児童書 - 小学館作品一覧

  • 小学館世界J文学館 シートン動物記
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 偉大なる野生の動物たちの姿が描かれた、リアルな記録物語。 大地に生きる動物たちを愛したシートンが、敬意と親愛を持って書き上げた野生動物の物語。野生動物を滅ぼすことにためらいがなかった時代に、自然保護の大切さを訴えかけた。中でも有名なのが、人間の知恵や武器をも上まわる知性を持ったオオカミ王ロボの話、「ロボ コランポーの王」。ニューメキシコ州の北部にある放牧地で繰り広げられるオオカミと人間たちの攻防戦の記録だ。群れを率いるオオカミ王ロボとの戦いは、常に人間の敗北に終わっていた。牧場主の要請で現地を訪れたシートンは、オオカミ王ロボと凄烈な戦いを繰り広げる。その結果、シートンはオオカミの崇高さと愛情深さを再認識することになるのだった。 その他に「ギザ耳ウサギのラッグ」「ビンゴ わたしの犬の話」「スプリングフィールドのキツネ」「野生の馬ペイサー」「レッドラフ ドン渓谷のエリマキライチョウ」「ウェイ・アッチャ キルダー川のアライグマ」「ディボー 砂漠の妖精」、全部で8つの動物の話が収められている。動物達の真の姿に自然の偉大さを感じること、まちがいなし!
  • 小学館世界J文学館 ジャングル・ブック
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 オオカミに育てられた少年の知恵と勇気の話。 インド中部のシオニー山脈。オオカミの群れが平和に暮らしていた。ふもとのジャングルにはトラのシア・カーンがいるが、おたがいになわばりを守って過ごしていた。ある夜、シア・カーンはジャングルのおきてを破り、人間の村をおそった。しかもおとな達に逃げられて、小さな子どもをねらって追いかけ、子どもはオオカミの住むどうくつに逃げてきた。シア・カーンに怒ったオオカミたちは、子どもを守ってシア・カーンをおいはらう。そしてその子はオオカミの仲間になり、モーグリと名付けられた。モーグリはオオカミからジャングルで生きる知恵を教わり、たくましい少年へと成長する。ところが、シア・カーンはずっとモーグリをねらい続けていた。モーグリはシア・カーンの魔の手からのがれることはできるのか? それとも、モーグリは人間の社会に戻って幸せになれるのか?(「モーグリのきょうだい」) イギリスのノーベル文学賞作家、キップリングの「ジャングル・ブック」を完全新訳! その他の収録作品=「カー、狩りをする」「トラよ! トラよ!」「白いオットセイ」「リッキ・ティッキ・タヴィ」「ゾウ使いのトゥーマイ」「女王陛下のしもべ」(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 光草―ストラリスコ―
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 閉ざされた部屋の中、壁画が輝き出す。 マドゥレールは、日光や外気にふれると体調をくずす病気にかかっている少年。部屋から一歩も外へ出られないマドゥレールのために、父である太守は、画家・サクマットを呼ぶ。マドゥレールの部屋に壁画を描き、外の世界をせめて絵として楽しませてやろうという誕生日の贈り物だった。 サクマットは少年と話しながら、真っ白な壁に世界を描いていく。山、海、人々、船……不思議なことに、描かれた絵は物語のように日々進化し、変わっていく。少年と画家は年齢を超えてお互いの友情を深めていく。 別の部屋にサクマットは草原の絵を描く。草原はだんだん育ち、花を咲かせ、やがて蝶が飛んでくる。するとマドゥレールは、自分で筆をとり、光草(ストラリスコ)という、だれも見たことのない植物を描き始めた。光草は、晴れ渡った夜に光り輝くという不思議な草。まるでホタルのような植物だという。真夜中、少年の部屋は光に包まれる…… 美しい光のイメージがいつまでも記憶にのこる、イタリア児童文学の傑作! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 スノーフレークの話
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 その雪のひとひら(スノーフレーク)は空の高みで生まれた。 ある寒い冬の日に、空で生まれた雪のひとひら……スノーフレーク。スノーフレークは空から地上に舞いおちていき、長い長い旅を始める。自分は何者なのか。だれが自分をつくったのか。わからないまま、スノーフレークの一生はスタートする。地上に降り立ち、そりにひかれて悲鳴をあげたり、雪だるまにされたり……。やがて春になり、スノーフレークは雪どけ水になり、川に注がれ、水車を乗りこえて進んでいく。雨粒……レインドロップと出会い、恋におちる。子どもたちも生まれ、湖から大河に流れ、やがては海へと注ぎ込む。 「雪のひとひら」(矢川澄子訳)のタイトルで長く知られてきた名作を清新な日本語で新訳! 現代の視点からの翻訳で、原作の新しい魅力が再発見できる! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 スピリット島から来た少女
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 大自然とともに生きる……先住民家族の生活史。 アメリカ、スペリオル湖。天然痘が大流行して、湖に浮かぶスピリット島に住む先住民はたった一人の赤ん坊を除いて全滅してしまう。時は流れ、7歳の少女オマーカヤスは大自然のなかですくすくと成長している。自然から恵みを受け、時に自然の脅威におびやかされてながらの生活は、厳しくも野性的な魅力にあふれている。クマの親子との出会い、メープルシロップ作り、野生の米の収穫… そんな先住民の村を、ふたたび天然痘が襲う。オマーカヤスの家族も次々と病気に倒れていく…… 大自然と調和して生きる先住民の暮らし、少女の成長を描いた名が、待望の新訳で登場! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ずっといつまでも
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 悲しい歌から教わること。 凍った湖のそばにいる赤い帽子をかぶった女の人と、少女ナンネの出会いからお話は始まる。その女の人は、村でいちばんつきあいにくいと言われているお母さんのウィラ・メイ。ウィラはだれもいない真っ白な湖を見ながらずっと座っていて動かず、具合が悪いのではないかとナンネが心配するほど。でも、そっと近づいて耳をすますと、小さな声で歌っているのがわかる。その悲しい歌の内容も、彼女が言っていることも、歌に出てくるタシャ・メイが誰だかも、ナンネにはわからない。ネコかもしれないと想像して、ウィラ・メイに話しかけると、ウィラ・メイが怒って行ってしまう。それが気になって、ナンネはスケート遊びに集中できない。そして、氷の上で急に怖くて動けなくなってしまう。ナンネが怖くなったものの正体は? タシャ・メイとは誰? すべてが明かされたとき、ナンネは何かを知って、少し成長しているかもしれない……。「死とはなにか」をテーマに書かれた、ベルギーの先駆的な児童文学の傑作!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 1400個のコヤスガイ ~西アフリカ・ヨルバ人の昔話~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 西アフリカの人々が代々伝えてきた、知恵と知識の昔。 むかしあるところに、結婚を願っているコオロギがいました。コオロギは金貸しから、結婚資金に1400個のコヤスガイを借りました。ところがコオロギはついついその金でヤシ酒を買ってよっぱらってしまったのです。寄りかかった木のとげがささったコオロギは、コヤスガイ1400個でつぐなわないと神様の怒りがくだると、木に文句をつけました。(「1400個のコヤスガイ」) 西アフリカのナイジェリアなどに暮らすヨルバ人が伝えてきた昔話を21編収録。他の地域にはない独特の物語あり、世界共通の教訓を語る物語あり、興味は尽きない。 収録作品=「ネコとカメのレスリング」「ヒョウとハリネズミ」「オタマジャクシの悲しいお話」「魔法のヤムイモ」「エガとひなたち」「152本のしっぽをもつ動物」「キンキンとネコ」「鳴らないタイコ」「みなしごアジャオと魔法の小枝」「働いてはいけないアランテレ」「雄牛とハエ」「狩人オジョと魔法の笛」「カエルの骨」ほか。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 タイムマシンほか二編
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 人類の未来はどうなる…世界ではじめての時間旅行小説。 「ドラえもん」から「バック・トゥー・ザ・フューチャー」まで、多くのSF作品でテーマとなっている「タイムマシン」。この画期的なアイディアが生まれた最初の小説がこの作品「タイム・マシン」だ。世界最初のタイムトラベラーが旅立った先は、なんと西暦80万2701年! そのころ、人類は大きな変化を遂げていた。地上では「エロイ」と呼ばれる人々が、生活の苦しみのない幸せな生活を送っている。一方で、地下には「モーロック」と呼ばれる不気味な生物が暮らしている。ここには、実はおそろしい人間の進化の秘密が隠されていた……。さらに主人公は、3000万年後の地球にまで旅をする。 ほかに、「奇跡を起こせる男」「緑色のドア」の2作品を収録。
  • 小学館世界J文学館 宝島
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 少年 vs 海賊! 宝物をねらって始まる大冒険! もしも、本物の宝の地図が手に入ったら? それはもう、冒険に行かずにはいられない! もちろん主人公のジムも同様。宿に泊まりこんでいた老いた船長。謎めいた船長は、実は有名な海賊フリントの仲間だった。船長はずっと一本足の海賊が来るのを恐れていて、ジムにそいつが来ないかを見張らせていた。ある日、ラム酒の飲み過ぎで倒れて、すっかり体が弱った船長は、仲間が訪ねて来た日にまた倒れて亡くなってしまう。船長の荷物から宝物の地図を見つけたジムは、医者のリブジー先生と大地主のトリローニさんに見せる。この地図が本物だと確信し、ジムたちは一緒に宝を探す冒険へと出発することになるのだった。冒険に旅立つ船には、ジョン・シルバーという片足のない料理人が乗っていた。ジムと仲良くなったシルバーこそ、宿に泊まっていた船長がおそれていた相手だったのだ! 愉快な男・シルバーは、実は恐ろしい本性を隠し持っていたのだ! 宝を目指した航海は、無事に成功するのか? 読み始めたら止まらない冒険活劇の始まり!! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 竹取物語
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 絶世の美少女をめぐるプロポーズ大作戦!? 平安時代に作られた、日本最古の物語。竹の中から見つかった、光り輝く小さな女の子は、すくすくと成長し「かぐや姫」と呼ばれるようになった。その評判を聞いた5人の男性が結婚を申し込むが、かぐや姫は、自分が望むものを持って来てくれたら結婚を考えると言って、お題を出す。石作りの皇子には「天竺(インド)にある仏の石の鉢」、くらもちの皇子には「蓬莱山の根は銀、茎は金、実は白い真珠の枝」、右大臣の阿倍御主人には「唐土(中国)にある火ねずみの皮衣」、大伴の大納言には「龍の首にくっついている五色の玉」、中納言石上の麿足には「つばめの持っている子安貝」。あまりの難題に、5人はにせ物でごまかそうとして見破られたり、龍を求めに船出して難破したりと、全員大失敗、姿も見られずに振られてしまう。その話を聞いて帝(みかど)が動き出す。権力を駆使してかぐや姫を見た帝は、ひと目で恋に落ちてしまう。帝から恋文を送り続けて3年が経ったある日、かぐや姫は自分は本当は月の世界から来た人で、今度の十五日の夜に迎えが来て帰ると告白する。それを聞いた帝は、なんとか阻止しようとするが……。恋愛小説の名手、小手鞠るいさんの名訳で贈ります! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 谷川俊太郎17+∞
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 なくぞ/いますぐなくぞ/ないてうちゅうをぶっとばす これまでに8000を超える詩を作ってきた、日本を代表する詩人、谷川俊太郎。この詩集は、谷川俊太郎自身が選んだ17冊の中からさらに選び抜いた全83編の詩で構成される、若い世代に向けた「ベスト詩集」。子どもを対象に書かれたひらがな詩から、時事問題をあつかった詩、20歳のときに刊行されたみずみずしい第一詩集まで、詩人の全体像がわかる一冊。 巻頭に収められた「かっぱ」。「かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった/とってちってた/かっぱなっぱかった/かっぱなっぱいっぱかった/かってきってくった」初めはどこまでが一単語なのか戸惑うけれど、くり返し読むうちに区切りもわかり、意味がわかり、音の楽しさ、意味の楽しさ、言葉の楽しさにわくわくしてくる。 収録の詩集=「ことばあそびうた」「ことばあそびうたまた」「ふじさんとおひさま」「子どもの肖像」「すき」「みんなやわらかい」「いそっぷ詩」「いちねんせい」「どきん」「はだか」「みみをすます」「子どもたちの遺言」「よしなしうた」「落首九十九」「詩めぐり」「おやすみ神たち」「二十億光年の孤独」 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 たのしい川べ
