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ドイツの謝罪は誠実だったか 国防軍潔白神話の生成
■歴史像が、いかに人為的に作られるかを問う1冊 ・ヒトラーによる独裁体制強化と戦争準備に反対していた。 ・反ユダヤ主義は、ナチスのみによって強引に推し進められた。 ・対ソ戦やバルカン戦で残虐行為は、国防軍は反対したが、ナチスが強引に推し進めた。 ・素人のヒトラーが軍事面に干渉したために敗れた。 こう主張してドイツ国防軍や参謀本部は、ナチスの被害者として名誉を守った。 しかし、これらの主張はどれも正しくはない。 「国防軍潔白神話」が、どのような過程を経て人為的に作り上げられたかを検証する。 この神話は、戦犯訴追を逃れたい元軍人の足掻きだけでつくられたものではなく、西ドイツ政府や国民、英米など西側諸国、ソ連の利害が複雑にからみあって“人為的に”生み出されたものであった。 ■ドイツの戦後処理は誠実といえるのか? 日本の戦後処理のあり方を批判する内外の論者が必ず持ち出す例が、 「戦後のドイツは徹底して非ナチス化を実行した、それに引き換え日本は……」 というものである。 しかし、この説はきわめて一面的と言わざるを得ない。 日本人にはそぐわない考え方だが、国際政治では真実だけがすべてではないことがわかる。 ■構成 第1章 どこで「国防軍潔白論」は生まれたか アメリカ占領軍による戦史編纂事業(OHP)の実態と、それらに協力したハルダー(元参謀総長)やシュパイデル(ロンメルの元参謀)、ホイジンガー(元参謀本部作戦課長)らの行動を追い、いかに「国防軍潔白論」が生み出されたかを紹介する。 第2章 東西ドイツ史学とそれぞれのタブー 1950年代、一気に元軍人たちの回顧録や戦史が出版された。 それらに共通する特徴を分析し、なぜ彼らが競うように出版を行なったか、ソ連など東側の利害もあわせて、その背景と理由を紹介していく。 元軍人らにとって、敗戦や戦犯訴追に対する自己弁護だけではなく、今後生きていくために、自分たちがソ連と戦った経験がある貴重な存在であることを売り込む必要があった。 第3章 国防軍免責の原点 ニュルンベルク裁判では「参謀本部」が訴追されたが、結局罪を免れている。弁護側資料となった「将軍供述書」の詭弁とその本当の問題点に焦点をあてる。 「参謀本部の名誉」を守りたい人たちの思いに沿うことで、ヴァルリモント(元参謀本部国防統帥局次長)のようにヒトラーに近い位置にいた者も罪を免れた。 第4章 消極的だったイギリスの戦犯訴追 マンシュタイン(元陸軍元帥)に関して、いかにイギリスがその訴追に消極的であったかを紹介する。 ニュルンベルク裁判の欺瞞性と合わせて、また、なぜイギリスが敵だった将軍の罪を問いたくなかったか。 また、かつて対立していたマンシュタインとハルダーがここで手を結んだように、「国防軍潔白論」は一つのグループではなく、複数のグループが手を結ぶことで生成されたものであったことを紹介する。 第5章 「国防軍潔白論」に影響を与えた書籍 ■著者略歴 守屋 純(もりや・じゅん) 1948年生まれ。早稲田大学卒。現在、中部大学非常勤講師。専攻は国際関係史・軍事史。著書に『ヒトラーと独ソ戦争』(白帝社)、『独ソ戦争はこうして始まった』(中央公論新社)、訳書に『ドイツ参謀本部興亡史』『詳解 独ソ戦全史』『ヒトラーが勝利する世界』(学研)、『総統は開戦理由を必要としている』(白水社)など多数。 本書は、錦正社から発行された『国防軍潔白神話の生成』を再編集したものになります。 -
This is it.That’s that.英語の「超短」決めゼリフ…意味わかる?
【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 My bad. Duck! TGIF.マイケル・ジャクソンのThis is it.これら超短英語、意味わかる? 「何でもない」をThat's nothing.と言うのは間違い。目からウロコの英語本。 My bad. Duck! TGIF. マイケル・ジャクソンのThis is it. これら超短英語、意味わかる? 「何でもない」をThat's nothing.と言うのは間違い。目からウロコの英語本。 ※「This is it. That's that. ネイティブの超カンタン英語たち…意味わかる?」(発行日2013年8月31日) 「I’m light. No hard feelings. 英語の「超短」決めゼリフ…意味わかる?」(発行日2014年4月10日) 「It’s just 12 o’clock. ちょうど12時。この「正しい」英語、どこが間違い?」(発行日2014年4月10日) の3冊セットです。 藤田 英時:英語とIT(情報技術)を専門分野とする 著作家・コンテンツ作家。 米国ベイラー大学でオーラルコミュニケーションを専攻後、 西南学院大学文学部外国語学科英語専攻卒業。 PR専門会社、パソコンソフト会社勤務を経て独立。 英語の分野では、これまで海外企業のニュースリリースの翻訳・編集や 欧米IT事情視察コーディネーター(通訳・添乗員も含む)などを担当し、 個人での海外旅行経験も豊富。 英検1級、TOEIC950点をいずれも初受験で取得。 IT分野では、翻訳出版、書籍編集・執筆、マニュアル制作、 プログラム開発、技術サポートなどに携わった。 大学で情報処理教育の非常勤講師も務めた。 -
日本一やさしい英語勉強法
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「いつかは身につけたい!」 それはいつですか? 多忙なビジネスパーソンのための超効率的な英語勉強法を紹介。 日経ビジネスアソシエの英語特集の中から人気の高かった記事を厳選した保存版ムック。 ◆TOEIC、英会話…中学英語でここまでできる ◆忙しくても続けられる!“外資系”社員のラクラク勉強法 ◆【シーン別】押さえておきたいビジネス英語フレーズ ◆伝わる英文メールの書き方、英語が上手に聞こえる話し方 本書のレベル:英語初級レベル TOEICスコア325点~ ≪目次≫ 【特別講義】 “英語の自信ゼロ”での、「海外英語奮闘記」ほか 【PART 1】 世界一わかりやすい! TOEIC英語攻略術 【PART 2】 結果が出る英語勉強法 【PART 3】 「世界に通じるコミュニケーション力」の身につけ方 【PART 4】 「仕事で使える英語」 習得マニュアル 【PART 5】 「英語の壁」の突破法 【PART 6】 これだけは押さえておきたい! ビジネス英語フレーズ -
洪思翊中将の処刑
冤罪に対し、なぜ弁明もせず絞首台に上ったのか? 日本・朝鮮・米国の歴史に翻弄されつつも、武人らしく生きた朝鮮人・帝国陸軍中将の記録。 洪思翊は、大韓帝国最後の皇帝に選抜されて日本の陸軍中央幼年学校に入学、(朝鮮王家以外では)朝鮮人として最高位の中将にまで出世した人物である。 しかし終戦直後から始まったフィリピン軍事裁判で、フィリピンの捕虜の扱いの責任を一方的に問われ、死刑に処せられた。 太平洋戦争に従軍した山本七平が、 ・洪思翊中将が、アメリカをはじめとする連合国の軍事裁判の横暴さに対して、なぜ弁明もせず絞首台に上ったのか。 ・そもそも生活に困っていたわけでもない朝鮮人エリートが、なぜ日本軍に入ったのか。 「忠誠」とは何か。 について問う。 ■「あとがき」からの抜粋 「関心をもった」とか「興味をひいた」とかいう言葉は、使うには余りに深刻な問題だが、あえて「関心の的」がどこにあったかといえば、それは「法廷の場」である。洪中将の「無言」にはじめは軽い失望を覚えたが、この「無言の主役」をはさんでの検察側と弁護側との応酬、日本人証人の証言や「ヘイズ日記」等を読んでいくと、幾度か息詰るような場面が出てくる。 では一体、裁かれているのはだれなのか。洪中将なのか。否、それは一面では「日本的あいまいさ」とでも言うべきものである。日本は「ジュネーブ条約」を批准していない。批准しなかったのは洪中将の責任ではない。従って「ジュネーブ条約の第何条云々」で洪中将の責任を問うのは筋違いだ、こうはっきり明言できれば、それはそれですっきりする。 しかし「ジュネーブ条約は批准しない」が、「それに基づいて」とか「……の精神で」とか言うと、洪中将の責任の範囲がきわめてあいまいになってしまう。そしてこの「日本的あいまいさ」は、今も決して消えてはいまい。と同時に一種の不気味ささえ感ずるのが、アメリカ側の“形式論理”の積み重ねである。これを「リーガル・マインド」というのであろうか? それは最終的には実態から遊離した「論理を積み重ねた虚構のピラミッド」のように見えてくる。 だが、彼らにとってはこれが「事実」で、判決は同時にこの事実の確定なのである。ではこの「語られた事実」は果して「事実」なのか。ミー弁護人のいう「時の法廷」が裁くのはこの点で、裁かれているのはアメリカであろう。そしてこの「時」を体現していたかの如く無言で立つのが洪中将である。こういう視点で読むと、四十年前に行われたこの裁判はきわめて今日的であることに気づく。 【著者略歴】 山本七平(やまもと・しちへい) 評論家。ベストセラー『日本人とユダヤ人』を始め、「日本人論」に関して大きな影響を読書界に与えている。1921年生まれ。1942年青山学院高商部卒。砲兵少尉としてマニラで戦い補虜となる。戦後、山本書店を設立し、聖書、ユダヤ系の翻訳出版に携わる。1970年『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。日本文化と社会を批判的に分析していく独自の論考は「山本学」と称され、日本文化論の基本文献としていまなお広く読まれている。1991年没(69歳)。 -
ロジスティクスから見た「失敗の本質」
