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-量は質を呼ぶ スポーツや絵画の世界でよく使われる言葉であるが、川柳界では「多作多捨」がよく使われる。 一方で「下手な鉄砲も数打てば当たる」という見下げた言葉もある。川柳作家を目指す皆さんに言うのは憚られるが、浅学のわたしにはピッタリと実践している言葉である。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 山口を代表する川柳作家・富田房成の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「不離不即うすむらさきの中にいる」。 不離不即うすむらさきの中にいる 愁眉が開いてまた時が流れ出す 洗われて洗いやさしくなってゆく あの虹を抱く山裾に君が住む 活きているフリーハンドで引いた線 明日開く花に踏まれた痕がある 糸口が見つかるまでは剥ぐキャベツ
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-ライフ イズ ポエム 川柳もまたポエムである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 福岡を代表する川柳作家・中山仁美の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「今生のシテをとことん舞い終える」。 日めくりのその日その日を旬にする 夢売りがこぼして行った夢拾う 一日一善心に小さい虹を抱く さわやかに第二志望で生きている 四捨五入すれば幸せ組にいる 喝采は無いが真っ赤なバラを買う 人間に生まれて夢を見ています
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-川柳に助けられたこと数多。 川柳は恩師であり、我が子でもある。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 宮城を代表する川柳作家・西恵美子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「人を待つ人が桜を待つように」。 炎を熾し炎を鎮めては生きている あの時私は掌中の砂だった 父を乗せぽんぽん船がゆく薄日 玉子酒とろりこの世の真ん中で 一枚のハンカチにある干潟 幕間になって手違いだと気づく カチンコの澄んだ音色や誕生日
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-句は作るものではなく 魂から体温のあるまま産むものである(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・西美和子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「仲人が結んで神がほどく縁」。 オイと呼ぶああ妻の名を忘れたか 出張の夫の布団も敷いて寝る 平凡な顔で会うたび名を聞かれ 息白しそろそろカニが旨くなる 山を這う霧に足首つかまれる 大阪の女でアホに成りきれる 泳ぎ覚えた川は心に澄んだまま
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-川柳は広い浮き世の診断書 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 佐賀を代表する川柳作家・西村正紘の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「自惚れも悲観もしない比べない」。 挨拶が済めば二人にしてくれる あいまいな記憶に都合よく隠れ 青汁の代わりに野菜食べてます あげ足を取るより進めたい議論 明け方の小鳥の会話みんな聞き 足並みの乱れ温度差隠せない 頭から足の先まで疑われ
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-川柳は私。私が元気だと句も凜とするが、 私が弱気の日の句はよろよろになる。 そこで、一日一回、すべてよくなる、 これからいいことがある、嫌なことは考えないと、 私自身を励まし、更に、人さまと私を比較しない。 かけがえのない今日一日、元気な句を書き、 句と励まし合って暮らしたい。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 神奈川を代表する川柳作家・二宮茂男の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「燃えて生きその日その日のありがとう」。 朝飯がうまい日もまた老いていく 穴あいたポッケで夢を握ってる あのバカがバカがと酔って子の自慢 ありがとうだけは忘れぬ日を重ね 飴で伸び鞭で曲がった若木の芽 雨の日が十日突然日本晴れ ありそうでない老妻の隠し味
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-川柳に師なしされど会う人みな師なり(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 広島を代表する川柳作家・野村賢悟の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「花曇り逢いたい人はもういない」。 にんげんのせいで地雷を踏んだ象 ほうろくの中で衝突する意見 本気度を秤にかけている踏み絵 日の丸が好きになれない二等兵 金魚鉢洗い我が家は喪に服す 九条へ喧嘩しないと書いてある 安倍さんは戦争すると寂聴尼
