作品一覧

  • 金栗四三 消えたオリンピック走者
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    2019 年大河ドラマ「いだてん」で中村勘九郎さんが演じることで注目を集める金栗四三。 日本人が出場した初めての国際大会「ストックホルム・オリンピック」(1912年)に日本代表としてマラソンに出場した金栗四三は、レースの途中で姿を消してしまい、「消えたオリンピック走者」として語り継がれることになる。 それから55年後、ストックホルム・オリンピック開催を記念する式典に招待された金栗は、競技場をゆっくりと走って、場内に用意されたゴールテープを切る。この時、「日本の金栗、ただいまゴールイン。タイム、54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3、これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」とアナウンスされる。この記録はオリンピック史上最も遅いマラソン記録となるのだった。 「箱根駅伝」や日本初のフルマラソン「福岡国際マラソン」の創設にも尽力した金栗だったが、そこには、西欧に遅れをとる日本の選手を世界のトップレベルで戦えるようにしたいとの強い想いがあった。 日本のマラソン王と称される金栗四三――「消えたオリンピック走者」の真相から、「箱根駅伝」創設、そして日本スポーツ界発展にささげたその生涯に迫る本格評伝。待望の文庫化!!
  • 1935年のサムライ野球団 「裏ワールド・シリーズ」に挑んだニッポニーズ・オールスターズの謎 (角川ebook nf)
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    まだ人種差別が歴然と存在した1930年代のアメリカで、有色人種でも参加できる野球の世界一決定戦が開催された。白人の白、黒人の黒、アメリカ先住民の赤、日本人の黄。「4つの色の祭典」は人々を熱狂させた。 ※本書は、2015年10月13日に配信を開始した単行本「1935年のサムライ野球団 「裏ワールド・シリーズ」に挑んだニッポニーズ・オールスターズの謎」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
  • オリンピックの真実 それはクーベルタンの発案ではなかった
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    すべては、ひとつの出会いから始まった──。イギリス野球に関心を持つ著者は、リバプールを目指す列車で老作家から、思いがけずオリンピックのルーツを聞く。世間で知られているピエール・ド・クーベルタンが、じつは近代オリンピックの父ではないというのだ。そこから興味は、一気にイギリス野球からオリンピックへと移っていく。 オリンピックとは何なのか、日本はいつから参加したのか、なぜ、世界的な大会となったのか、という多くの謎を追い求め、現地での貴重な証言や記録を元に「オリンピックの真実」を綴っていく。ベストセラー『史上最高の投手はだれか』の著者が贈る、渾身のノンフィクション。
  • 史上最高の投手はだれか 完全版
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    1920~40年代、ニグロリーグで最高の速球を投げ、生涯通算2000勝、シーズン105試合登板104勝、42歳でメジャーリーグデビューし、計6シーズンで28勝、最後の登板は59歳。同時代を過ごした人たちの証言などにより語られていく記憶の中のサチェル・ペイジ。第3回潮賞・ノンフィクション部門受賞作に大幅加筆修正した完全版。

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  • スポーツの品格
    4.0
    フェアであるべきスポーツの世界に、なぜ「体罰」や「不正」といった問題が蔓延するのか。その背景には何があるのか。本書は、元選手の立場で積極的にメッセージを発信する桑田真澄と、スポーツ史研究の第一人者である佐山和夫が、スポーツをめぐる問題の根源である「勝利至上主義」について論じ合う。そして、スポーツの喜びは「勝利を目指すプロセス」にあることが、さまざまな具体例を引きながら語られる。スポーツにおける「品格」とは何なのか。新しいスポーツ観を提起する、スリリングな対話!【目次】はじめに 桑田真澄/第一章 「暴力」との決別/第二章 「勝利至上主義」を超えて/第三章 「東大野球部」を指導する/第四章 「新しいスポーツ観」を構築する/おわりに 佐山和夫
  • 20世紀最高のスポーツマンはだれか(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 野球界最大のスーパースター、ベーブ・ルースをしのいで“20世紀最高のスポーツマン”と称される男がいる。フットボール、メジャーリーグで活躍しオリンピックで金メダル獲得というジム・ソープの波瀾万丈の人生録。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 箱根駅伝に賭けた夢 「消えたオリンピック走者」金栗四三がおこした奇跡
    値引きあり
    3.0
    挫折を味わった者だけが、人生の勝者になれる――明治45年、日本が初めて参加したストックホルム・オリンピックで味わった屈辱の途中棄権。しかし、逆境をバネに後進の育成に努めた金栗は、箱根駅伝のほか、福岡国際マラソンを創設し、自らも54年8ヵ月余の歳月をかけて、ついにマラソンのゴールラインに辿り着いた。
  • ベースボールと日本野球 打ち勝つ思考、守り抜く精神
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    明治の初め日本に紹介されたベースボールは、瞬く間に全国を席捲するほどの人気を博した。だが、娯楽性あふれるショービジネスへの脱皮をみせたアメリカと異なり、学生スポーツとして独自の発展をとげた日本の野球は精神性の色濃い“純正野球道”へと昇華していった。本書は、日米の球史を丹念にたどる手法で両国の文化的差異の本質に迫る試みである。さらには、本場アメリカの風土に根づく誇り高きスポーツマンシップをも伝える。