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 川べの生活は、ゆかいで、のどかで、ちょっと奇妙! 家の大そうじにうんざりしたモグラは地上に飛び出した。時は春、モグラは暖かい日光とそよ風に気持ちよくなり、歩き回って生まれてはじめての川にたどりつく。そこで出会ったのは川ネズミ。すぐに仲よくなり、二匹はボートに乗ってピクニックに出かける。お茶を飲み、幸せな午後にうっとりするモグラたち。川をめぐる田園生活の楽しさをたっぷり描いた名作! イギリスの田園を舞台に、モグラ、川ネズミ、ヒキガエルなどの動物たちがくりひろげる物語。美しい自然を背景に描かれる、のどかで優美な物語…だけれど、それだけではない! イギリス社会を背景に、おバカで高慢で、しかしどこか憎めない上流階級のおぼっちゃまや、集団で悪さを働く小悪人たちなど、毒と皮肉とユーモアを効かせた登場人物たちが楽しく物語を盛り上げる! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 チェーホフ作品集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 子どもたちと動物たちの、悲しく、かわいく、少しほろ苦い物語。 ロシアの小説家・劇作家、チェーホフの6作品を収録。 「カシタンカ」…雑種犬カシタンカは、街で主人とはぐれてしまう。親切な男が助けてくれるが、男は動物芸人で、カシタンカも芸を仕込まれることに。ガチョウとネコとブタといっしょに芸を学びはじめる。 「男の子たち」…ボロージャぼっちゃんが家に帰ってきた。いっしょに来た同級生は考えぶかそうな無口な子で、時々奇妙なことばを口にする。「わしの名はモンテホモ。人呼んで<鷹の爪>」二人は何か秘密の計画を立てているようだが…? 「ワーニカ」…9歳のワーニカは靴職人の見習い奉公中。ある晩故郷のじいちゃんに宛てて手紙を書く。「じいちゃん、お願いだから、おれをここからつれてって」……ワーニカの必死の手紙はじいちゃんに届くだろうか。 「牡蠣」…仕事がなく、ついに物乞いするまでに落ちぶれた父親と少年。少年は居酒屋の看板に「牡蠣」という未知の単語を見つける。どんな食べものだろう。なんだかキモそう。でも食べてみたい。「カキをください!」叫び声をあげる少年に、通りすがりの紳士は……。 他に「おでこの白い子犬」「ねむい」を収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 誓いのプレイボール
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 クチョン小野球部は勝った。だが、ぼくは負けた。 ハン・ドングは、クチョン小野球部のキャプテンで、ピッチャーで、四番打者。もちろん野球が大好きだ。母も昔からの野球ファン。そして今年は、クチョン小野球部に全国大会で優勝校を指導した名監督が転任してきて、すごい実力を持つ転校生も現れた。ドング率いるクチョン小野球部は、優勝をめざしてがんばるぞ、と意気込んだ!…が、さまざまな事件が起きる。ドングの弟、ミングは心を病み、その遠因は野球にあるという。勝利をめざす監督の指示で、チーム内はぎすぎすしてくる。ドング自身もプレーで失敗を重ねてしまう。クチョン小野球部は、どうなる? ドングは、どうする!? 日本と同様、少年野球の人気が高い韓国の、リアルで今どきな子どもたちの物語。野球を好きな人ならもちろん、そうでなくても物語の展開ひとつひとつが、胸につきささる。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 父の大手柄
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 家族で過ごした、幸せな夏休みの思い出。 フランス南部、プロヴァンス地方に暮らす8歳のマルセル少年は、ひと夏を山村の別荘で過ごすことになる。父と母と弟とおじさん夫婦との別荘生活は楽しいことがいっぱい。そのなかでも大イベントが始まろうとしていた。それは「狩り」。子どものころから狩りをしているおじは、自慢をまじえながら狩りの魅力を語る。このあたりでとれる獲物のなかではバルタヴェルという鳥が最高で、「ヤマウズラの王」と称えられるのだという。父たちは狩りにいくための準備を進めるが、初心者の父に銃の扱い方を教えるおじの偉そうなようすに、マルセルはちょっぴりおもしろくない。そして狩りの当日。父たちは、マルセルを連れて行ってくれるという約束を破り、大人だけで出発してしまう。しかしマルセルはめげない。狩りについていって、父の面目を保たせるのだ! 父たちを追ってマルセルはこっそり家を出る……  小説家、映画作家マルセル・パニョルが、自分の少年時代の思い出をもとに描いた作品。田園生活の幸福感に満ちた描写は多くの人に愛され、フランス人なら誰もが知る作品として今も読み継がれている。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 注文の多い料理店 ~イーハトヴ童話~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 宮沢賢治が生前刊行した、ただ一冊の童話集がよみがえる! 作家・詩人の宮沢賢治は、生前は童話集1冊と詩集1冊を刊行しただけで無名のまま亡くなった。その童話集「注文の多い料理店」を、初版の体裁を生かしてデジタル化。すべての作品を表記をあらためたうえで収録した。収録作品:「どんぐりと山猫」「狼森と笊森、盗森」「注文の多い料理店」「からすの北斗七星」「水仙月の四日」「山男の四月」「かしわばやしの夜」「月夜のでんしんばしら」「鹿踊りのはじまり」。 挿絵は新たに、人気絵本作家・柴田ケイコさんが描きおろし。充実した解説も付き、賢治ファンにも、入門の一冊としても最適な童話集! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 朝鮮の民話
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 むかしむかし、トラがたばこを吸っていたころのお話…… 朝鮮半島に伝わる民話は、日本と近いものも多いが、さまざまな違いがあって読み比べるととてもおもしろい。トラが主役としても悪役としてもさかんに登場し、日本にはいない「トッケビ」という不思議な妖怪も常連の登場キャラクター。 本作品集では、韓国を代表する童話作家・民話研究者のイ・ウォンスと、大学教授ソン・ドンインが各地で蒐集した民話集「韓国伝来童話集」から、14編を選んで収録した。収録作品:「あまのじゃくなカエル」「悪いトラ」「赤いせんす 青いせんす」「空にのぼった兄と妹」「トラと干しがき」「牛をカキと取りかえた欲ばり」「トッケビと歌のふくろ」「牛になったなまけもの」「ウサギとスッポン」「トラと旅人」「コンジとパッジ」「仙女ときこり」「ユポギと金剛山のトラ」「三年とうげ」(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 トム・ソーヤーの冒険
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 トムのいたずらはいつでもノンストップ! 痛快大冒険ストーリー。 アメリカの児童文学の最高峰。ミシシッピ川沿いの村に住むトム・ソーヤーの日常が描かれている。トムは両親を亡くして、弟のシドと一緒におばのポリーの家で暮らしている元気な少年。学校と仕事といい子が大きらいで、いたずらや遊ぶことが大好き。いつもさぼっていろんな冒険をしては、大人たちを驚かせる。あるときは、おしおきにいいつけられた仕事を、友達をだまして代わりにやらせてしまい、またあるときは、友達と無人島で過ごしている間に、トムたちが行方不明で死んだことになっているのを知ると、わざと自分たちの葬儀の最中に帰ったりする。その後も夜中の墓地へ遊びに行って殺人事件を目撃したり、幽霊屋敷を探検して大金を発見したり、洞窟を探検して迷子になったり、しかもそこで殺人犯と遭遇したり!! そんな破天荒の冒険話がぎっしり35章分も入ってる。中には金髪の美少女ベッキーとのラブロマンス(?)も。お話のほとんどが作者マーク・トウェインの実体験とも言われているハラハラドキドキの大冒険ストーリー! ぜひ家族で楽しんでほしい一冊! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 トルストイ作品集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 正直に、善良に、真剣に生きることはすばらしい! イワンは裕福な農家の3男。兄二人と妹がいる。兄たちは家を出て、イワンと妹は父親といっしょに畑仕事をしている。長男は軍人になり、次男は商人になるが、うまくいかずに戻ってくる。「お父さん、俺に財産を分けてくれよ」頼む兄たち。イワンは素直に「まあ、いいんじゃない」と父親の財産を分けてやる。その様子を見ていたのは大悪魔。てっきり兄弟げんかになると期待していたのにがっかり! 怒った大悪魔は小悪魔3びきに命令して、兄弟を破滅させるようにしかける。兄2人は小悪魔の作戦通りになるが、無欲でただひたすら畑仕事を続けるイワンには全然効かない! このあと悪魔たちはどうするのか?(「イワンのばか」) ロシアの青年将校、ジーリンは、コーカサスで敵軍に捕らえられる。敵はジーリンに、家へ手紙を送って身代金を引き出せと要求するが、貧しい母親にそんなことは頼めない。ジーリンは村人の壊れた時計を直したり、水車を作ったり、少女に人形を作ってやったり、心を通わせながら脱出の機会を待つ。そしてある夜、ついに……!(「コーカサスのとりこ」) ロシアの文豪、レフ・トルストイの傑作2編を新訳で収録! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 トンボの眼 ~フランスから来たおばあちゃま~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 胸を張って、微笑んでいよう!異国で生き抜く、祖母の強い姿。 1925年、フランスのマルセイユで中国人の青年とフランス人の娘が出会い、恋に落ちた。二人は結婚し、娘は貴重な中国戦国時代のガラス工芸品「トンボの眼」を義父からもらう。やがて世界を巻き込む戦乱のなか、二人は中国の上海で暮らし始める。そして時が経った。戦争が終わり、中国は中華人民共和国となる。フランスから来た娘には孫が生まれ、なかでもたった一人の女の子、阿梅(アメイ)をかわいがる。阿梅もおばあちゃまを愛し、ふたりは大の仲良しになる。しかし激変する中国社会のなかで、それは厳しい生き方を選択することでもあった……。 中国で初めて国際アンデルセン賞作家賞を受賞した作家、曹文軒の傑作長編「トンボの眼」を、初めて翻訳! 日中戦争、中華人民共和国の成立、文化大革命と続く、中国社会が大きく揺れた時代。フランスから来た女性が、厳しい社会の変革に耐えて強い意志を貫き通して生きる姿と、それを支える家族の愛情をていねいにやさしく描く。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ドリトル先生航海記
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 動物とおしゃべりできるドリトル先生の、奇想天外大冒険。 動物の言葉が話せる博物学者、ドリトル先生の物語は、全12巻からなる児童文学の人気シリーズ。なかでも「ドリトル先生航海記」は高い人気を誇る傑作だ。物語は、少年トミーがドリトル先生を訪ねるところから始まる。ようやく会えたドリトル先生の家には、ハト、フクロウ、コクマガラス、ハツカネズミ、アナグマ、ブタ、犬、さまざまな色や大きさのカエル、いろいろな鳥、オコジョ、リクガメなど。庭の動物園にはアルマジロ、ウッドチャック、ミンク、アンテロープ、謎の動物・オセバヒケ。蝶の家にはたくさんの種類の花と蝶や蛾が幼虫から育って翔んでいる。ドリトル先生は生き物みんなとおしゃべりできるのだ。そんな先生の元には傷ついた生き物がたくさんやってくる。トミーは毎日通って手伝っているうちに先生のような博物学者になりたいと思い、住み込みの助手になった。そんなある日、ドリトル先生が尊敬する最高の博物学者ロング・アローが行方不明になったと、ムラサキゴクラクチョウが知らせに来た。偶然にも次の航海の目的地は、ロング・アローが最後に目撃されたクモザル島に決定! さあ、ドキドキの大冒険が始まる! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 長い長い黒猫の話
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 物語のなかの物語のなかの物語の…ふしぎな物語。 「小さな国の大きな作家」とたとえられる、チェコの作家、カレル・チャペックの童話全11作品を完全収録した一冊! 収録作品:「長い長いお医者さんの話」「郵便屋さんの話」「水の主ヴォドニークの話」「小鳥と天使のたまごの話」「犬と妖精の話」「長い長い黒猫の話」「正直な風来坊の話」「やさしい山賊の話」「風来坊と宝物の話」「幸せな農夫の話」「長い長いおまわりさんの話」。 表題作「長い長い黒猫の話」は、王女さまが手に入れた黒い子猫から始まる奇妙な童話。話の中に別の話が入り込み、物語は転々と転がり続ける。子猫は謎の魔法使いにさらわれてしまい、魔法使いをさがして探偵たちが世界中を旅する。はたしてどんな結末になるのか、だれも予測できない不思議で楽しいファンタジー。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ナスレッディン・ホジャ ~トルコのとんち話101選~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 トルコの国民的英雄、「とんち」で皇帝を笑わす! ナスレッディン・ホジャは、13世紀のトルコの伝説的な人物。「とんち」が得意で、ゆかいな話、ピンチをきりぬけた話、暴君ティムールを皮肉った話など、1000話を越える物語が伝わっている。トルコの人なら誰でも知っていて、好きなエピソードのいくつかを語れる、まるで「一休さん」のような存在だ。数多くのとんち話の中から、小学校中学年から楽しめる101の物語を選んで新訳! 国松エリカさんの絵も楽しい! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 日本の昔話
