佐山和夫のレビュー一覧

  • スポーツの品格

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    学校現場での体罰や暴力はなぜなくならないのか。
    育成を掲げながらも勝利至上主義が蔓延っている現実が背景にあるのではないか。

    桑田さんが論文で再定義された「野球道」は尊重(リスペクト)と練習の質(サイエンス)と心の調和(バランス)で構成されている。

    『1000回の間違った練習より、100回の正しい練習をやる方が上手くなる』

    桑田さんの理論を全ての指導者に知ってもらいたい。昭和のスポ根を強いられ、若いうちに身体を壊してしまい、憧れだったプロ野球への夢を断念せざるを得ない子が一人でも減ることを願わずにいられない。

    「甲子園優勝投手はプロで活躍できない」と昔は言われていたそう。なぜそういうこと

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    2025年11月04日
  • スポーツの品格

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    佐山氏、桑田氏による共著。「野球道」に引き続き対談形式の2冊目だが、更に面白い。

    野球ひいてはスポーツの根幹から論理立てて、そのあるべき姿について述べられている。

    やはり大事なのは軸であり、目的であり、自身の意図である。当著は野球関係者なら必読。特に選手よりも指導者は読むべき。

    この知識を活かせる機会がほしい。

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    2013年12月09日
  • スポーツの品格

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    少年(小学校~高校)スポーツの指導者にはぜひ読んでほしい、いや必ず読むべき。子供たちの将来のために。
    桑田さんと、ノンフィクション作家で野球史に詳しい佐山和夫さんとの対談形式。
    本当に共感できることばかりで、僕もこの本から得たものを生かして、スポーツのコーチングをしていきたいと思う。

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    2013年11月21日
  • スポーツの品格

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    ○元プロ野球選手で野球解説者の桑田氏と、野球に造詣の深いノンフィクション作家の佐山氏との共著・対談本。
    ○野球の話しを中心に、体罰の実態とその批判、指導のあり方の提言、今後のスポーツのあり方等について、思いを語ったもの。
    ○一つ一つがもっともであり、特に、少年期~学生への指導のあり方や提言については、ぜひ広く普及して欲しい。
    ○自分も、自分の競技を楽しめるようになったのは、大人になってから。やっているときは辛いことばかりだった気がする。まさに、勝利至上主義の真っ只中にいたからだろう。
    ○そもそもの「スポーツを楽しむ」ということを忘れてしまわないよう、その一番大事な原則を、スポーツをする誰もが常

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    2014年04月18日
  • スポーツの品格

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    桑田真澄さんと佐山和夫さんの対談。対談形式ということで、お二人の考えがスムーズに伝わってくる。
    意外と、猛練習しましたっていうひとじゃないねんなあ桑田さんって。
    自分は体罰は必要悪であると思っていたのですが、ここまで自信満々に体罰は技術向上になりませんって言われると、そうなのかなと思ってしまう。
    「フェアプレイ」の定義には、なるほどと思った。自分を有利な立場に置かないこと。

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    2013年11月26日
  • スポーツの品格

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    桑田真澄氏とノンフィクション作家の佐山和夫氏による対談本。

    今や体罰否定派の代表的論客として知られる桑田真澄氏だが、ここでは「過去には体罰が必要な時代もあった」ことを前置きとして示唆していることが印象的。これまでの日本のスポーツに蔓延っていた体罰という問題をただただ反省的に捉えるのではなく、なぜ体罰が今のスポーツにそぐわないのか、スポーツ観の変遷が丁寧になぞられたうえでの丁寧な分析が行われている。
    「体罰は悪いもの、経験者が『あれがあったから自分は成長できた』と言うのは過去を肯定したい感情の発露に過ぎない」と無条件的に体罰に悪のレッテルを貼り付けるのみの論旨が目立つ昨今だが、根絶を目指すなら

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    2013年11月24日
  • スポーツの品格

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    桑田真澄とノンフィクション作家の佐山和夫氏による対談で、昨今のスポーツの問題をえぐり、スポーツマンシップとフェアプレーの大切さを語った本。
    こういう指導者がどの競技にも必要ですし、コーチの端くれである自分も内容を肝に銘じたいと思います。

