北条政子

北条政子

1,001円 (税込)

5pt

2022大河ドラマ主人公・北条義時の姉にして、源頼朝の妻。
彼女はいつも動乱の渦中にいた。

伊豆の豪族・北条時政の娘に生まれ、
流人源頼朝に遅い恋をした政子。やがて夫は平家への叛旗をあげる。
源平の合戦、鎌倉幕府開設――
御台所になった政子は、実子・頼家や実朝、
北条一族、有力御家人達の間で自らの愛憎の深さに思い悩む。
歴史の激流にもまれつつ乱世を生きぬいた女を描き、
NHK大河ドラマ「草燃える」原作にもなった傑作歴史長編。

解説・大矢博子

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北条政子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月22日

    大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉時代に興味を持った。ドラマは北条義時視点だったが、本書は姉の政子視点で描かれている。
    登場人物が多く、背景についての解説も少ないため、ドラマを見ていなかったら途中で脱落していたと思う。ドラマ視聴後の読書のため、登場人物の顔とキャラクターが生き生きと思い出されて楽しく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月15日

    女性目線で描かれた北条政子伝。細かい心の動きが丁寧に描写されていて引き込まれます。
    欲を言えば、実朝暗殺のところで終わってしまっているので、承久の乱まで見たかったというのはあります。

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    Posted by ブクログ 2022年06月15日

    歴史の授業でしか北条政子に触れてこなかった私は、鎌倉殿の13人で興味を持ち購入。

    従来の冷たいイメージだった北条政子が、娘や妻、母として悩みながら生き抜く姿が生き生きを描かれていた。ちょうど鎌倉殿〜を見ながらの読書だったので、小池栄子の小気味良い政子像とも重なり、とても面白く読めた。

    時代物は登...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月20日

    岩下志麻の政子役が懐かしい大河ドラマ「草燃える」の原作の一つ。永井さんの確かな史観による名作で、下手な解説書より分かり易く、読み易い。頼朝挙兵から実朝暗殺までの世の中。源氏の骨肉の争い、まるでヤクザの抗争のような血で血を洗う権力闘争の中で、妻・母・祖母、或いは一人の女としてオロオロし、葛藤する血の通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月26日

    桜田晋也氏は政子が黒幕説をとっているが、永井路子氏は外野が黒幕で実朝が殺されたのは乳母同志の争いとのこと。
    頼家、実朝が悪人のように書かれていて吾妻鏡は読む人によって歴史の流れは一緒なのに解釈が全然違ってくる。
    桜田晋也氏はこれでもかと言うぐらい政子を貶め、極悪のように書いているのでこの本を読んで心...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月29日

    愛する者のためにただの女で、妻で、母で、祖母でたまたま御台所だった。うまく歯車が噛み合わない。時代に翻弄されてしまったね。

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    Posted by ブクログ 2023年04月02日

    大河ドラマでこの時代と北条政子に興味を持って手に取った。頼朝との出会いから実朝暗殺まで、文庫本で約600頁、ボリュームのある作品だった。

    昨年の大河が「マンガ日本の歴史」なら、こちらは少女漫画「北条政子」のようだったが、解説にも史実に基づいての歴史解釈がしっかりしているとあるように、改めてこの時代...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月11日

    北条政子を主人公とした歴史小説。北条政子は悪女イメージが強いが、愛に生きた人と描かれる。北条政子の生き方は現代人にも刺さる。大姫の存在は現代人のメンタルヘルス問題にも通じる。

    木曽義孝を殺されて心を閉ざした大姫を見て源頼朝は「大丈夫か」と尋ねる。政子は「わかりません」と答える。どう見ても大姫は大丈...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月05日

    大河ドラマの影響で、北条政子その人に興味を持った。
    政子の心の動きを細やかに捉え、鮮やかに描いている。
    時代の波が容赦なく政子を悲しみに陥れる。
    果たして本当に彼女は悪女だったろうか。
    この本では政子を悪女としては書いていない。
    一人の女、一人の妻、一人の母、一人の祖母として書かれている。
    妬みや恨...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月08日

    北条政子。まさに波乱万丈の生涯であった女性の物語である。夫である頼朝、大姫、三幡、頼家、実朝、そして公暁と次々と身内をなくしていく。
    母であり、女である政子は、最後には尼将軍として、京の都に対抗すべく、坂東武者の世の中を支えていく。

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