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<北条五代と戦国時代>真説 早雲の出自/評定衆と支城配置
北条早雲は伊勢の素浪人ではなかった!?謎に包まれた早雲の出自を解き明かす。小田原評定衆はどんな機関?マイナスイメージを払拭。91の支城!?他に類をみない築城・地勢学。真説北条氏、バラエティ豊かに3編を収録。 -
<北条五代と戦国時代>父が氏康に遺した軍略・民政手法
父である氏綱から、遺言状という形で「帝王学」を学んだ、北条氏康。父の死を乗り越え、敵対勢力であった、扇谷上杉朝定を撃退する。用兵の優秀性、民政手腕。『小田原衆所領役帳』や『北条氏綱公御書置』などの資料を読みとき、隠れた人気者にせまる。 -
<北条五代と戦国時代>七つの支城・衆編成/家康江戸入りの真相
戦国時代まで、日本史の中心は京都であった。しかし応仁の乱によって政治の中心は地方へと散っていく。中でも注目される関東。三方面軍構想と「北条一族王国」、いまだ僻地であった江戸城を手にした徳川家康。戦国世、関東という地はどう扱われたのか。2編収録。 -
<北条五代と戦国時代>難攻不落!最強要塞 小田原城と戦国の城
戦国乱世を果敢に戦い、関東に覇を唱え続けた北条家。その五代百年におよぶ栄華を支えた居城――小田原城を徹底解剖! 策略家・豊臣秀吉も舌を巻いた鉄壁要塞の秘密とは? 北条家と幾度も刃を交えた上杉謙信ゆかりの城についても同時収録! -
<北条五代と戦国時代>百年の繁栄を支えた北条一族と家臣団目録
苛烈な戦国乱世にあって、約一〇〇年に渡り確固たる勢力を維持し続けた北条氏。その五代におよぶ繁栄を支えた、北条一族と家臣たちを紹介! 固い絆で結ばれた一族衆から、開祖早雲以来の宿将、関東の猛者たちを網羅。資料性の高い花押や印も数多く同時収録! -
<北条五代と戦国時代>北条家の未来を拓く! 北条氏康の三大血戦
権謀術数に長ける一方で、氏康傷といわれる二筋の傷を顔面に刻む豪傑でもあった北条氏康。後北条家の未来を拓くため、関八州の諸大名や武田信玄、上杉謙信らと激しい抗争を繰り広げた。その戦歴から三つの血戦を取り上げ、氏康の強さの秘密を探る! -
<北条五代と戦国時代>北条五代 支配の鉄則
およそ百年、五代に渡り関東地方を支配した戦国北条氏。その統治政策を徹底検証! 上杉謙信・武田信玄・今川義元ら強力な大名たちと、互角以上に渡り合えた理由とは? 家系図など豊富な図表も収録。安定した勢力を維持するための鉄則に迫る! -
北条氏の最後
甲斐・信濃への侵攻、神流川合戦、徳川家康との和睦から小田原征伐に帰結した豊臣秀吉との対立とその後まで。弱冠十八歳で当主となり、和戦両派の分裂のなかで板挟みとなった、北条氏直の軌跡をたどりながら、北条氏滅亡の道程を精緻に描きだす。 -
<北条早雲と戦国時代>記憶に残る 新井城攻防戦
相模の名族、三浦氏。北条早雲はその最後の戦いにおいて、三浦義同・義意父子を新井城に追いつめた。当初は力攻めで押し切るはずだった早雲も、要害堅固な新井城を前に、作戦を変更せざるをえなかった。記録と記憶に残る、北条早雲最後の戦い。 -
<北条早雲と戦国時代>享年八十八の大往生
北条早雲、永正16年(1519)88歳で没する。足利義視の近士として仕えていた早雲は、戦国時代の幕開けと同時に、歴史の表舞台へと躍り出た。伊豆への侵入、小田原城攻略、相模平定。暴れに暴れたその人生。風雲児と呼ばれる男の全記録。 -
<北条早雲と戦国時代>動乱の関東に早雲台頭す!