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 「ここをほりたい、ちんころりん」 日本の各地に伝わる昔話から50話を選んで収録。すべて日本各地で口伝で語られてきた原話から取って再話した、昔話集の決定版! 著名な昔話も、意外な展開に驚かされることも。収録作品=「十二支のはじまり」「さるとかにのもちあらそい」「鳥の王さま」「三枚のお札」「へっぴりよめご」「節分のはじまり」「一寸法師」「ねずみのむこえらび」「花をぬすんだ神さま」「お月お星」「つる女房」「ねずみのすもう」「ちんころりん」「うらしま太郎」「花のすきな殿さま」「したきりすずめ」「ホーラのマーヤ」「わらしべ長者」「へびむこいり」「娘とえがま」「とらとなめくじのかけっこ」「たなばたさんとおぎおんさん」「王女をとりかえした七人ののろ」「からすの神々の話をきいたオタスツ人」「ハンガイ森の兄妹」「日本一目にどっこいしょ」「へひりの番人」「おかねのはなし」「おまえが言うなよ」「うばすて山」「鬼のおたま」「ならなしとり」「ゆきおんな」「花さかじいさん」「ぴんぱらりん姫」「泰作さんのはなし」「村のはしの寝太郎」「竜宮の銭ひり犬」「食わず女房」「かさじぞう」「ぽったりもち」「おおみそかの火」「天からふんどし」ほか。(新編) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 人間じゃないものの冒険
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 主人公は、タマネギ、時計、湯わかし、その他! タマネギはキャベツを親戚だと思っていた。なぜなら、どちらも「服は百枚、ボタンはない」から。ある日、キャベツは水浴びするために服を脱いだ。タマネギも真似して服を脱ぎ始めると、キャベツは目を細めてこすりはじめ、文句を言う。「あんたといると涙が出ちゃう。私についてこないで!」かわいそうなタマネギ! だが、そこへ通りかかったうさぎがキャベツの服を盗んでいってしまった。親戚の大ピンチだ。 タマネギはうさぎを追いかけた。(「あんたといると涙が出ちゃう」) 動物や植物、モノや「ことば」さえもが主人公となる、奇想天外ショートストーリー全17編。作者のペトゥルシェフスカヤは、救いのない陰鬱なリアリズム作品で知られるが、本作品は「意外な結末」と「ハッピーエンド」が特徴。ちょっとびっくりしたあとで、楽しい気持ちで眠りにつける名編が集まった!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 はみだしインディアンのホントにホントの物語
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 不幸なこと……それは、あきらめてしまうこと! インディアンとして、保留地で生まれ育った主人公の“オレ”。ある日、オレは、保留地を出て、白人のエリート学校に通うことを決意した。それは、一つの冒険であり、大きな発見だった。自分の居場所を探し続ける少年のリアルでユニークな感動作品。本文の合間に挿入されている漫画が、痛烈でおもしろい。 2007年全米図書賞受賞後、ボストングローブ・ホーンブック賞受賞など、数々の文学賞を受賞。 「シリアスな中に、強烈なジョークがきいている絶品!!」(「パブリッシャーズ・ウィークリー」誌より)、「実体験から生まれたリアルで力強い物語。」(「カーカス・レビュー」より)など、各書評でも絶賛されている。
  • 小学館世界J文学館 バンビ ~森のいのちの物語~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 小さなバンビが、大きく立派に成長するまで。 森の小さな茂みでノロジカの男の子が生まれました。「バンビ」と名付けられて、元気に成長していきます。バンビは森の中で小さな生き物たちと仲良くなり、仲間と遊び、さまざまなことを経験しました。それは楽しいことだけではありません。草原にはノロジカをねらう怖い「あれ」も来ます。バンビはどうやって危険を知り、どうにげたらいいかをお母さんから教わります。そうして季節は冬になりました。食べ物のない雪と氷の世界、森はしずまりかえっています。そんな中「あれ」がやってきます。かみなりの音がひびき、森じゅうが大さわぎになります。お母さんのかけ声でバンビも走り出しました。バンビはただただ走り続けました。そしてようやく静かなところまで来ましたが、その後、お母さんと会えることはなかったのです…… 「動物たちもことばとたましいを持っている。わたしは、自分の作品のなかで、それをそのまま人間にわかることばに直して語らせた」…作者ザルテンの徹底した動物観察から生まれた作品。アニメ映画化された印象から、かわいい子鹿の愛らしい物語と思われがちだが、自然の厳しさや生き延びるための激しい戦いを重厚に描く。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 バード街の孤島
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 戦下の街を、たった一人で生き抜く!少年の冒険の日々。 ナチス・ドイツに占領されたポーランド。ゲットーと呼ばれるユダヤ人地区で、突然住民の強制移送が行われた。11歳のアレックスは父と別れて無人の街に取り残される。母はすでに連行されていて、アレックスはたったひとり。半分廃墟となった街のなか、アレックスは警官たちから身を隠し、食料を探し、ひとりで生き抜くことになる。友だちは白ネズミのスノウだけ。一瞬の油断が生死に直結する厳しい毎日を過ごすが、そのなかでもアレックスは「生きる」ために考え、工夫し、努力する。無人島生活を描いたアレックスの愛読書「ロビンソン・クルーソー」の主人公とおなじように、それは「冒険」の日々でもあったのだ。 第二次世界大戦下のポーランドを舞台に、厳しい時代を生き抜く少年の物語。作者のウーリー・オルレブは自身が戦争で父と生き別れ、母を失う苛酷な体験を経ており、自伝的要素を含んだ作品だ。 本書は30年ぶりの新訳で、ヘブライ語版原書からの直接訳は初めて。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 パンチャタントラ
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 世界最古の児童文学、初の子ども向け全訳! ネズミとカラスとカメとシカは仲のよい友だち。毎日楽しく暮らしていたが、ある日シカが猟師のわなにかかってしまう。カラスはネズミを背に乗せて運び、わなをかみきって助けてやるが、シカを心配してやってきたカメが猟師に見つかり、かわりに捕まってしまう。3匹はカメをどうやって助けたらいいいか悩んだ。(「カラスとカメとシカとネズミの話」) インドに古くから伝わる「パンチャタントラ」は、5巻からなる世界最古の子どものための教育物語集。本書は、現在知られているさまざまな版の中から「南インドのパンチャタントラ」を選び、サンスクリット語の原典から5巻の形式と順序を保ったまま初めて翻訳した。子ども向けに全体を訳した本は日本で初めて。 第一巻「友だちを仲たがいさせること」、第二巻「友だちを作ること」、第三巻「和平と戦争」、第四巻「手に入れたものを失うこと」。第五巻「よく考えずに行動すること」……世界のさまざまな昔話・伝説に大きな影響をあたえた40の物語を完全収録!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ひとにぎりの黄金 ~エイキン自選傑作集~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 皮肉満点、スパイスたっぷり! 著者自選の傑作ファンタジー。 誕生日ごとにマチルダはガーティおばさんから手紙を受け取る。手紙には詩が添えてあり、その詩は必ず実現してしまうのだ。ある年には「毎朝 新しいお友だち/日が暮れるまで いっしょです」とあって、その一年間、毎朝新しい友だちができて、マチルダはへとへとになってしまった。20歳の誕生日、マチルダが受け取った手紙には、「あなたの通ったところには/かならず 花が咲くでしょう」とあった。まわりが花だらけになったマチルダは……(「欲しかったものを すべて」) ファンタジーの名手、エイキンが70歳の誕生日に自ら選んだベスト短編集。底抜けに明るい奇想天外な物語から、しみじみとした味わいの感動的な作品、壮大で神秘的な物語まで、バラエティ豊かな15編! その他の収録作品=「ゆり木馬」「お城のひとたち」「ホーティングさんの遺産」「三つ目の願い」「魚の骨のハープ」「シリアルの庭」「キンブルス・グリーンの暗い通り」「本を朗読する男の子」「からしつぼのなかの月光」「神さまの手紙を盗んだ男」「十字軍騎士のトビー」「ネコ用ドアとアップルパイ」「ナッティ夫人の暖炉」「真夜中のバラ」 (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 日向が丘の少女
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 不幸な人生を変えた真実の愛。 北欧の山あいに、谷をへだてた二つの農場があった。いつも太陽の光が当たる日向が丘農場と、反対に日の光があたらないモミの木農場だ。モミの木農場のトールビョルンは、素直だが粗暴な行動を抑えられないことがある少年。日向が丘農場の少女、シュンネーベは美しく、幼いふたりは仲よくなる。衝動的なトールビョルンも、シュンネーベのことを考えるとやさしい気持ちになれるのだった。幼なじみとしてはげましあいながら成長した二人は、ある日、秘めていたお互いの気持ちを打ち明けあう。トールビョルンは喜びで胸がいっぱいになり、もう決してけんかなんかしないとシュンネーベに約束する。しかし、とある村の集まりで、トールビョルンに暴れ者のクヌードがけんかをふっかけてくる。我慢していたトールビョルンだが、しつこいクヌードにとうとう殴り合いのけんかをしてしまう。そして…… 北欧の美しい自然を背景に、感情を抑えて、自分を律して生きる少年と少女の純愛と成長を描いた作品。昭和の時代、日本では多くの世界文学全集に収録され、当時の読者に支持された伝説的な名作。約40年ぶりの新訳で、新たな魅力が見えてくる!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 秘密の花園
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 荒れた庭園がよみがえる時、奇跡が生まれた。 メアリは10歳のときにインドで両親を亡くし、イギリスに住むおじの大きな屋敷に引き取られる。両親に放置されて育ったメアリは、自分のことしか考えないとてもわがままな子どもだった。でも、自分を気にかけてくれる人がいなかったメアリには、自分がわがままで、人にいやな思いをさせる子どもだということすらわかっていなかった。ようやく着いた屋敷は、広大な荒野のはずれにあった。インドでの生活とちがい、ここでは自分でなんでもやらなければならない。広い屋敷のどこかには、10年間誰も入っていないカギのかかった秘密の花園があるという。メアリはそのとびらを探すことにした。コマドリに導かれてようやく失われたカギを見つけ、別の日に花園の入り口を見つける。とびらの向こうにあった花園は荒れ果てていた。しかし、よく見ると地面には小さな緑の芽が顔を出している。メアリはこの庭を生き返らせたいと強く思った。自然と触れあって、自然の力を理解することで、硬く凍りついた心が少しずつ融け、やわらかくなっていく…… 「小公子」「小公女」など、多くの児童小説を書いたバーネットの最高傑作!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ビアス作品集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ラスト1行、そのとき世界は逆転する!! 人の生と死をみつめ、衝撃的なエンディングで読者をおどろかす短編小説の名手・ビアスの傑作9作品を収録。 最も有名な作品「アウルクリーク橋でのできごと」の舞台は、南北戦争のさなかのアメリカ。ベイトン・ファーカーは、北軍の作戦を邪魔した罪に問われ、アウルクリーク橋の上で絞首刑にされるところだった。ところが処刑の次の瞬間、奇跡的に縄が切れでもしたのか、ファーカーは川へと転落する。水中で両手の縄をほどき、必死に泳いで逃げるファーカー。兵士の激しい銃弾をかわし、妻子の待つ家へと急ぐが、その先には驚くべき結末が待ち受けていた……最後の1行で読者は仰天すること、まちがいない!  このほか、「男とヘビ」、「空飛ぶ騎士」、「ある夏の夜」、「壁のむこう」、「命を二つ持つ男」、「月明かりの道」、「ヒョウの目」、「シロップのびん」を収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 美女と野獣 ほか五編
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 心の美しさが本当の幸せへと導く物語。 「不思議な指輪 シェリ王子のおはなし」自分の悪いおこないのせいで怪物に姿を変えられてしまったシェリ王子が、心から反省してりっぱな王になり、愛する娘と結ばれる。 「美女と野獣」野獣の庭のバラを手折った父の罪をつぐなうため、命を差し出した心やさしい末っ子のベルの物語。 「二人の姫 シャルマン王のおはなし」世界一偉大な王になってあこがれの姫と結婚する王子と、偉大になれずに破滅する王子の話。 「不幸な王子からりっぱな王へ ティティ王子のおはなし」何でもほどこしてしまう王子が試練を乗り越えて、妖精に導かれて正しい王になる話。 「知性をもらったお姫さま スピリチュエル王子のおはなし」悪い妖精にかけられた呪いのせいでみにくい王子と、きれいだけどおバカな姫が出会って、真実の愛でお互いを救うお話。 「きれいな姉とそうでない妹 ベロットとレドロネット」美しさで王を射止めた姉は、やがて美しさが損なわれてしまい見向きもされなくなってしまう。そんな姉が妹のすすめで勉強に目覚めて知性を手にし、やがて本物の愛を手にする話。…華やかな魅力にあふれた、フランスの古典童話集!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ビリー・ジョーの大地