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  • スポーツの品格

    Posted by ブクログ

    佐山氏、桑田氏による共著。「野球道」に引き続き対談形式の2冊目だが、更に面白い。

    野球ひいてはスポーツの根幹から論理立てて、そのあるべき姿について述べられている。

    やはり大事なのは軸であり、目的であり、自身の意図である。当著は野球関係者なら必読。特に選手よりも指導者は読むべき。

    この知識を活かせる機会がほしい。

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    2013年12月09日
  • スポーツの品格

    Posted by ブクログ

    少年(小学校~高校)スポーツの指導者にはぜひ読んでほしい、いや必ず読むべき。子供たちの将来のために。
    桑田さんと、ノンフィクション作家で野球史に詳しい佐山和夫さんとの対談形式。
    本当に共感できることばかりで、僕もこの本から得たものを生かして、スポーツのコーチングをしていきたいと思う。

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    2013年11月21日
  • スポーツの品格

    Posted by ブクログ

    ○元プロ野球選手で野球解説者の桑田氏と、野球に造詣の深いノンフィクション作家の佐山氏との共著・対談本。
    ○野球の話しを中心に、体罰の実態とその批判、指導のあり方の提言、今後のスポーツのあり方等について、思いを語ったもの。
    ○一つ一つがもっともであり、特に、少年期~学生への指導のあり方や提言については、ぜひ広く普及して欲しい。
    ○自分も、自分の競技を楽しめるようになったのは、大人になってから。やっているときは辛いことばかりだった気がする。まさに、勝利至上主義の真っ只中にいたからだろう。
    ○そもそもの「スポーツを楽しむ」ということを忘れてしまわないよう、その一番大事な原則を、スポーツをする誰もが常

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    2014年04月18日
  • スポーツの品格

    Posted by ブクログ

    桑田真澄さんと佐山和夫さんの対談。対談形式ということで、お二人の考えがスムーズに伝わってくる。
    意外と、猛練習しましたっていうひとじゃないねんなあ桑田さんって。
    自分は体罰は必要悪であると思っていたのですが、ここまで自信満々に体罰は技術向上になりませんって言われると、そうなのかなと思ってしまう。
    「フェアプレイ」の定義には、なるほどと思った。自分を有利な立場に置かないこと。

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    2013年11月26日
  • スポーツの品格

    Posted by ブクログ

    桑田真澄氏とノンフィクション作家の佐山和夫氏による対談本。

    今や体罰否定派の代表的論客として知られる桑田真澄氏だが、ここでは「過去には体罰が必要な時代もあった」ことを前置きとして示唆していることが印象的。これまでの日本のスポーツに蔓延っていた体罰という問題をただただ反省的に捉えるのではなく、なぜ体罰が今のスポーツにそぐわないのか、スポーツ観の変遷が丁寧になぞられたうえでの丁寧な分析が行われている。
    「体罰は悪いもの、経験者が『あれがあったから自分は成長できた』と言うのは過去を肯定したい感情の発露に過ぎない」と無条件的に体罰に悪のレッテルを貼り付けるのみの論旨が目立つ昨今だが、根絶を目指すなら

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    2013年11月24日

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