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Posted by ブクログ
【2024年159冊目】
あと数時間で親父が死ぬ。母と自分を捨てた男が死ねば、莫大な遺産が入ってくる。兄と姉との配分を考えても、億はくだらない――困窮する生活から抜け出せると考えていた次男の正好は、その瞬間を今か今かと待ち望んでいた。だが本人名義のブログが更新され、そこには「私は生きている」と書かれていた。
最初の掴みが上手かった、刻限の決まった死ってどういうこと?と思わされる物語のスタートで、一気に引き込まれました。なるほど、そういう意味での死か〜と納得しつつ、ブログが更新される度に剥き出しになっていく欲望と欲望の戦い。
そこに第三者も絡んできて、遺産は誰の手に渡るのかと最後までわからず、ドキドキしました。そしてまさかのどんでん返し!違和感はあったけれど、気づきませんでした、すごい。
大変楽しく読めました。
Posted by ブクログ
「失踪宣告」しても、しなくても、うちには、そんな莫大なお金ないからね!
なので、こんな事件起こり得ない…
ハァー…
こんな財産ある家に生まれたら、どんなにええか!って思うけど、現実には、あんまり居心地が良いもんやないのかもしれん。
父親も金の亡者で、その子らもあんまり変わらん感じだし…
「世の中銭や!」
を地で行く家族やけど、楽しいん?
あるに越した事はないけど。
(めっちゃ欲しいのも確かやけど^^;)
で、得意の遺産争い。
お父ちゃんは、行方不明のまま。失踪宣告して、法律上は死んだ事にして、濡れ手に粟。
本当に亡くなったのか?
失踪宣告を前にブログの更新が…
しかし、こんな晩年嫌やな…
私の場合、更にお金もないし…
ただ、嫌がられて死ぬだけやん…
寂し〜(−_−;)
金が全てという価値観になった人間の末路は孤独死だ。
Posted by ブクログ
作品ごとにジャンルを変える著者が今回挑むのは、相続法をテーマに遺産を巡っての相続人たちの愛憎劇。
膵臓がんに冒された昭和の大物相場師が自宅から失踪。
彼の子供たちー長男、長女、次男(後妻の息子)の三人は、失踪宣告の成立を今か今かと待ち構えていた。が、成立直前に彼のブログが更新され、さらに彼にしか知り得ない事柄が綴られる。彼は生きているのか。
次々と更新されるブログに、とんでもない仕掛けがされていたとは、相続人たちとともに読者もアッとさせられる手品のようなどんでん返し。
著者の謀に見事に欺される。
「飢えた狼が餌を欲するように人が金を求めれば、目の前にある幸せも見落とし、人間性を失うのかもしれない」と、エンターテイメントながら、著者が現代の風潮に一石を投じる作品。
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小説・文芸
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