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50歳を過ぎ、両親の介護のため大好きな仕事を辞めた大原夢路。親友と出かけた帰り、地震で電車が止まった日から、奇妙な夢を見るようになった。緊急停止した電車に閉じ込められ続けるのだ。ある時、夢の中で誰かの異様な悲鳴が上がる。不思議に思った夢路が意を決して車内を捜索すると、彼女の本能が恐怖を訴える存在がいた。”それ”は人の生気を吸う謎の生物、「三春ちゃん」だった――。大人のための壮大な群像劇、SF界の名手による新たなる代表作!
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Posted by ブクログ
子供のころよく読んだ新井素子さん、久しぶり。 そうそう、こんな感じやっぱり面白い。 SFというか若干ホラーな感じだけど…新井素子さんの文体なんで、怖さも大丈夫。
懐かしい文体。楽しいあとがき。そうか〜、五十を過ぎてもこんなふうな話し方、感じ方でもいいんだ、と自己肯定感を上げてもらえる文章。なんだかわからないけどグイグイ読まされました。
第一章~第七章 文庫版あとがき まだ下巻があるのにあとがき?? はい 執筆途中の作者の楽しさが良くわかりました。 夢のような現実のようなフワフワ感が妙にしっくりくるような落ち着かないようなフワフワしたまま読み進む。読み終わって あれ?? 猫 出てきたっけ??
上下巻で千頁を超えるSF超大作である 出来事は・・・電車でナニかがあって夢の様な 空間で毎回それを繰り返す、この大問題の設定 が新井素子の真骨頂である いつか猫になる日まで、不朽の名作SFである 本作品はそのアンサー小説らしい もう仕事はないけど安定した日々を得て、ひだ まりの猫のような生活をしてみ...続きを読むたい・・・これ が「いつか猫になる日まで」の精神、理想郷を 語るわけで、本作品は、誰もが憧れる(?)猫 の生活=平和な日々を二度と手放さない、誰が 動いてやるもんかという決意を顕す小説である
なぜか同じ夢にとらわれてしまう人々。夢と現実は別なのにつながっていてとても不思議な話。 今後どうなるか気になります。
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