一四九一年、北条早雲伊豆に侵攻す! 戦国時代のはじまりを告げる事件の背景には、室町幕府による統治の失敗と、その後に訪れた擾乱に揺れる関東の情勢があった。複雑に入り組んだ関係を丁寧に解きほぐし、群雄割拠の戦国関東地方への理解を深める一冊! -
<北条早雲と戦国時代>背後に今川氏? 下剋上の内幕
戦国屈指の梟雄として知られる北条早雲。その台頭のきっかけとなった伊豆乱入の背景を分析! その過程で浮かび上がってきた、早雲と主家今川氏との本当の関係性とは? 今川氏の家臣として活躍した早雲が、戦国大名への道を歩むまでの軌跡を追う! -
<北条早雲と戦国時代>北条五代百年の基盤
およそ一〇〇年に渡り、関東一円に覇を唱え続けた戦国北条氏。その基礎を築いた開祖早雲の戦いを徹底検証! 伊豆乱入にはじまり、関東上杉氏との抗争から、名族・三浦氏との死闘までを網羅。戦国乱世の始まりを告げた下剋上の物語を堪能する! -
北条綱成
「地黄八幡」の旗印の下、数々の合戦でその名を轟かした北条綱成。彼の存在なくして、北条氏の関東制覇はありえなかった――。駿河今川氏の猛将・福島正成の嫡男として誕生した北条綱成は、天文五年に起きた今川家の内紛「花倉の乱」を機に、関東北条氏二代目の氏綱の信頼を受けて北条一門に迎えられる。綱成は闘将の資質を遺憾なく発揮し、「北条の楔」として関東の要衝を押さえ、甲斐武田、越後上杉など数多の強敵と激戦を繰り広げる。日本三大夜戦の一つとして知られる「河越夜戦」では、八万にもおよぶ上杉憲政・上杉朝定・足利晴氏連合軍を寡勢で迎え撃ち、北条方の大逆転勝利に大きな役割を果たした。また、晩年には三代目・氏康の名代として外交手腕を発揮。綱成がもう少し長生きをしていたならば、豊臣秀吉による小田原征伐の行方も違っていたのではないか……。北条軍の先鋒として無類の強さを誇った「地黄八幡の闘将」の生涯を描く力作歴史小説。 -
北条政子
伊豆の豪族の娘と生まれ、源頼朝に嫁いだ政子。歴史の激流にもまれつつ乱世を生きた女の人生を直木賞作家が描いた。 直木賞作家、永井路子が描く王朝貴族の野望と葛藤。 藤原道長亡き後、王朝社会を操る黒幕となった息子藤原能信。 皇子誕生を巡る貴族たちの思惑と歴史に翻弄される人々がたどる数奇な運命。 『この世をば』に続く平安朝の物語を直木賞作家、永井路子が彩り豊かに描く。 【著者プロフィール】 大正14年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業後小学館に入社し、『女学生の友』『マドモアゼル』の編集者を務める。 小学館時代から歴史小説を執筆し始め、昭和39年『炎環』で直木賞を受賞。その他にも吉川英治文学賞を受賞した『雲と風と』等多くの素晴らしい作品を世に送り出している。 男性的目線になりがちな歴史人物や歴史事件を解きほぐし、その陰になりがちな女性にも焦点をあて、歴史上の人物、出来事を鮮やかに浮かび上がらせる作風は、歴史小説に新風を巻き込んだものと評価されている。< また、直木賞受賞作品である『炎環』、『北条政子』などは、NHK大河ドラマ『草燃ゆる』(1979年)の原作として、また『山霧 毛利元就の妻』『元就、そして女たち』などは、同じくNHK大河ドラマ『毛利元就』(1997年)の原作としても知られている。 -
北条義時
「2022年ドラマ主人公」。時代小説の旗手が満を持して長編書き下ろし! 鎌倉幕府第二代執権・北条義時。源頼朝の伊豆での旗揚げ時から忠義を尽くし、 頼朝にすべてを学んだ男。常におごらず、源三代の「鎌倉殿」に仕えながら、 時に影の如き冷徹さを兼ね備えた武将である。 頼朝死後、繰り返される権力の座を巡る幕府内の抗争。次々と滅んでいく幕府開闢の功労者たち。 そして三代将軍実朝が暗殺され、朝廷が義時追討の宣旨を発した時、 「不動」の男がついに動く! 迫る朝廷軍。承久の乱を目前に義時は―― はたして義時は「運」だけでのし上がったのか、それとも…… -
