朱野帰子のレビュー一覧

  • ほろよい読書 おかわり

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    ネタバレ

    どのお話も読みやすくて、すぐに完読。
    オイスター・ウォーズとホンサイホンベーが特に印象に残っていて、最後の結末にはひっくり返った。お酒は飲めても飲めなくても人生のエピソードの一つになる存在だなあって思った、そしてウイスキーや日本酒が飲みたくなった。

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    2025年11月26日
  • わたしの名店

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    これはいいものを読ませていただきました!
    読んでいて幸せになれる本。

    やっぱりおいしい食べ物にまつわるエッセイが大好き。
    28人の著名人が実在する名店の思い入れのあるメニューを紹介してくれていて、すべての作品からその食べ物への愛が感じられて最高でした。

    初めて読む作家さんも何名かいらっしゃって、この方の文章好きだな、他の作品も読みたいなと思える作家さんに出会えるのがアンソロジーの好きなところです。

    同じくポプラ文庫さんから出版されている
    『3時のおやつ』も読みたくなりました!

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    2025年11月23日
  • 対岸の家事

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    子育てしているか否かに関わらず、仕事に忙殺されている人にも刺さる本だと思う(私にはぶっ刺さった)。
    私には今のところ子供がいない。子供を持とうと思えば持てる環境にはある。母になりたいと強く思ったことは小さい頃からあまりなかった。大人になり慣れない会社員として毎日あくせく働く中で、出勤中にママチャリに子供を乗せて忙しそうに走り去るワーキングマザーを道で見ては、私には無理だな〜と思っていた。
    でも本来そんなことは子供を持つことの抑止力として働くべきではない。子供を育てることは大変だ。国の宝を育てている人が大変な思いをしないよう、もっと国は手厚い支援をするべき。

    あと、今職場ですんげー大変な状況に

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    2025年11月17日
  • くらやみガールズトーク

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    訪れた人生の転機に伴い、周りから課せられる軋轢や抑圧。主に女性に起こるそのことは、よくあることと言ってしまえばそれまでだけれど、溜め込んだ鬱屈はどこへ行くべきなのか。現実に即しているのに、読むうちに現世と幽世の境目があやふやになってしまうような、独特の読み口の怪談短編集です。
    一番印象的なのは「花嫁衣裳」でした。ここでで描かれるのは、結婚。本来は誰にでも祝福されるようなことだし喜ぶべきことなのに、この不安と不快感は何なのでしょう。新生活というのが新しい自分として生きることなら、古い自分は死んだということのか。押しつぶされすり減っていく主人公の前に現れた怪異は恐ろしいのだけれど、どこかしら優しさ

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    2025年11月04日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    あまり期待していなかったが、意外と面白かった。小説に出てくる人の仕事のモーレツさはちょっと極端すぎるが、残業美徳の考え方とその真っ向の考えとが提示され、その時々でそれぞれの考えに共感しながら読み進められた。

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    2025年10月21日
  • 対岸の家事

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    家事をずっとやっていると頭がおかしくなってしまう、という描写がとても恐ろしくリアリティがあり、ある意味ホラー感がありました。
    何かと矮小化されがちな家事の価値について真っ向から向かい合った傑作。
    恐ろしさが、ありつつも、物語自体は軽快な筆致で描かれており、登場人物もユーモラスな魅力に溢れているので一気に読めました。
    主婦じゃない人こそ読んだほうが良い作品だとも思いました。

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    2025年10月19日
  • 対岸の家事

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    ネタバレ

    礼子の子供2人が立て続けに水疱瘡にかかり、
    詩穂に子供の世話を2度も頼むシーン。

    職場と育児の狭間で激しく葛藤する心情が
    痛いほど伝わってきて読むのが苦しかった。

    詩穂が礼子の子供の世話を引き受ける度、
    礼子は"よかった。これでイマイに仕事を
    押し付けなくて済む"と考えるのだけれど、
    イマイに押し付けずに済んだだけで
    結局詩穂に押し付けてるじゃん…てなった。
    まだ詩穂のことを専業主婦だからと結局見下しているが故の言動で、最低だけど妙にリアルだなあと思った。

    ワーママは、育児という不可抗力の中で
    あと少しでゲームオーバーになるかならないか
    というギリギリの状態で
    なんと

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    2025年09月29日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    ネタバレ

    良すぎた!!!!
    青山美智子さんと小川糸さんのお話を読みたくて買ったけど、それ以外の初めて出会った作家さんたちのお話があまりにも良すぎて、1話1話余韻に浸ってたら読むのに時間がかかってしまった…。

