鳳凰の船

鳳凰の船

704円 (税込)

3pt

4.7

明治初期の函館。洋船造りの名匠と謳われたものの、いまや仏壇師としてひっそり暮らす続豊治。だが若き船大工との邂逅により、再び奮い立つ/表題作。初代北海道庁長官・岩村通俊、イギリス人貿易商・ブラキストンなど、北海道開拓期に名を刻んだ者たちの逡巡や悔恨、決意を叙情豊かに描きあげた五編。第7回歴史時代作家クラブ賞受賞作。

...続きを読む

鳳凰の船 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年11月10日

     『楡の墓』で、すっかりこの作家のファンになってしまった。何よりも美しく正しい文章による正統派の小説作品であること。読んでいて心地よい日本語なのである。言葉とはかくも素敵なものなのか。改めてそう思わせてくれる作家は、実はそう多くないので貴重である。

     さらに素敵なのが、北海道開拓をテーマに、多くの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月07日

    幕末明治の頃の函館が舞台。異人さんたちが暮らしやすい土地にしようとしている様、技術を学び建造する人達の情熱。芯の通った生き方をしたいと思う。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月14日

    この短編集の舞台は、主に幕末から明治にかけての函館。
    西洋船を造る船大工「鳳凰の船」外国人の妻となった日本女性「川の残映」ブラキストン邸に働くこととなった孤児「函館札」北海道初代長官、岩村通俊の話「野火」は札幌の出来事になる。

    北海道の歴史を踏まえながら、人のドラマを描くことで、歴史がよりリアルに...続きを読む

    0

鳳凰の船 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

双葉文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

浮穴みみ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す