日米開戦と情報戦

日米開戦と情報戦

1,045円 (税込)

5pt

4.2

真珠湾攻撃から75年。戦争に至る不毛な現実を描く、決定版!1日に20通以上の外交暗号を解読しあう熾烈な日米英インテリジェンス戦争。ローズヴェルト、チャーチルら指導者が生の情報に触れることで強まる対日対決姿勢。松岡洋右外相に翻弄され、陸軍・海軍内の組織利害対立で指導力を発揮できない日本の中枢部――。エリートたちはなぜ最悪の決定を選んだのか?

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日米開戦と情報戦 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年05月06日

    歴史学の立場から客観的に日米の意思決定プロセスや諜報について見ていく。今まで自分を捉えていた認識の枠組みを意識させてくれる。
    日本の国策を決定するにあたっての寄り合い世帯的な、両論併記と非決定の概念が常につきまとっていた。松岡洋右が外相としてイニシアチブを発揮しようとする中でいかに日本を振り回したの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月09日

    日米開戦決定過程の検証。
    首脳が加工されたものではなく、生情報ベースで判断することの難しさと恐ろしさが印象的。相互不信感がベースになるとそこから都合のいい情報しか見なくなる。
    対内向けの言葉が、文脈で理解されない結果、一人歩きし暴走し出す。
    日米戦争はイデオロギー戦争であった。

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    Posted by ブクログ 2017年02月02日

    日米開戦前、日本の暗号が解読されていた(Magic情報)のは有名だけども、アメリカやイギリスの暗号も日本に解読されていたんですね・・・
    で、この暗号解読だけど・・・
    そもそも誤訳されたものもあるし・・・
    翻訳官自身の色眼鏡により、悪意とも思える誤訳もあったし・・・
    前後の文脈で解釈することなく文面通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月22日

     よく日本は情報音痴であり、情報戦に優れた英米に戦争に引き込まれた、とすらも聞き及ぶ。

     では、実際にはどのように扱って開戦に至ったのか?を記載したのが本書である。
     
     情報の取捨選択と判断という“インテリジェンス”の流通を鍵に、日本の対応、英米と比較をし、本書は書かれている。
     
     イギリスは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月18日

    情報の利活用になぜ失敗するのかを学びたいと思い手に取りました。実際、情報過多になる中で自分の見たいものを見てしまう、意思決定に至るまでに割愛され歪んでしまう、全体を見ず確度の低い情報に頼ってしまう等、失敗のパターンが色々出てきて学びはありました。
    トピックスの絞りこまれた本であり、歴史を学ぼうと思う...続きを読む

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