あらすじ
挫折を味わった者だけが、人生の勝者になれる――明治45年、日本が初めて参加したストックホルム・オリンピックで味わった屈辱の途中棄権。しかし、逆境をバネに後進の育成に努めた金栗は、箱根駅伝のほか、福岡国際マラソンを創設し、自らも54年8ヵ月余の歳月をかけて、ついにマラソンのゴールラインに辿り着いた。
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Posted by ブクログ
金栗四三杯の初代が鐘ヶ江選手とは、もっと前からある賞だと思ってた。
それにしても、途中で走れなくなって、沿道のご近所で飲み物を振る舞って快方されるなんて、暖かい話ではないか。
アメリカ横断駅伝なんて、発想もスゴい。
Posted by ブクログ
佐山さんでは、学生時代に最初に読んだ二グロ・リーグのサチェル・ペイジの本が断トツに面白かった。それに比べると…
僕の感受性が落ちたのか、佐山さんの筆力が落ちたのか…
金栗四三の足跡は、ほんとはもっと深く強い物語になると思うのだけど、大分物足りなさが残ったというのが正直な感想。
印象に残ったのは、直接関係ないが、クーベルタン男爵の言葉「人生で一番重要なことは勝利者であるかどうかではない その人が努力したかどうかである 堂々と奮闘することである」
あと、スウェーデンはほんとに親切な国らしい。日本人のメンタリティに近いのか。
Posted by ブクログ
内容的には面白かったといえるんですが『箱根駅伝に賭けた夢』と綴っているくらいだからもっとこう、箱根駅伝のことについて語ってくれているのかと期待、し、実際にはほんのちょろっとで、「え?」となった感じでした。
どちらかというと副題的に添えられている、金栗氏についての本です、ともうちょっと銘打った感じでも良かったんではないでしょうかね。
というよりも箱根駅伝に賭けた夢を副題にしてもよかったんじゃないでしょうかね…。
箱根駅伝、というのを前面に出す事で手に取ってもらいやすくしたのか、それが戦略か、と思うと何ともいえない微妙な気持ちに為ります。
内容が悪くなかっただけに残念です。