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 土嵐の吹きすさぶ荒野で少女は育った。 1934年、アメリカ中西部。13歳の少女、ビリー・ジョーの両親は、水不足に悩む土地で小麦の農場を営んでいる。この地域では、環境破壊によってたびたび強烈な土嵐が襲い、農作物は損なわれ、家にも学校にも土ぼこりが舞いおこる。そんなとき、ビリー・ジョーは大好きなピアノを弾く。激しいリズムでピアノに向かっていれば、土ぼこりのことなんか忘れられるから。ところが、突然の悲しい事故が一家を襲う。キッチンで起きた火事。母が、まだ産まれぬ弟が、そしてビリーも……。大切なものを喪って、父も、ビリーも、心が荒れていく。この土ぼこりの土地に、いつまで暮らすというのだ。ビリーは一人、西へと向かう汽車に乗ろうと、真夜中の停車場へと向かう。 「散文詩」として描かれた、苛酷な環境で育つ少女の物語。装飾なく叩きつけるように書かれた切実な文体は強い感動を生み、多くの賞を獲得した。詩人・伊藤比呂美の名訳がよみがえる! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ビロードのうさぎ
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 愛されたおもちゃに、奇跡の魔法がかかる。 小さい子ども時代は、誰もが大好きなぬいぐるみや人形に名前をつけ、それぞれに性格づけをするもの。大切な親友の記憶です。この話は、そんなころのことを思い出させてくれます。  主人公のビロードのうさぎは、クリスマスプレゼントとして、ぼうやに贈られたもの。なめらかな手触りのぬいぐるみは、やがてぼうやの一番の親友になります。どこへ行くにもいっしょ。うさぎは少しずつ薄汚れていきますが、ぼうやの愛情はどんどん深くなっていきました。そして「うさちゃんはおもちゃじゃないよ。ほんものなんだから」と言ってくれたのです。おもちゃにとっての「ほんもの」とは、持ち主に愛されて大事にされること。これ以上の幸せはありません。でも、そんな日々は長くは続きませんでした。ぼうやが重い病気にかかり、感染防止のためにぼうやの絵本やおもちゃがすべて処分されることになったからです。その夜、捨てられるために麻袋に入れられたビロードのうさぎの目から、ほんものの涙がこぼれます。そのとき、奇跡が起きるのでした。奇跡の結末と感動があなたを待っています! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ピーター・ラビットのおはなし
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 うさぎ、りす、あひる…身近な動物たちの楽しい13の物語。 いたずらな子うさぎピーターは、お母さんのいいつけをやぶってマクレガーさんの畑に入ってしまいました。おいしいレタスとインゲン、ラディッシュを食べて、さて次は…と思ったら、マクレガーさんに見つかっちゃった! さあ、大変!(「ピーター・ラビットのおはなし」)  イギリスの湖水地方を舞台に、動物たちの暮らしを楽しく描いた物語。ちょっと長いお話「グロスターの仕立て屋」「パイと焼き型のおはなし」のほか、「ピーター・ラビットのおはなし」の続編「ベンジャミン・バニーのおはなし」など、全13編がたっぷり読める! 著者自筆のイラストもすべて入っています。 その他の収録作品=「りすのナトキンのおはなし」「二ひきのいたずらねずみのおはなし」「ティギー・ウィンクルさんのおはなし」「ジェレミー・フィッシャーのおはなし」「モペットちゃんのおはなし」「子ねこのトムのおはなし」「あひるのジマイマ・バタバタダッグのおはなし」「フロプシーの子どもたちのおはなし」「ジンジャーとピクルスの店のおはなし」(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ファーブル昆虫記
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 昆虫マニアでなくてもおもしろい、生物の話がぎっしり! 南フランスの博物学者、ファーブルは、自分の目で見たことしか信じない信念の持ち主。博物学者であり、昆虫学、植物学、物理、化学、天文学の知識を持つファーブルが、どこにでもいる身近な昆虫などを自ら観察・研究したのが「ファーブル昆虫記」。なんと全10巻221章にも及ぶ大作! その膨大な話の中からいくつか厳選してお届けする。「スカラベ」…昆虫記の中でも人気のフンコロガシの話。球作りの様子が細かく観察され、ていねいに記録されている。ワクワクした気持ちがそのまま伝わる文章に、目の前で球作りが行われているかのような気さえしてくる。「タマムシツチスガリ」…蜂の一種、ツチスガリは、エサのタマムシを巣に持ち帰り卵を産みつける。卵から幼虫がかえり、そのタマムシを食料とする間、タマムシは腐ることなく鮮度をたもっている。いったいなぜ? その謎に迫る。その他「キバネアナバチ」「ラングドックアナバチ」「アヒル沼」を収録。原典からの忠実な翻訳、精密なイラストを多数収録!
  • 小学館世界J文学館 不思議の国のアリス
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 めちゃくちゃなキャラクターが総出演のワンダーランド! ベストを着た白ウサギとの出会いから始まるアリスの物語。ウサギ穴から落ちてやって来た不思議の国では、大きくなったり小さくなったり流されたり、次から次へとハプニングの連続。そこで出会うキャラクターたちの、超個性的なこと!! 第3章ではアリスの涙の池を泳いできた「ネズミ」。同じ池にいた「ドードー鳥」は、ぬれた服をかわかすためにとドードーめぐりレースを提案する。第4章で登場するとかげのビル。大きくなったアリスを追い出そうと煙突から入ってくるが、アリスにけられて追い出されてしまう。次に小さくなったアリスは、大きなきのこの上で水きせるをふかすイモムシと出会う。第6章ではサカナ召使いとカエル召使いに公爵夫人。いつもニヤニヤしているチェシャー猫も登場。みんないかれてると言われて、困ってしまう。第7章で三月ウサギと帽子屋。めちゃくちゃなお茶会が開かれている。第8章でいよいよトランプの兵隊と王さまと女王さま!! そしてウミガメフーミとグリフォン! そして有名な裁判へと続く! さあ、アリスと一緒にめちゃくちゃな出会いを楽しもう!
  • 小学館世界J文学館 プラテーロとぼく
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 スペインで最も愛されたロバの散文詩。 詩人の「ぼく」は心を病み、故郷のスペインの村、モゲールで療養する。「ぼく」の相棒は、やわらかい毛並み、黒い宝石のような瞳を持つ小さなロバ、プラテーロ。素朴で純粋な心の持ち主として、「ぼく」はプラテーロといっしょに喜んだり、驚いたりしながら、見たもの・聞いたものをプラテーロに語りかけていく。 ノーベル文学賞作家、ヒメネスの代表作。飾らないことばで綴られた138編の散文詩は、読む人の脳裏に舞台となっているスペイン、アンダルシア地方の青い空、家々の白い壁をあざやかによみがえらせる。そして小さな喜びと悲しみに満ちたモゲールの日々が、たまらなく愛おしくなってくるにちがいない。全詩編をていねいに訳した決定版新訳。早川世詩男のイラストレーションも作品世界にぴったり! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 プーシキン作品集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ロシアの大詩人から、子どもたちへの文学のプレゼント。 勇敢なルスラーン公は、リュドミーラと結婚した。しかし婚礼の夜、リュドミーラは何者かにさらわれてしまった。リュドミーラの父は怒ってルスラーンを責め、リュドミーラを探し出した者と娘を結婚させると宣言する。ルスラーンのほかに、娘に恋していた3人の騎士が名乗りを挙げ、探索の旅に出た。リュドミーラをさらったのは、魔法使いチェルノモールだった。さまざまな誘惑や妨害が騎士たちのまえにあらわれる。果たしてルスラーンは、ライバルの騎士を倒し、チェルノモールのもとからリュドミーラを助け出すことができるだろうか……ロマンティックで波瀾万丈、華麗な冒険物語!(「ルスラーンとリュドミーラ」) ロシアの国民的文学者、プーシキンが初めて本格的に執筆した物語詩「ルスラーンとリュドミーラ」を清新で明快な散文で新訳! ほかに、民話詩「サルターン王と勇者グビドーン・サルターノビチ公のおはなし」「おじいさんと小さな金の魚」「死んだ王女と七人の勇者たち」「金のにわとり」を収録。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ペロー童話集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 フランスで語り継がれてきた、優雅で不思議な昔話。 たとえ作者の名前は知らなくても、一度は聞いたことのある有名なお話ばかりです。300年も昔から西洋で口伝えて語り継がれた民話をまとめた童話の原点とも言われるものです。 「眠れる森の美女」やっと生まれたお姫さまの洗礼式で、年老いた妖精に「糸巻きのとがった紡錘(つむ)に手を刺して死ぬだろう」と呪いをかけられてしまいます。「赤ずきんちゃん」おばあさんへのお見舞いに向かう女の子とオオカミのお話です。グリム童話とは結末が違います。「青ひげ」大金持ちの青ひげの男の恐ろしい秘密を知ってしまった若い妻の命をかけた攻防戦!「猫先生または長靴をはいた猫」末っ子が死んだ父親の遺産でもらった猫が大活躍して、幸せになる話。「サンドリヨンまたはガラスのちいさな靴」継母たちにいじめられていた女の子が、妖精の魔法でお城の舞踏会に行き、王子様と出会って幸せになる話です。英語訳のシンデレラという名が有名です。「親指小僧」生まれた時から親指くらいの大きさの末の息子が、知恵を働かせて、人食い鬼から逃れて出世するお話。「おろかな願いごと」神様から願いごとを3つかなえてやると言われたきこりがするお願い事の話。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 北欧神話
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 世界のはじまりから最後までを語る、壮大な神話。 世界が始まる前、何もないぼんやりした霧に包まれた中に、ギンヌンガガップという大きく開いたさけ目が広がっていた。このさけ目の北と南におそろしい世界ができた。北の果てにはニブルヘイムという極寒の世界。まん中には毒の泉。南の果てにはムスペルスヘイムという熱い火の国。この火の国の入り口には巨人のスルトが炎の剣を手にして見張っている。ここからいよいよ壮大な北欧神話の物語がはじまる…… 登場するのは、最高神オージン、雷神トール、巨人族ロキなど、個性豊かな神々や巨人、英雄たち。想像力を刺激する宇宙樹ユグドラシル、最終戦争ラグナロクなどのことばも魅力的な、波瀾万丈の神話、北欧神話。現在のスウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドで古来から伝えられてきた北欧神話は、「ニーベルングの指輪」から「ホビット」「指輪物語」「進撃の巨人」など、現代まで多くの作品に影響を与え続けてきた。その壮大な神話大系を、初めて触れる読者にも読みやすいよう工夫して一冊にまとめた必読の一冊!(書きおろし) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 星の王子さま
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ほんとうに大切なものは、目にみえないんだ。 子どものころ、画家になるのをあきらめた「わたし」は、飛行機のパイロットになった。ある日飛行機が故障して、サハラ砂漠に不時着する。「わたし」はたったひとりで修理をしなければならない。絶望して眠った翌朝、ヒツジの絵をねだる少年と出会う。人里から1000マイルも離れた砂漠に突然現れた彼は、よその星から来た王子さまだった。王子さまの星は、家1軒分ほどの小さな星で、2つの火山と1つの休火山があり、バラの花が一輪だけ咲いていたという。そのバラの花と王子さまは、相手を思いやる気持ちが少し足りなくて、ちょっとずつ心がすれちがってしまった。そしてついにバラの花から離れるために、王子さまは旅に出ることにした。さまざまな星をめぐり、さまざまな人に出会い、そして地球にたどりついたのだ。「わたし」の飛行機の修理が終わった日は、ちょうど王子さまが地球に落ちてきてから一年後だった。落ちてきた場所のちょうど真上に自分の星が来るこの日、王子さまは、バラの花のいる自分の星にもどるという。「わたし」と王子の別れが近づいていた……(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ホン・ギルトン
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 わたしはどうして父上を、父上とお呼びできないのでしょう? 昔々の朝鮮の物語。宰相の息子、ホン・ギルトンは、勉強が大好きで、将来は父のような立派な人になりたいと思っていた。ところが、ギルトンの母親は身分が低くて、当時の朝鮮のしきたりではギルトンは役人になることすらできなかった。悲しい事実を知ったギルトンは、武術のけいこに打ち込み、修業を続け、ついには鬼神をあやつり、雲に乗れるほどの道術を身につける。しかし母の身分の低さから、ギルトンは世に出ることすらできない。ギルトンは絶望し、盗賊団の頭となる。そして金持ちやずるい役人から財産をうばい、苦しめられている農民たちに施す「義賊」となる。道術をつかい、朝鮮各地で活躍を続けるギルトンは民衆から大人気を集める。父の宰相や国王は、ギルトンを捕まえようと必死になるが……。 日本で桃太郎を知らない子どもがいないように、韓国で「ホン・ギルトン」を知らない子どもはいないという。映画やテレビドラマ、アニメにも何度もされ、高い人気を誇っている。本作品は、豊富にカラーイラストを入れて、わかりやすく再構成した新感覚の「ホン・ギルトン」。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ほんとうの空色
