作品一覧
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5.0【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 昔話の中では、代表的なほらふき話として知られる「ふしぎなたいこ」。「源五郎の天昇り」とも言われ、太鼓をたたくと鼻が自由自在の伸びちぢみする面白さが醍醐味です。似たようなお話は各地にあり、鼻を伸ばす不思議なツールも天狗の羽うちわだったり扇だったりとさまざま。 子どもたちは、鼻はどこまで伸びるのか知りたくなってしまった主人公の源五郎に自分を重ねてお話の中に引き込まれていきます。しかし天まで届いて動かなくなった鼻をちぢめようとしたら、今度は自分がつり上げられてしまうのですからスリルも満点。ワクワクドキドキ、スケールの大きな昔話です。 ※この作品はカラー版です。
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4.3【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 鍋からこぼれた空豆と、風でとばされたわら、かまどから飛び出した炭が、一緒に散歩に出かける「そらまめとわらとすみ」は、昔話の1ジャンル「もののいわれの話」のひとつです。わらは火(炭)に弱く、火(炭)は水に弱い、そして空豆には黒い筋があることがお話の中に織り込まれています。さらには人の失敗を笑ってはいけないという教訓も短い話の中で語られており、昔話のたくみさを感じさせてくれます。 とはいえ、このお話の楽しみは、空豆とわらと炭のユーモラスなやりとり。読み聞かせの際には、ユーモアたっぷりにお話してあげてください。 ※この作品はカラー版です。
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-【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 日本の昔話に登場する鬼は、怖いながらもユーモラスだったりお人よしだったり。そんな鬼が登場する昔話のひとつ「せんりのくつ」は、三人の兄弟が鬼の家から逃げ出して家までもどってくるまでの冒険物語です。 昔の人は、たとえ怪力で不思議な力を持っている鬼でも、人間が知恵と勇気をもって対処すれば勝てるのだと言いたかったのでしょう。一番下の弟が鬼の足からこっそりと千里の靴を脱がせ、その靴をはいて一気に鬼の追跡を逃れるクライマックス。ハッピーエンドの冒険物語をお子さまと一緒に堪能してください。 ※この作品はカラー版です。
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-【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 子どもはハラハラドキドキするお話が大好き。「三まいのおふだ」はそんな子どもたちにとても人気があり、日本各地に語り伝えられています。山で道に迷った小僧さんを親切にも家に泊めてくれたおばあさんが実はやまんばだった! 食べてやるぞと追いかけてくるやまんばから懸命に逃げる小僧さん。自らの機転と不思議な力をもつ3枚のお札のおかげで、お寺に生還できます。最後には和尚さんの知恵でやまんばが小さな豆になって人間に食べられてしまうというオチ。 地方によっては、お札の代わりに鏡とくしと針、あるいは3つの玉になっているところもあります。自分を助けてくれる不思議な力を持つ宝物があればと願う素朴な思いとともに、自分自身も勇気と知恵で危難に立ち向かっていこうと語りついでこられた昔話です。ちなみにやまんばは、人間を食べる老女の妖怪で、さまざまな昔話に登場します。 ※この作品はカラー版です。
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4.0【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 外灯が一切なく夜は真っ暗闇だった昔、人々はその暗闇にさまざまな魔物がひそみ、災いをもたらすと信じていました。人里近くにやってくるきつねやたぬきは、そんな魔物の化身の代表格で、そこからさまざまな化かし話が生まれました。 タイトルどおり「きつねとたぬきのばけくらべ」がテーマの昔話ですが、美しい花嫁に化けたきつねを、まんじゅうに化けたたぬきがやりこめるというユーモラスな展開。どんなに化けるのが上手でも、ほかほかとおいしそうなおまんじゅうの誘惑には勝てないというところがミソで、幼児もおおいに共感して、思わず笑い出してしまうかも。 ※この作品はカラー版です。
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5.0【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 「くわんくわん」の題名でも知られる「おはぎをたべたのはだれ」。おはぎは地方によって水飴、団子、甘酒などにかわったり、展開も微妙に変わったりしますが、笑い話としてはとてもポピュラーな昔話です。また笑い話では、小僧さんのとんちを引き立てるために、えらい和尚さんがけちだったり意地悪だったりすることもよくあります。これは地位もお金もない庶民の立場を小僧さんにだぶらせ、たくましく生きる知恵を伝えているのでしょう。 とはいえ笑い話は、ユーモラスな展開を素直に味わうことが大切です。あみださまをたたく音「くわんくわん」や、湯が煮えたぎる音「くったくった」など、小僧さんと和尚さんのやりとりを、お子さまと一緒に楽しんでください。 ※この作品はカラー版です。
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-【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 不思議な生まれ方をする昔話として、日本全国に広く語り伝えられている「うりこひめとあまんじゃく」。スリルとサスペンスに富む怖いお話として親しまれてきました。お話の展開や結末は地方によって異なり、うりこひめがより残酷な殺され方をするものから、あやうく助かるものまでさまざまです。機織りの上手な娘というのは、昔の人にとって理想的な女性の代名詞であり、それをたぶらかすあまんじゃんくは憎むべき存在です。うりこひめがなくなったあと、多くのきゅうりを実らせてくれるのは、悲しい死を乗りこえての豊作への夢を描いています。 読み聞かせの際には、うりこひめが機を織る「とっきんからりん、とんからりん」をリズミカルに、戸をあけるまでの、うりこひめとあまんじゃくとのやりとりのスリルたっぷりに語ってみてください。 ※この作品はカラー版です。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
絵本とばかにすることなかれ。
読んで良かったと思わせてくれた。
文は、数々の賞を受賞されている、あまんきみこさん。
よどむことのない流れるような文章は、絵とシンクロナイズし、ほんの十数分で読めるものだが、これ以上の説明はいらないどころか、余韻も残してくれる。
村上豊さんの絵も素敵。この方もいろんな賞を取られている。特に表紙の平敦盛を描く絵は、彼の結末を知るに、余計に心が騒ぐ。
「みやびな若武者の美しくも悲しい物語」と解説にあるように、源平の「一の谷の合戦」で敗れ敗走する平家にあって、舟に乗り遅れた僅か16歳の平敦盛(平清盛の腹違いの弟)が、同じ年頃の息子を持つ義経配下の武将熊谷直実に討た