗教がある! 序章 田原総一朗 第1 章 創価学会の現代的価値 第2 章 世界を照らす日蓮仏法 第3 章 創価の源流――牧口教育学 第4 章 人類の未来を拓く「池田・トインビー対談」の視座 特別収録 ミハイル・ゴルバチョフ
  • 家康の養女 満天姫の戦い
    4.0
    「おなごはいくさの役には立たぬかもしれぬ。 だが、もっと大きな働きで陰の役割を担うこともできるのじゃ」(徳川家康) 関ケ原後、いまだ不穏な動きを見せる奥州。 家康の画策で津軽藩主・信枚に嫁いだ満天姫。 慣れない最果ての地での正室としての暮らし。 前夫である福島家の息子の存在。 襲い来る飢饉。 信枚への想い―― そして大切な人たちの死。 すべては江戸と津軽のために。 これは――女の関ヶ原! 「争うよりも、相手の真心を引き出し、いかようにして味方につけていくか。そこに思いをいたさねばならぬ。相手ではない。自らの生き方にかかわることじゃ」(満天姫) 波乱に満ちた家康の養女の生涯! 巻末には、直木賞候補でいま大注目の作家・永井紗耶子氏による特別解説を掲載!
  • 私が愛したトマト
    4.0
    1巻1,029円 (税込)
    数々の文学賞を受賞した物語の匠が、一瞬にして日常から幻想的な非日常の世界へと連れていってくれる、珠玉の短編11編を収録。 常に家族写真に写っていた火鉢をきっかけに、家族の出生の秘密を探っていた主人公は、いつの間にか自らがその古い火鉢のなかに入り込んでいた(「旅する火鉢」)。還暦を迎え、これまでの秩序、精神を崩したいと願う主人公。血のような赤い椅子を得て、最高の快楽を古い記憶とともに夢想する(「ポンペイアンレッド」)。困っているセミを助けようとするも突如仇討ちされ、過去の男への加害を思い出す(「散歩」)。幼少期から青春時代に愛した、男たちとの煌めくような記憶。年老いた主人公は彼らの記憶を養分として、トマトを作り続ける(「私が愛したトマト」)。不治の病で入院している少女は、医者から一匹の蚕を贈られる。蚕は美しい絹を吐き出すと、自らの宿命を知っていたかのようい生を終え……(「蚕起食桑──かいこおきてくわをはむ」)。楽して生きることばかり考えている、どうしようもない若者・翔は、東北のある町で気のいい女性に会って徐々に変わっていき、大地震の日、女性の家族を助けようと危険のなかへ向かっていく(「翔の魔法」)。子どもの頃、心にひっかかっていた出来事は、大人になり人生に迷ったとき思わぬ形で幼馴染と再開したことにより、すべてが希望へと変わっていく(「かぐや姫」)。 表題作「私が愛したトマト」をはじめ、幻想と郷愁、現実と非現実、人とモノ、過去と未来といった日常の境界線があいまいになっていく不思議な世界を美しい文で描く。
  • ポストコロナの文明史像 「生への選択」とトインビー
    -
    1巻1,029円 (税込)
    “20世紀最大の歴史家"の史観で21世紀の危機を読み解く! 20世紀を代表する碩学は今日の世界的危機をどう見るのだろうか。 人類は自ら「母なる地球と人間」を救い得るのだろうか。 いま「21世紀の黙示録」として、その命運が問われている。 トインビー研究の第一人者である著者が見つめる、「ポストコロナ」の新しい知の旅路! アーノルド・J・トインビー(1889 年~ 1975 年) 歴史学者・文明批評家。イギリス・ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業。 ロンドン大学教授、王立国際問題研究所・研究部長などを歴任。 西欧中心ではない独自の歴史観により文明の興亡を体系化し、 “20 世紀最大の歴史家" と称される。主著に『歴史の研究』『試練に立つ文明』など。
  • それでもぼくたちは生きている
    -
    欧米で絶賛された小説が遂に日本上陸! ! 新進気鋭のイギリス人作家が描く「地獄のなかでも失われなかった人々の愛」 イギリスのひなびた町アンバーサイド。 夜のお祭り会場がテロリストに襲撃される。理由もわからないまま、あたら多くの命が失われた。 予想だにしない大惨事に警察も対応が遅れ、地獄と化すアンバーサイド。 犯人が捕まり平穏を取り戻したあとの5人の若者が、それぞれの記憶から事件を語る言葉だけで物語は進む。共通点のなかった彼らが事件のなかでつながり、生き延びるために助け合っていく姿を、愛と希望とユーモアあふれる筆致で描く衝撃の感動傑作。
  • ローザ・パークス自伝 「人権運動の母」が歩んだ勇気と自由への道
    -
    現在、アメリカでの黒人男性への白人警官による銃撃事件などに端を発したデモ活動が活発化している。 なぜ、黒人差別が存在するのか、そして、差別と戦った一人の女性の生きざまとは。 誰もが一度は名前を聞いたことがある、人種差別撤廃運動の原点とも言えるローザ・パークス氏の自伝が遂に文庫化。 「人権運動の母」が歩む勇気と自由への道、アメリカ史上最も偉大な自由への闘士が語る不動の信念を学ぶ!
  • いのちの光 仏法からみる「発達障害」
    -
    機関紙「大白蓮華」で掲載され、大反響の連載企画を待望の単行本化! 社会でも認知度の上がってきた「発達障害」。 しかし、その原因や実態は、今なお解明されていない部分が多くある。 専門家でも見解が異なることがあり、さらなる研究・調査が必要な分野といえる。 本書では、本人や、その家族らが抱える苦悩や生きづらさを知り、 その現実に対して、仏法が照らす「光」について綴っていく。
  • できるやんか!――人間って欠けているから伸びるんや
    3.4
    丁稚奉公から身を起こし、一介のお好み焼き屋から今日の地位を築き上げた秘訣は、ひとりの人間を徹して大事にすることだった――。

