1%でいい、誰かのために生きてみる。
SNS全盛時代、本来言葉のキャッチボールであるはずのコミュニケーションは、相手が見えないまま、多くの人は自分がどれだけよい球を投げるかのみに終始しているように見える。ボールを受け止める側に思いを馳せにくい社会で、これから私たちは、どう生きていけばよいのだろうか。
学生時代、親との関係で悩むことが多かった著者は、長野県の病院で地域の人たちと交流しながら、彼らの健康の為に貢献することで自身の幸せの本質を見つけた。また、海外の困難な状況にある地域支援活動も行う中で、人々のために生きる多くの仲間と出会い、彼らがなぜいつも幸せなのか、理由がわかったという。
相手の身になるということは、自分の視点からだけではわからなかったことを理解できるようになること。世界には多様な人、多様な生き方があることに気づくこと。
そして、人間の脳には、相手を幸せにすると自分も幸せになる仕組みがあることも説明します。
今日から誰でもすぐに始められる「相手の身になる練習」14項目を掲載、人生の1%でも誰かの身になって考え、誰かのために生きれば、今あなたが感じている「息苦しさ」は少しずつ消えていくはずです。
Posted by ブクログ 2022年05月15日
自分は大きなリレーの中にいることを忘れない。そのことが人のために。という気持ちに繋がる。
人のいいところを見つける。
恩送り、pay it forward 、優しさの連鎖。
人間の本質は助け合い。今は迷惑をかけない生き方が強調され過ぎている。
自分の幸せは自分で決める。
いつでも死ねるなら、死ぬ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月13日
職場の人間関係で悩んでいて、読みました。もっと助け合いたい。それには、相手の身になること。
自分から先にあいさつ。相手はどんな気持ちなのか、返ってきた反応から想像する。大きなリレー。親切にしたら、親切にされるようになる。どうしても受け入れられない人との関係って、どうすべき?
なんとかしたい気持ちは...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月31日
相手の身になると相手の顔色をうかがう、は違うと知ることができたのが1番の学びだった。後者は、相手がどう思っているのかということよりも、自分はどう思われているのかという方が大事になっている。相手の顔色ばかりうかがっていると、相手から嫌われないようにするあまり自分がやりたくないこともやってしまうことにな...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月22日
「相手のみになって考えなさい」とは幼い子から親に言われ、学校でも言われてきた。そんな当たり前のことが今30歳になり改めて考えると、それが出来ていると胸を張っていえなくなっていることに気がついた。
鎌田さん自身、西日本豪雨の高校生、さだまさしさん、パレスチナの子供が脳死になりイスラエル病院に心臓移植...続きを読む