■ロジスティクス(兵站)の視点から太平洋戦争を再検証する1冊。 19世紀の軍隊は金で雇われた傭兵だったので最も恐れられたのは兵士の脱走だった。そのため食糧や衣服の支給に事欠いてはならず、その必要からロジスティクスは生まれた。 本書では、数々の近代戦争を紐解き、どのようにロジスティクスは生まれたか、フランス(イギリス、アメリカ)式ロジスティクスとドイツ(ロシア・日本)式のロジスティクスの違いとは何かについて解説する。 アメリカが南北戦争や米西戦争でどのような失敗を犯し、それを機にロジスティクスの役割がどのように変貌していったかを分析。同時に日本軍はなぜ、日清戦争で戦死者の11倍もの病死者を出しながらも、太平洋戦争でガダルカナルやインパールで同じような失敗をしてしまったかをついても検証していく。 名著『失敗の本質』をはじめ、これまで戦術論や人物・組織論からの敗戦を分析した本は多数あったが、本書はロジスティクス(兵站)の視点から太平洋戦争を再検証する。 ■著者略歴 谷光 太郎(たにみつ・たろう) 1941年香川県に生まれる。1963年東北大学法学部卒業、三菱電機株式会社入社。1994年同社退社、山口大学経済学部教授。2004年、大阪成蹊大学現代経営情報学部教授。2011年同校退職。著書に、『海軍戦略家キングと太平洋戦争』『海軍戦略家 マハン』(共に中央公論新社)、『敗北の理由』(ダイヤモンド社)、『青色発光ダイオードは誰のものか』(日刊工業新聞社)、『米軍提督と太平洋戦争――世界最強海軍のルーツ』(学研パブリッシング)、訳書に『統合軍参謀マニュアル』(白桃書房)など多数。 ■目次 第一章 ロジスティクスとは 1 ロジスティクスの語源と参謀組織 2 歴史上の名将にみるロジスティクス 3 日本人の美意識とロジスティクス 第二章 グランドストラテジーからみたロジスティクス問題(1) 1 輸送・通信手段を駆使した初の近代戦――南北戦争 2 兵力・物資を機動的に展開――独参謀本部と普仏戦争 3 干し飯二日分で戦った日本陸軍――日清戦争 4 海上輸送路短縮の重要性を説くマハンの見識――米西戦争 5 敵の戦略意図を兵站活動から見抜く――日露戦争(1) 6 大本営を悩ませた馬不足と脚気患者――日露戦争(2) 第三章 グランドストラテジーから見たロジスティクス問題(2) 1 民間補給組織を重視した英宰相の慧眼――第一次世界大戦(1) 2 総力戦の勝敗を決した軍需品生産・輸送――第一次世界大戦(2) 3 戦術重視で戦略を誤った日本海軍――太平洋戦争(1) 4 「限定戦」戦略と「無制限戦争」戦略 ――太平洋戦争(2) 5 戦果を左右した独海軍Uボート艦長の力量――大西洋の戦い 第四章 陸空海のロジスティクス 1 「戦争は輸送」の鉄則を忘れた日本陸軍 2 「陸大卒に非ざれば人に非ず」――陸軍人事行政の問題点 3 「商船攻撃よりも敵艦隊撃滅」で失敗――決戦主義の誤謬 4 大陸を疾駆したトラック部隊――陸軍の自動車工業育成 5 満州への兵力派遣を支えた輸送――鉄道と参謀本部 6 商船損失を軽視して敗れた日本海軍――太平洋戦争と商船隊 7 航空機輸送を軽視して機動力欠いた日本軍――航空輸送戦略 第五章 ロジスティクスへの取り組み日米比較 1 精励恪勤だが政策立案は苦手な日本の指導者――リーダー比較 2 日米両海軍の人事処遇の比較 3 日本は策士、米国は書記官――日米参謀制度比較 4 陸海軍の機能統合に失敗した日本軍の悲劇――統合参謀部 5 標準艦量産の米国、多品種少量生産の日本――艦船建造比較 6 部品の共通化すら拒んだ指導者のエゴ――日米航空作戦比較 第六章 総力戦とロジスティクス 1 船舶消耗を直視し、敗戦を予測した総力戦研究所 2 「生産重視・輸送軽視」の問題点――石油資源確保と輸送 3 海軍予備学生にみる人の育て方、生かし方――人材育成(1) 4 通信諜報を支えた海軍予備学生士官――人材育成(2) 5 輸送業務に女性を活用した米陸軍航空隊トップの決断 6 搭乗員の人命を尊重しつつ大戦果を上げた対日爆撃作戦 -
不倫相談ダンナに溺愛される方法――男性46.7%、女性15.1%の不倫経験
主人の不倫に悩む人、離婚を選択できない人、夫婦関係を良くしたい人に向けた恋愛指南書です。 男性46.7%、女性15.1%の不倫を経験(2020年調査) ・何処に行く?誰と会う?帰ってくる?は禁句! ・尽くす妻は〇〇妖怪になりますよ ・良妻賢母は、なぜ嫌われるのでしょうか ・幸せをダンナに丸投げする妻は、一生不幸です ・男性が離れたい女性、手放さない女性の違い 結婚して幸せな家庭を築くはずだったのに、 残念ながら夫に不倫をされ子供を抱えながら 離婚も選択できない妻たちが数えきれないほど存在しています。 SNSやAIの復縁情報だけでは復縁が難しいのが現実です。 その理由は自分や相手の性質を理解せず、 なぜこの問題が起きているのかも分からないまま、 闇雲に現状を何とかしようとするからです。 本書では、 いま起きている出来事を感情的に受取り、 これ以上問題をこじらせないためのマインドの作り方と 夫婦関係のコミュニケーション術をお伝えしていきます。 夫の不倫に悩む奥様、夫婦関係を良くしたいと願う奥様に向けた恋愛指南書です。 ■目次 ●第1章 注意点は「旦那に尽くさない」 ・旦那に干渉しない ・かわいい旦那には、旅をさせろ ほか ●第2章 何なら、一度嫌われてみる ・嫌われないように生きると、嫌われる ・追うほど離れる、真逆の法則 ほか ●第3章 あなたの趣味は、悲劇のヒロイン ・恋愛に人生をフルベットしない ・旦那を、人生の中心にしなくていい ほか ●第4章 旦那を追わなくても、幸せを感じる方法 ・「自己肯定感を上げよう」なんて思わなくていい ・一日たった一回だけ、寝る前の魔法 ほか ●第5章 ひとり時間は、夫婦の愛を育む時間 ・自分時間を制する者は、愛される ・あなたの「寂しい」を、旦那は助けてくれない ほか ●第6章 旦那に溺愛される方法 ・もう、好きに生きていい ・不安じゃなく、愛情ベースで伝える ほか ■著者 松澤きみえ 不倫問題研究所所長 開業歯科医師と結婚後、家庭内別居と数年間のレスにより2008年に離婚。 心理学を学びUMIカウンセラーに認定され講師の資格を取得。 その後もタロットリーディングやアニマルヒーリングの資格も取得、 占い師などの経験を積み、全てのスキルを使い夫婦復縁専門カウンセラーとして、 現在まで既に5000人の方々のご相談を受けている。 主な実績は、 「離婚調停中に別居を解消、円満に復縁」 「同棲中の彼が、浮気相手と同棲するも半年後に入籍」 「別居中の夫から離婚宣告されたが、その後宣告を撤回して戻って来た」 「夫の不倫と数年間レス、借金の問題も併せて2 ヵ月で解決」など。 -
「数値化」中毒 なぜ手段が目的に変わるのか
私たちの社会はあらゆる場面で「数字」「数値」「診断」「判定」「選抜」に取り囲まれている。学校ではテストの点数や通知表の評価、習いごとの級や段が、努力や能力の尺度として示される。受験期には偏差値や合格判定といった数値が進路を左右し、大学ではGPAが学業成績や将来を決める重要な指標となる。社会に出れば、売上や評価点、SNSのフォロワー数といった数値が人の価値を決めるかのように扱われる。こうした「数値化」は、客観的で公正な判断を支える一方で、人間の多様な側面を単純化し、息苦しさを生み出すこともある。数字が可視化されることで比較が容易になり、私たちは無意識のうちに他者と自分を比べて落ち込み、自己価値を数値に委ねてしまう。教育や仕事の現場でも、本来の目的よりも指標そのものを上げることが優先されることがある。たとえば、救急の「4時間基準」や「大学合格者数ランキング」など、本来目安であるはずの数値が目的化し、意味を失ってしまう現象が生じている。さらに、私たちの活動を支える「動機づけ」も、外発的な評価や報酬に依存しがちだ。内発的動機づけ――すなわち「好き」「楽しい」「意味がある」という思いからの行動――を重視することが、学びや働きの豊かさにつながるのではないか。勉強や仕事は「成果を数値で示すため」だけでなく、「生きることを豊かにするため」にある。この視点を取り戻すことが、数値に支配されがちな現代社会を見つめ直す第一歩となるだろう。 -
核融合発電で世界はこう変わる
燃料は海水から採れる重水素と三重水素。高レベルの放射性廃棄物や二酸化炭素も出さない。夢のエネルギー技術、核融合の実現は遠い未来のはずでした。しかし米国のスタートアップ企業CFSが、2030年代初頭に商業運転を開始する予定と発表し、にわかに2030年代の核融合の社会実装が現実味を帯びてきました。これまでの原子力発電は「核分裂」によりエネルギーを取り出す発電方式で、日本で行なうためには燃料のウランを輸入しなければならず、東日本大震災で安全性にも大きな疑問符がついてしまいました。さらに、高レベルの放射性廃棄物の発生も避けられません。しかし核融合発電の燃料は海水から採れるため、輸入する必要がありません。装置にトラブルが起こると、燃料のプラズマ自体が生成されず消えてしまいます。高レベル放射性物質も発生しません。さらに、核融合の価値はこれだけではありません。核融合炉を使えば、高温の熱と大量の電力を安定的に利用できるため、高効率かつクリーンな水素製造が可能になります。水素があれば、燃料電池(水素と酸素を反応させて電気を取り出す装置)を用いて、いつでもどこでも電気を生み出すことができます。つまり、水素を貯めることで、電気を「貯蔵」し、水素を運ぶことで、電気を「運ぶ」ことができるのです。地域単位のエネルギー自給が可能になり、地震や台風で送電網が壊れても、病院や避難所、通信設備を動かし続けることができます。さらに、現在世界で電気の恩恵を受けていない地域にも、送電線に頼らずに電気を届けることができるようになります。このように良いことづくめの「核融合」は、国の研究機関である量子科学技術研究開発機構における実験などで培ってきた技術を生かすことができる日本の得意分野であり、核融合の周辺技術で世界から注目されている日本のスタートアップ企業もあります。高市政権も、核融合を単なる研究テーマではなく、経済成長戦略や国際競争戦略の柱として位置づけています。エネルギー問題、環境問題を解決し、日本の将来を支える産業を生み出すであろう核融合について、かつて核融合の研究者であった小説家が万感の思いを込めて解説します。 -
「世界を動かす宗教」講義
なぜ米国人はトランプを支持するのか、なぜロシアはウクライナにこだわるのか、なぜイスラエルはイスラーム諸国と対立するのか――。世界の「なぜ」は宗教で読み解ける。トランプを支える福音派・MAGAカトリック、謎が多いロシア正教、伸張する大イスラエル主義、台頭するインドのヒンドゥー至上主義。宗教が国際政治に与えるダイナミズムについて、各分野の第一人者が論じる。 〈目次〉(講義内容)1限目:なぜいま「宗教」を知る必要があるのか ●宗教は復興しているか、衰退しているか 池内 恵&松本佐保 ●祖先・偶像・自然、日本の「神」は何か 佐伯啓思&森本あんり ●宗教と経営は互いに学び合える 入山章栄 2限目:なぜ米国人はトランプを支持するのか ●米国を変えるカトリック知識人 会田弘継&藤本龍児 ●米大統領選で注目すべき宗教票 松本佐保 ●トランプを支える福音派とキリスト教シオニズム 加藤喜之 3限目:なぜイスラエルとイスラーム諸国は対立するのか ●ガザ戦争とイスラーム主義の今後 保坂修司 ●宗教シオニズムと大イスラエル主義 立山良司 ●「イスラームとジェンダー」はなぜ問題になるか 辻上奈美江 4限目:なぜ欧州のキリスト教が揺らいでいるのか ●ウクライナ侵攻と正教会の地政学 高橋沙奈美 ●バチカンとローマ教皇の外交力 松本佐保 ●フランスライシテから考える政教分離 伊達聖伸 5限目:なぜアジアの宗教はわかりにくいのか ●中国人の宗教は儒教か 川口幸大 ●ダライ・ラマは「転生」する 石濱裕美子 ●ヒンドゥー至上主義とは何か 中溝和弥 ●日本社会を支配する「見えない宗教」 岡本亮輔 -
すぐに「できません」と言う人たち
やりがいよりも安心を求め、失敗を恐れる。雑用は自分の仕事ではないと思っている。やりたい仕事しかしようとしない……。さまざまな理由で、上司から与えられた仕事を断る人が増えている。職場の心理学の第一人者が彼らの心理を分析し、「不安の強い人に『もっと自信をもって、ポジティブにいこう』などと言うと、とんでもないことになったりする」など、知っているのと知らないのでは大違いのアドバイスを行う。 【職場にこんな人、いませんか?】●興味がないと言って仕事を断る ●諦めずに何とかするという気力がない ●自分の頭で考えずに、すぐに人に頼ってくる ●自分には「できない」と言う権利があると思っている ●管理職になるのを避けようとする ●キャリアに傷がつくのを恐れ、予防線を張る ●傷つきたくなくて率直なコミュニケーションができない ●文句は第三者を介して言う ●能力の問題――たとえば、データをもとに説明することができない ●好き嫌いを仕事にもち込む ●実力不足なのに、クリエイティブな仕事しかしたがらない -
