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体の中で一番正直なのは、顔ではなく脚と足だった!「人間ウソ発見器」の異名をとる元敏腕FBI捜査官が、人々が見落としている感情や考えを表すしぐさの意味とそのメカニズムを徹底的に解き明かす。
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Posted by ブクログ
人間は言葉だけではなく、顔の表情や手足の仕草で、実は多くの自分の気持ちを表現しているのだ。たとえば、意識せずに喉元に手を当てている人がいたら、感じたばかりの不安、感情的な不快感、恐怖、心配をなだめている可能性がある。 本書を通読し、注意深く人間を観察してみると、いろんなことが想像できるだろう。待ち合...続きを読むわせ時に、手持ち無沙汰となった時には、スマホがなくても退屈しない。道ゆく人の人間観察を楽しむことで、退屈などしないはずだ。本書に書いてあることが必ず当てはるとは限らないとは思うが、人間の仕草や動作知ることができ、人間の心理を学ぶことができる。本書では、犯罪者の嘘や、犯罪者を匿う人の誤魔化しなどを動作や仕草の観察から見破った経験談も語られており、説得力がある。人間という生き物を生物的に捉えているので、とても興味深く読んだ。
しぐさや行動から人の心理を分析するポイントを述べた本。前提として、プロの捜査官でも嘘や詳細な感情を読み解くことが難しいことは、理解しておかなければならない。その上で、本書は体が発するメッセージに対する判断基準を明確にして、注意点を何度も強調しているので、良書だと思う。 心理を読み解くうえで、最...続きを読むも大事だことは感情が変化したこと自体を発見することである。これが一番難しい。これができると、快・不快を見分けることが容易になる。なぜなら、人物の背景やその時の状況を考慮すれば決定率が大幅に高まるからだ。体のパーツの中でも、個人的に足と脚、胴体、顔に注目することが良いと思う。 特に、感情の変化を表すのが足と脚である。基本的に、自分が好きなものや行きたい場所に足先を向けること、自分の範囲を示すことを理解していれば良い。 また、なにかしら動揺したときに取る行動がなだめ行動である。その例として、顔から首回りをよく触ることが多い。なにかしらの動機があるかもしれないが、それでもそこに意識が向いた時点で感情の変化があったと見なして良い。 逆にこの行動をすれば、相手に無意識にこちらの主張をすることができる。例えば、背筋を伸ばして、表情をにこやかにコントロールできれば、相手に良い印象を与えることができるだろう。その逆も可能だ。 日常生活でうまく立ち回りたいときや身を守る時に参考になるように思う。加えて、単純に人を観察するときに面白みを感じる目的にも使える。
個人的にはこういう人間がついやってしまう行動や考え方を紹介した本が好き。 これも面白く、ただ、外国人ならではのジェスチャーも含まれているので日本人で全てが一致はしないと思うけど多くの内容は、なるほど!と思えて面白かった。
題の通り、相手のボディランゲージから心理を読み取る術を教える本。専門用語などの難解な語彙や表現はなく、平易な文章で終始一貫している。とても読みやすい。 人見知りで神経質で人との会話において一抹の恐怖心を抱くような人に強くオススメしたい。 本書は人との会話におけるサバイバル方法を授けてくれるも...続きを読むのである。しかし知識というものは往々にして杓子定規で使われてしまう。ある人が特定の動作をしたからと言って、その人がその動作に呼応する感情を抱いているとは決して言い切れない。筆者自身も幾度も警告している。 にもかかわらず、本書で得た知識を一義的に用いて仕舞えば、最悪の場合、人間関係の破滅という事態を免れない。 ボディランゲージは前後のコンテクストを把握した上で適切に見定めなければならないと筆者は再三警告している。つまり、相手の動作に注目する際は、会話の流れにおいて相手のボディランゲージがどのように変化したのかに意識しなければならないのである。初対面で人と会話する場合、少なからず相手は緊張しているであろうし、その状況が就職面接であればなおのことだ。 そうした文脈を無視し相手の動作を短絡的に推し量る行為は、正確な判断を遠ざけるだけでなく、相手を誤解してしまう可能性もある。特定の動作がどの原因に起因するものなのかを観察者は見極めねばなるまい。そしてそのためには冷静が必要である。 本書は読むだけでは価値を生まない。実践を幾度も繰り返しスキルを身につけて、ようやくその真価を発揮するのだ。 繰り返すが、決して頭ごなしに相手を断定してはいけないのである。
パッと見は「これであなたも人の心が読める!」的な内容かと思いきや、深い経験と謙虚さ、そしてエビデンスに裏打ちされたわかりやすい内容だった。 基本的には不安を感じたときに無意識に出現する「なだめ行動」や、逆に自信に満ち溢れたときの体勢や動きを、観察し正しく評価せよという内容。 他人の行動から心理を...続きを読む読むよりも、むしろ自分の無意識の行動から「今自分は不安なのか」という気付きを得られる方が役に立つかもしれない。あとマンガの演出論にも役立ちそう。 文中で「嘘を見抜くのは極めて難しい。行動を正確に読み取るほうがはるかに簡単である」「嘘の徴候とみなせる唯一の行動はない」といったことを書いてあるのは非常に正直で信頼できると感じた。
人が知らず知らずのうちにとっている些細な行動一つ一つに意味があったことを知りとてもびっくりしています。 ぼくたちがどれだけ言葉そのもの自体に囚われており、体が示す言葉には意識が向いていないかに気づけると思います。この本を何度も読み直し、相手を観察する能力を身につけ日常生活に生かしていきたい。
自分のしぐさを改めて振り返ってみても、本書に記載のストレス反応は当たっていると思われる。静止、逃走、闘争反応から、足、胴体といった無意識が顕著に現れる部位のしぐさの意味を解明していく様は論理的で、その他行動心理学の知見や実例も述べられており、非常に説得力があり、勉強になった。
督促OLからのリファレンス。 脳は不安や危機感を感じたとき本能として、それを払拭する動きに必ず反映する。そして人は嘘をつくとき、通常、不安と危機感を抑えられない。 やや、日常的表現にボディランゲージが一般的な、日本国外でより有効な書、との感想も否めなくはないが、知識として国外のジェスチュアを把握...続きを読むしておくのは絶対有益。だって日本の(ちょっと来て)のジェスチュア、米国やと(ピスオフ:超失礼)みたいやしな。 重要なのは、例えば貧乏揺すりなど対話中の下半身仕草の「変化」。交渉ごとに当たる場面にも有益に感じました。 人間の心理は意外と粘性が低い。
興味深く読めた。理論的な話と、その理論を実際に著者がどう活かし(つまり見破り、逮捕して)という話が交互に出てきて読みやすい。
小説の人物描写(特に動作)を強化するために購入。 筆者がFBI捜査官のため、取り上げられるしぐさは自然とアメリカ在住者のものとなる。 自分は欧米がルーツのキャラクターを扱っているため、非常に有益だった。 もちろん国を問わず、万人に共通するしぐさもあるとは思うので、日常生活における他者の分析にも活用...続きを読むできそう。
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FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学
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ジョー・ナヴァロ
マーヴィン・カーリンズ
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