「方面軍司令官」任命で読む、秀吉・勝家・光秀に対する信長の評価
織田信長は、広大な領地支配を「方面軍」という形で諸部将に分担させている。北陸方面軍司令官、柴田勝家。中国方面軍司令官、羽柴秀吉。近畿方面軍司令官、明智光秀。それぞれの合戦を詳細に分析しながら、信長が最も評価した人物を推理する。 -
火影に咲く
「川というのは無慈悲なものよ。絶えず流れて一時たりとも同じ姿を見せぬのだから」(詩人・梁川星巌×妻・張紅蘭「紅蘭」)/「わしにもいつか、そねーな日が来よるかのう。日なたを歩ける日が」(長州藩士・吉田稔麿×小川亭の若女将・てい「薄ら陽」)/「死んだって、生きてるんだよ。なにひとつなくならない。あたしが、あの人を慕っていたことも、あの人があたしを何より大事にしてくれていたことも」(新選組・沖田総司×労咳病みの老女・布来「呑龍」)――。新選組の沖田総司や土方歳三、吉田松陰門下生の高杉晋作や吉田稔麿、西郷隆盛らとともに戊辰戦争へと突き進む中村半次郎……。幕末の京を駆け抜けた志士たちも喜び、哀しみ、そして誰かを愛し、愛された。激動の歴史の陰にひっそりと咲く“かけがえのない一瞬”を鮮やかに描き出す全6編を収録した短編集。 -
北斎まんだら
信州小布施の豪商、高井家の惣領息子・三九郎は、かの有名な絵師の葛飾北斎に会うために江戸へやって来た。浅草の住まいを訪ねてみると、応対してくれたのは娘のお栄。弟子入りを志願するもまともには取り合ってもらえず、当の北斎はどこかへ出かける始末。美人画で有名な絵師の渓斎英泉こと善次郎にはかまってもらえるが、火事見物につき合わされたり、枕絵のモデルをやらされたりで、弟子入りの話はうやむやのまま。そんな折、北斎の放蕩な孫・重太郎が奥州から江戸に戻ってきたことが伝わる。同じころ、北斎の枕絵や鍾馗の画の贋作が出回る事件が出来し、重太郎に疑いの目が向けられるが……。 -
北辰の門
疫病に荒れた世を建て直す救国の英雄か、 古代社会を破壊する稀代の逆賊か。 謎多き人物の実像に、直木賞作家の筆が迫る。 時は天平。都には天然痘が蔓延し、朝廷にて我が世の春を謳歌していた藤原一族も権勢に陰りを見せていた。その中において、ひとり異彩を放つ男がいた。藤原仲麻呂(恵美押勝)。祖父・不比等や父・武智麻呂の血を色濃く受け継いだこの男は、叔母の光明皇后や次代の天皇である阿倍内親王の寵愛を受け、急激に頭角を現していく。だが仲麻呂は、祖父や父も持ちえなかった、危険な野望を胸に宿していた。北辰の門――この国の皇帝となる道を開こうとした男の、鮮烈なる一生。 -
細川忠興
戦国時代きっての文化人大名・細川幽斎の長子であり、信長・秀吉・家康という天下取りの主役三人に仕え、肥後熊本藩54万石の礎を築いた細川忠興。文武両道の名将ながら、賤ケ岳七本槍のような華麗な武功談もなく、文化人としても父親の陰に隠れがちである。しかし、本能寺の変や関ヶ原の合戦といった重大な転機に誤ることなく進退し、ついに細川家を磐石たらしめた器量にはなみなみならぬものがあるといえる。本能寺の変では、妻の玉子(細川ガラシャ)が明智光秀の娘であるにもかかわらず、かえって愛妻を幽閉して秀吉に従った。関ヶ原の合戦では、玉子が西軍の人質になる前に自害、さらに戦後は二人の息子が細川家を去るという悲劇に見舞われる。武功を重ね、千利休の高弟でもあった男は、妻や子を失うという犠牲を払いながら、厳しい現実のなかを生き抜いたのである。乱世から太平の世へと激変する時代背景を描きながら、細川忠興の生涯をたどった評伝小説。 -
螢草