なぜあの人は時間を守れないのか
あなたの周りにも、提出物を締め切りまでに出さない人、時間ギリギリまで行動しない人がいるのではないだろうか? 本書では、そうした時間にルーズな人にイライラする周囲の人や時間管理に悩む当事者に向けて、時間を守れない背後にある問題を突き止め、どのように処すれば、時間にルーズな人の行動を治すことができるのか、また時間にルーズな人に対してどのように接すればよいのかを、公認心理士として数多くの時間管理に関するカウンセリングや研修を行い、九州大学で研究を行う心理学博士の著者が明らかにする。第1章では、「だらしない」と片付けられがちな行動について詳述する。時間に遅れる、ギリギリで行動する、締め切りを守れないといった行動の背後には、単なる意識の欠如や怠慢ではなく、記憶力や計画力、時間感覚のズレといった心理的要因が影響していることが解説される。これにより、「できないこと」を「しない」と誤解することの問題を浮き彫りにする。第2章は、時間心理学の視点から、時間感覚の違いについて考察する。例えば、ある人が「5分」をどのように感じるかという点に注目し、報酬への感受性やADHD(注意欠陥多動性障害)傾向のある脳の特性がどのように時間の使い方に影響を与えるのかを示す。第3章では、実行機能という視点から「動けない」理由について探る。実行機能は、目標を達成するために必要な一連のスキルを指すが、これが発達する過程やその障害が時間管理にどのような影響を与えるのかを述べる。第4章では、時間管理を阻む考え方や行動パターンについて分析する。特に、時間管理に失敗する原因となる「悪循環」を断ち切るために、考え方や行動のクセを見直し、具体的な対策を講じる重要性が強調される。第5章では、上司や管理職が部下に対してどのように時間管理を指導すべきかについて解説する。合理的配慮を含む視点から、部下が時間管理に苦しむ理由を理解し、適切なサポートを提供する方法を提案する。また、タスク設計や進捗管理の技法、部下が失敗しないためのリマインドやフィードバックの重要性にも触れる。本書は、時間管理の問題を「できない」こととしてではなく、「できるようにするために必要な支援」があることを理解することを促す。具体的な事例を通して、時間管理に関する心理学的アプローチを実践的に学び、本人やその周囲の人々がどのようにサポートすべきかを考えるためのガイドとなる内容である。 -
経済で読み解く昭和史
昭和100年 関税合戦からの世界大戦、狂乱物価への対策……令和に活かしたい「教訓」がある! 恐慌、敗戦を乗り越えて――元気だった「昭和」の秘密 ●序章 激動の昭和から学ぶ ●第一章 恐慌で始まった昭和 ●第二章 戦争の時代 ●第三章 戦後復興――「奇跡の復活」 ●第四章 高度経済成長――元気だったあの頃 ●第五章 高度成長の終焉――試練の時代 ●第六章 バブルへの道 ●終章 令和の日本経済復活に向けて 通史で読み解くからこそ、見えてくるものがある。二度の恐慌、第二次世界大戦、敗戦からの復興、高度経済成長、そして、バブル経済――「昭和」は激動の時代だった。しかし、その時代を日本人は力強く生き抜いたのである。昭和百年を機に、「経済」の視点から通史で読み解いていくと、何が見えてくるのか。そこには、令和の日本が今こそ学ぶべきことが溢れている。 -
太平洋戦争
真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦、レイテ沖海戦、天一号作戦……太平洋戦争を「戦略・作戦・戦術」の視点から再検証。「太平洋戦争の諸戦役を、主として戦略・作戦次元に注目しつつ検討してきた。そこでの彼我の成功と失敗、明断と誤断をみれば、ありふれてはいるが、今日なお深刻な問題である結論がみちびかれるように思う」(本書「結びにかえて」より) 成功と失敗を分けたものとは? 日本陸海軍の明断と誤断とは? ベストセラー『独ソ戦』の著者による決定版! 【目次】●第一章 海原と密林の戦場へ――陸海軍の攻勢戦略 ・昭和陸軍の栄光と悲劇――南方攻略の絶頂からインパールの奈落へ ・連合艦隊司令長官山本五十六――その戦略 ・「戦略戦闘機」――零戦の真価はどこにあったか ●第二章 南溟に疾風走る――南方攻略の戦略と作戦 ・「戦略」の要求に応えるために――シンガポールへの突進 ・点で面を制す――三次元からの蘭印攻略 ・歯車に入り込んだ砂――フィリピン作戦の「重点」誤認 ●第三章 過信と暗転の太平洋――勝機を逸した攻勢 ・ポート・モレスビー遥かなり――なぜニューギニア戦線は地獄と化したか ・昭和海軍の宿痾――二兎を追ったミッドウェイ作戦 ・ソロモン海の転回点――ガダルカナルで露呈した昭和陸海軍の欠陥 ・敗勢に抗する――山本五十六最後の戦略 ●第四章 勝者と敗者を分かつもの――日米両軍の戦略と戦術 ・一九四三年の知られざる敗戦――戦略次元で王手をかけたアメリカ ・戦術的努力で戦略的劣勢を覆すことはできない――マリアナ沖海戦の致命的誤断 ・より錯誤の少ない側が勝つ――レイテ沖海戦の逆説 ・ターゲット東京――アメリカの日本本土空襲における戦略と戦術 ・「天一号作戦」――沖縄「決戦」の蹉跌を招いた政戦略の不一致 -
七三一部隊の日中戦争 敵も味方も苦しめた細菌戦
七三一部隊にとどまらない細菌戦の実態 日中戦争のさなか、人体実験や細菌兵器の開発と製造に携わったとされる関東軍防疫給水部、通称七三一部隊。組織の中心にいたのは、部隊長・石井四郎を筆頭とした、日本を代表するエリートたちだった。また細菌戦は満洲の七三一部隊だけではなく、他の四つの部隊でも実行された。日中戦争史の専門家が、陸軍参謀本部の視点や作戦史も踏まえながら、細菌戦の知られざる実態に迫る。なぜエリートたちが細菌戦にのめり込んだのか? 【本書の要点】●細菌兵器はもともと対ソ戦で使うはずだった ●七三一部隊は石井四郎を中心とした京都帝大医学部閥 ●葛藤しながらも細菌兵器の製造に加担した軍医たち ●新発見! 「藤原ノート」が示す重要な事実 ●ペスト菌に感染させたノミを投下するPX攻撃 ●中国軍も細菌戦を実行していた? ●日本本土で細菌兵器が使用されたかもしれない 【目次】●序章:七三一部隊と細菌戦の研究史 ●第1章:細菌戦部隊の実像 ●第2章:細菌戦の始まり 一九四〇年浙江省寧波・衢州・金華の細菌戦 ●第3章:日中戦争最前線での細菌戦 一九四一年常徳細菌戦 ●第4章:「後期日中戦争」と細菌戦 ●第5章:華北における細菌戦 ●終章:細菌戦部隊の最後 -
「いじめ」の構造
平成六年、一人の少年が自殺した。遺書には「すべては自分が悪い」と記されていた。さらに、両親は少年がいじめられているということに全く気付いていなかった――いじめは昔から存在した。しかし、被害者が、肉親にも知られず、また全てを自らの責任とするような「いじめ」は、現代特有のものである。現代の「いじめ」を断ち切るために、また、いじめられた子供が自ら死を選ぶという悲劇を避けるために、いま必要なものとは何か。日本人の精神構造に迫り、根本から問い直す。 なぜ、親は気がつかなかったのか/病むこと痛むこと/からかうという遊びといじめ/悪に抵抗しなくてはならないということを教わっていない/自立を重んじて子どもに配慮しない時代の空気/権威のない世界で起こるいじめ/「しごき」と「いじめ」/まわりができること/いじめにブレーキをかける視点/教育界で一番嫌われていることを持ち出す…… -
大阪弁の深み その独特の魅力を味わう
パトカーの写真の上に目立つ文字で「アンタのこと、迎えに来たで。」。大阪府警察の募集ポスターにはくすっと笑えるものが多いが、大阪弁の軽妙さをうまく活かしているといえる。一方、大阪弁は他人を自分のペースに上手く巻き込むことができる方言でもある。本書ではそのような大阪弁の機能や、老舗遊園地を復活させた大阪弁戦略、優美な大阪ことばなどを取り上げ、独特の魅力に迫る。 (内容例)●「知らんけど」を使った大阪府警の募集ポスター ●「ひらパー」の大阪弁戦略 ●「おっさん」、「おばはん」など屋号は大阪弁 ●「MID」という大阪弁表記 ●法廷で大阪弁を使う理由 ●弱い立場の人を救う方言 ●大阪国税局の調査能力が一番高い理由 ●野球のアウトは「アカン」!? ●魔法のことば「ぼちぼちいこか」 ●「させていただく」は関西起源!? 浄土真宗との深い関係 ●米には「チンチンミズ」が必要――農業の関西弁 ●「急(せ)えて急(せ)かん」とはどういう意味? ●「おはようおかえり」は「早く帰って来なさい」という意味ではない -
新視点で読み解く! 関ケ原合戦と大坂の陣
小山評定はなかった? 徳川家康は豊臣家を潰したかったのか? 豊臣秀頼は本当に凡愚だったのか? 最新研究から見た、二大合戦の“新常識”とは――。関ケ原合戦と大坂の陣は、乱世を終わらせたという点で極めて重要な戦いだ。しかし研究の進展によって、その捉え方は大きく塗り替えられつつある。本書は、関ケ原合戦と大坂の陣を語るうえで、新たな視点をもたらしてくれる15の論考を収録。二大合戦における“新常識”を知ることができる一冊。 【内容】第I部 関ケ原合戦 ●小山評定と問い鉄砲はなかったのか? 関ケ原をめぐる論点:笠谷和比古 ●家康を「天下人」へと押し上げた5つのターニングポイント:黒田基樹 ●石田三成、毛利輝元……西軍を主導した男たちの思惑:光成準治 ●一貫した東軍ではなかった? 加藤清正と鍋島直茂の真意:光成準治 ●決戦地の「地形」を読み解く! 勝敗を分けたものとは:谷口研語 ●徳川軍団は何をしていたか……「天下分け目」の舞台裏:橋場日月 ●「北政所」と「淀殿」の敵対説は事実なのか:福田千鶴 ●伊賀者、甲賀者……「必要不可欠」とされた忍びの任務とは:山田雄司 ●東軍勝利の陰で……戦いを左右した語られざる要因:小和田哲男 第II部 大坂の陣 ●徳川家康は本当に豊臣家を潰したかったのか:笠谷和比古 ●開戦への導火線となった決別……茶々と片桐且元の苦悩:黒田基樹 ●豊臣秀頼は凡愚だったのか? 家康に対峙した青年の真実:福田千鶴 ●意外な武将が大坂方にいた! 裏事情があって戦いに臨んだ男たち:橋場日月 ●世界史からの随想――キリシタン武士が全滅、日本人らしさはかくして守られた:荒山徹 ●小堀遠州の書状が語る「大坂幕府構想」:跡部信 -
幸福の科学ユートピア文学賞2023 入賞作品集
