小説 - 徳間書店作品一覧
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4.7少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 「イブの夜、思い出の場所で待つ」。 老人のもとに届いた電報は、五年前に死んだはずの妻からだった。 だが、彼には「思い出の場所」がどこなのか見当がつかない。 単なるいやがらせとも思えず、石神探偵事務所の野上と俊介のもとに相談にあらわれた。 少年探偵狩野俊介の名推理が、かたくなに抱きつづけた老人の心の闇を解放する(「思い出の場所」)。 そのほか、季節の思い出にまつわる佳篇書き下ろし3作 「ふたりの思い出」「思い出を捜して」「そして思い出は……」を加えた、連作集。※本作品は、「狩野俊介の記念日」を加筆修正した新装版です。
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3.0少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 中学生にして名探偵。狩野俊介の日常には謎めいた出来事がいっぱい―。 突然舞い込んだ遺言状騒動では、俊介はなぜか元市長の財産相続人に!? しかもその文面には謎の諺が書かれていた!? 愛猫のジャンヌと事務所の所長で俊介の親代わり・野上英太郎とともに、 調査に乗り出した彼が見つける真実とは?― 『国語』『理科』『算数』『音楽』―いろいろな教科を学ぶように、 数々の事件を経て“名探偵”として成長していく少年探偵・狩野俊介を描く、 大人気ミステリー・シリーズ。 ※本作品は、「狩野俊介の事件簿」を加筆修正した新装版です。
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4.0少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 野上探偵と俊介の許を訪れた中垣弁護士が依頼したのは、 街で最古の劇場、銀扇座で二十年ぶりの復帰公演を行なう往年の人気女優、百嶋美也子の警護だった。 一週間前、美也子の許に届いた復帰断念を求める脅迫状、 そこには警告を無視すれば美也子のみならず周囲の者たちも血の裁きを受けることになると告げられていた。 美也子の過去に何かがあると推理した野上と俊介が調査すると、 二十年前にも美也子は銀扇座で、同じ演目を上演していた。そして予告どおりの惨劇が… 周到なトリックで描く書下し長篇全二巻。 ※本作品は、「銀扇座事件(上)」を加筆修正した新装版です。
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4.0少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 父の行方を捜してほしい、石神探偵事務所に現れた中井田は切り出した。 依頼者の父は一代で財閥にまで成長させた会社経営を親族に譲った後、西巻村に移り住み仏像彫刻を始める。 二年前、莫大な資金を投じて巨大な釈迦涅槃像を作った直後、謎の失踪を遂げたのだ。 探偵・野上栄太郎と助手の狩野俊介は事件を洗い直すため現地へ赴く。 涅槃像は内部が刳り貫かれ、お堂と宿坊が造られていた。 完成披露で集まった中井田家の親族と同宿した晩、惨劇が起きた。 次々と襲われる親族たち。野上は犯人を目撃するが、その姿は…。 ※本作品は、「久遠堂事件」を加筆修正した新装版です。
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-少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 北の方角を守る神・玄武。その屋敷には玄武をあらわすいくつもの要素が盛り込まれていた。 石神探偵事務所の野上英太郎とともに、数々の難事件を解決してきた中学生・狩野俊介がたちむかう新たな事件― それは、二人が行きつけの喫茶店「紅梅」の看板娘アキにかかわるものだった。 親友・紫織の故郷にある玄武屋敷と呼ばれる西洋館を訪れたアキ。 そこに待っていたのは、財産がらみの一族の桎梏と、謎に満ちた殺人事件だった。 そして、巨大な塔のからくりとは? 名探偵狩野俊介、デュアル文庫に初登場。 ※本作品は、「玄武塔事件」を加筆修正した新装版です。