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-ひとつの事実から想像力を広げて自分のこころを知りペンを持つ そして、いつも一所懸命であれ(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 島根を代表する川柳作家・長谷川博子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「白い皿笑顔が透けるまで洗う」。 母の血を辿れば小さな漁師町 桃の木は一本もない桃通り 白髪になったきく組さくら組 ゆきこんこ生家は人の手に渡る 喪の家の畳を月の影が這う まぼろしの祭りが見える木の根っ子 太陽を掬う大きな夏帽子
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-川柳は思考の足跡 先達たちより脈々と言い継がれてきたように“川柳=人間”に尽きる。人間の人間たる所以はその思考にあり、川柳作品はその一歩一歩にほかならない。さりとて足跡のほとんどは消える宿命にある。 それでも「たかが」と「されど」川柳の歩みは決して止まることはない。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 青森を代表する川柳作家・濱山哲也の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「おっとっとおっととっとと生きている」。 スタートライン棒一本ですぐ引ける 幸せは押しボタン式信号機 雪道の足跡これがわたしです キラキラと海の話をする 滴 独りじゃない肩にとんぼが止まってる うんざりの中で探している砂金 まあまあと今日もマリモは緑色
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-言葉で遊ぶのは楽しいけれど、はしゃぎまわってはいけない。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 奈良を代表する川柳作家・ひとり静の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「海の鳥空の魚とわたくしと」。 猫舌にないしょばなしは禁止です お邪魔にはならないポだと思います 古代文字フランスパンという長さ 果てしない顎に見とれているこの世 やる気だねまるでタコ足コンセント 耳貸してもう素数には戻れない 日本晴れ空もわたしも嘘っぽい
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-川柳とは私がこの世に存在をした証しである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・平井美智子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「一匹の美学 一途に月を追う」。 あっちむいてホイ指は淋しい方を指す 淋しい人の淋しい嘘に貸した耳 抱いていてあげる涙がとまるまで ジワジワと私を襲う液状化 軟らかいもので挟んでおく昨日 眠るには少し足りないお湯の嵩 死にたかったり生きたかったりややこしい
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-川柳は人の心を若くする 川柳は世界を見る目広くする 川柳に心動けば世は変わり 川柳を皆が作れば世は平和(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 神奈川を代表する川柳作家・平松健の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「川柳は人の心を若くする」。 別々の意味に解釈する合意(条約) 蜜月に合い鍵持たぬ日と米(鍵) 基地移転我慢比べをしてるハト(比べる) 外相は外交に先ず苦労する(苦労) 脇役で良いから欲しいのはポスト(脇役) マニフェスト鎧半分切り取られ(マニフェスト) 神様も仕分けしている初詣(初)
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-川柳は喜怒哀楽を受け止めてくれるものであり、 救ってくれるものである(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 広島を代表する川柳作家・弘兼秀子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「見捨ててはいないと天は晴れてくれ」。 足音は春の予感を響かせる 沈黙の長さの中で選る言葉 旅立ちの空の青さを焼きつける 見捨ててはいないと天は晴れてくれ 催促へ疑いもなく打った点 イントロはああ青春を引き寄せる 一本の光惑いに降りてくる
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-川柳は、血である。 まさに血である時、作者そのものの声となる。 血は廻り、継がれ、川柳の大河となった。 わずか十七音―その中に流れる血によって、 ニンゲンを 社会を そして、作者自身を捉える。 三笠―三柳―一泉という生物学的なDNAを超え 川柳という血の池で産湯をつかってしまった。 血の池へポチャン 蛙の子は蛙 という二十代の自分の句に縛られてしまったが、 川柳260年の血を私は誇りとともに背負ってゆく。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 東京を代表する川柳作家・尾藤一泉の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「すこしつかれてあたたかい色になる」。 納棺の儀からころがる種子ひとつ 灰よせの ころりとひろう阿頼耶識 しるべなき亡父のしらべにしばられる 父の血ちりちり唯識の器 足跡の途切れ 枯野に灯を探す すこしつかれてあたたかい色になる 小便の多寡哀楽を噛みしめる
