森山優の作品一覧

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作品一覧

2023/09/29更新

ユーザーレビュー

  • 日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」―
    今まで読んだ開戦モノの本の中でも非常に分かり易い。内閣と統帥部。軍令と軍政。開戦と外交について、とかく二元論で語られがちな開戦へのプロセスにおいて、体裁を繕うことを重視したために明るそうなシナリオとしての開戦が残ってしまい、かつそれがアメリカの思うツボだった、と理解すべきなのだろう。
    最も希望を持て...続きを読む
  • 日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」―
    当時の日本の選択を政策決定の状況に焦点を当てて考察している本。

    なぜ戦争突入したのかと考察する本はいろいろあるけれど、この本は白眉だと思う。
    当時を考える際、考慮するものがたくさんありすべてを見て考えるのはあまり現実的でないので、「誰」によって、「どのような政治過程」を経てああなったのかに焦点を当...続きを読む
  • 日米開戦と情報戦
    歴史学の立場から客観的に日米の意思決定プロセスや諜報について見ていく。今まで自分を捉えていた認識の枠組みを意識させてくれる。
    日本の国策を決定するにあたっての寄り合い世帯的な、両論併記と非決定の概念が常につきまとっていた。松岡洋右が外相としてイニシアチブを発揮しようとする中でいかに日本を振り回したの...続きを読む
  • 日米開戦と情報戦
    日米開戦決定過程の検証。
    首脳が加工されたものではなく、生情報ベースで判断することの難しさと恐ろしさが印象的。相互不信感がベースになるとそこから都合のいい情報しか見なくなる。
    対内向けの言葉が、文脈で理解されない結果、一人歩きし暴走し出す。
    日米戦争はイデオロギー戦争であった。
  • 日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」―
    学校でここまで詳しく教わらなかったけれど、やはりここまで詳しく教わるべきだよな。資源のない日本は戦争できないということを。


     責任という言葉が大好きな割に、責任を取るのが大嫌いな日本人の反省のための本。

    _____
    p14 天皇が生き残ったのは
     東京裁判で戦争責任を一身に背負おうとした東条元...続きを読む

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