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「どんなにたくさんの『死』に関わっても、死には疑問が残る」――
そう語る著者は、医師として多くの人を看取ってきた。
人には必ず「死」が訪れる。にもかかわらず現代人は「死」を語ることを忌み嫌い、向き合うことを避けようとする。
そして自らの「死」について、自己決定しないがゆえに、望まない延命治療や残酷な最期を迎えてしまう。
果たして「死」は怖いものなのか。
自ら末期がんを患った緩和ケア医、「あの世」について研究している大学教授、死者と通じ合うユタやノロ、死と隣り合わせだった東北被災地の人々。そしてコロナ禍が突き付けた厳しい現実――。
豊かな「死」を取り戻すために奮闘する人々との対話を通じて、著者がたどり着いた「死」の実像とは。 カマタ流の温かくて柔らかい「人生の終(しま)い方」!
Posted by ブクログ 2022年07月03日
がんばらないから20年。緩和ケア、看取りに対してどう取り組むのか。
かつての日本人にとり、死は大変身近なものであった。自宅で亡くなり、最後の瞬間に立ち会う事で大切なメッセージを受け取り、死を受け入れていく。
自然と死の恐れはなくなっていく。形式的で簡略化しがちな葬儀であっても、精神的ケアという大切な...続きを読む
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