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-言の葉は 生き物 侮ってはならぬ(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 徳島を代表する川柳作家・福本清美の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「出産の神秘カメラも息を呑む」。 薔薇色の灰になるまで恋をする 車椅子ふたつ夕陽の中にいる 登頂の汗雲海に溶けてゆく 完熟の夕陽キリンが食べている 新樹光煌めく朝に祖母となる ふるさとの川になるまで青を溶く 結願の鐘秋空を突き抜ける
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-わかりやすく、誰にも楽しめる川柳の世界を作りたい。 佳句佳吟一読明快いつもの世も(近江砂人) 背伸びさせるな やはり野に置け五七五(原句 滝瓢水) (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 茨城を代表する川柳作家・本荘静光の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「じっくりと読む筈だった資源ゴミ」。 平均寿命越えアディショナルタイム 冥土への一歩それでもよい年に 締め切りに追われてリズムつく暮し 年をとり過ぎたな断つか恋心 十戒をいくつ破って冥土まで 地獄極楽三途の川に賽を振る おまけ人生でも試す人間ドック
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-「視野無限」(「橘高薫風川柳文集」より) 川柳のノートの表紙に書いていた言葉です。 題が出されたとき難しいなあ、こんな題で作句ができるのかと不安になった時、ミクロの目で、宇宙の目で、曲線で、直線で視野を広げようと心掛け、「継続は力なり」と自分を叱咤激励しています。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 富山を代表する川柳作家・増田紗弓の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「サウンドが聴こえてきそう蕗のとう」。 ほどほどの雪なら好きな北陸路 雪山の晴れの魅力に住み慣れる 息災でいたかと雪を払い合い 雪の峰拝めば湧いてくる力 雪の白宥めることも知っている 四季咲きのバラをいたわり雪払う 雪の日は炬燵と本と酒も友
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-人生の機微をとらえ 五七五で詠む 喜怒哀楽を わかりやすい言葉で (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 佐賀を代表する川柳作家・松尾貞美の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「自分を好きになろう春風あたたかい」。 幼き日語る木馬のやさしい瞳 ついて来ては駄目よと犬に念を押す 叱られた妹かばう兄がいる 兄弟げんか母はどちらも叱ります 噂ほど美人でないと噂され 合格のようだと見合いから帰る 押せばなびくそんな風情をちらと見せ
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-川柳を詠むためには、観察する力と表現しようとする思いがあれば充分である。 観察する対象は、自己の内面世界を含めた森羅万象である。これをすべて詠もうとすれば、擬人化は便利なツールとなる。 なぜ表現したいのか。それは、自分が存在し私が私であることの証しになり、カタルシスの快感が得られるからである。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 栃木を代表する川柳作家・三上博史の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「裏表あって私が立っている」。 ラグビーボールホイホイホイと逃げ回る みんな賛成結果はみんな無責任 文化とは国が決めるな文化の日 ゆるキャラの元祖軽トラだと思う スコップはお尻で仕事させられる ピーマンの凹み具合にある色気 煩悩をうまく収めた頭蓋骨
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-飾らない本当の自分が出せるから気持ちがいい。 ペーソスのある川柳に出会うと胸がきゅんとなる。 真実を追求することで、よりよい生き方に繋がっていく気がする。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・三村舞の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「猛練習テニスボールに紐つけて」。 眠れない深夜どこにもない逃げ場 気がつくと物干し台に立っている 食事することも難儀なことのうち インターフェロン七十二週闇続く 治療すむまではどんどん抜ける髪 鬱病も副作用だと言われ 鬱 針の先使い回しの注射針