「幸福の科学ユートピア文学賞2023」で入賞した作品のうち、上位6作品を掲載した作品集です。 【審査員特別賞】 <小説>HAPPY(一条 幸子) <作品概要>生まれてすぐ母親を亡くした小学6年生の佐々木七斗。母親と命を引き換えに自分は生まれたのではと葛藤しながらも、父姉と周囲の人々の愛と善意に包まれて成長していく。 【審査員特別賞】 <格はいく>原点回帰の旅(鈴木 文枝) <作品概要>率直かつ力強い信仰心を詠いあげた格はいく集。 【入選】 <絵本>こうふく(いけざき しょうご) <作品概要>五つの「幸福になれない」症候群をもとに、それぞれの解決の道を示す、独自の版画技術を用いた詩画集のような絵本。 【入選】 <小説>マッド・エコロジストから世界を守れ!(堀 淳) <作品概要>脱炭素社会を喧伝するマスコミやSNS―その背後には巨大な国際的闇組織が存在していた。小さなコンサルタント会社の社長と社員が正義のために巨悪に立ち向かうエンターテインメント小説。 【入選】 <小説>アルゴナウタイ(出原 傑) <作品概要>戸川唄という教師が作った、生徒を一人も見捨てない教師集団「アルゴナウタイ」。そのメンバーの一教師が、登校拒否の女子生徒に語る、アルゴナウタイ発祥の秘話。 【U-18 優秀賞】 <小説>プレゼント(酒井 美音) <作品概要>かつて過失から相方を死なせてしまい、それ以来、投げやりな人生を送る元芸人の敦。頭を打って走馬灯のように、敦は過去を追体験していくのだが―。 -
前を向きたくても向けない人 過去を引きずる人の深層心理
自分の人生がうまくいっていない時、多くの人は「自分を変えられたらいいな」と思うのではないだろうか。しかし、まず何を変えたらよいのか、わからない。その最適な答えを探してモタモタしているうちに、「変わりたい」という思いが薄れてしまう。それでほとんどの人はズルズルと、変われないままに生き続けている。では、何から始めるべきなのか。著者は「過去の人間関係を正しく理解する」ことから手を付けるのがよい、と言う。あらゆる意味で、今の自分は過去の集積である。それを理解しない人は、「感情は囚われに基づいている」ことに気づけず、人生を迷走するのである。被蔑視妄想の人も、被害妄想の人も同じように、自分にそのような狂気じみた空想をもたらしている過去の現実と触れ合えていないことに、本人の不幸がある。今までの人生の中で、さまざまな悩みを抱えたとき、あなたはどのように処してきたのだろうか。悩みから逃げて、悩みの原因を深く考えてこなかった人もいるだろう。悩みの原因を突き詰めて考えて解決してこなかったから、問題が起きるたびに悩み続ける不安定な心ができあがってしまったのだ。過去の不幸、不安な気持ちを理解して、心に受け入れることで、感情をコントロールする方法を学ぶ一冊。 -
俺のマネースキルが爆上げな件 2
◎1話完結3分で楽しめる(26話収録) ◎小学生に大人気!はじめての経済 ◎中学受験にもぴったり ◎年金、グローバル化、格差…親子で笑って学べる「学習ノベル」爆走中! ◎ふりがなつきで読みやすい ●この本ってどんな本? 『俺のマネースキルが爆上げな件』の待望の第2巻! 投資も税金も お金のことなら貧乏神の「みっくん」におまかせ? …と思っていたのにまさか? 毎日小学生新聞の好評連載がついに書籍化 ●2巻全26話!全部読めは「お金マスター」に 1話:【金】開けたい扉!? 2話:【分散、積み立て、長期】卵三つで作っちゃう!? 3話:【投資とギャンブル】さえわたる勘!? 4話:【ローン】意気込み十分!? 5話:【クレジット】大人が必死!? 6話:【リボルビング払い】ちゃんと勉強してるのに!? 7話:【キャッシュレス決済】無音の恐怖!? 8話:【仮想通貨】夕暮れに鳴るのは!? 9話:【個人間融資】貧乏神が公認!? 10話:【情報商材】話半分でも!? 11話:【ネットワークビジネス】オラオラオラーーっ!? 12話:【クーリングオフ】愛はノンストップ!? 13話:【税金】490円の難問!? 14話:【選挙】みんなで決めたこと!? 15話:【社会保障制度】だるだる学級委員!? 16話:【医療保険制度】助け合いの3290円!? 17話:【公的年金制度】母ちゃんの言うとおり!? 18話:【少子高齢化】怒りと愛で!? 19話:【保険】クリアファイルにキラキラ!? 20話:【雇用】さすがになくね!? 21話:【労働組合】踏み出す勇気!? 22話:【グローバル化】意外にハードモード!? 23話:【格差】あるところにはある!? 24話:【市場経済】ちょ……諦めんのか!? 25話:【お金より大事なもの】10万3205円の勇気!? 26話:これが俺の友達!? おまけまんが付き -
俺のマネースキルが爆上げな件 1
◎1話完結3分で楽しめる(25話収録) ◎小学生に大人気!はじめての経済 ◎中学受験にもぴったり ◎インフレ、日銀、株式、為替…お金について親子で笑って学べる ◎ふりがなつきで読みやすい ●この本ってどんな本? 俺、早宮ヒナタ。ある日、貧乏神にとりつかれまさかの友達に!? 断ったら借金100兆円って…俺の人生(マネーライフ)小6で終わった!? ていうか貧乏神が教える「お金をムダにしない方法」って? 毎日小学生新聞の好評連載がついに書籍化 ●1巻全25話!全部読めは「お金マスター」に 1話:出会いは借金100兆円!?/2話:その名は「みっくん」!?/3話:「負のオーラ」が!?/4話:ヒナタすっ飛ばす!?/5話:やればできる子!?/6話:つらいぜ小学生!?/7話:どうなる俺の未来!?/8話:異次元の10万円!?/9話:2人の天気は雨のち……!?/10話:神様がドハマり!?/11話:ラスボス登場!?/12話:幸せの3000円!?/13話:これってぼったくり!?/14話:繰り返す「ケーキ」!?/15話:小遣い大ピンチ!?/16話:やっぱいいやつ!?/17話:ちはほやの先に……!?/18話:守護神現る!?/19話:俺の対戦相手は!?/20話:ぶっ込めばOK!?/21話:悔しさの正体は!?/22話:どうしてこんな目に!?/23話:俺んち、もしかして!?/24話:みっくんチョイス!?/25話:友達をバカにすんな!?/おまけまんが:俺らの日常も爆上げな件!? -
仏教の未来年表
「仏教の大変革」どうなる!? どうする? 仏教はいま、最大の危機に瀕している。寺院の消滅や「墓じまい」の流れが止まらない。また、宗教リテラシーの低下から、数々のモラルハザードを引き起こしている。近い将来、AI僧侶がお経を読んだり、寺院一体型ホテルが建設されたりする「仏教の大変革」が起きる。宗教を学べば、社会の本質が見えてくる――31の未来予想を通して、いずれ訪れる死に備え、「未来の仏教のあり方」を考える意欲作。 〈目次〉序章 「死なき時代の宗教」はどこに行くか 第1章 社会が変われば仏教も変わる 第2章 寺院の現状と課題 第3章 テクノロジーが仏教を変える 第4章 弔いの未来 第5章 未来の寺院をどうつくるか 結びにかえて 宗教を学べば社会の本質が見えてくる -
消された王権 尾張氏の正体
ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担い、天皇家にも絶大な影響力を誇っていた東海地方の豪族、尾張氏。古代史における重要人物にもかかわらず、その正体を知る者はほとんどいない。なぜなら、尾張氏は最古の歴史書『日本書紀』から消されたからだ――。『日本書紀』は不正確な記述が多いとされているが、考古学が発展した今、『日本書紀』の記述では説明がつかなかった「古代史の謎」の多くが、解明されつつある。それでも、尾張氏の存在は謎に包まれたままだ。もしも、尾張氏の正体と謎めく行動の真意が明らかになれば、古代史の謎はほぼ解けたも同然。本書は、そんな古代史の謎を解く「最後のピース」である尾張氏の実像に迫ることで、正史として残されなかった歴史の可能性を模索する。いったい、尾張氏とは何者で、本当は何をしてきたのか? 時の権力者が『日本書紀』から消したかった、不都合な真実とは? 歴史のミッシングリンクがつながる時、教科書では知ることのできなかった「もう一つの古代史」が浮かび上がってくる――。ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担いながら、歴史書『日本書紀』から消された東海地方の豪族・尾張氏。尾張氏とは何者で、本当は何をしてきたのか? 時の権力者が『日本書紀』から消したかった、不都合な真実とは? -
新型コロナは人工物か? パンデミックとワクチンをウイルス学者が検証する
新型コロナウイルス・オミクロン変異体の塩基配列(RNAを構成する、四つの塩基の並び方)の変異を見て、ウイルス学者である著者は凍りついた。「同義置換が1、非同義置換が30、こんなことはありえない」。同義置換とは、アミノ酸の変異が起こらない塩基配列の置換のことであり、非同義置換はアミノ酸の変異が起こる塩基配列の置換のことを指す。通常、同義置換/非同義置換はランダムに入るため、同義置換が1で非同義置換が30というのは明らかな異常であると言わざるをえない。それから著者は、本格的にオミクロン変異体の塩基配列の解析に乗り出した。著者はオミクロンBA.1が出現する直前に、オミクロンBA.1の変異から一つのアミノ酸が武漢型に戻った配列の変異体があるはずだという仮説のもとで検索を行った。オミクロンBA.1に変異する一つ前の、いわば「親」となる変異体である。すると、自然界では到底ありえない事態が起こっていることが判明したのである。本書では著者が行ったオミクロン変異体の検証について平易に解説し、さらにオリジナル武漢型の特殊性やワクチンと死亡者数増加の関係も考察する。2022年、なぜ超過死亡者(例年の死亡者数をもとに推定される死亡者数を、実際の死亡者数が超過した数)が前年より大幅に増えたのか? -
蔦屋重三郎と田沼時代の謎
2025年の大河ドラマの主人公は、蔦屋重三郎! 蔦屋重三郎の実像とは? 田沼時代と現代の共通点とは? 東洲斎写楽を世に送り出し、権力にも屈しなかった「江戸のメディア王」の魅力と、彼の生きた時代を読み解く一冊。 《本書「はじめに」より》「世襲が当たり前であった江戸時代。そんな時代に抗うように一代で江戸のメディア王にのし上がった蔦屋重三郎は、江戸の社会を文化面で牽引する存在だった。(中略)経済や社会が発展してその余裕が文化を活性化させたという点で、田沼時代は現代とも重なる部分が多い。そんな田沼時代を象徴する存在ともいえる重三郎を理解することは、現代を生きるわれわれにとっても有意義なことではないだろうか。以下、特に田沼意次の人生やその時代に着目することで蔦屋重三郎の実像に迫っていく。」 《目次》はじめに~泰平の世に現われた江戸の風雲児 第1章 蔦屋重三郎とは、何者だったのか? 第2章 蔦屋重三郎が活躍した田沼時代とは? 第3章 蔦屋重三郎が世に送り出した文化人にはどんな人物がいたのか? 第4章 なぜ田沼時代は終わってしまったのか? 第5章 松平定信はなぜ蔦屋重三郎を処罰したのか? 第6章 なぜ蔦屋重三郎は東洲斎写楽を売り出したのか? おわりに~蔦屋重三郎と田沼意次が残したものとは何だったのか -
神なき時代の「終末論」 現代文明の深層にあるもの
しばしばフランス革命は、「自由主義」「社会主義」「保守主義」の三つの思想を生みだしたといわれるが、「保守主義」を欧州に残して、「自由主義」はアメリカへ、「社会主義」はソ連へ引き継がれたと見なしてよいだろう。この両国はその後それらのイデオロギーを世界に普及させることを目指すのだが、そうした志向の根底には『旧約聖書』の終末論が潜んでいた。『旧約聖書』によると、歴史の最終局面では世界は破滅し、その前(後という説もある)に至福のユートピアを迎える。この終末論に基づく歴史観が、「神」が姿を見せない現代においてもアメリカ・ロシアを突き動かしているのだ。本書では文明論の第一人者が、歴史の深部にある『旧約聖書』の影響力、さらには文明の「根源感情」を論じ、現代を捉え直す。巻末には『人新世の「資本論」』の著者斎藤幸平氏との「保守×左派」対談も収録。「どうして日本人はこんなにも資本主義が好きなのか」という問いや、マルクスについての疑問、資本主義に対して半身で構えるための「コモン」などについての議論を展開する。 ●承認欲求がやがて対等願望に ●ユダヤ教の「他民族への優越」が受け継がれた ●歴史の四層の構造 ●「市民的資本主義」と「ユダヤ的資本主義」 ●ヨーロッパの根源感 ●ロシアの「終末への熱狂」 ●支配されるものの知恵――イギリスの保守主義とは -