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3.0少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 新しく建造された巨大飛行船・翔騎号。 夢と希望を乗せた飛行船がついに完成し、札幌までの航路が計画される。 ところがその矢先に、運航会社に「飛行船の運航を止めろ」という脅迫文が届いた。 運航会社社長から相談を受けた野上探偵と助手の狩野俊介が脅迫者の捜査を始めるが、 社長は攻撃的な経営で知られ、親族をふくめ周りは敵だらけだった。 ひとりひとり恨みを持っていそうな人物をあたっていくが、確証を得られぬうちに、お披露目飛行の当日になてしまった。 栄えある披露飛行に招待されたのは、なんと社長に対し腹に一物を持つ者ばかりだった。 出航して間もなく、トイレから死体が発見される。被害者は披露飛行に招待されていながら欠席していた新聞記者だった。 さらに被害者の衣服から新たな脅迫状が発見された。 それによれば、飛行船には爆発物が仕掛けられ、高度1000メートル以下になると爆発するという。 招待客として乗船していた野上探偵と狩野俊介は、絶体絶命の危地に陥る。 脅迫事件と殺人事件の犯人は誰なのか? 書き下ろし長篇ミステリー ※本作品は、「翔騎号事件」を加筆修正した新装版です。
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3.7少年探偵・狩野俊介が 次々に起こる難事件に立ち向かう! 町に須黒魔術団がやってきた。 開幕前の派手なパフォーマンスを街頭でくりひろげる魔術師たちだったが、 宝石店輝美堂の店長・前田達弥は 「須黒魔術団がやってきた町には必ず宝石強盗が起きる」 という噂を聞きつけ、石神探偵事務所に相談に来る。 魔術団は町に伝わる「百舌姫伝説」に材をとったマジックショーを上演するが、 これが後援会社の地元新聞・真実日報社長の逆鱗にふれ、 公演はとりやめになってしまった。 そんな折り、輝美堂からダイヤの指輪が盗まれてしまう。 魔術団のメンバーに容疑がかかるなか、商工会議所会頭の死体が自宅庭の木に串刺し状態で発見された。 それはまるで、百舌姫伝説の“百舌の早贄”と同じ死に方だった。 町を揺るがす怪事件に、狩野俊介と野上探偵が立ち向かう! 書き下ろし560枚の大作ミステリー! ※本作品は、「百舌姫事件」を加筆修正した新装版です。
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-「知ってるぞ、お前がヨリコを殺したんだ!」 二年前、不可解な死を遂げた沢之内より子が、架空日本で女忍者が跋扈する荒唐無稽な小説『三重露出』に現れた。 これは手のこんだ告発か? 彼女に翻弄された9人の中に真犯人がいる……。 軽妙な作中作+本格ミステリのトリッキーな二重構造。伝説の超メタ推理小説、マーベル作家・桃桃子(ピーチモモコ)とのコラボカバーで復活! (解説 法月綸太郎) 〈目次〉 三重露出 アダムと七人のイヴ 第4話 ワイルド・パーティ あとがき(「三重露出」三一書房版版) 「三重露出」ノートまたは誰が沢之内より子を殺したか・完成版 中野康太郎 解説 法月綸太郎 〈目次〉 三重露出 アダムと七人のイヴ 第4話 ワイルド・パーティ あとがき(三一書房版〉 「三重露出」ノートまたは誰が沢之内より子を殺したか・完成版 中野康太郎 解説 法月綸太郎
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-〈人はどこまで純粋な愛を貫けるのか?〉 天涯孤独の江戸指物職人・村野清雄。その卓越した才能とストイックな人柄に惹かれた美しき家具店主・佐竹阿見子。 あえて男女の仲を避けて過ごした二十年間──見守ること捧げた人生の末、届けられた「最後の恋文」とは? 〝世界一の熱愛〟『ジェームス山の李蘭』から十年。 究極の「無償の愛」を描いた名作。初文庫化。 (『最後の恋文 ミオ・パトローノ』改題) 〈目次〉 第一章 小夜子という女 第二章 ひとり立ち 第三章 パートナー誕生 第四章 一番町の工房 第五章 幼い愛 第六章 ヴーヴ・クリコ 第七章 青い挑戦 第八章 アルチザン志願 第九章 月見の宴 第十章 秘密の写真 第十一章 隠居との取引 第十二章 茜の後悔 第十三章 ガラスへの道 第十四章 ヴェネツィアからの手紙 第十五章 ブレルのように 第十六章 カナル・グランデ 第十七章 最後の恋文 あとがき