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-川柳は生きものである なぜなら頭も手も足もある 喜怒哀楽がある 個性と主張がある 何よりも人間そのものである (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 和歌山を代表する川柳作家・三宅保州の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「今日という糸を明日へ織り紡ぐ」。 今日という糸を明日へ織り紡ぐ そのうちに自分が嵌る落とし穴 いつとても父母という防波堤 ふるさとへ続く線路が長すぎる 私を裏返したい花の下 男一匹替え芯などは持ってない 一分の黙祷あなたとの別れ
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-てにをはの深さを習い怖さ知る (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・村上直樹の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「雲ふわりいいなお前は風まかせ」。 あこがれは喜寿白髪で舞うワルツ 朝な夕な眺める山に嘘はない 青空へ声の限りにバカヤロー 犬掻きでゆったり好きに生きてきた えいやっと跳んだら見えてきた明日 押せば青こぼれてきそう五月晴れ 俺お前会えば十五の雲が湧く
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-川柳は 一境両状を旅する戦士 笑いを突き抜けると涙をこぼし 涙を断って花野に遊ぶ 研ぎ澄まされる柳魂は この一境の闇に生まれ出て やがて 生への呼吸をせわしく刻む 我が生まれつきし血潮を鼓動に秘めて (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 山梨を代表する川柳作家・望月鵞山の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「反骨の釘九条に錆びて利き」。 かな文字の投書涙の体当たり 置き去りの風に研がれる子の木馬 秀才にジョークの骨が噛みきれず 焦げ飯の底おふくろの喝がある かくれんぼ鬼もあしたを見た夕陽 正論の太刀権力は苦笑のみ 眼帯を外す覚えてますか 風
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-人を謗らず。後ろ指はいつか跳ね返ってくる。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 静岡を代表する川柳作家・望月弘の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「熟したら柿は静かに落ちていく」。 日の丸を上の戸棚に入れ直す 限界の村へ無策の陽が昇る ロボットに挨拶状を出してある 宇宙から来た石ころは頭が高い 方言で話して親子だと思う 神様が躓く石は除けてある 初心まだ賞味期限が切れてない
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-人間万事 塞翁が馬 小柄で病弱だった私がここまで長寿を授かるとは思いませんでした。有難いことです。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 福岡を代表する川柳作家・森園かな女の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「杖を手にしても逢いたい人ばかり」。 杖を手にしても逢いたい人ばかり いただいた愛ささやかに恩送り 八百万の神と仲良くする日本 碌でなしだけど私の知恵袋 物識りも孫の質問には怯む もみじマーク外して老いの恋プラン 移り気へ春のメニューが多すぎる
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-川柳は冷めてもおいしいだし巻き玉子 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 京都を代表する川柳作家・森田律子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「柱状節理にべっぴんの足跡」。 はじめましょアルデバランのあたりから 黒猫よ海岸線をかっとばせ どれ程の未来か桃を剥いている ちょっと桜で深爪の夜である おくれ毛が触れたら消えてしまう沼 根に持っているので三角に包む 13ページにはさんであった息
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-川柳とは、呟き、疼き、囁きを聞き逃さず伝える心のマイクである (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 栃木を代表する川柳作家・柳岡睦子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「いい町だみな石垣の顔でいる」。 くちなしの花が笑った誕生日 ホッチキス今日の綻びとめておく 両の眼を閉じると見えるものがある 同じ花咲かせ隣と助け合い 目玉焼まだ目があかぬ日曜日 手打ちそばすこうし姑に近くなる 耳のある壁目と口も欲しくなる