無理をして生きてきた人
●いつも正しく生きているのに、なぜかトラブルが多い ●人が楽しそうにしているのが気に入らない ●なぜだか、その人にイライラさせられる ●「温かい無関心」を求める人…… ――家族の中で我慢してきた「不幸な良い子」だった人へ 幸せになるために、まず自分の不幸を受け入れること。相手の何気ない言動で、なぜか急に不快になってしまう。どこか冷めたところがあって、心から楽しいと思ったことがない。生きることに疲れてしまうことがある――子供の頃から「不幸な良い子」だった人は、自分が軽く扱われてきたことに気づかず、心が疲れてしまったのかもしれない。長年、心理学を通して人生を探究し続けた著者が、我慢して生きてきた人に向けて激励のメッセージを送る。 〈本書の構成〉第1章 ちょっとしたことで悩む理由 第2章 軽く扱われて生きてきた 第3章 記憶に凍結された恐怖とは 第4章 幸せになるには、まず不幸を受け入れる -
高校生が感動した英語独習法
「大嫌いな英語が好きになった」――英語の魅力に目覚めた高校生が続出! 今やAIを活用するのは英語学習の常識 AIの時代に求められる英語力とは何か? 自動翻訳技術や生成AIが進化する現在、英文メールの作成や簡単な英会話は、AIでできてしまう。では英語学習は不要なのか? いや、人が人に最も惹かれる以上、人間的なコミュニケーションはより一層求められるだろう。従来、英語をひとりで勉強することはとても難しいことだった。英作文や発音が間違っていても、それを正してくれる人がいないのだから。しかし今、AIやインターネットアプリが、英作文や発音の修正点をやさしく指摘してくれる時代になった。さらにオンライン英会話まで習慣化してしまえば、まさに感動するほど、独習で英語が上達するのだ。本書では、超人気予備校講師が講義形式で、アプリ、動画、生成AIを最大限に活用した効率的な学習法を語る。 ●「聴く」「話す」の分野で今後、必要になる力 ●「たくさん聞くと自然に聞こえるようになる」のか? ●通じるか通じないかは話す姿勢にあり ●スピーキングの練習におすすめのアプリ ●英文法学習も音声主義 ●ライティングでは常にAIを用いるのが基本 ●読むときも「左から右へ」理解していく ●ChatGPTに添削、解説してもらう -
悩める平安貴族たち
平安貴族が歌うのは、色恋や「花鳥風月」だけではない! 『紫式部集』『清少納言集』などの個人歌集や、『更級日記』などの日記には、王朝貴族の日常が刻まれている。出世を望むも左遷されて泣く男。ストレスをため込み、ライバルの悪口を書き連ねる女。銭のために家を売り、無常を歌う歌人……。欲、嫉妬、不満、焦り、嘆きなどを、赤裸々に記した平安文学から、王朝人の真実の姿をあぶり出す。 ●紫式部は女房生活が心底憂鬱だった ●性格の相違で離婚した清少納言 ●地方官就任は僥倖か、都落ちか ●官位が高まれば富は集まり、女も集まる ●禁じられた恋の愉悦 ●浮気が発覚!? 取り繕う男たち ●「長生きしたくない」と嘆く歌人たち ●老いてもなお、情念は埋火のごとく ●病は物の怪 ●妻や子に先立たれる者の悲しみは ●死出の旅路へ 和歌・日記・物語で読み解く、王朝人の「生老病死」。 -
徳川幕府の経済政策――その光と影
通史で読み解くからこそ、見えてくるものがある 家康から綱吉の時代は戦後の高度経済成長、新井白石の「正徳の治」は平成のバブル崩壊といったように、江戸時代の経済変動は現代と似ている点が多い。デフレからの脱却に繋がった、吉宗による「享保の改革」の功罪とは。田沼意次の構造改革が成功しなかったのはなぜか……。徳川幕府の経済政策の成功(光)と失敗(影)に学ぶ。 ●第一章 家康の経済戦略“エドノミクス” ●第二章 幕府を揺るがした政治危機と大災害 ●第三章 “元禄バブル”の実相 ●第四章 正徳の治――“バブル”崩壊でデフレ突入 ●第五章 吉宗の「享保の改革」――元祖・リフレ政策 ●第六章 田沼時代の真実――成長戦略と構造改革の試み ●第七章 「寛政の改革」――超緊縮で危機の乗り切りを図るが…… ●第八章 「化政バブル」――“最後の好景気” ●第九章 「天保の改革」――“最後の改革”だったが…… ●第十章 幕府崩壊と近代化の足音 -
「食」が動かした人類250万年史
食による脳や身体の成長が、人類の進化にどうかかわってきたのか、また「食」の革命が人類と世界をどう変えたかを明らかにする。 ●約400万年~約200万年前 アウストラロピテクス 脳容積は現生人類の35% ●約240万年~約140万年前 ホモ・ハビルス 狩りをして肉を食す。脳が劇的進化 ●約150万年 アフリカに出現 ホモ・エレクトス 石器の使用などを始める 食への欲求を司るブロードマン10野が発達した集団が自然淘汰の戦いに打ち勝つ 脳内のブロードマン10野が発達したヒトは、あらゆる動物のなかで、もっとも食べ物を美味しく食べられるように進化してきた。そして雑草、酵母を栽培化して、イネ、ムギ、パン、酒をつくり出してきた。作物の不作による西ローマ帝国の滅亡から大航海時代を支えた保存食、じゃがいも飢饉らによるバイデン政権の誕生など、食が動かした人類史を明らかにする。 ●人類の脳は肉食で大きくなった ●ヒトは雑草を進化させて食料を生み出した ●塩が古代文明を支えた ●古代ローマ人が愛した調味料ガルム ●イスラムが生み出した蒸留酒の世界 ●最初は危険と思われたトマト ●食の工業化が人口爆発を引き起こした -
今村 均 敗戦日本の不敗の司令官
苦境を超えて、部下を守り抜く――指揮官の資質と能力とは? 太平洋戦争末期、ラバウルで10万人もの軍人の命を守り、終戦後も、部下たちの心に寄り添い続ける――不滅の仁将の智勇を、現代の視点で捉え直した力作評伝 保阪正康氏推薦! [本書のねらい]●太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、歴史家だけでなく、専門分野を超えて、これまで精力的に進められてきた。 ●だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではないだろう。 ●指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たち――。 ●その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。 ●評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる「不敗」の名将「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。 〈目次構成〉●序 国破れて名指揮官あり――今村均という陸軍大将/敗戦と没落、戦時期の日本と令和日本/現代の視点でみた「今村均」の資質と能力 ●第一章 文学少年から軍人へ――幼少期/今村の人格陶冶/小学校時代/軍人へ ●第二章 昭和動乱の中で――士官学校への入学/居眠り/厳しい生活と友情/明治の終わり/陸大受験/真相 ほか ●第三章 指揮官としての成長――連隊長へ/今村と派閥/今村の反省/日中戦争勃発/戦場へ/ノモンハン事件/蒋介石の反撃/今村の将器 ほか ●第四章 大東亜戦争はじまる――賓陽作戦/教育総監部本部長/「戦陣訓」の後悔/第十六軍司令官/今村と海軍/蘭印降伏/「今村軍政」/中央からの批判/「ガ島」の攻防/玉砕か撤退か ほか ●第五章 祖国の敗北――自給自足に向けて/海軍との連携/自活/地下要塞/敗戦を迎える ほか ●第六章 果たしきった責任――敗戦からの戦い/オーストラリアとの裁判/死を免れる/死生観の変化/日本、そしてマヌスへ/果たしきった責任/先見の明/修養を忘れなかった人 ほか -
歴史を知る読書
頼山陽の『日本外史』は司馬遼太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰は弟子たちと本書を読む際、平和を築いた徳川の功績を全く無視してしまった。古代のギリシア人著述家プルタルコスが説く「ヘロドトスの悪意」の第三(立派な業績や称賛に値する手柄を省略すること)に当たると言えよう――。歴史学の泰斗が歴史書を読む愉しみや落とし穴を語った上で、青春時代最も感動した作品『留魂録』、美談や偽善では民主主義を守れないことを教える『ギリシア人の物語』、大きな時間枠でエネルギーを考える『エネルギーの人類史』など名著75冊を紹介。 【本書で紹介している本の例】●『エネルギーの人類史』先史から現代へ変遷見渡す ●『Humankind 希望の歴史』小社会では親切で共感力のある人が権力を得る ●『アルファフリー』公平な者は異教徒でも望ましい ●『言志四録』歴史で混沌を乗り切る ●『昭和天皇実録』歴史全体を俯瞰する意義 ●『徳川家康』家康はなぜ「大坂の陣」開戦に踏み切ったのか ●『ギリシア人の物語』美談では守れない民主主義 ●『外交の戦略と志』志の高い外交とは ●『ハイブリッド戦争』宇宙・サイバーを通した挑発や衝突を読み解く -
いっきに読める史記
日本人の中国史に対する関心は、『三国志』にばかり集中する珍現象が四十年ほど続いていた。しかし、原泰久氏の漫画『キングダム』が成功し、アニメ化、映画化もなされて読者層が広がる中で、状況は一変。『三国志』の独壇場は崩れ、戦国時代終盤にも熱い視線が注がれるようになった。『史記』は、中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書で、今なお人気の高い名著である。ただし、全130巻に及ぶ超大作。原典のおもしろさを失わずに一冊にまとまっているもの、そうした読者の要望に応えるべくして生まれたのが本書である。本書は、神話から殷・周の時代、春秋時代、戦国時代、秦の始皇帝の時代、項羽・劉邦の時代、文帝・景帝の時代、武帝の時代という7章構成。どこから読んでも理解できるようになっている。『史記』では、難局を突破していく英傑たちのストーリーが展開されるが、そこには駆け引き、決断、裏切り、友情など、二千年の間、読み継がれた胸アツの人間ドラマがある。『史記』はまた故事成語の宝庫でもあり、「鳴かず飛ばず」「要領を得ず」「呉越同舟」など、なじみのある名言が次々に登場する。本書では、その由来や本来の意味を、折に触れて注釈している。さらに、『史記』の舞台になった場所の写真や地図もある。中国の超大作を最高に楽しめる一冊。 -
徳川家・松平家の51人 家康が築いた最強一族の興亡
