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120年以上、建設が続けられているサグラダ・ファミリア。形、数字、謎の部屋……。天才ガウディの視点に立ち、28年間、彫刻をつくってきた著者が、隠されたメッセージを読み解く。
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Posted by ブクログ
3年前のサグラダファミリア展の物販で購入し、今更読みました。すばらしかった。信念や経験を(その方法が建築でなくても)積極的に表象すること、そしてそれを読み取ろうとしてくれる人がいるような人間であることが大事だなと思いました。死ぬまでにサグラダファミリア見にいきたいな
アントニオガウディのサクラダファミリアに対する考え方やイメージがとてもわかりやすい本でした。 その建設現場の彫刻家だからこそ、なんというか、現場の雰囲気もそうだし、これまでの歴史やその歴史に含まれてる情緒的な部分がわかりやすく書かれているような感じです。 ちょうど少し前にイタリアに旅行に行って、...続きを読むサグラダファミリアを見てきたばっかりなので、イメージしやすかったのと、同時にサグラダファミリア見る前に読めばよかったと思った一冊でもある。
5月、長年憧れていたサグラダ・ファミリアを訪れた。実際にその壮大な姿を目にし、ガウディの他の建築にも触れて、心から感動した。その後に読んだのが外尾悦郎氏の『ガウディの伝言』である。 本書を読んで最も印象に残ったのは、ガウディのものづくりに対する姿勢だった。幼い頃、病弱で自由に遊べなかった彼は、自然を...続きを読むじっくり観察し、その中にある法則や構造を建築に取り入れた。その結果、140年以上経った今もなお揺るがない建築を生み出した。 また、ガウディは設計図や規則で職人を縛るのではなく、建築の理念や幾何学を共有し、一人ひとりが考えながら仕事を進められる環境を大切にした。その精神は世代を超えて受け継がれ、職人たちは皆、サグラダ・ファミリアとガウディを深く愛し、誇りを持って仕事に取り組んでいる。そのような信頼関係があるからこそ、大きな事故もなく建築が続けられているのだと知り、深く感動した。
福岡出身の主任彫刻家ということで興味を持ち購入。 「小さな仕事を毎日コツコツと積み重ねてきた結果、いつの間にか、とんでもないところまで来ていたという気がします。」著者の誠実さ、真摯に向き合ってきた姿勢に心打たれる。 「地中海地方独特の鮮烈すぎるほどの空の青さ。その中にくっきりと浮かび上がる巨大なシル...続きを読むエット」に圧倒される。 「サグラダ・ファミリアは信者たちにとって「石の聖書」」らしい、今そこにいるみんなが息をのんで静かに佇んでいた。 「ガウディは本当に人間を幸せにするものをつくろうとしていたと思います。そしてまた、人間がつくり得る最高のものを神に捧げようとしていました。建築や彫刻などの造形だけでなく、光や音も組み合わせた総合芸術。それがガウディの考想していたサグラダ・ファミリア」 職人との心あたたまる交流や師匠とのふれあい、苦悩と謎解きに向き合い地道に実績を積んでいく様子を読み進める。ハーブを奏でる天使像については、弦をつくるかどうか議論、心の共鳴箱を信じ「天使の指先にあるはずのない弦が見える」完成形にしたという。見逃してしまいそうだが、実際に目にして実感することができて本当によかった。 最大の転機は1992年バルセロナ・オリンピックで、2000年以降、年間230万人も集める最大の名所となり、財政難だった時期を乗り越え恩恵を多大に受けているとのこと。現地は本当に大賑わいだった。 「諸君、明日はもっと良いものをつくろう」という声が静かに心に響いた。
間違いなく現時点で今年一番面白かった本 ガウディの建築を見られる方にはぜひおすすめしたいです サグラダ・ファミリアの非常に重要な彫刻を作ることに数十年携わった著者の方が、残されたガウディの建築やサグラダファミリアの模型、当時の社会的背景から、ガウディの思考や思いを汲み取り、その作品を作り上げていく...続きを読む様子が本になっており、まるで推理小説のような面白さでした ガウディが天才と言われる所以が分かり、圧倒されました
【書名と著者】 ガウディの伝言 (光文社新書) 外尾悦郎 【目的】 職場の上司に勧められてなんとなく。したらば、たまたまガウディの没後100周年に差し掛かるタイミング。ぜひとも6/10までに、なんとなく読むかと思い手に取った。 【読後感】 世界に差別と病気と格差を広めたキリスト教徒は個人的には嫌...続きを読むい。 今までに2度眺めたサグラダファミリア、妙に有機的で気持ち悪いと思っていた。だがしかし、自然から着想を得た象徴と設計を統合する考えに基づくものと思うと、見方によっては合理的で正しいのだと認識できた。 【印象に残ったポイント】 ・人間万事塞翁が馬 ガウディは体が弱くてぼっちだったから、自然を観察できて後年の設計につながったとか。 ・図面より現物と概念の浸透 図面通りに作ってるけど難易度高くて大変なのだと思い込んでいたが、実際はサグラダファミリアのあるべき姿をガウディ亡き後に職人チームで推論し実行した結果なのだと認識できると、 ・キリスト教信仰とガウディの神格化 教会を作るのだから当然かもしれないが、キリスト教の理解が必須。必然的に著者もクリスチャンになっていったのだなと納得。 ガウディならどう考えると考える中で、妙に神格化されているような感もある。違和感あるがファウンダー不在組織でまとまるために、ガウディの権威をうまく使えている状態と言えるのやも。 ・意味ある数値を用いた象徴と設計の統合 会社組織だと問題は細分化して合理的に解決しましょう、なのだがガウディは問題を大きく統合したうえで、一刀両断している。この点は昔の話だが非常に斬新。 ・模型を使った意識合わせ ものづくりには、やはり見えるものが大事。陳腐な言葉だが、天才ですら目に見えて手に取れるものが必要なのだから、凡人であるわたしもこの点を大事に仕事における可視化は必要と再認識。 ・天才とパトロン ガウディが天才としても、グエル氏がいなかったらどうなったことか。 マルクスに対するエンゲルスのように、唯一無二の理解者として支援してくれる存在は主役として語られにくいが天才にとって必要不可欠と思う。