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-私の川柳は 私そのものであり 私の生き様は 川柳そのものでありたい (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 千葉を代表する川柳作家・山本由宇呆の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「継ぎ足した余白に描くオレの地図」。 継ぎ足した余白に描くオレの地図 擦り切れた辞書を棺へ入れてやる 俺の人生オレのオプションです 諸君 終活のタイムアップを押し戻し パソコンへ向かう八十路の野獣の眼 喋りたおした女子会の大ジョッキ 場所選ぶようでは勝利者になれぬ
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-洋々流で生きてきた 『五七五の定型と三要素が入って川柳』 川柳を楽しむべし 洋々流とは、 『川柳と酒』 酒は陽気に飲め 川柳は愛だ 種を蒔かないと芽は出ない 生ある句を作れ 柳友は宝だ (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 鳥取を代表する川柳作家・両川洋々の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「自叙伝のつづきは棺の中で書く」。 転んでも夢の欠片は手離さぬ 逆算をすると余命に後がない 飽きるほど恋も見合いもしてひとり シナリオに逆らう俺の人生だ あの日からハートの棘がまだ抜けぬ 死に方も色々僕は安楽死 渋々の残業過労死が恐い
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-好評の前著『川柳で平成の世をぶった切り』に続く、2014年~2015年までの国内、国外での出来事を詠んだ時事川柳集。 今の世に疑問を抱きつつ、「川柳で世は変わらない」と思いながらも詠まずにいられない、世に問わずにいられない作品集。 大事件無いのを祝う年始め 候補だったことがそんなに大ニュース(三島由紀夫ノーベル賞候補) 大輔に見るメジャー七年後の姿(マイナー契約) 口きけば唇寒し首寒し(対イスラム国) 執念が光を放つダイオード 偶然の中に真実知る力(ノーベル賞) 贅沢に慣れると節約難しい 脱デフレ論じて高いものを食い(黒田さん) アメリカの情報流出規模違い 大晦日で一年区切る人の知恵
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-「川柳をつくる人も、見て楽しんでくれる人々にも、日常生活の中に普段着の文芸」として息づくことを願い、また「佐渡産川柳の増産と川柳の地産地消から生まれる文化豊かな環境づくり」を目標に掲げ、新潟・佐渡島を拠点に全国を舞台に川柳普及に努め、活躍中の著者。川柳は「にんげんのうた」であり、尽きることのない人間讃歌であることを、読者は本書を通じて理解することができる。 良質な笑いを醸し出す風の章「ユーモアはビタミン」、妻への惜しみない感謝と愛情を表す花の章「愛燦々」、著者の人生観に迫る海の章「いのちの祭り」、佐渡讃歌の夢の章「朱鷺よ舞え」の4章構成。 通知表親に似てきて叱られる 手拍子をください一句できそうだ 一行を使うほどでも無い利息 盗塁のサイン妻から来たメール 平成を昭和のダシで煮ています 日に一度酒に胃腸を診てもらう にんげんの味見ただいま握手中 誕生日加齢お見舞い申し上げ 生きるとは祭りだ飯が炊き上がる 少年の朝を起こしにくる未来
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-短詩型文学の一つとして、日本で広く親しまれている川柳。十七音の世界で、作者と読者の感性が共鳴し、奇跡的に結びつくことによって秀句・名句は生まれ、命ある一句として永遠に生き続ける。 学問の神様、音楽の神様、スポーツの神様、お笑いの神様・・・などと、いろいろなところに神様が存在するように、実は川柳の世界にも、作者と読者を結びつけてくれる神様が存在する。 本書は、幸運な作者のもとに「川柳の神様」が舞い降りてきた特別な120句を、著者が魅力あふれる筆致で奥深く、幅広く紹介した秀句鑑賞である。本書を読むことで、句を見極め、発想力・構成力を鍛えることが可能になる。 昭和・平成の秀句の魅力が余すところなく解き明かされ、流派や時代を超越して読み継がれる川柳作品の再評価がなされている必携のシリーズ第3弾! 収録作品例 《生き残りゲームしてるんだよパパは 松橋帆波》 《ぶらぶらのボタンわたしの現在地 松村華菜》 《自転車は空気入れたら軽くなる 宮本信吉》 《人の世は二色で足りる鯨幕 板垣孝志》 《質問をしてよろしいか抽象画 岩井三窓》
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-短詩型文学の一つとして、日本で広く親しまれている川柳。 作者と読者が奇跡的に結びつくことによって秀句・名句はこの世に生まれ、命ある一句として永遠に生き続けている。 学問の神様、音楽の神様、スポーツの神様、お笑いの神様・・・などと、いろいろなところに神様が存在するように、実は川柳の世界にも、作者と読者を結びつけてくれる神様が存在する。 本書は、幸運な作者のもとに「川柳の神様」が舞い降りてきた特別な120句を、著者が魅力あふれる筆致で奥深く、幅広く紹介した秀句鑑賞である。 昭和・平成の秀句の魅力が余すところなく解き明かされ、時代を超越してなお読み継がれる川柳作品の再評価がなされている必携のシリーズ第二弾!