吉宗、光圀、慶喜……徳川家康の子孫たちの知られざるエピソードを解説。始祖・松平親氏から宗家16代当主、家達まで波乱の人生に迫る。江戸幕府が長期の天下泰平を実現できた理由に、将軍の継承システムを確立したことと「名字」の活用が挙げられる。家督争いから内紛が起こらないよう継承順位を明確化し、将軍家のスペアを輩出する御三家や御三卿を創設。さらに外様大名にも松平姓の使用を許すという懐柔政策を行った。しかし一族内では、将軍家や御家門を守るため、一人の人物が何度も養子に出されたり、兄弟間の確執が起こったりと様々な葛藤や悲劇も生まれた。本書では始祖・松平親氏から16代当主・徳川家達まで、一族の個性的な人生エピソードを紹介しつつ、巨大な名家の強さに迫る。 (目次)第一章 徳川家康のルーツ・「松平」一族~三河十八松平とは~/第二章 “超”大名にして将軍のスペア・徳川御三家/第三章 御三卿と御家門~徳川宗家の身内、親戚~/第四章 「松平」がいっぱい~外様大名だって「松平」ファミリー!~/第五章 消えた「徳川」「松平」の人々~華麗なる一族の黒歴史~/第六章 その後の「徳川」「松平」一族~戊辰戦争をどう乗り越えたか~ 私が注目したいのは、「徳川」「松平」という名字。家康はこの「徳川」「松平」のブランド力を全国統治に極めて有効に活用したのです。どうですか? 少し、この本の内容に興味をもっていただけましたか? もしよろしければその勢いで、目次をご覧になってみてください。ざっとご覧いただいただけで沢山の「徳川」「松平」の人々が出てくると思います。家康、吉宗、光圀、慶喜というような日本史の授業や時代劇でお馴染みの人もいれば、親氏、頼重、家基のような一般的な知名度の低い人もいます。でも、有名無名にかかわらず一人一人が実に個性的で、大変魅力的なのです。(「はじめに」より) -
漢方的生き方のすすめ
「病は気から」。無理せず楽しく物事を考えて、病気が嫌がる生き方をしよう。ともに古希を迎えた日本の漢方の第一人者・丁先生と人気イラストレーター南伸坊さん。十年来の「主治医と患者」が、健康のこと、世の中のこと、人生について明るく語り合う。 漢方における人間の3つのタイプ「実証」「虚証」「中庸」。これまで世の中は、アグレッシブで無理をしがちな「実証」タイプをもてはやしてきたが、そろそろ変わっていいんじゃないか。漢方の第一人者による「中庸」に生きる秘訣とは。中国を発祥に日本の歴史の中で独自に発展してきた漢方医学。さまざまな漢方の話とともに日本人の来し方行く末を考える爆笑対談。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください -
古代史のテクノロジー 日本の基礎はこうしてつくられた
縄文時代に建てられたという、三内丸山遺跡の通称「縄文タワー」。縄文人は人力だけでどうやってこの15メートルの塔を建てたのか? 技術者である著者が精緻にそのプロセスを解説する。また、塔の目的は「狼煙台」であり、宗教上の施設ではなく、ヒスイの交易のために建てられた塔だと説く。さらに、近世まで奈良に「奈良湖」があったことを突き止め、奈良湖と大阪湾に通じる水路である「河内・大和大運河」など、重要な交通手段である水上交通に着目し古代日本の実像に迫る。「古代人は治水を考えなかった」という専門家ならではの仮説も提唱。 ●秀でていた丹後と出雲のハイテク技術 ●造船には高度の木工技術が必要であった ●六世紀、大和川では帆船が走っていた ●技術者集団としての渡来商人の実像 ●岡山・津寺遺跡の築港技術が19世紀オランダの技術に酷似 ●出雲大社はもともと「水飲み場」だった ●難波津――港ができるような地盤ではない -
虐待したことを否定する親たち 孤立する親と子を再びつなげる
「早くして。何分かかってるの!?」「何よ、その目……」。四歳の娘マミちゃんの食事の時にイライラしてしまった咲希さんは、思わずマミちゃんを拳で叩いてしまいます。その拍子に椅子が転倒し、マミちゃんの額には痣が……。その痣を保育園が発見し、児童相談所によりマミちゃんは「保護」されることに。児童相談所で咲希さんは「あれはしつけだ」と言って虐待を認めません。この時、咲希さんは心の中で何を求めているでしょうか。支援者が彼女に対してできることは、何でしょうか。虐待した親と、その子を再び結びつける活動を行っている著者が、親子の「安心基地」をつくるために必要なことを語ります。たとえば、虐待した親とのコミュニケーションでは、中途半端なスキルを使っても、親との「回路」を開くことはできません。ここで言う「回路」とは、親と対話ができる、お互いに話を聞くことができる信頼関係といった意味です。(1)「子どもってね、○○ですよね」と一般化する/(2)「よく頑張っているね。すごいね」と褒めるように心がける/(3)十分に話を聞かずにアドバイスをする/(4)「また言ってるな」と取り合わないようにする/(5)よくわかってもらうようにと、丁寧な説明を頻繁にする/(6)傾聴に終始する これらは支援者が日常的に使っている支援のスキルです。ですが、実は「親との『回路』のできない働きかけ」です。このような対応は親とのつながりを生まず、親と支援者とを遠ざけます。では、支援者はどのように親や子に接するのが望ましいのか。児童虐待に携わる仕事をされている方はもちろんのこと、一般の家庭や学校、さらには職場のコミュニケーションにおいても大切な「観察」の習慣について、多くの困難を経験した上で得た知見を伝えます。 -
徳川家康と9つの危機
いま、「徳川家康」像が大きく揺れ動いている! 徳川家康といえば、武田信玄に三方原の戦いで完敗した際、自画像を描かせ、慢心したときの戒めにしたとされる。「顰(しかみ)像」として知られる絵だが、近年、それは後世の作り話との説が出されている。それだけでなく、家康に関する研究は急速に進み、通説が見直されるようになっているのだ。一例を挙げれば、家康の嫡男・松平信康が自害に追い込まれた事件は、織田信長の命令によるものとされてきた。しかし近年では、その事件の背景に、徳川家内部における家臣団の対立があったことが指摘されているのだ。本書はそうした最新の研究動向を交えつつ、桶狭間の戦い、長篠の戦い、伊賀越え、関東移封、関ヶ原合戦など、家康の人生における9つの危機を取り上げ、それらの実相に迫りつつ、家康がそれをいかに乗り越えたかを解説する。そこから浮かび上がる、意外かつ新たな家康像とは――。 -
日本とロシアの近現代史
幕末に和親条約が結ばれて以降、日本とロシア(ソ連)の間では、衝突が繰り返されてきた。日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、そして第二次世界大戦における満洲、樺太、千島での戦い……これらの衝突は、なぜ起こったのか。両国にはどんな思惑があり、いかなる戦いが行なわれ、何が明暗を分けたのか――。月刊誌『歴史街道』掲載記事からテーマに沿った論考を抜粋。ターニングポイントにおいて、この国を守るため、日本人としての矜持を示した有名無名の人びとに光を当てつつ、日本とロシアの近現代史を解説。将来の両国関係の在り方を考えるとともに、日本にとって身近な大国である「ロシアの本質」に迫る。 【本書の構成】●第1部 日露関係史と「ロシアの特質」 ●第2部 幕末から日露戦争へ ●第3部 日露戦後から第二次大戦へ 【執筆者(五十音順)】●相原秀起、麻田雅文、池田嘉郎、岡部伸、河合敦、喜多由浩、戸高一成、中西輝政、中山隆志、早坂隆、原剛 -
地政学と歴史で読み解くロシアの行動原理
「世界を動かす偉大なロシア」という信仰は、なぜ生まれたのか? 2022年2月に開始されたロシアによるウクライナ侵攻は世界を驚かせた。しかし、ロシアの歴史を振り返ると、モンゴル帝国、リトアニア、ポーランド、スウェーデン、オスマン帝国、ドイツなど常に四方の周辺諸国と戦争をし、国家消滅の危機にも陥りながら領土を拡大してきた。そのためロシアにとって戦争は歴史そのものであり、この国の偉大さを証明するものでもある。本書では、日本人には理解しがたいこうしたロシアの行動原理を、元駐ロシア外交官が、地政学、歴史、文化、対外政策などを複合して解説する。ロシアは何をしようとしているのか? ●序章 ロシアの行動を理解するために ●第1章 ロシア帝国の4つの地政空間 ●第2章 ロシア外交の方向性を変えた19世紀 ●第3章 ヨーロッパの地政学~世界大戦期のロシアとドイツ ●第4章 ロシアン・イデオロギー -
遠い島 ガダルカナル〈新装版〉
そうか、『ノモンハンの夏』をもう一冊書き終えたのか、とあらためて納得した。陸軍中央はガダルカナル争奪戦においても、大元帥陛下に偽りの報告をしつつ、懲りずにノモンハンのときと同じような、無謀、独善そして泥縄的でありすぎる作戦指導をしたのである。そしてノモンハン以上に多くの将兵を死に至らしめ、結局は大敗北を喫した。〈中略〉要は、ノモンハン事件と同様、そこから学ぶべきは、エリート参謀たちの根拠なき自己過信、傲慢な無知、底知れぬ無責任が国を滅ぼす、という事実である〈「あとがき」より〉。「昭和史の語り部」が伝え残したかったこととは――。新装復刊に際し、新たに、戸高一成氏(大和ミュージアム館長)による解説を付した。ミッドウェイ海戦での敗退。ガダルカナル島に飛行場を建設。敵部隊の上陸、突撃、全滅、揚陸失敗……。捲土重来も、戦艦は沈没し、船団が潰滅。悲惨な敗北、御前会議、そして撤退へ――。日本人が忘れてはならない歴史の教訓がここにある。 -
日本人として知っておきたい琉球・沖縄史
那覇で発見された「山下洞人」の化石人骨は、何と3万2000年前のものだと推定される。爾来沖縄の人々は、彩り豊かな歴史を紡いできた。地方の権力者が各々グスク(城)を築いたグスク時代ののち、三山時代を経て、尚氏による統一王朝が誕生。王の即位式で、神女(ノロ)を利用した策謀がなされたこともあった。中国との進貢貿易、東南アジアと日本を行き来する中継貿易で王国は繁栄するが、17世紀島津氏の侵攻を受け、中国と鹿児島藩との二重支配体制に。やがて日本に組みこまれ、悲劇の沖縄戦、本土復帰を経て現代へ……。琉球・沖縄の通史を、第一人者が丁寧に解説する。 ●三山時代の前に、統一王朝が存在した可能性 ●「唐一倍」の利益があった中国貿易 ●鹿児島藩の琉球支配の必要条件は木材と鉄 ●「琉球交易港図屏風」で描かれたにぎわい ●極秘に進められた仏軍艦購入契約 ●日本史上最大の地上戦 ●沖縄復帰後の「大作戦」 -
幸福と成功だけが人生か 「悲しみ」の日本精神史
宗教学の権威である著者は問う。「幸福と成功を追い求めるだけが人生なのか」と。むしろ著者は「不幸な悲しみに耐えている人間に尊敬を抱く」とも。その問題意識のもと、自らの死を予感していた源実朝、親族を皆殺しにした北条時頼、乞食願望を持ち続けた松尾芭蕉、キリスト教に入信した支倉常長、死んだ妹の魂を追いかけて旅した宮沢賢治、殉死の予行演習をしていた乃木希典、鴎外晩年の著作に執着した松本清張、死後も自分の欲望を満たそうとした谷崎潤一郎、『黒い雨』に慟哭の通奏低音を挿入した井伏鱒二、上官の罪を背負って処刑された青年学徒などを取り上げつつ、縄文の昔から日本人の底流に流れ続ける「悲しみ」の旋律を描いた渾身の作品。幸福願望ばかりが肥大化する現代において、「孤独とは何か」「人生の無常とは何か」を考えるうえで大切な視点を示してくれる一冊でもある。2002年1月に発刊された『悲しみの精神史』を加筆・改題して復刊。 -
女系で読み解く天皇の古代史