NHKでもドラマ化された心温まる名作 16歳の菜々が奉公に上がった風早家には、身分の分け隔てなく接してくれる主の市之進、優しい奥様の佐知と二人の可愛い子供たちが居た。 そそっかしいが、とことん真っすぐな性格の菜々は、失敗しながらも風早家に精一杯尽くしていく。 実は、菜々は武家の出。藩内の不正を明らかにしようとした父が切腹に追い込まれた後、出自を隠し母方の実家に身を寄せていた。 やがて佐知は結核で亡くなり、藩内の不正を正そうとする市之進も卑劣な謀略に嵌められる。 黒幕は無念の死を遂げた父の仇だった。 風早家の幼き二人の子を守るため菜々は孤軍奮闘し、一世一代の大勝負にでる──。 NHKのBS時代劇でドラマ化(清原果耶さん主演)されている痛快な時代エンターテインメント! -
螢丸伝奇
荒木又右衛門が、宮本武蔵が、そして柳生十兵衛が剣戟の火花を散らす! 世の乱れを嘆き、阿蘇に眠る伝説の神刀“螢丸”を求めて旅立った沢庵和尚の弟子・化龍。だが、彼の理想とは裏腹に前途には血の匂いが…。 江戸時代初期の武芸者、荒木又右衛門、宮本武蔵、柳生十兵衛、松山主水などの剣豪が登場。瑞々しい感覚と圧倒的な迫力で展開する時代伝奇ロマン。 ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年『中風越後』で小説CLUB新人賞佳作を受賞してデビューする。おもな作品に『黄金無双剣』、『裏小路しぐれ傘』(ともに学研)、『書院番殺法帖』(ミリオン出版)、『かぶき奉行』(ベストセラーズ)など著書多数。 -
ほのか魔界帖
蔵前の大店に盗賊が入り、一家皆殺しのうえ火を点けた。隣で絵双紙屋を営んでいた新吉の家も燃えて二親は焼け死んだが、新吉は命からがら逃げ出し事なきを得る。 頼る先もなく町をさまよい、死をも覚悟した新吉だが、神田の町外れのお堂で妖しい美女と出会ったことから、彼の運命は激変。虚弱だった新吉は仄香と名乗る美女から不思議な気を授り、別人のように生まれ変わったのだ。 破落戸に絡まれていた小間物屋の娘を助けたことから、彼女の店で仕事を得た新吉。次々と舞い込む幸運だが、八丁堀同心の瓜生千之助に蔵前の火付け盗賊の仲間ではないかと疑われ……。 妖しの美女が無垢だった若者を翻弄する、書下ろし新シリーズ! -
火群の森
鼈甲を思わせる深い鳶色の膚と炎燃え立つ赤い髪……斑鳩の里“ぬばたまの館”の若き主であり、次期天皇と噂される父を持つ蜂子は、その異貌のためにひっそりと時を過ごしていた。かたや、桜の薄桃の花びらの如く優しく儚い容貌を持つ厩戸皇子は、救世観音の化身として、飛鳥の京で華やかな世界の中心にあった。蘇我馬子と物部守屋の政略の渦の中で、二人の皇子はたがいに激しい憧憬を抱く。光と闇、生と死の交錯の果て、日出る国を現前させる魂たちの荘厳な営み。歴史長編ロマン。 ●榊原史保美(さかきばら・しほみ) 東京都出身。立教女学院を経て中央大学文学部哲学科卒。1982年『小説JUNE』創刊号の最優秀投稿作に選ばれ、「螢ケ池」でデビュー。1985年、初の単行本、『龍神沼綺譚』を上梓。以降、民俗学、宗教学の素養を生かし、形而上学的テーマを昇華させた作品『鬼神の血脈』『荊の冠』等、多数発表。美意識に貫かれた作風により、「耽美小説の草分け的存在」と称されることも多い。1995年発表の『蛇神 ジュナ』より、ペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めている。趣味は、陶芸、写真、近代建築・ギャラリー巡り。 -
本日も晴天なり 鉄砲同心つつじ暦
時は幕末。江戸城下、大久保の地。長く泰平の世が続き、代々この地を守ってきた鉄砲同心たちは、火薬の原料を転用したつつじ栽培の内職に励み、家計の足しにするようになった。礫(つぶて)家の丈一郎も三十すぎだが、つつじ栽培の内職に専念する毎日。父の徳右衛門が老いても家督を譲らぬためと、小禄の家計を助けたいからだ。ある日、父を訪ねて同役だった貫田が来る。田安家家老の俳諧の会に入りたいから仲介してくれというのだが……。銃の代わりに鋏を握る丈一郎が、礫家を巻き込む様々な事件に果敢に立ち向かう。喧嘩も笑いも絶えない丈一郎一家の、温かな〈お江戸家族小説〉。 -