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3.3話題の新人を続々輩出する大藪春彦新人賞、第4回受賞作! ●今野敏 選評(抜粋) 日常生活の描写と、殺人・死体遺棄とのミスマッチが、なんともいえないおかしさを醸し出している。話の先が気になって、ついページをめくってしまった。 ●馳星周 選評(抜粋) 物語の進め方も、クライマックスの盛り上げ方も文句ない。 ●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋) 主人公、母、祖母。三人の女性が死体隠蔽をめぐって右往左往する様は、時に笑えて時にゾッとする、極上のサスペンスになっていました。 ●あらすじ 母から、祖母が徘徊でいなくなってしまったという連絡を受け、ひかりは約半年ぶりに実家に帰ってきた。 仏間に横たわっている父の姿。そして母の言葉。 「おばあちゃんが、殺してしもてん」 台風が通り過ぎ、昨日までの悪天候が嘘のように日射しが明るい。 ひかりは、警察で取り調べを受けるなか思い返していた。実家で起きた、あの出来事を……。 ※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録
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4.0極東ハウジングの中堅社員・日高は、ある日、自分が罠にはまったと気づいた。公共放送協会の番組『あなたの意見わたしの意見』への出演依頼を受けたからだ。番組は、電波を通じての私刑を大衆の名のもとに行なう、人民裁判の場だった。その背後には、財政官界の強力な後押しで設立された「公共考査機構」の存在が--。世論捜査の恐ろしさとニューメディア時代の悪夢を描いた、鬼才・かんべむさし、予言の書。<トクマの特選!>第一回配本。
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4.0この祈りを、神は聞いているか? 標的はわが子の命を奪った日本人少女。 復讐鬼と化した女性警官vs.日系FBI捜査官。 聖夜の女たちの衝突に、救いは? 人間心理への深い洞察とミステリ的企みが高レベルで融合する、 多島斗志之の傑作を厳選した〝裏ベスト〟第一弾。 日米経済摩擦が深刻な米国で邦人留学生が起こした轢殺事件──被害少年の母で射撃の名手の女警官は、 強制送還で日本へ逃げ帰ることを決め込んだ加害者に復讐を誓う。 出国までの保護を押し付けられた日系女性FBI捜査官タミは捨て身の復讐を阻止できるか? 解説 マライ・メントライン
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-秋保温泉にグループ旅行に来ていた社内の小寺保子が庭園の崖から転落死した。 秘書課の神保由加と風間京子の立ち話を耳にしたことが原因のようだ。 小寺が精神的に不安定だったことはわかったが、警察でも自他殺の判断はつかなかった。 「酔いどれ探偵」深水文明は話の内容を詳しく聞くため、神保を訪ねた。 ところが、今度は神保が資料室で殴殺死体となって転がっていた。 プロローグ 第一章 みちのくの夜 第二章 庭園の女 第三章 密なる会話 第四章 逃亡の経路 第五章 非常階段の男 第六章 犯人を見た女 第七章 過去の関係 第八章 病いの真実 第九章 二人の標的 第十章 恐ろしき錯誤 エピローグ
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4.0【ご購入の前に】本電子書籍には、紙版収録のイラストが収録されておりません。 あらかじめご了承ください。 深海…そのただひたすらに暗い世界で“それ”は待っていた、復活の刻を。 潜水調査艇りゅうぐうが回収したタブレットに封印されていたものとは? 「ウルトラマンティガ」のアナザー・ストーリーである表題作のほかに、アンソロジー「異形コレクション」などに収録された数々の短篇、 そして未発表作『READ ME!』『屍街』も加えた、バラエティー溢れる作品集。 “永久機関”や“クトゥルー”といった題材を使い、人気脚本家・小中千昭が描く“幻想と怪奇”の物語たち。 デュアル文庫オリジナルで登場。
