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Posted by ブクログ 2023年02月22日
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉時代に興味を持った。ドラマは北条義時視点だったが、本書は姉の政子視点で描かれている。
登場人物が多く、背景についての解説も少ないため、ドラマを見ていなかったら途中で脱落していたと思う。ドラマ視聴後の読書のため、登場人物の顔とキャラクターが生き生きと思い出されて楽しく...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月15日
歴史の授業でしか北条政子に触れてこなかった私は、鎌倉殿の13人で興味を持ち購入。
従来の冷たいイメージだった北条政子が、娘や妻、母として悩みながら生き抜く姿が生き生きを描かれていた。ちょうど鎌倉殿〜を見ながらの読書だったので、小池栄子の小気味良い政子像とも重なり、とても面白く読めた。
時代物は登...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月20日
岩下志麻の政子役が懐かしい大河ドラマ「草燃える」の原作の一つ。永井さんの確かな史観による名作で、下手な解説書より分かり易く、読み易い。頼朝挙兵から実朝暗殺までの世の中。源氏の骨肉の争い、まるでヤクザの抗争のような血で血を洗う権力闘争の中で、妻・母・祖母、或いは一人の女としてオロオロし、葛藤する血の通...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月26日
桜田晋也氏は政子が黒幕説をとっているが、永井路子氏は外野が黒幕で実朝が殺されたのは乳母同志の争いとのこと。
頼家、実朝が悪人のように書かれていて吾妻鏡は読む人によって歴史の流れは一緒なのに解釈が全然違ってくる。
桜田晋也氏はこれでもかと言うぐらい政子を貶め、極悪のように書いているのでこの本を読んで心...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月02日
大河ドラマでこの時代と北条政子に興味を持って手に取った。頼朝との出会いから実朝暗殺まで、文庫本で約600頁、ボリュームのある作品だった。
昨年の大河が「マンガ日本の歴史」なら、こちらは少女漫画「北条政子」のようだったが、解説にも史実に基づいての歴史解釈がしっかりしているとあるように、改めてこの時代...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月11日
北条政子を主人公とした歴史小説。北条政子は悪女イメージが強いが、愛に生きた人と描かれる。北条政子の生き方は現代人にも刺さる。大姫の存在は現代人のメンタルヘルス問題にも通じる。
木曽義孝を殺されて心を閉ざした大姫を見て源頼朝は「大丈夫か」と尋ねる。政子は「わかりません」と答える。どう見ても大姫は大丈...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月05日
大河ドラマの影響で、北条政子その人に興味を持った。
政子の心の動きを細やかに捉え、鮮やかに描いている。
時代の波が容赦なく政子を悲しみに陥れる。
果たして本当に彼女は悪女だったろうか。
この本では政子を悪女としては書いていない。
一人の女、一人の妻、一人の母、一人の祖母として書かれている。
妬みや恨...続きを読む
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