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-「旅に出ると一気に川柳モード」になる、無類の川柳好き・旅好き・写真好きの著者による川柳日記。単に感動だけではない自らの旅の失敗談や家族との楽しい会話、旅で出会った魅力的な人々との交遊を、抜群の描写力で赤裸々に臨場感たっぷりにユーモラスに五七五で詠み上げる。国内はもとよりチェコ、カナダ、チュニジア、ハワイ、バルト海、台湾など旅行先は多彩で、読者が居ながらにして世界旅行をした気分になれるお得感たっぷりの一冊。東京みなと番傘川柳会、番傘川柳本社、前橋川柳会等で活躍中。序文は真島清弘氏、表紙絵・イラストは石沢優氏。 三時半夜逃げのような旅に出る ハネムーンと聞かれてそうだとも言えず お別れの抱擁僕も大胆に 島に名を書いておくれよエーゲ海 電子辞書シシャモ間違いかも知れぬ 高額のクルーズ妻はよく寝てる ドルユーロクローネ円とややこしい ご主人は昼寝ですかと聞くボーイ 有り金を妻に渡して帰路につく 日本海僕の裸をご覧あれ
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-抽象と具象の狭間から読みとる、確かな人間臭。昭和一桁生まれの著者は江田島海軍兵学校教官の父をもち、戦時中から戦後の激動の時代を生き抜いてきた。自らの目で見た現実をありのままに忠実に川柳に表現する姿勢は多くの読者の胸に感動を呼ぶ。 「えふえい」「せみのこえ」「おおはなび」「ゆめをくう」「ねたふり」の5章に、4編の詩が若き日の著者のほとばしる思いが伝わる詩が加わり、本書を重層的に彩っている。 《輪郭が見えぬリンゴの向きを変え》 《UFOが咳をしながら飛んで来る》 《とうがらし熟れて静かな退職日》 《体温をなくして生きる影法師》 《地図になる道を残して僕の自負》 《波飛沫本音は海の底にある》 《八月を無口に過ごす生き残り》 《太陽と水と少しの塩で生き》 《ずり落ちた老眼鏡で見る政治》 《自分史の終りに未完と書いておく》
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-シリーズ累計発行部数2500万部の大人気コミックス『BOYS BE…』の原作者最新刊! ページを閉じたら、我が子に会いたくなる 児童書作家が後悔したたった一つのこと。 一度失いかけた命で父が描く、息子、そして家族への本音。 殺風景な病室で目を覚ますと涙が頬を伝っていた。何故だかひどく虚しい。 ひとりには、もう慣れてしまったはずだった。妻が出ていってからかなりの年月が過ぎていた。 かけがえのない息子まで妻に引き取られてからは、 生きる気力を失い、仕事は手につかなくなり、人と会うことを避け、自宅に籠もり、行く当てもなくふらふらと街を徘徊し、自宅に戻ると酒を飲んで、泣いた。打たれ弱い体質なのだ。 ついでに虚弱体質だったのか、運気も落ちていたのか、ようやく仕事もしだしたのに、新型ウイルスに感染してこのざま。 一難去ったのかも定かでないうちに、また一難。弱り目に祟り目。泣きっ面に蜂。降ればどしゃ降り。このまま死んだ方がいいのか。 そんな時、ひとりの病室で思い出したのは、あの頃の、息子の笑顔だった。 ――伝えられなかった言葉が、線路の先で響く。 板橋雅弘 東京出身。中央大学法学部卒。1991年から10年間、イタバシマサヒロ名義で『BOYS BE…』などのマンガ原作を手がけた。板橋雅弘名義では小説、児童書などを執筆している。
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-人はなぜこれほどたやすく17歳に戻ってしまうのか? 再会があった。45歳、という中年の男女の再会。 実に28年ぶり、ということは、かつて二人は17歳だった。 人生における最も輝かしい年齢。その時初めて二人は「女」になり、「男」になった。 この小説の冒頭は、47歳から始まる。 つまり、再会からさらに少し時を経て、デートを重ねた地点なのだ。 女性から男性に贈られるプレゼントと、彼女から打ち明けられた話は30年の時を超えて彼を狼狽させる。 美しく、そしてどうしようもない狂おしい思いがそこにある。 いったい二人はこれからどうなるのか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-書店やアート・音楽空間などを「セーファースペース」に しようとする動きが増え、そうした場が注目されている。 ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無、人種、国 籍、階級、年齢、能力などに基づく差別や抑圧、ハラス メントや暴力をできるだけゼロに近づけ、さまざまな属性 を持つ人がお互いを尊重し合える空間をつくる試みを紹 介。あらゆる空間をより安全にしていくための一冊です。
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4.1米Amazon脚本術部門で売上No.1のベストセラー、『SAVE THE CAT! The Last Book on Screenwriting You’ll Ever Need』がついに邦訳!! 「小難しい脚本術の分析書はいらない。シンプルで、しかも本当に大手映画会社が買ってくれる脚本を書くための最低限のコツを教えてくれ!」。本書は、プロにも素人にも役立つこと間違いなしの、売れっ子脚本家による脚本マニュアルです。芸術であると同時に、科学でもある脚本を支配する普遍の法則、本書のタイトルである「SAVE THE CAT !」とは、脚本の常識やストーリーテリングの基本的ルールを表す象徴的なシーンの意味を込めています。売れるために大切なのは大きなスタジオでも多額の予算でもなく、良い脚本を書くための法則に従って書くことなのです。 本書では、業界を知り尽くした筆者が、脚本仲間と一緒に長年蓄積してきた売れる脚本の黄金法則を、いつでも簡潔に、楽しく見直すことができます。ジャンル、プロット、構成、販売戦略、キャスティングなどの基本要素から、誰も教えてくれなかったハリウッドのDNAを受け継ぎ、ビジネスとアートのバランスをうまくとるコツを教えてくれます。映画だけでなくテレビや舞台、ゲームなど、ストーリーを扱うすべての人が必読です。 この業界で勝負するならホームランを狙うのが当たり前! インディーズ映画ももちろんすばらしいですが、メジャーな市場で大ヒットを飛ばしたいあなたのための超実践的な脚本術です。
