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Posted by ブクログ 2013年05月10日
聖書が語る歴史と、教科書的な世界史が矛盾していることについてずっと気になっていた。なにしろ世界的なベストセラーである聖書に記載された歴史なのだから、矛盾をどのようにこれまで理解、解消されてきたのか知りたかった。
結果として解消は諦められたのですね。中国やエジプトが説明のつかないほどとんでもなく古い歴...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月11日
著者は現さいたま大学名誉教授。本書は古代ローマ時代に発した聖書を絶対視する史観(「普遍史」)が、伝統的西欧世界がその外部の受容を余儀なくされた中世以降、中国史やエジプト史などの聖書と不整合な史実からチャレンジを受け変容していく過程を詳述したもの。
ホップス、スピノザ、シモンらの文献批判による聖...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月18日
[ 内容 ]
天地創造から6000年で人類は終末を迎えると聖書はいう。
では、アダムとエヴァより古いエジプトや中国の歴史はどうなるのか。
聖書と現実の整合性を求めて揺れ続けた西欧知識人の系譜。
[ 目次 ]
第1章 普遍史の成立
第2章 中世における普遍史の展開
第3章 普遍史の危機の時代
第4章...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
神様が七日で世界、そしてアダムとイブを作った。
そこから始まる聖書の中の「歴史」観がどのように広がり小さくなっていったか。そんな本。
だいたいの流れ
↓
キリスト教の黎明期、キリスト教の正当化のために
聖書より(古い)エジプトやメソポタミアの歴史をこねくり回しながら聖書に入れる
そんな教...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
普遍史から世界史への移り変わりを話題にした本。普遍史ってのは聖書を基準にして歴史を構成する分野。中国やエジプト、カルデアの歴史の長さに次第に圧倒されていくのが寂しい。まあ、それが西洋人一般に大好きな進歩ってやつでしょう。
年号の計算はややこしい。理解不可。まあ、脳みその血の巡りがいい人にはわかるので...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月14日
聖書の記述に基づいて書かれた「普遍史(Universal History)」はいつから「世界史(World History)」となったのか。年代学そのものの歴史を辿る。それは、ヨーロッパの人々が世界をどう理解してきたかを辿るということ。
ローマ期には、"人類史6,000年間"の観...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月13日
なぜこの本を買ったのか、読みながら不思議になってしまった。思い返してみると「キリスト教史」「神学史」を知りたくて数冊買ったうちの一冊だった。しかし、自分の目論見と別に、キリスト教がどういうふうに聖書に基づいて世界史を取り込んだか、のようなことが書かれていて、正直「別に」という感じだった。この書自体の...続きを読む
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