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    2013年11月13日
  • スポーツの品格

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    桑田が考える、これからのスポーツについて。

    桑田が体罰に対して絶対にダメという。それがどれだけ大きなことか。勝つのは大事。でも、勝つだけがスポーツの目的になってはダメ。努力するのは大事。楽しいのは、勝つことだけじゃない。楽しい努力をすること。スポーツの二面性に気をつけること。

    成功した人が、体罰を否定すると自分の成功も否定することになると感じているのでは、という指摘にはっとした。

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    2014年04月24日
  • 箱根駅伝に賭けた夢 「消えたオリンピック走者」金栗四三がおこした奇跡

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    金栗四三杯の初代が鐘ヶ江選手とは、もっと前からある賞だと思ってた。

    それにしても、途中で走れなくなって、沿道のご近所で飲み物を振る舞って快方されるなんて、暖かい話ではないか。
    アメリカ横断駅伝なんて、発想もスゴい。

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    2014年02月20日
  • スポーツの品格

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    スポーツは進化しているのに指導者は進化していないと嘆く対談。桑田さんの卓越した理論は称賛に値しますが…

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    2014年01月24日
  • スポーツの品格

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    スポーツの品格/桑田真澄・佐山和夫 を読んだ。

    この本は、スポーツをめぐる問題の根元である「勝利至上主義」について、桑田真澄さんとスポーツ史研究の第一人者である佐山和夫さんの対談をまとめたものである。

    昨今、桑田さんはスポーツの「体罰」について積極的に発言をしており、その考えについて触れておきたいと思い本書を読んだ。

    桑田さんは本書で、スポーツ界における体罰はなくすべきであると訴えている。

    いくつかの論調のなかで選手育成において体罰は協調性を育むうえでプラスの側面があるというものがある
    。体罰は育成に不可欠であるというものだ。しかし、桑田さんは、その点についてもNOと言っている。コーチ

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    2013年12月24日
  • スポーツの品格

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    暴力の廃絶、勝利至上主義の否定など意見としては新しくないけれども、それを野球界で一時代を築いた桑田氏が発言すると説得力が違います。東大公式野球部の指導現場でのエピソードなども興味深く、「なるほど」と思いました。

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    2013年11月11日
  • 箱根駅伝に賭けた夢 「消えたオリンピック走者」金栗四三がおこした奇跡

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    佐山さんでは、学生時代に最初に読んだ二グロ・リーグのサチェル・ペイジの本が断トツに面白かった。それに比べると…
    僕の感受性が落ちたのか、佐山さんの筆力が落ちたのか…
    金栗四三の足跡は、ほんとはもっと深く強い物語になると思うのだけど、大分物足りなさが残ったというのが正直な感想。
    印象に残ったのは、直接関係ないが、クーベルタン男爵の言葉「人生で一番重要なことは勝利者であるかどうかではない その人が努力したかどうかである 堂々と奮闘することである」
    あと、スウェーデンはほんとに親切な国らしい。日本人のメンタリティに近いのか。

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    2012年11月21日
  • 箱根駅伝に賭けた夢 「消えたオリンピック走者」金栗四三がおこした奇跡

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    ネタバレ

    内容的には面白かったといえるんですが『箱根駅伝に賭けた夢』と綴っているくらいだからもっとこう、箱根駅伝のことについて語ってくれているのかと期待、し、実際にはほんのちょろっとで、「え?」となった感じでした。
    どちらかというと副題的に添えられている、金栗氏についての本です、ともうちょっと銘打った感じでも良かったんではないでしょうかね。
    というよりも箱根駅伝に賭けた夢を副題にしてもよかったんじゃないでしょうかね…。
    箱根駅伝、というのを前面に出す事で手に取ってもらいやすくしたのか、それが戦略か、と思うと何ともいえない微妙な気持ちに為ります。
    内容が悪くなかっただけに残念です。

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    2012年04月21日
  • 箱根駅伝に賭けた夢 「消えたオリンピック走者」金栗四三がおこした奇跡

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    金栗四三の伝記。嘉納治五郎やクーベルタン男爵などの偉大さも伝わり何よりスエーデンの人々の優しさも身にしみる。

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    2012年02月23日