なぜ女王は6~8世紀に集中しているのか? 古代日本では歴史の転換期に女王が現れた。それは古代人が女性の「産む力」「神とつながる属性」に、期待したからだろう。神と直接つながれる女性は、その力を兄弟や家族に放射できると信じられ、強い影響力を持っていたのだ。また当時の日本では、通い婚が一般的で子の養育は妻の氏族が行なった。皇子たちも妃の氏族で養育されたため、母親の出身氏族が非常に重要視された。天皇はあくまで祭司王であり、実権はヤマト建国に当初から参画した豪族の子孫である物部、尾張、蘇我が握っていたと著者は語る。女系の系譜を読み解くことで見えてくる古代史の新視点とは? ●天皇家の祖は卑弥呼? ●ヤマトには三つの王家が存在した ●推古は蘇我系ではなく、物部系? ●皇極天皇の夫・高向王と長子・漢皇子の正体 ●なぜ持統天皇は即位できたのか ●女系天皇が存在した可能性を徹底検証! -
幸せが見つかる聖なる言霊 神々の住まう場所から届いた33のメッセージ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本全国の聖地で撮影されたご神気あふれる風景から聞こえてきた精霊たちの声――。『日本の神様カード』の著者・大野百合子さんが伝えてくれたメッセージは読むものの心にスーッと染みてきます。なにかに迷ったときに、インスピレーションにしたがってランダムにページを開いてみてください。そこにある写真とメッセージはきっとあなたになにかのヒントをくれるはずです。写真が撮影された場所のINDEXとアクセス情報つき。 -
わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学
●多様性が尊重される一方で、社会に広がる分断、同調圧力――。 ●私にとって「他者」とは何か、他者とわかりあうことは可能か? ●哲学界の旗手が示す「まったく新しい他者論」! 多様性の尊重が叫ばれると同時に、人々の分断が加速する現代社会。誰もが自分とは異質な存在である「他者」と生きなければならない世界で、哲学者マルクス・ガブリエルは「他者がいなければ私たちは存在することさえできない」と喝破し、従来の哲学における他者認識は誤りだったと語る。ガブリエルの提唱する「新しい実在論」から見た「他者」とはいかなる存在なのか。他者とともに、我々はどう生きるべきなのか。現代に生きる我々の「アイデンティティ」「家族」「愛」「宗教」「倫理」といった課題における、新たな解決策を提示する1冊。 -
カントールの楽園
日本語で相対性理論の間違いを理解する―― ドイツの数学者ゲオルク・カントールの作り上げた無限集合論・カントールの楽園。本書の内容は、数学と物理学に対する哲学的な考察です。 カントールシリーズ4作目にして、ついに完結!私たちはそろそろカントールの楽園から去らねばならない。 -
人のために生きればいい
「己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり」とは、伝教大師最澄の言葉である。今、自分の利益のことしか考えない人間が増え、殺伐とした世の中になっているのは、この「忘己利他」の精神が忘れられているからではないか。本書は、自ら「忘己利他」を貫いてきた、信州善光寺大勧進第103世貫主が、その大切さ、その功徳を、自らの経験を踏まえ語り下ろした一冊だ。また、「自分の置かれている立場や職場において、なくてはならない人になりなさい。それが一隅を照らすということ。それだけで十分幸せなんじゃないかな」、「仕事を職と思ったらあかん。道と思いなさい。そうすると無限の広がりや深さがある」など、人生の智慧の言葉も、親しみやすい会話口調で紹介する。全国から年間600万人が訪れるという信州善光寺。なかなか行くことができない人にむけ、善光寺トップの貫主が初の「紙上説法」をお届けする。まさに「読む善光寺参り」と言える一冊。 -
「性」の進化論講義 生物史を変えたオスとメスの謎
●巨大過ぎる牙のマンモス、体長より眼が離れたシュモクバエ…… ●不合理に見える進化の謎は「オスとメスの生物史」で解ける! ●性と進化にまつわる驚きの事実が満載の「全く新しい進化論」! 生物の進化を語る上で欠かせない「自然淘汰」。そんな自然淘汰の中でも、特徴的なのが「性淘汰」だ。これは「繁殖に有利な」種、つまり異性を巡る競争に有利な種が生き残り、そうでない種が滅びるというものである。しかし、「繁殖に有利な特徴」は、必ずしも「生存に有利な特徴」とは限らない。したがって、「異性を巡る競争には有利だが、生存には不利な特徴」などの、「世にも不思議な進化の数々」が現れてくるのだ。そもそも、無性生殖をしていた生物は、なぜ有性生殖をするようになったのか? オスとメスの関係は進化にどのような影響を与えてきたのか? そこには、想像をはるかに超える壮大な生物史のドラマがあった――。素晴らしくも不思議な「性の進化論」について、その根本から丁寧に解き明かす! -
凛とした母親が日本を救う
子供を生み育てることの素晴らしさをもっと認識してほしい。いま子供をもつ親にとって深刻な問題――それは自分の子供を、犯罪の被害者だけでなく、加害者にもしないことである。世の中凶悪事件がとどまることを知らない。しかしこれらを恐れて子供を持つことを躊躇し、少子化がますます進めば、社会は衰退する一方である。そうならないために、将来の日本の社会の繁栄・発展のカギを握っているのは、まさに「母親」という存在なのだ。自身も仕事を続けながら子供を育て上げた著者だからこそ語る、母親の心構えとは何か。子を持つ多くの親に伝えたい信念とは何か。「子供を生み育てるというのは本当に大変な仕事です。でも人間としてこれほど素晴らしい営みはありません!」 -
驚愕! リアル忍者大事典 ~実在した忍者と秘密忍具のすべて
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界に誇る日本の文化『NINJYA』。アニメや小説の中だけでなく、歴史上忍者は多数実在していました。本書では実在した忍者たちを「リアル忍者」と呼び、時代背景を交えつつ彼らの活動をアカデミックにご紹介します。 きっと、今まで聞いたことの無い忍者もいることでしょう。そもそも忍者はいつ生まれて、どんな生活を送っていたのか? 科学が未発達な時代に忍者が身に付けていた知識や技術とは? そんなリアル忍者に対する数々の疑問にお答えします。 忍術書を元にした、おうちでできる忍術レッスンも必見!! 様々な分野のスペシャリストであったリアル忍者たちの素顔を楽しく学ぶことができる一冊です。 第一巻【リアル忍者の素顔は!?の巻】 ●そもそもリアル忍者はいつ生まれたの? ●真田十勇士は、リアルと想像忍者の間 !? ●リアル忍者はどうやって発見されたのか ●忍者のおうちはどんな家だったの? ●薬草は忍者によって薬にも毒にもなった ●永遠のライバル伊賀忍者 VS 甲賀忍者 ◉忍者といえば「火」のスペシャリスト ●戦国から江戸時代になり忍者に起きた変化とは? 第二巻【リアル忍者人物伝の巻】 吉田十右衛門 湯原春綱 木村奥之助久康 甲賀五人 鵜飼孫六 杉谷善住坊 山岡景友道阿弥 服部半蔵正成 澤村甚三郎保治 太宰金助 鹿又戸兵衛と黒脛巾組 角田新右衛門 来福寺左京 横谷左近 根津潜竜斎昌月 唐沢玄蕃 割田下総守重勝 出浦対馬守盛清 小幡勘兵衛景憲 田原安右衛門良重 伝林坊頼慶 空閑光家 古賀源太夫 芥川極人利精 芥川九郎左衛門義成 風間小太郎と二曲輪猪助 井原頼文 砂小瀬勘解由 服部長門守康成 杉山八兵衛 中川小隼人 三上忠蔵 角田新右衛門 第三巻【忍術を実験実践の巻】 ●秘伝の消える文字で手紙を書け! イカ墨で手紙を書く実験 ●おうちで楽しめる手裏剣を作れ! ●誰にも気がつかれずに距離を測れ! ●1粒で7日間は何も食べずにもつ兵糧丸を作れ !! ●地名と町名からリアル忍者をさがせ !! ●忍者が得意としたゲリラ戦をやってみる! ●相手からヒミツを聞き出す方法を身につけろ !! ●敵に見つからない動物の鳴きマネを習得せよ! ●深草兎歩 寝ている敵の横を音をたてずに通り抜けろ!! ●ハシを棒手裏剣にして打つべし!! ●忍者検定を受験せよ! TOKYOを忍者でジャックせよ!! 第四巻【秘密道具「忍具」の巻】 特別巻 マンガ★タイムスリップでリアル忍者へ会いにいく!!「真田忍者の末裔」 第五巻【忍者に会いに行こう!! の巻】 -
源氏将軍断絶 なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか
●「承久の乱」へと続く、幕府内の壮絶な権力闘争の歴史とは? ●2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』時代考証者が描く源氏三代「新解釈」。日本史上初の本格的な武家政権である鎌倉幕府では、創設者頼朝の源氏の血統は三代で途絶え、継承されなかった。跡継ぎのいなかった三代将軍実朝の暗殺がこの「断絶」を招いたとされるが、その当時、二代将軍頼家の遺児、あるいは他の源氏の血を引く人々も存在した。にもかかわらず、なぜ彼らは将軍になれなかったのか。そもそも実朝の暗殺が源氏将軍の断絶を招いたのは、自明の理なのか。頼朝による鎌倉幕府の樹立から三代将軍実朝の殺害に至るまで、幕府内の壮絶な権力闘争の歴史を紐解きながら、「源氏将軍断絶」の歴史的な意味を問い直す1冊。 -
イラストでよくわかる 江戸時代の本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1600年、「天下分け目の戦い」といわれる関ヶ原の戦いで、石田三成の軍勢を破った徳川家康。征夷大将軍に任命されると、その後約260年もの長きにわたる幕府を江戸に開きました。 それまで関東の一田舎に過ぎなかった江戸は、現在の東京にもわずかにその面影を残す城郭都市として大きく変貌を遂げていきます。そして、世界有数の「百万人都市」へ。 こうして日本各地から人が集結した将軍のお膝元・江戸城下には、娯楽や文化が花開きます。 本書では、江戸の生活がより詳細にイメージできるよう、政治体制や社会制度に始まり、庶民の娯楽や食文化までを網羅して紹介しています。 約260年という長い時間の中で醸成された奥深い江戸文化の一端を、そして現代の我々にも通じる人々の想いや価値観を感じていただければ幸いです。 -
教師崩壊 先生の数が足りない、質も危ない
いま、日本の教師は危機的状況にある。年間5000人が精神疾患休職となる「死と隣り合わせの現場」で働き、その過酷な労働環境が「学ばない教師」「信頼されない教師」を生み出している。しかしその背景には日本の教育の「構造的な大問題」があると、全国の学校現場を渡り歩く著者は指摘する。そこで本書では、教師の「現状をデータとファクト」に基づき客観的に示し、そこで起きている5つの危機を「ティーチャーズ・クライシス」と題して解説。現在の危機的状況を脱し、豊かな教育を取り戻す方法についても提言した、未来の教育の必読書。 【本書の内容】第1章 〇クライシス1 教師が足りない/第2章 〇クライシス2 教育の質が危ない/第3章 〇クライシス3 失われる先生の命/第4章 〇クライシス4 学びを放棄する教師たち/第5章 〇クライシス5 信頼されない教師たち/第6章 教師崩壊を食い止めろ! -
オレ様信長のトリセツ 攻撃がピタッとなくなる!