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3.0【映画化作品・主演女優 名取裕子さん大推薦!】 景色を見ないうちに終わってしまうピクニックのような人生。 けれどこの男性(ひと)となら他にない景色を見られる。 李蘭はそう直感したのでしょう。 最後に避けられない悲劇がやってきたとしても。 【徳間書店社長・小宮英行も男泣き!】 我が社で樋口修吉を復刊できるとは、なんたる幸福。 本作は、猥雑な時代を無頼に生きた樋口にしか書けない大人の純愛小説だ。 異人館が立ち並ぶ神戸ジェームス山に、一人暮らす謎の中国人美女・李蘭。左腕を失った彼女の過去を知るものは誰もいない。 横浜から流れ着いた訳あり青年・八坂葉介の想いが、次第に氷の心を 溶かしていく。 戦後次々に封切られた映画への熱い愛着で繋がれた二人は、李蘭の館で静かに愛を育む。 が、悲運はなおも彼女を離さなかった……。 読む人全ての魂を鷲掴みにする一途な愛の軌跡。 〈トクマの特選!〉第一回配本。 色川武大の解説を再録。 イラスト コテリ
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3.5次々と話題の新人を輩出する大藪春彦新人賞、第5回受賞作! ●今野敏 選評(抜粋) 抜群にセンスのある文体だ。普通なら無駄と思えるような日常の描写も、決して無駄になっていない。 ●馳星周 選評(抜粋) キャラクター造形も秀逸だ。なにより、全編を貫くもの悲しいトーンに惹かれた。 ●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋) ビリヤードのゲーム性と賭けが結びついたとき、こんなにもヒリヒリする緊張感を醸成できるのかと驚きました。 ●あらすじ 四条大宮にある小さなビリヤード場「萬」。そこは人を引き寄せては掻き回す坩堝だった。 「中村君。あんたはまだ若いからわからんかも知れんが人生いろんなことがある。それが萬、よろづ、という意味や。いろんなことがあったとき、ここへ来たらええという意味や」 そう店主は言う。 球に魅せられた中村は、萬へ通うようになっていった。 九条の食品スーパーで働き、春海と暮らす日々。 そんな静かな日常に、突如その男は現れた。 凄腕の撞き手であることは一目見てわかった。 「賭け球で撞くか」と奴は声をかけてきて――。 ※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録
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4.5次々と話題の新人を排出する大藪春彦新人賞、第7回受賞作! ●今野敏 選評(抜粋) 日常の描写の中から次第に事件が立ち上がっていく書きぶりが見事だ。余韻のあるラストシーンもいいと思う。 ●馳星周 選評(抜粋) 楽な手法を選ばなかったその姿勢に、いくつもの次点を克服して前進していく資質があるのではないか。是非、大いなる成長をとげてほしい。 ●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋) 謎が謎を呼ぶ展開のうまさに引き込まれました。細かなエピソードの積み重ねで男の印象を二転三転させていく構成力も巧みです。 ●あらすじ 「そちらにオリハラユキヒロはいませんか?」 わたしの勤めるスーパーにかかってきた不可解な電話。 該当者はいないのだが、聞いた特徴と合致する男が一人いる。 ある日配属された、人当たりの良い副店長候補・吉崎だった。 オリハラが何者なのかはわからない。だが、吉崎のある行為を見てしまったことから、わたしは疑念を抱き始め……。 ※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録