本所おけら長屋
本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の八五郎、後家女のお染など、ひと癖ある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。それもそのはず、お金はないけど人情に厚く、かっとくるけど涙もろい。自分より他人のことが気になって仕方がない。こうした面々が、12世帯も軒を並べているのだ。そんなある日、わけあり浪人・島田鉄斎がやってきた。津軽の某藩を辞去し、江戸へ流れてきたのだ。剣の腕がたち、冷静に物事に対処できる鉄斎は、おけら長屋の連中が頼りにする心強い「旦那」。鉄斎を迎えて、何かと騒がしい長屋の面々が遭遇する事件とは……。著者は、本所育ちで演芸の台本などで複数の受賞歴を誇る手練の書き手。今回は満を持して、文庫書き下ろし時代小説に初挑戦。2013年本屋大賞作家・百田尚樹氏も「この小説には、やられた!」と太鼓判の出来ばえ。江戸落語さながらの笑いと人情にあふれる作品世界をとくとご堪能あれ! -
本所おけら長屋【お試し読み版】
あの大人気シリーズの電子書籍化を記念して、「お試し読み版」を無料配信! 本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の万造、後家女のお染など、ひと癖もふた癖もある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。それもそのはず、お金はないけど人情に厚く、かっとくるけど涙もろい。自分より他人のことが気になって仕方がない。こうした面々が、12世帯も軒を並べているのだ。そんなある日、わけあり浪人・島田鉄斎がやってきて……。あの島田鉄斎がおけら長屋の住人となったいきさつが分かる第一巻『本所おけら長屋』収録の「かんおけ」、さらに著者畠山健二氏へのインタビューが一冊になった「お試し読み版」です。実際に本所で育ち、演芸の台本など複数の受賞歴を誇る手練の著者にしか書きえない、江戸落語さながらの笑いと涙、人情にあふれる新感覚時代小説。そのエッセンスと創作秘話、作品への熱い思いをお楽しみください。 -
本所おけら長屋【お試し読み版・つじぎり】
江戸は本所亀沢町にある貧乏長屋「おけら長屋」。万造、松吉の「万松」コンビを筆頭に、左官の八五郎・お里夫婦や後家のお染、浪人の島田鉄斎ら個性的な面々が住んでいる。人情とお節介で下町界隈でも名高い「おけら長屋」では、今日も笑いと涙の“珍”騒動が巻き起こって……。近頃、江戸では辻斬りが出没すると騒がれている。そんな中、おけら長屋の住人・佐平が辻斬りに襲われ、重傷を負った。万造、松吉らは佐平の敵討をしようといきり立つが、辻斬りではないかとの疑いがかかった長屋の浪人・鉄斎が、奉行所に連れていかれてしまう。鉄斎の無実を証明しようと、長屋の住人たちはそれぞれの得意分野を生かして奔走するが……。いつもは長屋の騒動を解決してくれるなど、住人の信頼があつい鉄斎が危機に陥ったときに、住人たちが立ち上がる様に胸が熱くなる『本所おけら長屋(二)』収録の「つじぎり」、さらに登場人物たちの名セリフや名場面の紹介など、「本所おけら長屋」の世界をさらに楽しめる情報が満載の「お試し読み版」です。ぜひお気に入りのキャラクターを見つけて、おけら長屋の世界に浸ってください。 -
本所松竹梅さばき帖
本所回向院の裏手、相生町の路地にともる三つの紅い灯り。すし、てんぷら、そば、と印された軒提灯は、松吉、竹吉、梅吉の三兄弟が江戸料理の三種の神器というべきものをひとところで味わえるようにと構えた、三軒の見世のものだった。この路地を訪れる人びとはさまざまだ。元本所方同心の隠居とその息子、居合の道場主、船大工に火消し、噺家師弟に戯作者。身分を超えて互いを助け合う人びとは、老い先短い噺家の最期の願いを叶え、悪の道に迷う若者の危難を救い、ふと綻びた人情の機微を繕う……。うまい料理のぬくもりで人の心を癒す、松竹梅三兄弟となじみたちの姿を描く、江戸料理小説の新シリーズ。 -