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 理不尽な人からの攻撃がピタッとなくなる 「オレ様信長」でお困りのあなたに 「身近に圧の強い人がいて毎日ツライ!」 「エラソーでむかつくけど、コワくて文句が言えない...」 「丁寧に対応しているのに、なぜか怒られてしまう...」 会社や学校、家族、友人、知人など、あなたの身の周りにも こんな理不尽なオレ様タイプのような人がいませんか? 本書ではそんな厄介なオレ様タイプの人を 「信長」と総称しています。 この本は、信長の「圧」にお悩みの方のための 超実用的なお助け攻略本です。 具体的な事例を元に、理不尽な人からの攻撃が ピタッとなくなる秘策を手取り足取りガッチリ伝授します。 攻略術というと、「なんだか難しそう」と思われるかも しれませんが、ご安心ください。 要はゲームの攻略のようなちょっとしたテクニックなのです。 本書を読むだけで、誰でも「最恐のラスボス=信長」に 負けない「必殺テク」が簡単に身に付きます! 入社や異動、新学期など、人間関係に大きな変化が起こる この時期、オレ様タイプの信長からの いじめやパワハラ、モラハラなどに悩まされなくなります! -
[図解]「邪馬台国」の謎を解く 「地理と戦略」から見えてきた古代史の真相
畿内か? 北部九州か? 邪馬台国の場所をめぐる喧々諤々の論争は100年も続いてきた。しかしいまだに決着をみないのは「魏志倭人伝」の重要な記述を見落としてきたからだ。それは、「邪馬台国の時代は戦乱の時代だった!」ということだ。戦乱の時代ならば「地の利」を得た場所に都を置いたはず。これまでのように、平面の地図だけしか使わない議論では真実は見えてこない。地形こそが重要なのだ。そう考えて地図を開き、考古学資料とあわせてみれば、北部九州・ヤマト・出雲・吉備がうごめく古代の「鉄争奪戦」が見えてくる。さらにヤマト勃興の謎を解くカギも、改竄された『日本書紀』の記述の真実までもが浮かびあがってくる。そしてついに、邪馬台国の意外な実態が明らかにされる! 卑弥呼はトヨに殺された!? -
牛乳は子どもによくない
「児童・生徒の体位の向上」のため、学校給食で牛乳が強制されるようになってから六十年が経つ。この間確かに子どもの平均身長は伸びたが、その理由がカルシウムとは関係なく、単に食べ物が豊かになったためだとしたらどうだろう。そして、牛乳ががんの原因になる可能性があるとしたら……? 著者は牛乳に含まれている女性ホルモンが、女性の乳がんと男性の前立腺がんの最大の誘因であると考える。さらに、英国王立医学協会終身会員であるジェイン・プラント氏が唱えた、成長因子IGF-1が乳がんの原因になるという仮説も紹介する。さらに、高タンパク質食である牛乳を飲むと、骨粗鬆症をむしろ助長する可能性があることも指摘。バター、チーズなどの乳製品、さらに牛乳を多く含んでいるパンや洋菓子を好む大人にも注意を促す。その上で、非妊娠牛から安全なミルクを生産し輸出する、日本の酪農の新たなモデルを提案する。 -
朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作
日本人の多くは、朝鮮戦争に関してわが国は傍観者だったと思っている。だが、実は当時の日本国内には共産革命の司令塔・極東コミンフォルムによる「武装闘争」指令が下っていた。わが国は戦争と革命の波に巻き込まれていたのだ。GHQ、トルーマン、スターリン、毛沢東らは日本とアジアをどのように改造しようとしたのか。朝鮮戦争はいかにして起こり、日本は紛争に巻き込まれたのか。知られざる日本・台湾の「侵略」工作とともに、敗戦後から朝鮮戦争に至る空白の戦後史が遂に正体を現す。 ●敗戦後の日本を襲った「敗戦革命」 ●野坂参三の「平和革命」工作 ●日本共産党と朝鮮労働党の共謀 ●革命の司令塔・極東コミンフォルム ●中国共産党に操られたトルーマン民主党政権 ●台湾を守れ――根本博と「白団」の活躍 ●原爆開発と朝鮮戦争への道 ●朝鮮戦争をめぐる中ソの思惑と対立 ●日本共産党の武装闘争 ●北海道侵略の危機 ●左右の全体主義と戦った日本社会党 -
吉田松陰『孫子評註』を読む
松陰が教える本物の『孫子』。松下村塾での幻の授業がよみがえる。吉田松陰は長州藩の兵学師範であり、『孫子』は座右の書であった。その松陰が最晩年に松下村塾で講義し、遺したのが『孫子評註』である。この書は、松陰が、江戸期の『孫子』研究を集大成しつつ、欧米列強が迫る時勢もふまえて読み解いたものであり、まさに、生涯を賭けて到達した「本当の主著」といえる。高杉晋作、久坂玄瑞ら松下村塾の教え子たちの維新戦略の淵源も、この『孫子評註』にあった。実は、『孫子』の思想の意味するところは、具体例に当てはめて考えなければ腑に落ちないことも多い。だが、事例の選択を誤れば、まったく見当違いの話にもなりかねない。その点、吉田松陰が真摯に取り組んだ解釈を一つの手がかりとすることで、『孫子』を一段深く理解することができるようになるのである。日本周辺の安全保障の危機がかつてないほどに高まる今、改めて手に取り、学びたい、日本人のための『孫子』研究の決定版。 -
見た瞬間に答えが出せるようになる! スピード計算トレーニングドリル
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 勉強や買い物をするとき、見積もりを出すときなど、何げない瞬間に「計算」はひょっこり顔をのぞかせます。電卓やパソコンに頼らずに、暗算だけで答えを瞬時に計算しないといけないシーンは生活の中で多々あるものです。毎日の生活で計算力がないとかなりのハンディを負うことになります。本書でスピード計算のノウハウを何度もトレーニングしていけば、2桁同士のかけ算など、アッという間にできるようになります。その鍵を握るのが、計算式の中身をたちまち分解する「計算視力」と、よく目にする2桁のかけ算の「暗記」の2つで、本書ではそれをベースにトレーニングします。あなたは次の問題を7秒以内にできますか? (1)5430-738、(2)668×5、(3)340×0.9、(4)35×35、(5)32+34+36+38+40。本書では、これらを学校で習った筆算とは別の方法で、しかも瞬時に解いてみせます。必見の一冊! -
奈良の寺社150を歩く
七一〇年の平城遷都から千三百年。ところが、「奈良」は平城京以降だけではとても語り尽くせない。その遥か昔より「国のまほろば」として栄えていたのだ。古代国家の舞台となった飛鳥や神武帝の橿原の地に始まり、聖徳太子ゆかりの斑鳩の寺社へ――。時代の流れに沿って歩いてみるのも歴史ファンならではの愉しみ方だろう。これまで、奈良の案内書のほとんどは、興福寺、春日大社、東大寺といった奈良公園エリアを中心に紹介している。本書はそんな定番コースでは飽き足らない読者にピッタリ。広く県域を見渡せば、秋篠寺(奈良市)、長谷寺(桜井市)、室生寺(宇陀市)、当麻寺(葛城市)など、ぜひ訪れてみたい名刹も多い。しかし、奈良の寺社は点在しているため見物の効率はよくない。だからこそ、訪問者には二つの道がある、という。遠く隠れた寺のよさを知るか、著名な大寺の隅々まで知るか──。奈良の奥深さを知るための徹底ガイド。「京都の寺社」に続く決定版! -
あなたはそのままで愛されている
著書『置かれた場所で咲きなさい』が220万部を超えるベストセラーとなった著者は、2016年12月30日に89歳で天に召されました。2014年にすい臓がん、2015年に肺への転移が見つかっても、手術や延命治療を一切せず、周囲には病気のことを知らせずに大学の授業や地方での講演、ノートルダム清心学園理事長としての仕事を最期まで続けました。本書は、著者の数少ない遺品の中から、単行本未収録の原稿「『きらめき』を秘めている自分に自信を持ちなさい」ほかが見つかったことをきっかけに、その一部と、いまでは手に入りにくい著書から原稿を厳選し発刊するものです。巻末には、最後の入院から驚くほど回復し退院、仕事に復帰するまでを親族が綴った「最期の日々」の奇跡を掲載。また〈付記〉として「2.26事件」の凶弾に斃れた父・渡邉錠太郎氏について紹介しています。思い通りにいかない人生に疲れた時、心寂しくてつらい時、ふっと気持ちを前向きにしてくれる本です。 -
あなたを最高の幸せに導く本
インド5000年の歴史の中で、女性としてはじめて最高位の精神的指導者(ジャガットグル)に選ばれた聖者の叡智にあふれる実践的なメッセージを集約しました。この本の目的は、あなたが本当のあなたに出会う手助けをすることです。 Chapter1 「本当の自分」を見つけて、抱きしめてください。/Chapter2 「不要な服」のようにいらない感情を脱ぎ捨てるのです。/Chapter3 「最高の人生」を情熱的に生きてください。/Chapter4 「最高の今日」を、美しく生きましょう。/Chapter5 「光」とともに進み、光となってください。 サイマーは言います。「この本はあなたの旅(ジャーニー)です。本当のあなたを探しに行く旅が始まります。用意はいいですか?」と。本書を使って、ゆるぎない癒しの中で、喜びにあふれた本当の自分を取り戻しましょう。 -
川と掘割“20の跡”を辿る江戸東京歴史散歩
銀座、築地、日本橋、八丁堀、人形町……。約五〇年前まで、水路や掘割に囲まれていた下町。その名残を尋ね、掘割が出来た理由や、街の来歴、神社仏閣の縁起などを探っていく。また、江戸や明治期と現在を重ね合せた「地図」が満載。さらに、川が流れていた昭和期の懐かしい街並みの「古写真」も豊富に掲載されていて、眺めているだけでも楽しくなる。東京メトロ、都営地下鉄の最寄駅・出口からの詳細な「街歩きガイド」も付いていて、散歩のお供にもなり、江戸・東京の歴史の勉強にも使える一冊。『ブラタモリ』に案内人として7回登場したエキスパートが勧める、新たな街歩きの楽しみ。 -
もっとラクに話せる 日本人の「長い英語」短縮レッスン
日本人の英語学習の入り口は「中学英語の文法」であるため、どうしてもきちんとした文章を思い浮かべがちです。また、日本語をそのまま訳そうとして、妙に長い文章になってしまう、のです。たとえば、「英語を学ぶのは私には難しい(大変)」と相手に伝えたいとき、なんと言いますか? It's difficult for me to learn English. と、中学の授業で習った「ちゃんとした英語」を思い浮かべた人が多いのではないでしょうか。決して間違いではありませんが、ネイティブの中には「ちょっと長いなあ。そんなにちゃんと話さなくてもいいのに……」と感じる人もいるかもしれません。そんなとき、ネイティブならこう言います。English is tough. どうですか? ネイティブにはより自然な英語に聞こえますし、それ以上にこのほうがラクに話せる気がしませんか。本書では、「短く、シンプルな英語で話すコツ」を、5つのパートに分けて紹介していきます。 -
龍馬の「八策」
その「志」はどこから生まれ、日本をどう変えたのか? 『竜馬がゆく』が描けなかった実像! 坂本龍馬は、これまでいわれてきたよりも、もっと賢明で、もっと深みのある「志士」だった。そして、そのような龍馬をつくったものこそ、欧米の議会制度などをいち早く伝えていた驚くべき日本の知的伝統や、国学の合理主義、さらに「天皇の下での平等」という発想を基にした日本的民主主義であった。本書では坂本龍馬を「思想史」的に辿り、龍馬や志士たちが何を考えていたのか、龍馬に影響を与えた思想はどのようなものだったか、そして、その考えが明治維新後の日本にいかなる影響を及ぼしたのかに迫る。幕末の日本人は、いかに議会制度などの知識を吸収し、いかにそれを日本において実現させようとしたのか。土佐、薩摩、長州などの志士たちは何をめざし、いかに動いたのか。そこに龍馬はいかに関わったのか。維新への大きな流れの原動力や舞台裏が、当時書かれた文章の“わかりやすい現代語”を通して解き明かされていくのは圧巻である。明治維新と坂本龍馬への通念を鮮やかに覆す驚愕の書。 ●第一章:二つの「八策」 ●第二章:「薩土盟約」のゆくえ ●第三章:天皇と将軍の“立場” ●第四章:天皇と土佐の人々 ●第五章:神々・皇室・龍馬 ●第六章:欧米の「議会」というもの ●第七章:海舟・小楠・一翁 ●第八章:戦争と龍馬 ●付章:「王政復古」から「立憲君主制」へ
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