サグラダファミリアに行く前の飛行機で読み終えた。 サグラダファミリアの工事のニュースをテレビで観ているときは、「なんでこんなにずっと工事しているんだろう?」程度にしか思っていなかったが、この作品を読んで完成までに時間がかかっている理由や時間をかける意味がよくわかった。 ガウディが建築を単なる美しいデ...続きを読むザインというだけでなく、構造的に美しいことや自然やキリスト教などに向けたメッセージ性を込めて1つ1つ創り上げていることにすごく感動した。また、ガウディがなくなり設計図がない今でも、外尾さんをはじめとする彫刻家たちがガウディならこう考えるという意志を受け継いでいることが、時代を超えてサグラダファミリアが愛され続ける理由で本当に素晴らしいと思った。 この作品を読んでからサグラダファミリアやグエル公園などをみることでとても楽しめた。サグラダファミリアは生誕のファサードの天使たちやロザリオの間など実際に外尾さんが携わられていた作品部分、また天に伸びるような放物線がたくさん使われているサグラダファミリアの構造を感じたりとした。 また、グエル公園でも自然との調和を感じて癒される時間を過ごせた。ガウディの相棒でもあったグエルの名前がついており、生涯社会の中で生きづらさを感じてきたガウディが大切な人たちのために残した作品でもあり、現在は多くの憩いの場になっていることが感慨深かった
バルセロナへサグラダファミリアを観たくて旅行する時に読みました。 出国するまでに読み終えることができず、飛行機の中でも読んでもいたのですが、ガウディの最期について書かれてる部分に涙しました。 サグラダファミリア以外のガウディ建築についても書かれていることがあるので、観光で行く前に読むと実際に現地に行...続きを読むくと感慨深いです。 ガウディ建築を観に行くなら是非読んでから行かれると良いと思います。 文章も読みやすいです。
オンラインサロンにてコチラを含む読書会ではないけど課題本として広がりのある対話をし、再読したいと思いました 再読して感じたこと ガウディのお人柄、技術力、人望、チームワーク作りに長けていたことを改めて感じました 一方で著名画家などに意識された存在になりつつも妬まれる存在であったこと、生前なかな...続きを読むか評価されなかった その中で、どのようにして資金集めが出来たのか、大口パトロンを断ったり、地道な援助を募ったりでなぜ故にあれ程の建築物を建て始める程の人集め含めできたのか謎のままである
胸がいっぱい……!最高の読書体験でした。 「ガウディ展」の予習にと読み始めましたが、グイグイ引き込まれ読み耽ってしまいました。 最初のファサード「生誕の門」が完成したサグラダ・ファミリア。 その隠された象徴や歴史、ガウディの思考、彫刻家の外尾さんがこれまで聖堂建築に携わるなかで得た知見や考察、感じ...続きを読むたことなどについて綴られています。 読みながら天才ガウディの思考やその思いに触れ、近づいていくような不思議な体験。壮大な旅を終えたような心地いい疲労感と興奮に包まれています。 あまりにも壮大すぎて現実感がないのが、「サグラダ・ファミリアを楽器にする構想」。比喩ではなく。 当時の科学技術でこんなことを思いつけることがまずすごいし、未来を見通して作り始めてしまうところがまたガウディの凄さでもある。 「誘惑」と名付けられているロザリオの間は、人間の中にある「善」と「悪」について戒めの意味合いがあり、今の世界情勢のなかでこそ、見ておくべき場所だと感じました。 ガウディの直弟子お二人との出会い。そして彼等亡きあとも脈々とガウディの遺志を受け継いできたサグラダ・ファミリア建築に携わる人々。 なんて困難で壮大で夢のある名誉な仕事なんだろう……。読めば読むほどすごすぎて、感嘆のため息しかでない。 建築に関わってきたすべての人、暮らしの中でサグラダ・ファミリアを身近に感じながら歳を重ねていく人、一目見たいと訪れる観光客。 時代も国籍も越えて世界中の人が同じものに思いを馳せ、心を一つにできるなんて奇跡みたい。 ロマンを感じます。 『毎日少しずつつくり続けていくことほど、人類にとって夢のある仕事は、そうあるものではないでしょう』 そう言い切れる仕事をしている著者と、そう思わせているガウディ。そして、ガウディの祈りや願いが込められたサグラダ・ファミリアへ畏怖の念が湧き上がってくる。 とてもとても良かった!! 死ぬまでに行ってみたい場所がまた一つ増えました。 『出会いというのは、待っていれば向こうからやってくるものではありません。自分が目標を持って、どこかへ進んでいこうとし、結果的に出会える場所まで行くから出会いになる。お互い、その出会いに含まれている意味の大きさが分かり、引き合うものです。』
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