本多作左衛門(ほんださくざえもん)
本多作左衛門は、日本一短い手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を書いた武将として知られている。彼が生きた時代は、戦国の世から泰平の世へと、価値観が激変した時代。時代が変れば、時代が求める価値観に沿うように生きるのが常識的な考え方だが、いつの世にもその器用さに欠ける人物はいるものである。本書の主人公、本多作左衛門が、まさにそれに当る人物だった。「一筆啓上云々」の手紙でもわかるように、簡にして要を得る言動こそ武将の生き方と信じて疑うことを知らなかった「気骨の男」。是を是とし、非を非とする作左衛門の生き方は、いつしか「頑固者」として周囲の者の目に映るようになっていった。「聞き分けのよさ」が幅をきかす時代に、「君(主人)、君たらざれば、臣(部下)、臣たらず」の精神を貫いたのである。その場の空気、周囲の目を気にしがちな現代人にとって、自分の真実を考えさせられる一冊である。 -
本多平八郎忠勝 家康軍団最強の武将
「家康に過ぎたるものが二つある。唐の頭に本多平八」……唐の頭とは徳川軍の武将がよくつけた兜の飾りであり、そして本多平八とは、生涯五十七度の合戦でついにかすり傷一つ負わずに華々しい武功を上げた不死身の武将本多平八郎忠勝である。そそり立つ鹿角の兜と黒鎧、金色の数珠を首から下げ、自慢の長槍「蜻蛉切り」を手に敵陣へと斬り込む勇姿には、信長が最大級の賞賛を与え、秀吉は配下に加えんと熱望したという。本書は、徳川四天王の一人にして、負け知らずの斬り込み隊長。高名なわりにはその実像が明らかでない戦国武将の生涯を、巷間伝えられる剛将としてばかりではなく、知略を兼ね備えた参謀としても活躍する若武者時代を中心に描く長編歴史小説。歴史好きにとっては、山岡荘八の『徳川家康』や隆慶一郎の『影武者徳川家康』などで縦横無尽に活躍する忠勝は、特にファンが多い武将である。今まで渇望されていた人物伝の待ちに待った登場である。 -
本能寺異聞 信長と本因坊
戦国武将は歴史を動かす碁石に過ぎぬのか? 囲碁名人・本因坊算砂の息が止まりかけた。 「信長公の首級は何処にある」 大御所・徳川家康のたった一言で、「炎の記憶」を呼び覚まされた算砂は沈黙せざるを得なくなった。 大坂の陣が勃発する七年ほど前、慶長十二年師走、駿府城で対局中の出来事だった。 日海と名乗っていた若かりし頃の算砂は、戦国の時流に弄ばれ、本能寺の変の渦中に放り込まれていたのだ。 行方知れずの織田信長の亡骸、底知れぬ明智光秀の本意、茶会や連歌の会、安土築城などの不気味な闇。 武将の松永久秀・荒木村重・佐久間信盛・斎藤利三ら、五摂家筆頭・近衛前久、連歌師・里村紹巴、堺商人・小西隆佐、雑賀衆・鈴木孫一と善住房、薬師・曲直瀬道三、神主・吉田兼和、宣教師・オルガンティーノたちは、天下布武という棋譜の碁石に過ぎないのか? 若き法華僧の名棋士が、戦国人の傍らで見た歴史を描く、刮目の長編歴史小説。 本能寺の変の真相を読み解く! ※この作品は単行本版『絶局 本能寺異聞』として配信されていた作品を改題した文庫本版です。 -
<本能寺の変>全国有力大名たちの動向
本能寺の変は、有力大名たちを動揺させた。徳川家康、毛利輝元、上杉景勝、北条氏直、長宗我部元親。本能寺の変、そして翌年の賤ヶ岳の戦い。それぞれの思惑が錯綜する。笑う者あれば、泣く者あり。本能寺の変の余波に揺れる、5大名、5編を収録。 -
本能寺の変 つくられた謀反人 光秀