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-絶賛の声続々! 映画「バカ塗りの娘」の原作者、髙森美由紀の最新作を特別無料配信! 伝統の南部せんべい店を営む一家の心優しい人間ドラマに、全身がぽかぽかと温かくなりました。 (紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん) 家族のこと、友達のこと、生死や、家業のこと。 それらを見つめ、考え、少しずつ自分なりに気付き成長していく弘毅の姿に、大人の私も新鮮な気持ちを取り戻していくようでした。 (東京旭屋書店 新越谷店 猪股宏美さん) 激動の日本を優しく癒してくれる格好の特効薬になるのかも。 (テレビ東京 深谷守さん) 「さあ、焼くぞ。大切な人のために、そして自分のために」 青森県の片田舎にある「小田せんべい店」。 小学四年生の弘毅は嫌だった。課外授業でクラスのみんなが家に来ることになったのだ。 南部せんべいなんか、バカにされるに決まってる。 しかし当日、不登校の同級生・潤が来たことで弘毅は南部せんべいを焼くことになり……。 六十九年間せんべい一筋の祖父・よっしーを始め、家族みんなに見守られて弘毅は少しずつ大人になって行く。 ひと口かじると涙がほろり あなたの心を優しく癒すぽかぽか家族小説 2024年2月29日発売予定 ※発売前の校正刷をもとにしており刊行時には内容が異なる場合がございます。
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3.3小さな市役所の市民福祉局に勤める牧本壮(48)。全く空気が読めない、全然人の話を聞かない、なかなか心を開かない。そんなコミュニケーション下手の彼に与えられた仕事は、身寄りがなく独りで亡くなった方を無縁墓地に埋葬する「おみおくり係」。そこで導かれた「まきもと」のちょっと迷惑なおみおくりのルール3カ条とは、 ①葬儀は絶対にやる (たとえ遺族が求めてなくても) ②参列者をなんとしてでも探しだす (たとえ身寄りが無いと警察に言われても) ③納骨はギリギリまでしない (たとえ置き場所がなくても)ある日、牧本は身寄りがなく亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れ、蕪木の娘と思しき少女の写真を見つける。新任の局長が「おみおくり係」の廃止を決め、蕪木の一件が“最後の仕事”となる牧本は、娘を探し出し、また葬儀に一人でも多くの参列者を呼ぼうと奔走する。果たして、牧本の最後の「おみおくり」は無事行うことができるのか?
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4.0氷点下40度×放射能極限サバイバルが今始まる! 核実験に巻き込まれた7人の調査員。北極海で孤立した彼らの運命は――資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のために北極の基地にいた。仲間は同僚や、アメリカ人の準石油メジャーのオブザーバー、海洋学者、そしてカナダ系イヌイットたち。ある日、北極海の水中で核実験が行われる。だが、郷田たちはまだそのことを知らず、いつの間にか孤立していたのだった。通信機器の故障により外部との連絡は取れず、リード(氷の割れ目)は増え続け、燃料と食料も刻一刻と減る中、ついに精神を追い詰められる者まで現れて……。大国の思惑と駆け引きに巻き込まれた郷田たちは、氷の世界で生き残ることができるのか。
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3.72001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』で直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年『脊梁山脈』で大佛次郎賞を受賞。1年年『『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴスの市』で島清恋愛文学賞を受賞。 あらゆる賞を総なめにしてきた名手が描く美しい本! 戦後、浮浪児だった男が主人公。画家の養子となり、装幀家になる。多くの女性と出会い、別れ……。