    どのお話もすごく素敵なお店(喫茶店)が舞台で、ああこんなところに行きたいなあ…と思いながら物語に吸い込まれていった。
    元々お目当てだったお二人の短編ももちろん良かったけど、個人的に斎藤千輪さんと竹岡葉月さんのお話が刺さった。
    特に竹内さんのお話、いいお話だ〜と思ってたら「!?!」な展開になって、そしてさらに「???」となって…。
    こんなほっこり話で一転二転することあるのかとびっくり。

    ここで出会

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    2025年09月20日
  • 対岸の家事

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    子育てしたことないけどどのパターンの人もそれぞれ大変そうで、それぞれの境遇の人にそれぞれ優しくなりたいと思った

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    2025年09月15日
  • 対岸の家事

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    ドラマま見ていて、改めて読んでみた。
    しほの気持ち、すごくわかる。
    私に置き換えてみる。
    子育ては終わったけれど、今、色々あって専業主婦。孤独になる気持ちよくわかる。今は読書、Audibleに出会って、孤独な読書でも、本の中に入り込める事、 ここで誰かと繋がっていると思えてる事が嬉しいし、有難い。

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    2025年09月02日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    本を読んで作中に出てくる食べ物が食べたくなったのでできる限り食べてみた!コメダでウィンナーコーヒーを初めて飲んでお気に入りになった!
    あと、喫茶店でナポリタンも食べてみました。マッシュルーム入ってたしタバスコかけたら美味しかった新たな発見で嬉しい!しかも厨房ちらっと見たら作り置きしてあって同じだ!って思いました。
    作中みたいな素敵なティールーム開きたくなりました。

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    2025年08月26日
  • 対岸の家事

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    専業主婦をしていたときにこの小説に出会いたかった。ずっと、専業主婦は悪いものだと思い込み、パートでもしないと罪悪感でいっぱいだったから。でも、主婦がいないと家庭って落ち着かないんですよ。仕事しても、子供の熱で休むのは主婦。家事も育児も仕事もなんて無理なんです。専業主婦(主夫)でいることは甘えなんかじゃない。世の中には主婦が必要なんだと勇気づけてもらえた。

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    2025年08月25日
  • 対岸の家事

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    今の自分は子育てをしたことがないし、家事も母に任せきりだったから、少しだけ母の気持ちを知れたかなと思う。ならべく家事を手伝う、引き継げるように少しずつやっていけたらいいな。
    いつか自分が働くお母さんになった時、この本に戻って来たい。

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    2025年08月25日
  • 対岸の家事

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    私はワーママ側だけど、自分の生き方も人の生き方も肯定できるようになる、励まされる小説だった。家事に仕事に育児に疲れた時にまた読み返したい。

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    2025年08月18日
  • 会社を綴る人

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    これだったら少しはできるかも

    自分や周りが見つけて
    それを生かしていけるありがたさみたいなのを感じた。
    ラストの方の文章は、それまでのことが本当のことだったのかと思わせてくれるようなリアルさで。
    良い人ばかりではなかったのに、全員嫌いになれない魅力があるなと
    読後感はとてもよかった。

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    2025年08月14日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店や食べ物にまつわる短編集。
    どの話も良かったし最後の小川糸さんの話は悲しいけどおもしろかった。

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    2025年07月20日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    6人の作家さんの其々の喫茶店を舞台にした短編集
    青山美智子さんの素敵なはじまかりから
    小川糸さんの終わりくる死ぬことに対し少しだけ恐怖が和らぐようなお話まで、どの話もとても魅力的で登場する食べ物の飲み物は美味しそうだった。
    織守きょうやさんのお話は初めて読んで他のお話も読みたくなるくらいドキドキしました。

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    2025年07月03日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店、カフェ、ティールーム、ジャンルは似ているけど全く違う場面場面が浮かぶ短編集。
    複数の作家さんの作品を少しずつ楽しめる、ほっこり系でした。

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    2025年06月23日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    「働くとは何か」、「会社とは何か」を改めて考えさせられる作品です。

    1つ1つの作業に制限時間を決めて取り組むことで、作業効率がアップする。 
    この手法は、自身も取り入れていこうと思う。

    私自身、「24時間戦えますか?」と古い考え方ではなく、「出来れば定時で帰りたい」という考えであることもあり、みんなを定時で帰らそうとする結衣はカッコいい。

    また、続編も読んでみたい。

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    2025年06月23日
  • ほろよい読書 おかわり

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    飲みたくなる!
    そんなに飲めないけど。「もう一杯おかわり」(続編の仮タイトル)には、ノンアルコールが登場⁈

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    2025年05月30日