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 青い花から生まれた絵の具が作る不思議な世界。 フェルコーは、貧しいけれど絵を描くのが得意な少年です。ある日、フェルコーは裕福な友だち、カリのために絵を描いてあげることにしました。ところが、カリから借りて家に持ち帰ったあい色の絵の具をネズミが食べてしまったのです。絵の具を返せなくてこまっていると、用務員さんがやってきて言いました。「フェルコー、なぜこの花を摘まないんだい。絵の具が作れるのに」なるほど、二人のまわりは、大きくて美しい、この上なく青い花でおおいつくされていました。用務員さんは、この花は正午から1分間だけさく「ほんとうの空色」という花だと教えてくれました。フェルコーは花をつむと、青い絵の具を作って絵を仕上げました。それは本物の空のようにすばらしい絵になりました。大喜びでその絵をカリに見せると、カリはなぜか怒りはじめます。なぜなら、きれいな青空の絵のはずが、その日の天気と同じ曇った空の絵になっていたからです。「ほんとうの空色」は、ぬるとその絵が本当の空になる絵の具だったのです! このすごい絵の具を使って、不思議なことがつぎつぎと起こるのです。 バラージュ・ベーラの名作をハンガリー語版から新訳! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ポー作品集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ようこそ、恐怖と幻想と怪奇の世界へ! 推理小説、SF小説の始祖といわれるアメリカの文豪、エドガー・アラン・ポーの短編7作品を新訳で収録!   「黄金虫」…金色に輝く甲虫を発見したルグラントは、その日からすっかり人が変わってしまった。黄金虫に導かれ、地面を掘るルグラントが見つけたものは……。暗号解読の魅力を満喫できる傑作! 「群集の人」…その老人は、ただひたすら「群集」を探しもとめて歩き続ける。尾行する「ぼく」がやがて気づいたのは……?  「盗まれた手紙」…重要な手紙はどこに隠されているか? 天才探偵デュパンは、冷静な推理で意外な隠し場所を見つけ出す。 「ウィリアム・ウィルスン」…素行の悪い青年の前に、自分とそっくりな顔をした同姓同名の人物が現れた。自分の行動をいちいち邪魔するそいつに腹を立て、青年はついに剣をふるって決闘するが……。 「アッシャー家の崩壊」…陰鬱な古城に暮らす、アッシャー家の兄妹。兄は憂鬱に沈み込み、妹は重い病に伏せっている。やがて妹は亡くなり、地下室に仮に埋葬される。さらに憂鬱を深める兄。そして最後の悲劇がアッシャー家を襲う……。 その他、「大渦巻に落ちて」「使いきった男」を収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 まど・みちお詩集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 あの歌も、この歌も、みーんな書いた人。 誰もが一度は口ずさんだことのある童謡、「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」「ぞうさん」などの作詞で知られる詩人、まど・みちお。85歳のときに児童文学のノーベル賞とも言われる国際アンデルセン賞作家賞を日本人で初めて受賞したまど・みちおの世界は、幅広く、深い。この詩集は、詩人の全作品からテーマ別に96編を収録したベスト詩集。著名な童謡はもちろん、哲学的な思索に誘われる抽象的な詩まで、幅広い作品に触れられる。 冒頭の詩、「アリくん」は…「アリくん アリくん/きみは だれ/にんげんの ぼくは/さぶろうだけど/アリくん アリくん/きみは だれ/アリくん アリくん/ここは どこ/にんげんで いえば/にっぽんだけど/アリくん アリくん/ここは どこ」わかりやすく、口ずさみやすく、そして「自分って、いったいなんだろう」「『ここ』って、どこのことを指すの?」と、深く考えさせられる。 収録作品=「動物のうた その1」11編「人間のうた」16編「植物のうた」11編「もののうた」16編「ことばのうた」13編「動物のうた その2」14編「宇宙のうた」15編。(新編) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 三つのおとぎばなし
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 孤独と不条理を乗りこえる、三つの奇跡。 アロエのワーシャはひとりぼっちで百科事典をながめるだけの退屈な日々を送っていた。そこへやってきたのは、体が弱くていつもからかいの的になっていたスズメの子。自分をほったらかしにする母ネコから逃げ出してきたネコ。そしてさらにムカデ一家もくわわって、奇妙な植物と動物たちの共同生活が始まった。(「スズメのアントウェルペン、ネコのミヘーエフ、アロエのワーシャ、そしてムカデのマリヤ・セミョーノヴナ一家の物語」) ほか、「クレビャーキンおじいさん、泣き虫メス馬ミーラ、そして子馬のラフキンの物語」「ネコのイグナーシイ、煙突そうじ人フェージャ、そしてひとりぼっちのネズミの物語」の全3編。 現代ロシアを代表する作家、リュドミラ・ウリツカヤが贈る3つのおとぎばなし。弱く、孤独で、ばらばらだった動物や人間たちが、お互いを思いやりながらつながり合って未来を見つけていく希望の物語。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 みつばちマーヤの冒険
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 自由を求めて旅立つみつばち、マーヤの出会いと成長の物語。 マーヤは小さなみつばち。初飛行の日に、お日さまの光にあふれ花が咲き誇る外の世界に感動して、自分らしく自由に生きたいと巣を飛び出す。いつか人間に出会って、知り合いになりたいという大きな憧れを持って。初めに出会ったのは、バラの花に住むハナムグリ族のペッピ。おいしいバラの蜜をごちそうになる。次に森の湖で、ギンバエのハンス、トンボのシュヌックと出会う。青い花の中で一晩過ごしたマーヤは、翌朝の雨の美しさに心を奪われて、巣を飛び出して良かったと思う。そしてますます人間に会いたいと想いを募らせるのだった。その後も、フンコロガシのクルト、コオロギのイッフィ、ジャンプ自慢のバッタ、ハエのプックとさまざまな出会いを重ねる。さらに出会いを重ねていくマーヤだが、宿敵のスズメバチに捕まってしまう。しかも仲間のミツバチを襲う計画を知ってしまう! マーヤ絶体絶命! この最大のピンチをどう乗り切るか? マーヤの最後の冒険が始まる。世界的な細密画家、熊田千佳慕が描いた絵本「みつばちマーヤの冒険」の挿絵が、初めて物語の全訳と一体となって刊行! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 森は生きている ~12の月のおとぎ話~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 大みそかの夜、森で起きた奇跡の物語。 ここは真っ白な雪でおおわれた深い森。大みそかの夜に12の月の精霊たちが除夜のたき火をおこすために集まってきた。香をたき、一年分のはちみつ酒を煮詰めるのだ。月の精霊たちは、人が森に来ないようにと、もっと雪を降らせてふぶきを起こす。ところがそんな森に、働き者でやさしい心のままむすめがやってきた。わがままな女王が出した、かごいっぱいのマツユキソウを持ってきたものにはかごいっぱいの金貨を与えるという無茶な命令のせいだ。いじわるな義母と義姉からマツユキソウをつむまで帰ってくるなと言われて追い出されたのだ。マツユキソウは4月の花。12月に咲いているはずがない。ままむすめが困っていると、12の月の精霊たちがやってきてままむすめを助けてくれる。精霊たちは、ままむすめがどんなにがんばっているのか、ちゃんと見守っていたのだ。でもいじわるな義母と義姉、わがままな女王がおとなしくしているわけがない。ままむすめは無事に新年を迎えられるのだろうか。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 野性の呼び声
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 白い雪と氷の大地。生きのびるために、犬は野性を取り戻した。 カリフォルニアの裕福な家に飼われていた大型犬・バックは、さらわれて極寒の北、アラスカの大地へと運ばれた。売られていく船の上で人間の暴力に歯向かったとき、バックはこんぼうで思いっきり打ちのめされ、力で相手を服従させるという野性のおきてを思い知るのだった。そして上陸した北の大地で、バックは政府の速達便を運ぶ犬ぞりのチームに売られた。雪と氷の過酷な自然を生き抜くために、バックのなかで眠っていた野性が少しずつ目覚めていく。毎朝、暗いときから荷物を引き、暗くなるまで進む。エサは不十分で満腹にはならず、何でも食べ、エサを盗むずる賢さも出てくる。すべては生き残るための本能なのだ。鋼のような筋肉、何でも食べられる内臓機能、視力聴力嗅覚は恐ろしいほど敏感になり、翌日の風を予想する能力まで覚醒する。はるか昔に持っていた野性がすべてバックに戻ってくるのだった。常に死と隣り合わせの世界で、バックはチームリーダー犬のスピッツとの一騎打ちにいどむ。戦いはどちらかが死ぬまで続く。なぜなら群れのリーダーは1匹だけだから…… バックは勝って生き残れるか? ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 夢の黄金
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 16世紀のメキシコ、少年たちの冒険が始まる! 15歳の少年、ミゲルは、黄金の神殿がある伝説の王国を探す探検隊に参加することになった。ミゲルの母は先住民。父はスペイン人で、メキシコ奥地の探検に出かけて行方不明になっていた。ドン・ペドロ率いる遠征隊は、船に乗って奥地を目ざした。ミゲルにはフアン、ルシアなどの仲間もでき、ジャングルに奥にそびえるピラミッドを発見するなど、冒険は盛りあがっていく。しかし、先住民との戦い、遠征隊内部での対立など、思いがけないトラブルにおそわれ、探検隊はばらばらになる。そしてミゲルには、未知の奥地で思いがけない出会いが待っていた!  スペインの作家、ホセ・マリア・メリーノが書いた16世紀のメキシコを舞台にした物語。現代的な視点から、大航海時代の少年たちの冒険を波瀾万丈に描く!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ライオンと魔女とようふくだんす ~ナルニア国物語~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ようふくだんすのとびらの向こうには、別世界があった! イギリスのロンドンから疎開した4人の兄弟が大きなお屋敷で体験する、不思議なお話。兄弟そろってお屋敷を探検すると、大きなようふくだんすがポツンとある部屋を見つける。なんとその奥は、恐ろしい白い魔女が支配するナルニア国へとつながっていた。ナルニア国では「人間の子どもが王と女王になったとき、魔女の支配が終わる」との言い伝えがあった。白い魔女は4人を捕まえて処刑しようと、まずは兄弟のひとりエドマンドを「王子にしてやる」とだまして捕まえてしまう。残された3人は、偉大なる王アスランの元にたどり着き、エドマンドを救う方法をたずねる。ところがそこに、白い魔女の手下のオオカミたちが襲いかかり、姉妹のスーザンとルーシーが殺されそうになる。アスランが見守る中、兄のピーターがそのオオカミをやっつけたことにより、形勢が逆転! 逃げた手下を追って、エドマンドを救いに白い魔女の元へ向かう。兄弟たちは、白い魔女の手からエドマンドを救い出せるのか。ナルニア国に平和をもたらせられるのか? ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 聊斎志異 ~中国の怪異譚~
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 中国の不思議・怪奇・恐怖が大集合! 中国・清代の文学者、蒲松齢の作品。中国怪異文学の最高傑作と言われる。原書にはおよそ500編が収められ、仙人や狐、妖怪、鬼、花や動物の化身などが出てくる不思議なお話が多く集められている。その中から選りすぐった38編を収録。日本やヨーロッパともちがう中国独特の怪異がじっくり味わえる。 収録作品=「神になる試験」「耳の中の人」「宿屋の死体」「水を噴く老婆」「両目の住人たち」「壁画の天女」「山の怪」「河辺の霊」「桃どろぼう」「道士と梨の種」「道術の修行」「高僧の魂」「蛇使い」「狐の嫁入り」「狐の一族」「地獄めぐり」「死体食い」「三度の転生」「試験に受からない男」「新婦の家」「仙人になった亡者」「なまけ者と老婆」「狐の一家」「人の皮」「幽魂の嫁入り」「ネズミの義侠心」「地震のときの行動」「義理堅い男」「スッポンの怪」「毒草」「小人の贈り物」「よく斬れる刀」「鸚鵡になった男」「天下取り」「兄弟の絆」「夜叉の料理人」「九官鳥と飼い主」「化け物あつかいされた美男子」(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 レッド・フォックス