歴史上語られていることが、時として誤っている場合もある。織田信長は明智光秀に夜討ちをかけられ自害。400年以上も語り継がれるこのクーデターの有力説を覆す驚愕の書。著者の十三代先祖は、江戸幕府旗本の牧長勝。初めは織田信長に仕え、下間頼廉の三女を妻に迎える。天正7年(1579年)に、頼廉の長女の夫・荒木村重が信長に謀反を起こしたとして、一族が殺害され丹波に避難したと伝えられている。著者の母は、知将明智光秀と荒木村重の冤罪を晴らすようにと言い残して黄泉の国に旅立った。先祖の心が子孫に伝達される事象は科学的に証明できると説く学者も多い。「先祖の心は魂を媒介にして、子孫の脳に意識として遺伝する」、「先祖を高めれば、子孫も繁栄する」ともいう。本書は、逆賊・卑怯者と蔑まされた光秀・村重両人の汚名返上を期して、先祖の心を知り、先祖の魂の叫びを創作し、読者に一石を投じるものである。 -
<本能寺の変の真相>「黒幕」は公家か?
本能寺の変の真相は、いまだ歴史史上最大の謎とされている。織田信長に並々ならぬ敬意を抱いていた明智光秀は、なぜ謀反をおこしたのか。光秀の後ろに、公家の影。本能寺の変の真相やいかに。 -
<本能寺の変>ひっくり返った下剋上
下剋上とは一体何か。家臣が主を倒し、その実権を奪うという行為は、なにも戦国時代に限ったことではない。なぜ下剋上は「悪」なのか?いつ成り上がることが「悪」となったのか?また戦国最後の下剋上、本能寺の変を再考する。めったに見れない「下剋上の歴史」。 -
本丸 目付部屋
権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く清々しき十人の侍たち 仮令、老中の事たりとも、非曲あらば言上すべし── 「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する。 「武家の鑑」目付の活躍! 早朝、大名の行列と旗本の一行がお城近くで鉢合わせ、旗本方の中間がけがをしたのだが、手早い目付の差配で、事件は一件落着かと思われた。ところが、目付の出しゃばりととらえた大目付の、まだ年若い大名に対する逆恨みの仕打ちに、目付筆頭の妹尾十左衛門は異を唱える。さらに大目付のいかがわしい秘密が見えてきて……。正義を貫く目付十人の清々しい活躍。 -
本屋が選ぶ時代小説大賞2011~2020【文春e-Books】
2010年代の読むべき作品がわかる! 珠玉の時代小説リスト 前年10月からその年9月までの1年間に刊行された時代小説の中から、 ベテラン書店員がその年一番面白いと思った作品を選ぶ「本屋が選ぶ時代小説大賞」。 毎年「オール讀物」12月号で発表される同賞は、2020年で10回目を迎えました。 第1回から第10回までの大賞作は、平安から昭和まで、主人公も仏師や武将、女性歌人など時代小説の豊かさを表す傑作揃い。 「オール讀物」に掲載の歴代受賞者インタビューをはじめ、各年の読むべき時代小説20〜30作品の紹介が一冊になりました。 第10回(2020年)の選考会の様子、澤田瞳子・朝井まかてによる歴代受賞者対談も特別収録。 2010年代の時代小説の魅力を網羅した完全保存版です。 <歴代大賞作品> 2011 第1回『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』伊東潤 2012 第2回『満つる月の如し』澤田瞳子 2013 第3回『一路』(上・下)浅田次郎 『恋歌』朝井まかて 2014 第4回『異国合戦 蒙古襲来異聞』岩井三四二 2015 第5回『もののふ莫迦』中路啓太 2016 第6回 『室町無頼』垣根涼介 2017 第7回『会津執権の栄誉』佐藤巖太郎 2018 第8回『葵の残葉』奥山景布子 2019 第9回『熱源』川越宗一 2020 第10回『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』永井紗耶子