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  • 「池田大作 大学講演」を読み解く 世界宗教の条件
    -
    ※2019年6月以前にご購入されたお客様は「My本棚」から閲覧可能です。重複購入にご注意下さい。 “知の巨人"が池田SGI会長の思想と言葉の力に迫る。池田SGI会長によって世界諸大学・学術機関、創価大学で行われた15の講演の解説集。なぜ創価学会は世界宗教と成り得たのか――。

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  • 街場の共同体論
    4.2
    日本一のイラチ(せっかち)男が物申す! 今、最も人気の論客が歯に衣着せずに論じる 目からウロコ、腹は納得の超楽観的「日本絶望論」! 「父親の没落と母親の呪縛」に凍りつく家族、 いじめとモンスターが跳梁跋扈する学校、 一億総こども化する日本社会……。 現代日本の難題を、ウチダ先生が筆鋒鮮やかに斬りまくる! !

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  • 地球時代の哲学 池田・トインビー対談を読み解く
    5.0
    日本論壇界きっての“知の巨人”である佐藤優氏が、20世紀最大の歴史家アーノルド・J・トインビー博士と池田大作創価学会名誉会長の対談集『二十一世紀への対話』の読み解きに挑んだ。現在では28カ国言語にも訳された世界的名著の解説書としては最高レベルの傑作。人類が生き残っていくためのほんものの思想を学ぶことができる。
  • 決定版 わたしたちの冠婚葬祭
    -
    1993年1月に当社より発売された『これからの冠婚葬祭』をベースに、主に創価学会員向けの“冠婚葬祭のあり方”を、イラスト、マンガを使ってわかりやすく展開したリニューアル決定版!!。人前結婚式や友人葬、家族葬など、社会環境に応じて変化する冠婚葬祭を、現代の時代の変化に合わせ、内容を全面的にアップデートしております。イラスト、マンガを多用し、冠婚葬祭のルールを体系的に知ることのできる一冊です。

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