名手が紡ぐ「一人の男」 「死んだ伯父さんが言ってた。汚いものばかり見ていると目も汚れる。そんなときこそ、美しいものを探せって」神木が画家に出会ったときのその言葉が、彼の運命を変えた。 神木は忘れなかった。女性を愛し、芸術を愛しながら、浮浪児の孤独だけは忘れずにいたので、ときおり、自家中毒を起こした。 神木(こうのぎ)は、戦後、浮浪児から、画家だった養父に拾われ、「養子となった。芸大在学中、養父が死去。 全くの一人になった男が辿った道筋とは。出版社の装幀部に勤めていたが、その後、川崎にバーを経営。魅力的な女性と出会い、別れる。名手が書き下ろす一人の男の人生。 「変に優しいのよね。けっこう優しく裏切る」 彼は優しい男のまま別れようとしていた。人の人生までねじ曲げるような乱暴は好まなくなっていた。 女は気を失うような刺激に飢えていたのだと思った。今の女には安堵の色が見えていた。 「私が男の人に真実を期待しすぎるのかしら、それとも男の人が私に真実を期待しないのかしら」ニューカレドニア生まれのマリエは神木の経営するバーに咲いた花だったが、とことん男を見る目がなかった。男に裏切られてきた女が見出したのは。 逗子に住む富豪夫人・漆原市子の画集装幀を依頼される。 「描いている間の自由を愉しみ、どうにか平常心を保ってきたのです。私の絵は窮屈な現実との闘いであり、逃避でもあります。ここが私の全世界」 「動機はなんであれ、突き進むのが芸術です」 戦争孤児で浮浪児だった神木は、軌跡的な出会いで、画家の養父に拾われた。浮浪児だった時、清潔な下着や靴下、自分たちを案じてくれる人の目、親の抱擁と言った温かいものに飢えていた神木は、美しいものにもそれに代わる力があるのに気づいて癒やされた。 終わりを感じる体と精神になって人生を見失い、もう一度性根を据えてなにかに懸けてみようと考えたとき、神木には美しい本をつくることしかできそうになかった。 「パリだけがフランスでないように、東京だけが日本でもない、人はその人に向いている土地というのがあるのかもしれない。そこに行き着くためにいろいろやって生きてきたような気さえする」 神木は美しい本を求め続ける。 「十年後に見ても美しいものが本物だろう、ここからが私の闘いで、愉しみなが身を削ることにもなる」
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3.0将軍家斉の治世。 江戸城本丸で執り行われた大評定で、相模国にある町の自治により営まれる竜宮町に謀叛の動きがあると報告された。 大目付の大河内右京は、この件に元加賀藩士の筒井権兵衛が関わっていることを知る。 彼は昌平坂学問所で一緒に学んだが、御政道批判したため、流罪になったはずだった。 老中から、竜宮町を潰せと命ぜられた右京だったが、謀叛に疑問を持ち、町に潜入し、調べてみることに……。 将軍にも意見し、“かみなり旗本”の異名で知られる大河内政盛。 その息子で、一見腑抜けて見えるため、ひょうたんと呼ばれる右京。 そして、右京の息子の徳馬。 大河内家三代が悪を断つ! 人気シリーズ、新章開幕!! 第一話 百万石の陰謀 第二話 竜宮の城 第三話 江戸四宿封鎖 第四話 決戦江戸城
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3.0事件記者の浜中悠一は、七年越しの婚約者である亜紀とついに結婚式を挙げる。 昼も夜もない因果な仕事に別れを告げ、妻と家庭を大切にする新生活を始めようと心に誓ったのだ。 ハネムーンはドイツへ。 ところがその機上で自殺騒ぎが起こる。 乗り合わせた浜中の遠縁の高校生・村川昌子の活躍で事なきを得るが、フランクフルト、ローテンブルクと彼らの行く先で次々と事件が……。 ノンストップ傑作ミステリー! 【目次】 1 バージン・ロード 2 仲人 3 逃走 4 新しい暮し 5 出国 6 離陸 7 怪しいメモ 8 ひとこと 9 乾杯 10 ありがた迷惑 11 華やかな夜 12 くたびれた夜 13 アプショオナル・ツアー 14 城壁の黄昏 15 夜はふけて 16 木彫りの家 17 遺言 18 再会 19 嘆きの声 20 脅迫 21 真夜中 22 犠牲 23 旅立ち
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