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 知恵と経験で生きぬいた、カナダのキツネの物語。 カナダ東部の森林地帯。4月のある日、農場の犬たちが巣に近づいてくるのを知った父ギツネは、自らがおとりになって巣から犬を遠ざけた。巣穴にいた5匹の子ギツネは助かったが、父は犬にかみ殺されてしまった。 野生動物の生活は厳しい。子ギツネたちは次々に命を落としたが、特別に頭のいい子ギツネ、レッド・フォックスは生きのびた。成長し、勇敢に、そして冷静に敵と戦い、えものを狩って生きのびていく。人間たちがしかけたわなをすり抜けるレッド・フォックスを、開拓地の人間たちは総出で狙うようになるが常に狩人の裏をかき、逃げ続ける。しかし、そんなレッド・フォックスもついに人間のわなにかかる時がくる。とらわれの身となり、遠くまで運ばれるレッド・フォックスだったが、絶対にあきめることはなかった…… すぐれた動物文学で知られる、シートンと同時代のカナダの作家、G・D・ロバーツの代表作! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 六十七番地の子どもたち
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 戦争へ向かったあの時代、ドイツの子どもたちはどう生きたか? 「エルヴィンとパウル 友情の物語」…1931年、ベルリン。エルヴィン少年の暮らす六十七番地のアパートで、牛乳やパンが盗まれる事件が続発した。エルヴィンは親友のパウルが牛乳を盗むのを目撃する。パウルの父は失業し、一家は空腹に苦しんでいたのだ。パウルを助けたい…エルヴィンの決断とは?  「一号棟の少女」…アパートに引っ越してきた少女、ミリアム。彼女はさまざまな理由で仲間はずれにされるが、エルヴィンは反省し、仲間に迎えて友情を深める。そしてみんなのアイディアで、アパートをあげての仮装舞踏会を開く。六十七番地の人々の協力で楽しい祭りが実現する。 「エルヴィン、スウェーデンへ行く」…ドイツは大きく変わった。「新政権」が誕生し、批判的なエルヴィンの父は逮捕される。エルヴィンは父とともに国境を越える亡命の旅に出る。まずベルギーへ、フランスへ、そしてスウェーデンへ……。 「六十七番地の子どもたち」は、1931年~1945年のドイツと世界を舞台にした全9巻の大河ストーリー。本書にはその第1巻~第3巻を収録する。第2巻は日本で初めての翻訳。第1巻と第3巻の翻訳も、半世紀ぶりの新訳。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 ロシア民話集
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 リズム感のあるくりかえしが楽しいロシアの昔話。 子どもがいない王さまとお后は、「金色のすずきを食べれば子どもを授かる」という夢を見る。夢のとおりに漁師に金色のすずきを捕えさせ、料理女が調理して、お后は魚をたいらげた。すると、お后だけでなく、お皿をなめとった料理女と、魚を洗った水の残りを飲んだ牛までもが、おなかが大きくなって同じ時間に息子を産んだ。お后の子、料理女の子、牛の子はみんなイワンと名付けられ、やがて若者に成長して、三人で旅に出る。(「牛の子イワン」) 独特の味わいが興味深い、ロシアの民話を50編収録。ロシア各地で民話を集めた民俗学者、アレクサンドル・アファナーシエフの「ロシア民話集」から新訳! 魔法使いの老婆バーバ・ヤガーや不老不死の老人コシチェイなど、おなじみのキャラクターがたびたび登場するのも楽しい!  収録作品=「ころころパン」「かぶ」「冬王マロースコ」「バーバ・ヤガー」「ガチョウ白鳥」「空飛ぶ船」「火の鳥の羽と仔馬」「蛙の王女」「二人、袋から出ろ!」「笑わぬ王女」「金持ちマルコと不運なワシーリー」「吸血鬼」「地獄のヴァイオリン弾き」「イワンのばか」ほか。 (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 若草物語
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 にぎやかで楽しい四姉妹の成長、そして家族のきずな。 南北戦争に従軍する父親の不在の1年間の出来事を描いた、マーチ家の四姉妹の物語。 おしとやかでしっかり者の長女メグ、作家になる夢を持つ勝ち気な次女のジョー、ピアノを弾くのが大好きな三女のベス、ちょっとわがままだけど絵を描くのが得意な末っ子のエイミー。物語はクリスマス前の四姉妹の会話から始まります。4人は自分たちの欲しいものではなく、いつも大変なお母さんにプレゼントすることにします。そうして全員が幸せなクリスマスを迎えるのです。貧しく厳しい暮らしの中で、お互いを思い合って心が豊かになる暮らしぶりがていねいに描かれています。読者がとりわけハラハラするのは、父親が危篤との電報を受けて、母親の旅費を作るためにジョーが自慢の髪の毛を売ってしまうシーンです。母親が不在のこのタイミングで、よりによってベスが猩紅熱にかかって生死の境目をさまよいます。免疫のないエイミーをおばさんにあずけて、メグとジョーはつきっきりで必死に看病します。四姉妹は、この危機を無事に乗り越えられるのでしょうか? 危篤の父親の生死は……?  ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 忘れ川をこえた子どもたち
    -
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 その川をこえると、過去の記憶はすべて沈む。 北国の小さな村で、貧しいガラス職人の一家が暮らしていた。一家にはクララとクラースという姉弟がいた。妻は夫が家庭より仕事に夢中なことが不満で、「さびしい。子どもなんかじゃまなだけ」と心にもないことを口にした。ある日、一家で市場へ出かけたとき、クラースとクララは突然姿を消してしまう。夫婦は必死に子どもたちの行方をさがすが、何もみつからなかった…… 子どもたちは、そのころ領主夫婦の暮らすりっぱな館にいた。その館は「忘れ川」という不思議な川にかこまれていて、川をわたった者は過去の記憶をなくしてしまうのだ。クラースとクララは上流階級の暮らしをするが、その生活は孤独で幸せなものではなかった。子どもを捜し求める母の願いを受けて、魔術に長けた占い師、フラクサが領主の館を訪れる……。 不思議な館、奇妙な登場人物たち、物語は幻想的で、どこか深い不安に満ちている。北欧神話をベースに描かれた本作品は、光を反射して幾重にも見える形を変えるガラス細工のような魅力に満ちている。国際アンデルセン賞を受賞し、北欧の児童文学を牽引したマリア・グリーペの代表作が、改訂訳となって登場!
  • 小学館世界J文学館 笑いを売った少年 ティム・ターラー
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    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 好きなだけお金をあげよう。…代わりにほしいのは、きみの笑いだ。 ティムはだれの心も明るくさせる、とびきりの笑顔をもっている少年。しかし母が死んで新しい母につらくあたられ、さらに父も突然亡くなって、ティムの心はさびしく縮こまる。ひとりぼっちになったティムの前に謎の紳士が現れ、「笑い」と「どんな賭けにも勝てる力」を交換しないかと持ちかける。お金さえあれば、義母や兄とも仲良くなれるかもしれない…ティムはそう思い、紳士と契約して自分の笑いを売ってしまう。 紳士との契約は本物だった。ティムはすべての賭けにかってやすやすと大金を手に入れる。しかし二度と笑うことができなくなったティムには、もう喜びや幸せを感じることはできなかった…。謎の紳士、ザタン男爵との契約を取り消して、笑顔を取り戻したい! ティムとザタン男爵との戦いが始まる。 ドイツの国際アンデルセン賞作家、ジェイムス・クリュスの代表的傑作! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館ジュニア文庫 華麗なる探偵アリス&ペンギン ウィッチ・ハント!
    4.0
    事件の依頼主は魔女!? 大人気12巻! ペンギン探偵社に、魔女が依頼にやってきた。その内容とは、「幽霊退治をする見習い魔女を助けてほしい」ということ。アリスは宿題をさぼる理由でついてきた、クラスメイトのリリカと計太とともに、古い病院へ向かうが――!? そのほか『鏡の国』で招待された、ティー・パーティで事件に巻き込まれたり、文化祭の前日にクラスメイトが、どんどんいなくなってりして…!? 探偵見習いのアリスとペンギン探偵のししょーが、どんなに難しい事件も華麗に解決!! ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 ※対象年齢:中学年から
  • 小学館ジュニア文庫 小説 アオアシ 1
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    超人気サッカーコミック、熱血ノベライズ! 「Jユース」で、アオい原石が飛翔する! 超人気巨弾サッカーコミックを熱血ノベライズ!! 愛媛の中学三年生・青井葦人(アシト)。 無限の可能性を秘めたアシトだが、熱すぎる性格が災いし、 大きな挫折を経験してしまう……! そんな時、謎の男・福田達也が現れ、アシトに 驚きの提案を! 将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!! ※対象年齢:中学年から
  • 小学館ジュニア文庫 小説 青のオーケストラ 1
    -
    アニメ化で話題!音楽系部活マンガの小説版! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 保健室での出会いが運命を変えた…… 何回読んでも心に響く♪ アニメ化で話題の音楽系部活マンガを小説で! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ とある理由から楽器を弾くことをやめた 元ヴァイオリン天才少年の青野ハジメは、 中学3年の秋、 保健室登校をしていた秋音律子と出会ったことをきっかけに、 ふたたびヴァイオリンを手にした。 高校に入学し、 オーケストラ部の演奏を聴いた青野は、 そのレベルの高さに衝撃を受ける。 オケ部に入部し、ライバルとなる佐伯直や、 子どものころ同じコンクールに出ていた小桜ハルらと出会い、 音楽への情熱を再燃させた青野。 とまっていた青野の時間が動きだす――。 ※対象年齢:高学年以上 ★すべての漢字にふりがなつき★ ※本書に掲載されている二次元バーコードは、デバイスの機種やアプリの仕様に よっては読み取れない場合もあります。その場合はURLからアクセスしてください。
  • 小学館ジュニア文庫 小説 MAJOR 2nd 1 ~二人の二世~
    -
    アニメが好評放送中!同名漫画をノベライズ。 メジャーリーグでも活躍したプロ野球選手、茂野吾郎を父に持つ茂野大吾。 当然のように、自分もプロ野球選手になりたいと思っていた大吾は 小学校4年生になり、野球チーム・三船ドルフィンズに入団する。 しかし、自分が思うようなプレイはできず、 まわりからは「これで茂野二世かよ」とまで言われてしまう。 すっかり自信をなくした大吾は、野球から遠ざかるように……。 時は経ち、スポーツも勉強もいまいちやる気になれないまま6年生になった大吾。 しかし、同じく「二世」である佐藤光が転校してきたことで、 また野球への道を進むことに――!? 大吾と光の青春と成長を描いた、待望の第1巻! ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 ※対象年齢:中学年から
  • しらゆきひめ ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~
    -
    【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! グリム童話のひとつ「しらゆきひめ」は、「シンデレラ」とともに女の子のお姫さま願望の源のような童話です。雪のように白い肌、血のように赤い唇、黒檀のように黒い髪をした美しい王女が、いじわるな継母の計略で毒りんごを食べて死んでしまう。でも白雪姫の美しさに心奪われた王子の登場で再生し、幸せな結婚をする――女性の幸せが結婚と直結していた時代の作品ですから、そのことをとやかくいってもはじまりません。 むしろ不思議の鏡、7人のこびと、毒りんごなどの道具だてが、子どもだけでなく大人の心もとらえるのだと思います。アニメや映画で最初に出会ったという人も多いでしょう。それも味わい方のひとつですが、絵本で読むと、読む人それぞれの心の中に固有のイメージが形成され、想像力を育みます。また読みきかせで覚えた物語には聞こえてきた声も含まれています。そうしたひとりひとりの子ども固有の心の経験を大切にしてください。 ※この作品はカラー版です。
  • 小学館ジュニア文庫 白魔女リンと3悪魔
    -
    大注目の新作がついに登場! わたし天ヶ瀬リンは4月19日生まれの牡羊座。今日は素敵な誕生日のはずが、朝のテレビ番組の星占いで「今日の運勢最悪は、13歳になる魔女のあなた!」と占い師から名指しされた! 慌てて出生日を確かめたら【23時999分生まれ。星座なし。魔女】と書かれていて!? え~~っ、あたしって魔女だったの!? 衝撃の気持ちのまま学校へ行くと、今度は憧れの瓜生御影くんたちイケメンベスト3が、お誕生日祝いをしてくれ--!? 13歳の白魔女を守るのは、イケメンすぎる3悪魔! 星はキラメキ☆恋はトキメキ☆マジカルストーリー!(2014年11月発表作品)。 ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
  • シンデレラ ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~
    -
