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Posted by ブクログ
「いつか猫になる日まで」は中学生のころ読んで、そこから新井素子作品にしばらくはまった。「絶対猫から動かない」の裏表紙を読んで、性質的に「いつか猫になる日まで」の精神を汲むだけなのかと思って読み始めてたんだけど、題目からして「いつか猫になる日まで」のおじさんおばさん版だった、のか。文体は、勝手知ったる感じがして、とくに気にはならない(けど初めて読む人は面食らうかも)。
50代、義理の両親の介護に精一杯な、ただの主婦だったおばさんが、こんなにかっこいいとは。(でも本来緊迫するシーンで、気が抜けちゃうような描写がずっと入るのも、相変わらず、なんだよなあ)
おじさんおばさんだけじゃなくって、中学生や新米看護師が出てくるし、それぞれが魅力的でもある。私は中学生の伊賀ちゃんや看護師の人、好きだな。一方で、村雨さんがどうにも苦手だった。とらえどころがなくて理解できなくて好きになれなかったけど、最後まで読んで、この人が好きになれなかった理由もわかったし、救いになってくれたから少しだけ許せるようになった気がする。
これを読んで改めて「いつか猫になる日まで」を読み返したくなった。実家にコバルト文庫版があるけど、最近(2019年)出たという柏書房版で買いなおしてしまおうか悩む。なんせあとがきの付録が魅力的。
そう、あとがき。「絶対猫から動かない」文庫版、上下2巻構成なんだけど、なぜかあとがきが三本入っている。新井素子さんといえばあとがき、なんよね。
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