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4.1過酷な運命を背負って生まれてくる人がいます。この実話物語(ノンフィクション)の主人公もそんな一人です。少女時代に父親から性的虐待(ぎゃくたい)を受けた母。幼き日に目の前で見たその母の自殺、その後、預けられた養護施設での虐待、若くしてのホームレス生活――義務教育もろくに受けられず、拾った新聞などで文字を覚えた彼女が考えつづけた「なぜ、生きなければいけないのか?」という問いへの答えとは? これは、生きづらさを抱えたあなた、失意に沈んだ時のあなた、悲しみにくれる日のあなた――のための物語でもあるのです。 “芸術家は、もともと弱い者の味方だったはずなんだ”――『畜犬談(ちくけんだん)』(太宰治) 「三十一文字が長く細い鎖となって暗闇の底に降りていて、ふと手に取ると歌人が命がけで向こう端につかまっているのがわかるのだ。」(いとうせいこう氏・推薦!) 【編集者より】希望の書であるビリギャル編集後に鳥居氏のお話を伺い、「信じられる人とついに出会えず、自分の人生は失敗だ、と思った時、人はどう生きるのか」という本を手がけたく思いました。壮絶な“家なき子”人生の中、鳥居氏の心を救ったのは芸術。「芸術家は、もともと弱い者の味方だった筈なんだ」という太宰治の言葉を体現したような実話で、皆様の周囲にひっそり生きる弱者とされる人々をかすかに照らす、かがり火のような一冊です。
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4.3世阿弥は、なぜ72歳で遠く佐渡へと流され、彼の地で何を見つけたのか? 室町の都を幽玄の美で瞠目させた天才が最晩年に到達した至高の舞と、そこに秘められた謎に迫る話題作が待望の文庫化! [内容紹介 詳細] 舞台は世阿弥最後の地・佐渡島。 単行本刊行時、各メディアで話題となった奇蹟の物語が待望の文庫化! 「花なる美は、十万世界を変えましょう」――永享6年 (1434)5月、幽玄の美で室町の世を瞠目させた一人の男が流罪となった。 世阿弥元清、72歳。咎なくしてなぜ、遠く佐渡へと流されたのか? そして彼の地でどう生き、何を見つけたのか? 最晩年に到達した至高の舞と、秘められた「まことの花」とは……。波乱の晩年、その謎と真実に迫る奇蹟の物語。 [推薦文] ●文庫本版 佐渡という鄙(ひな)の地で、作家の直感と想像力は、父と子の無情と愛の物語を創り出す。現代小説が生む幽玄の世界がここにある。 ――富岡幸一郎(文芸評論家) ●単行本版 物語と批評が〝幽玄〟の中で一つになる。世阿弥のみが実現し得た世界だが、藤沢周氏は、小説の機能を能う限り駆使して、その再創造に成功した。結末には、ギリシャ悲劇に匹敵するカタルシスが待っている。 ――辻原登(作家)
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4.3これはSFなのだろうか、歴史のパロディなのだろうか。 90年にわたるテーマパークの歴史の物語なのである。 双子の天才的な若者によって創設された[下高井戸オリンピック村]は奇抜なアイディアのアトラクションが人気を呼び、次第に大きなものとなっていく。 組織としての基礎も固まった時に双子は突然その才能を失い、その上、異常な科学者によって連れ去られてしまう。 残された幹部たちは集団指導体制で組織を運営することになる。 様々な才能が現れ、以前にもまして巨大で、奇抜で、危険で、グロテスクなアトラクションやモニュメントが次々と作られ、[村]は[ゼウスガーデン]と名称を変え巨大化する。 果ては国家をも超える存在にまで成長する。 反面、内部の抗争は激しくなり、腐っていくことになる。 元老院だ、執行部だ、皇帝派だと、さまざまな勢力が構想を繰り返す。そして次第に衰退をしていく。 1984年に兄弟によって作られたテーマパークは2075年内部から派生したテロ組織によって壊滅させられ、そのご細々と営業は続けられるが2089年過激派グループによって徹底的に破壊され、その歴史を閉じることになった。
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5.0「欲しいのは、恐怖のみ」 怪談界一のへそ曲がりが正面から「恐怖」に挑むガチで怖い実話怪談! 怪談が怖いのは当たり前、他人と同じものは書きたくないと 怪談の横道を行き続けたひねくれ男が原点回帰! ただひたすらに恐怖のみを追い求めた本気で怖い実話怪談。 生前、祖父が神様と呼んだ庭の巨石。石に向かって手を合わせると禍々しき言葉が耳に…「神様」 ハンカチを飲み込む奇行で窒息する社員が続出する会社。布の柄には見覚えが…「願い」 稀代の占い師と呼ばれた伯母が若い二人に残した予言。伯母の死後、恐るべき怪異が…「二人」 ある男性と関わると世界が歪みだす。洗脳を超えた奇怪な術の正体は…「ここに漂え」 ほか、浮世と幽世の闇を奥の奥まで覗ききった底冷えの1冊!