    【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 継母と姉たちからいじめられてもけなげに生き、最後には王子さまと結婚して幸せをつかむ、誰でも知っている「シンデレラ」は、民間伝承を、ルイ14世時代の作家、ペローがアレンジして「サンドリヨン」というお話にまとめたものがベースになっています。 どんなに厳しい試練にあっても人間らしい心を失わずに耐えていれば、必ず幸せがやってくるという人生肯定物語が、世界中の人の共感を得たのです。同じようなタイプのお話は日本には「鉢かつぎ」「姥皮」、その他世界中にあります。女の子にとっては、試練のときのみすぼらしい服、王子様と出会ったときの美しいドレスなどが印象に残る物語でもあります。 ※この作品はカラー版です。
  • 字のないはがき
    4.3
    人気2大作家共演! 感動の名作を絵本化。 【教科書にも載っている実話を絵本化!】 このお話は・・・ 脚本家、エッセイスト、直木賞作家である 故・向田邦子の作品の中でもとりわけ愛され続ける 名作「字のない葉書」(『眠る盃』所収、1979年講談社)が原作。 戦争中の、向田さん一家のちいさな妹と、 いつも怖いお父さんのエピソードを綴った感動の実話です。 向田邦子さんのちいさな妹・和子さんが主人公。 ぜひお子さまと語り合って欲しい作品です。 【あらすじ】 戦争時代、ちいさな妹が疎開するとき、 お父さんはちいさな妹に、 「元気なときは大きな○を書くように」と、 たくさんのはがきを渡しました。 しかし、大きな○がついたはがきは、 すぐに小さな○になり、やがて×になり・・・。 【直木賞作家2人の夢の共演!】 当代人気作家の角田光代と西加奈子の最強コンビで 美しい絵本によみがえりました。 大の向田ファンで知られる角田光代の渾身の描写と 西加奈子の大胆な構図と色彩をぜひ堪能してください。
  • じゃがいもポテトくん
    4.3
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 歌って楽しい、じゃがいもの愉快な絵本。 子どもたちの大好きなじゃがいもくんのお話です。八百屋さんで売っているじゃがいもくんたちは、みんな北の国からきた家族です。店先で、仲良く並んでいますが、次々といろいろなうちに買われていって、離ればなれになってしまいました。涙涙のお別れでした。そして、ある日の幼稚園でのお昼の時間。子どもたちがお弁当箱を開けたとたん…コロッケになったじゃーむすくん、ポテトフライのとうさん、みんな、それぞれのうちで、おいしいじゃがいも料理に変身して、子どもたちのお弁当のおかずになって再会しました。 リズム楽しい、テーマソングが巻末についている「テーマソングのあるお話し絵本」です。 ※この作品はカラーです。
  • ジャックとまめのき ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~
    -
    【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! イギリスに古くから伝わり、1世紀ほど前ジョセフ・ジェイコブスの民話集によって現在の形に定着した「ジャックとまめのき」。ジャックは大切な牛ときれいな豆を交換してお母さんに怒られますが、捨てられた豆は大きな木に生長し、ジャックは豆の木を上って雲の上まで行きます。 小さな豆から空高い不思議の世界へとダイナミックに展開する物語は、絵とともに子どもの心に大きなイメージを創造します。冒険物語は子どもの大好きなジャンルのひとつですが、このお話が最初だったという人も多いことでしょう。大人が見ればつまらないものも宝物になる子どもの心は、それだけ自由に空想が広がって、将来の夢へとつながる可能性に満ちたものです。読み聞かせてあげるときは、そんな子どもの心を大事にして、一緒に怖がったり、喜んだりしてください。 ※この作品はカラー版です。
  • ジャータカものがたり あわてんぼうウサギ
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子どもに伝えたいインドの昔話。 昔むかし、おしゃかさまがライオンだったときのおはなしです。 インドの海の近くに、ウサギがすんでいました。ある日昼寝をしていると、「ドッダダッドーン」というものすごく大きな音がしました。ウサギは、びっくり仰天!「世界が壊れる-」と逃げ出しました。「死にたくない~!」と走っていくウサギを見て、森の動物たちも大慌て。みんな逃げ出しました。 さてさて、本当に、世界は壊れてしまうのでしょうか? その様子を見ていたライオンが、「どうして逃げているのか?」とたずねると、動物たちは、口々に「世界が壊れはじめたのです」と答えました。 世界が壊れる音とは、何だったのでしょうか? ジャータカ物語とは、おしゃかさまの前世の物語です。おしゃかさまは、前世で動物など様々な生を受け、善行を積んできたから、偉大な仏になったと信じられています。そして、このジャータカ物語は、仏教の教えだけにとどまらず、人間としてのあり方が、寓話性豊かに語られているところから、イソップ、グリムなど世界の説話文学に影響を与えています。 ※この作品はカラー版です。
  • 小学館ジュニア文庫 12歳。アニメノベライズ ~ちっちゃなムネのトキメキ~1
    5.0
    「12歳。」アニメノベライズ第1弾! JSに大人気の初恋バイブル「12歳。」がついにアニメ化!  原作にはなかったアニメオリジナルの胸キュンエピソードも収録。「12歳。」ファンが絶対に楽しめるノベライズだよ。 第1話 キス・クライ・キス 第2話 コクハク 第3話 Wデート ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
  • 12歳の文学 2015年版
    5.0
    小学生限定第9回12歳の文学賞の受賞作上位7作品を収録!! 二年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの作品はじめ、読み応えあり! 小学生限定の小説賞、第9回12歳の文学賞の受賞作品、上位7作品を完全収録。二年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの「マイワールド」、2014年大賞受賞、2015年応募2作品が優秀賞に輝いた、中濱ひびきさんの「ベッティさんは何を見たのか?」「うさぎの瞳」、2014年はがき小説大賞に輝き、2015年はあさのあつこ賞受賞の高野涼くんの「蚊の手術」など、読み応えある作品がそろいました。 あさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた7作品は、本当に読み応えがあります。
  • 12歳の文学 2013年版
    -
    「第七回 12歳の文学賞」受賞9作品を一挙掲載!! 小学生が描いた珠玉の作品集です!! 小学生限定の文学賞として日本で唯一の「12歳の文学賞」。2500超の応募作の中から小説部門上位入賞9作品と、はがき小説部門の優秀作を一挙掲載!! あさのあつこ、石田衣良、西原理恵子のベストセラー作家3氏による審査員座談会も収録!! 「第八回 12歳の文学賞」の参考資料としても最適です。 このシリーズは毎年、全国学校図書館協議会の選定図書に選ばれています。
  • 12歳の文学 2017年版
    -
    小学生限定第11回12歳の文学賞の受賞作上位6作品を収録!!大賞と石田衣良賞、初のW受賞者が誕生!! 小学生限定の小説賞、第11回12歳の文学賞の受賞作品、上位6作品を完全収録。昨年第10回で石田衣良賞受賞の河内千歳さんが、今回はなんと大賞と石田衣良賞をW受賞!! これは12歳の文学賞はじまって以来の快挙です。お笑いあり、不条理あり、恋愛もあり、ユーモアもありと、審査員のあさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた6作品をお楽しみください。
  • 12歳の文学 2018年版
    -
    小学生限定第12回12歳の文学賞の受賞作上位6作品を収録!! 国際色、意外性あふれる作品群は、読み応え充分です。 今回で最後となる小学生限定の小説賞、第12回12歳の文学賞の受賞作品、上位6作品を完全収録。パリの街を舞台に、ヴァイオリニストのパピ(おじいさん)との想い出を描いた大賞の『パピ』、まだ小学三年生の和田篤弘さんの母親への素直な感情がほとばしるあさのあつこ賞の『ぼくの家出大作せん』、抜群のショートショートのセンスを見せつけた石田衣良賞の『選ばれた男』など、個性豊かで、読み応えある作品がそろいました。 審査員のあさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた6作品をお楽しみください。
  • 12歳の文学 2014年版
    4.0
    小学生限定の文学賞 第八回受賞作一挙掲載!  小学生限定の文学賞として日本で唯一の「12歳の文学賞」。3500超の応募作の中から小説部門上位入賞8作品と、はがき小説部門の優秀作を一挙掲載!! 今回はバリエーションに富んだ作品が多く、大賞受賞作も、第一回以来となる2作受賞となりました。  長編の『ジョージとジョセフィーンとフィービースペンサースミス そして彼らの庭と冒険』は、まず英語で書き、それを作者自らが日本語に翻訳して応募した変わり種。イギリスを舞台に、祖母の死と家族の再生をテーマとした大人顔負けの内容です。主人公・フィービーの内側も外側もきちんと書きこめられていて、その息づかいまで聞こえてきそうな作品です。  もう一作の『Dランドは遠い』は短編ながら、テーマパークに卒業前に親友と遊びに行きたいが、お金がない少女の気持ちを、湿っぽくならずに描ききった秀作です。  あさのあつこ、石田衣良、西原理恵子のベストセラー作家3氏に加え、読売新聞・鵜飼哲夫氏による審査員座談会も収録!! 「第九回 12歳の文学賞」の参考資料としても最適です。
  • 12歳の文学 2016年版
    5.0
    小学生限定第10回12歳の文学賞の受賞作上位6作品を収録!!三年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの作品はじめ、読み応えあり! 小学生限定の小説賞、第10回12歳の文学賞の受賞作品、上位6作品を完全収録。驚愕の三年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの「いつかどこかで」、まだ小学三年生の原琴音さんの「くも ものがたり」、駅伝を題材にスポーツの世界を描いた石田衣良賞受賞の河内千歳さんの「ラン・らん・RUN!」など、読み応えある作品がそろいました。 あさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた6作品は、本当に読み応えがあります。
  • 小学館ジュニア文庫 女優猫あなご
    -
    あの『猫侍』の白猫あなごのデビュー秘話。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 『猫侍』玉之丞役でおなじみの美猫・あなごは どうして女優猫になったのか? ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ あなごは、誰もが認める“美人”な白猫。 幼なじみのタラオとともに、 新しい飼い主探しのため、 動物プロダクションに引き取られてきました。 やさしいアニマルトレーナーの まゆみさんやモトさんに迎えられますが、 臆病なあなごは、環境の変化にとまどい、 ケージから出ることさえできません。 けれど、ある日、動物プロダクションに、 白猫指定のコマーシャルの仕事の依頼が まいこみます。 まゆみさんは、あなごに 出演してほしいようですが……。 さあ、あなご、どうする? ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。 ※対象年齢:中学年から
  • 彗星とさいごの竜
    3.5
    1巻1,386円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 できそこないの竜、地球を救う!? 「あなた、飛べるわよね?」 山奥の小さな沼でのんびり昼寝をしていたぼくをたたき起こしたのは、奇妙なかっこうをした人間の女の子だった。 星を飲みこんだ竜伝説を信じて竜を探しに来たというけれど、ぼくは飛べない、できそこないの竜なんだ・・・・・・。 児童文学賞トリプル受賞作家・今井恭子が綴る、彗星衝突のピンチに立ち向かう冒険と友情の物語。 ファンタジー装画の名手・佐竹美保による挿絵もたっぷり収録。
  • すうちゃんはね
    NEW
    -
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子どもの本音を受けとめ、抱きしめる絵本。 子どもの登園しぶりや、突然のかんしゃく。そのきっかけは思いもよらぬところにあるものです。 本書は、幼稚園への行きしぶりをみせる「すうちゃん」が主人公。 すうちゃんは、繊細で敏感、感受性の強い女の子です。 どんなことが嫌なのか、不安になるのか、どうすると心が楽になるのか、すうちゃんの本音を丁寧にすくいとって描かれています。 子どもの本当の気持ちに気づき、受けとめて、「あなたのことが大好きだよ」と抱きしめてあげたくなる絵本です。 ※この作品はカラーです。
  • スクランブル交差点
    4.3
    1巻1,287円 (税込)
    留学生がやってきて高校生活が盛り上がる! ある日、高校にイタリアから留学生がやってきた。 「マルコ、よんでクダサイ。ヨロシクおねがいシマス」 突然、教室に現れたラーメン頭のイタリア人。 高校生活をまあまあ路線まっしぐらでやり過ごしている主人公の“おれ”も、すっかりかきまわされて熱くなってきている。 何となく過ぎていた平凡な日常に、異文化の熱い風が吹いて、なにかが変わりそうな予感……。 留学生が帰国しても彼らの交流は続くが、突然巻き起こったパンデミック。新たな人間関係や、進路選択に悩みながら、自分自身を発見していくグローバルな青春物語。
