魚影島の惨劇

魚影島の惨劇

770円 (税込)

3pt

3.0

真っ赤な血は明らかにナイフによる傷。
事故じゃない、殺人だ。
絶海の孤島、連続殺人鬼が迫る!

書下し恐怖サスペンス

仰向けに倒れて目を閉じている由美の首からは、真っ赤な血が流れていた。明らかにナイフによる傷。事故じゃない。今度は明らかな殺人だ。この島にいる誰かが由美を殺したのだ。
この島は、ほんの少し前まで、余計なことに頭を悩ませたり、心を痛めたりする必要などまったくなく、ただ小説の執筆に専念していればよい場所だった。
そう、ここ魚影島は、時代小説のベストセラー作家・國分誠吾を師とし、十四人の作家志望の男女たちが、自給自足に近い共同生活をしながら、切磋琢磨し、小説家デビューを目指す、塾が運営されていたのだが……。
絶海の孤島で起こる、連続殺人の恐怖!

●主な登場人物
・早野あずさ……十八歳の美少年。高校を中退、しばらくの家出の後、魚影島に来た。
・上原光三郎……六十二歳。塾生では最年長。元、中学校の国語の教師。
・久保寺和男……五十歳。元、飲食店の経営者。塾に多額の寄付を。
・星優佳里………二十四歳。元、大手自動車メーカー事務職。城戸孝治と恋仲。
・一条千春………二十一歳。島のアイドル的存在。大学休学中。早野あずさに恋心を抱く。
・城戸孝治………二十七歳。元、サラリーマン。長身でハンサム。
・青木潤…………四十歳。夢をあきらめ、島を去ることに。
・清水由美………三十歳。元、地方新聞の記者。川端隼人と恋仲。
・吉岡一馬………三十歳。元、ギタリスト志望者。剽軽もの。
・石橋麗子………四十歳。元、主婦・ホテル厨房勤務。塾では食事係担当。
・川端隼人………三十五歳。元、フリーター。現在の塾生では最古参でリーダー的存在。
・杉田流星………二十八歳。元、高校球児、不動産会社営業職。陽気な人気者。
・小川翠…………三十八歳。元、大手出版社勤務の編集者で、國分を担当。
・水原綾乃………三十四歳。かつて作家デビューしたが失速。再デビューを目指している。
・國分誠吾………五十五歳。時代小説のベストセラー作家。魚影塾主催者。
・國分沙希………二十九歳。國分誠吾の娘。自由奔放な性格で塾生たちを翻弄する。

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魚影島の惨劇 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    大石圭さんにしては珍しい場面設定で、新鮮な感じを抱きながら読み進めた。でもストーリー展開はだいたい予想した通りだったので物足りなさはあるかな。

    0

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