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3.1事件を解決するのは、「特殊な専門性」を持つ七人の素人探偵たち! 「推定脅威」で松本清張賞を受賞した著者が放つ“新感覚・本格ミステリー”。 現代における「謎」は複雑すぎて、天才探偵が、たった一人で解決できる時代ではない! 理系作家が新たに提案するのは、「特殊な専門性」を持つ七人の素人探偵たちが、「理不尽すぎる謎」を解き明かす「新感覚の本格ミステリー」だ! ミステリー作家の高沢のりおの周囲には、「謎」に満ちた事件が起きる。 小説家高沢は、自宅で何者かに殴られ、血を流して仰向けに倒れていた。 相談があるといって呼び出されていたデザイナーの倉崎や、ワイン評論家の鷺宮、編集者の小野寺らが、「美人の罠に陥った」小説家殴打事件の謎を解く。ほかにも、映像作家が仕組んだ五桁の暗号。警察官僚が挑む「消えた熱帯魚」の秘密。 酒に弱い美女を感涙させるスペシャルなワインセレクト法。 バラを愛する大御所作家に怒られた編集者のピンチ脱出法など。 キャラクターの魅力もさることながら、それぞれの短篇には、知れば必ず人に話したくなる「うんちく」が満載。 日常に潜んだ、理不尽な謎を解き明かすミステリー短篇を六篇収録。 『大相撲殺人事件』の小森健太朗氏も推薦! 「登場する作家・高沢のりおって、俺だよね!? この名探偵ものへの大胆な挑戦状を受けて立つ!」
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4.0一度の商業的失敗が致命的となる出版業界に対する問いかけ。 すべての創作者の魂の叫びをこめた衝撃の「リデビュー」作! 講談社NOVEL DAYSリデビュー小説賞受賞! ☆☆☆ 僕の青春は――原稿から あ ふ れ 出 る ! ! ☆☆☆ 伝説の文豪が遺した原稿〈絶対小説〉。 それを手にした者には比類なき文才が与えられる。 新人作家・兎谷三為にそんな都市伝説を教えた先輩は忽然と姿を消した。 兄と原稿の行方を探すまことに誘われた兎谷は、秘密結社に狙われて常識はずれの冒険に巻き込まれる。 絶対小説とは何なのか、愛があっても傑作は書けないのか――。 これは物語を愛するしかない僕とあなたの物語だ。 ☆☆☆ これは現実なのか、それとも虚構なのか。 一度は小説家として筆を折ろうとした著者が書き上げ、リデビューを果たした衝撃作!
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3.7妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。白のワイシャツに黒のネクタイ、黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。 季節は春、新入生で賑わうキャンパス。絶対城が根城にしている東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音。原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ――。 四十四番資料室の妖怪博士・絶対城が紐解く伝奇ミステリ登場!
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3.4※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一人の男がひょんなことから、わずかな燃料で膨大なエネルギーを放出する画期的な器械「カルブラートル」を発明した。だがこの器械はエネルギーだけでなく、あらゆる物質に封印された「絶対=神」をも解放してしまう恐ろしい器械だった。やがて目に見えない絶対が世界中に溢れ、人々を未曾有の混乱に陥れる-『ロボット』『山椒魚戦争』の作者による傑作SF長編。兄ヨゼフによる挿絵付。
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3.4大ヒット作「スマホを落としただけなのに」シリーズの著者【志駕 晃】が、デビュー前から構想を温めていた幻の未発表作にして、初のSF作品。 スケールの大きなストーリーテリングに、手に汗握る見せ場の連続、ラジオマンとしてのキャリアを生かしたリアルなラジオ業界の描写。《 SF × ミステリ × 活劇 × お仕事小説 》と言うべき、新感覚エンターテインメント小説! 解説は、読書家としても知られる声優・エッセイスト・日本SF作家クラブ会長の【池澤 春菜】氏が寄稿。 【あらすじ】 AMラジオ局「帝都ラジオ」の局アナDJ垣島武史は、突然現れた自分そっくりの男に、わけもわからず命を狙われるはめに。 謎の少女が導く地下室。 深夜の埠頭にとどろく銃声。 暗躍する独裁国家の工作員。 錯綜していく記憶──。 時間と空間を越えた陰謀の中、命がけで臨んだ最後の放送が、彼を待つ恋人とリスナーたちに届いた時、深夜ラジオの電波は小さな奇跡を起こす......!
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-暁子は、手術直後の苦痛に歪む秋山の唇に、しずかに自分の唇を重ねた。秋山の胃ガンが絶望的な状態になっていることを知った彼女は、そうすることだけが、友だちとしての祈りであり、励ましであると信じたからだ。彼女自身も、郷里の家の束縛を逃れた東京での彷徨によって、心に深い傷を負っていたのだが……。暁子の冒険にみちた経験をカメラ・アイとして青麦のように、あざやかな色とむんむんする匂いを持つ、折れやすい若者たちの愛と真実を捉えたこの作品は、人生の地層を流れる清冽なものを、多彩な手法で探った、青春文学の名篇である。
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2.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近くにいるけど出会えない、遠くにいるけど隣に感じる……そんな二人の「織り成さない」ストーリーを2行の文章で表現した小説。あなたから見た私と、私から見たあなた。同じ虹を見ていても、ふたりの視線は交わりそうで、交わらない。愛し合う/愛し合っていた、ふたりの距離が、たった2行の文章で構成される世界。あなたがどこをどのように読むかによって、ふたりの物語は躍動し、発展し、変化する。一度では読み切れない、二度目には読め方が変わる、re:readability(再読性)に優れた、恋愛小説です。一度で終わっちゃう愛は、愛じゃない。
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