  • ステーき 12のおいしいきのはなし
    3.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 美味しい…木!? それっていったい何!? タイトルの中の「ステーき」。どうして「ステーキ」じゃなくて「ステーき」なの? 「き」がカタカナじゃなくてひらがななの?―――そう思ったあなた、鋭いです。 これは、1年12か月それぞれの「美味しそうな木」の絵本。その中の1本が「ステーキの木」。だから「ステーき」なんです。 でも「ステーキの木」っていったい何?―――って思いましたか? それはもう、とにかくこの絵本を見てみてください。はらぺこめがねさんが描く、香りや温度が感じられそうなくらいリアルで美味しそうな木の数々を。「ああ、美味しそう!」「ああ、食べたい!」。そして「ああ、こんな木もあったらいいな!」と、みなさんの頭の中で、どんどんどんどん色々な「美味しい木」が生まれることでしょう。 想像力の翼がばさー――っ!と広がる美味しい絵本です。 ※この作品はカラーです。
  • スネークダンス
    3.8
    1巻1,386円 (税込)
    芸術と出会う喜びと挑戦を描く青春小説。 芸術の都ローマで生まれ育った圭人は、古い町並みをスケッチするのが好きだった。父親が亡くなったことを機に母と日本に帰国する。 住みなれた土地を離れて引っ越してきた東京でも、スケッチしながら歩いていると、忍者のような姿の人が、スプレー缶を持ちダイナミックに落書きしている。 なんだこれ?! すごいな。 芸術と出会う喜びと挑戦を描く青春小説。
  • せかいいちれいぎただしいかいじゅう ボンバルボン
    4.3
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 すごく良い子なのでよろしくお願いします。 ザバーン!――ある日、海から大きな大きな怪獣が現れました。町は大さわぎです。ところがこの怪獣、とても礼儀正しくて…!? 絵本作家、漫画家、イラストレーター、アニメーション作家……数々の肩書きを持ち、愛すべきキャラクターを次々と世に送り出し続ける大人気アーティスト・キューライスさんが、またしても可愛すぎる!愛おしすぎる!キャラクターを生み出しました。その名は「ボンバルボン」。とても謙虚でいじらしくて、礼儀正しい怪獣です。これから、どうぞよろしくお願いします! 可愛くて可笑しくて、ちょっとシュール。そしてとーっても楽しい!そんな絵本です。 お子さまから大人の方まで、たくさんの方がボンバルボンと仲良くなって、笑顔になってくれるとうれしいです。 ※この作品はカラーです。
  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ 小公女セーラ
    4.0
    児童文学もジュニア文庫におまかせ! イギリスの寄宿学校に暮らす主人公のセーラは、裕福な家庭で育った気立ての優しい女のコ。 そんなセーラに突然不幸が訪れる。父親が亡くなって無一文の孤児となってしまうのです。 それまで優しく接してくれた先生や友だちの態度は一変、セーラを屋根裏部屋に追いやって下僕のように扱うのでした。 でも、セーラは決してへこたれません。持ち前の明るさで、どんなにひどい仕打ちにも耐え、頑張り続けます。 そんなある日、夢に描いていた魔法のような奇跡が訪れて……。 強く生きること、夢を見続けることの大切さを教えてくれる一冊です。 ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ 赤毛のアン 上
    -
    いちばん読みやすいアン〈ノーカット版〉。 カナダのプリンス・エドワード島で暮らす兄妹マシューとマリラは、 農場の仕事を手伝ってくれる男の子を引き取ることにしました。 ところが、やってきたのは、 赤い髪の毛をした11歳の女の子、アン・シャーリー。 一度はアンを孤児院に送り返そうとしたマリラですが、 アンのおしゃべりを聞いているうちに気持ちが変わってきて……。 大まじめに行動しているのに、 なぜか「わが人生最悪の悲劇」ばかりが訪れてしまうアンの毎日。 親友がほしい! おしゃれなワンピースを着たい!! 100年前もいまも女の子の願いはみんな同じです。 【小学校高学年以上対象】 ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
  • セミたちの夏(小学館の図鑑NEOの科学絵本)
    4.2
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 都会の限られた自然の中でたくましく生きる。 日本の夏は、いつもセミたちとともにめぐってきます。 いなかでも都会でも、その声はひびきわたります。 でも、セミたちの命は、夏の終わりとともにつきてしまいます。 成虫が生きていられるのは、たった2週間ほどなのです。 翌年の梅雨に、残された卵から幼虫が生まれ、土の中をめざします。 しかし、待ちかまえていたアリたちにつかまってしまい、 ほとんどの幼虫が命を落としてしまいます。 命からがら、土の中にもぐりこんだ幼虫は、ゆっくりと成長をして、 生まれてから5年目の夏に、ようやく地上をめざします。 いよいよ成虫へと羽化するときがきました。 メスのセミが卵を産んでからは、6年もたっています…… 都会のかぎられた自然の中でもたくましく生きるセミたち。 長い年月をかけて引きつがれていく命をとらえた写真絵本です。 【写真と文】筒井学(つついまなぶ) 1965年北海道生まれ。1990年より東京豊島園昆虫館に勤務。1995年から1997年まで昆虫館施設長を務める。その後、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、現在、同園に勤務している。昆虫の生態・飼育・展示に造詣が深く、昆虫写真家としても活躍している。 (底本 2012年7月発行作品) ※この作品はカラー版です。
  • センシュちゃんとウオットちゃん
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 個性派センシュちゃんのおいしい生活絵本。 ちょっと欲張りでとっても食いしん坊のセンシュちゃんとしっかり者のウオットちゃん。パンダサンタに出会ったり、タコの宇宙人と仲良くなったり、毎日びっくりすることがいっぱい!仲間に入りたくなっちゃう絵本です。 ※この作品はカラーです。
  • せんりのくつ ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~
    -
    【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 日本の昔話に登場する鬼は、怖いながらもユーモラスだったりお人よしだったり。そんな鬼が登場する昔話のひとつ「せんりのくつ」は、三人の兄弟が鬼の家から逃げ出して家までもどってくるまでの冒険物語です。 昔の人は、たとえ怪力で不思議な力を持っている鬼でも、人間が知恵と勇気をもって対処すれば勝てるのだと言いたかったのでしょう。一番下の弟が鬼の足からこっそりと千里の靴を脱がせ、その靴をはいて一気に鬼の追跡を逃れるクライマックス。ハッピーエンドの冒険物語をお子さまと一緒に堪能してください。 ※この作品はカラー版です。
  • ソラカラちゃん
    5.0
    東京スカイツリー「ソラカラちゃん」の絵本 2012年に開業する東京スカイツリーの公式キャラクターのステキなお話が読めちゃう! 遊べちゃう!絵本です。これを読めば、ソラカラちゃんやテッペンペン、スコブルブルのひみつ、東京スカイツリーのひみつが丸わかり!! たのしいお話3話収録のほか、めいろ、まちがいさがし、スカイツリークイズなど内容もりだくさんです。 【ご注意】※この作品はカラー版です。 ・見開き表示してご覧下さい(端末により表示できない場合があります) ・お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • そらまめとわらとすみ ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~
    4.3
    【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 鍋からこぼれた空豆と、風でとばされたわら、かまどから飛び出した炭が、一緒に散歩に出かける「そらまめとわらとすみ」は、昔話の1ジャンル「もののいわれの話」のひとつです。わらは火(炭)に弱く、火(炭)は水に弱い、そして空豆には黒い筋があることがお話の中に織り込まれています。さらには人の失敗を笑ってはいけないという教訓も短い話の中で語られており、昔話のたくみさを感じさせてくれます。 とはいえ、このお話の楽しみは、空豆とわらと炭のユーモラスなやりとり。読み聞かせの際には、ユーモアたっぷりにお話してあげてください。 ※この作品はカラー版です。
  • そらをとびたい
    4.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 空を飛んで撮影した写真で地球を体感! 鳥のように空を飛んだら、世界はどのように見えるのだろうか? 背中に大きなプロペラ付エンジンを背負って、飛ぶモーターパラグライダーに乗り、空から大地を撮影。 空の向こうに見えるのは、光が作り出す「天使の階段」、黄金に輝く雲、虹のリング……。 飛んでいる間に、雲や光が刻々と変化していき、想像もしていなかったような絶景にめぐりあう。 地球と一体になると、地球の声が聞こえてくる。 ※この作品はカラー版です。
  • 多甚古村 山椒魚(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 南国の海浜の村に新しく赴任してきた甲田巡査は平和を愛する好人物。その甲田巡査の日緑のかたちで綴られた「多甚古村」は、飄々とした著者独特の文体で、ジグザグした人間模様が生彩を放ちつつ展開される。この他、棲家である岩屋の居心地のよさにうっかりと2年間暮らすうち、一生外へ出られなくなってしまった山椒魚の狼狽と悲しみを描いた「山椒魚」など、機智的ユーモアとペーソスに溢れた井伏文学代表作参作品を収録。
  • ただいま
    -
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 誰かを思いやる気持ちに優しく寄り添う物語。 ポンちゃんはあらいぐまのぬいぐるみ。自慢のしましまのしっぽが取れてしまって、おもちゃの病院に送られてきました。病院には、お医者さんの治療を待っているたくさんのおもちゃがいました。ポンちゃんは、そんなおもちゃたちに悩んでいることを話しはじめるのでしたーーー。 大好きな人を大切に思うからこそ、悩んだり不安になったりすること、ありますよね。そんな気持ちにやさしく寄り添って励ましてくれる1冊です。 豊福まきこさんの繊細で美しく、そしてたまらなく可愛らしい絵で、この切なく心温まる世界をお楽しみください。 ※この作品はカラーです。
  • たねせんもんてん
    5.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 思いも寄らないことから生まれた幸せとは? たねせんもんてんには、ダイズとアズキというなかよし兄弟がいました。 ある日、ふたりは店で留守番をしていました。 おにいちゃんがいなくなったすきに  アズキはいいことを思いつきます。 いたずらっこのアズキはとってもうれしそう! ダイズが店に戻ると、次々とお客さんがやってきて、たねを買っていきました。 さて、アズキは何をしたのでしょうか? ※この作品はカラーです。
  • タマゴ王子 タマール
    -
    1巻1,485円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 タマゴの国からこんにちは。 それはタマゴの世界の物語。主人公は、タマゴの王子様・タマール。そのまんまるな体から、いろんなものを生み出すタマール。はてさて、そこから何が生まれるのやら?タマしいほっこりの、絵物語。タマールと執事タマゴ・ピーターとの、ゆる~いけれど、なんだか不思議な一日がはじまる!あなたとタマールの出会い、それはタマタマではない…かもしれない。 ※この作品はカラーです。
  • タレント絵本シリーズ1 ALL HAPPEN IS GOOD !
    -
    超人気モデルSHIHOのはじめての絵本がSHIHO本人の朗読付電子書籍で登場!ページをめくるたびに、SHIHOの優しい声が聞こえてきます。  「元気のないあなた、どうしたら元気になるの?」という、やさしい問いかけで始まるSHIHO初めての絵本は、悩んでいる人、元気のない人たちへ贈る彼女からのメッセージ。とてもキュートで、とてもポップな絵と写真が、読む人の心にハッピーシャワーを降り注いでくれるはずです。今は気がついていないかもしれないけど、あなたのまわりで起こっていることはみんな良いこと。それは素晴らしいおくりものなのです。 【ご注意】※この作品はカラー版です。 お使いの端末によっては、音声が再生できなかったり、画像サイズの関係で読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

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  • タレント絵本シリーズ5 Smile
    -
    ページをめくれば驚きの連続! 1枚ごとにタッチを変え、筆を変えて描かれた大貫亜美画伯の絵に、吉村由美先生が紡いだシンプルなストーリー。誰もが想像しなかった大胆な構成は、やっぱりPUFFYならでは。絵本の世界にも改革の嵐が吹き荒れる!? 【ご注意】※この作品はカラー版です。 お使いの端末によっては、画像サイズの関係で読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

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