朱野帰子のレビュー一覧

  • 対岸の家事

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     専業主婦をめぐって、人はどうしてこんなに対立したり、嫉妬したり、悩んだりしてしまうんだろう。それは、誰もがそこにコンプレックスやトラウマを抱えているから…
     詩穂の半径1キロぐらいの徒歩の生活圏のことだけを描きつつ、現代日本の世界の大半を映し出しているかのようなリアリティ。家事と育児を1人で担わされがちな現代日本の女性たちと、その隣りや周りにいるすべての人に共感させ、身の回りの人たちとの繋がり方を考えさせてくれる、じんわりととてもいい小説だった!

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    2025年11月15日
  • 対岸の家事

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    子育て世代真っ只中の自分だからこそ、わかりすぎて辛いシーンもちらほら。女の人のドロっとした嫉妬がグルグルしていて、お互いのことを牽制し合って…。子どもがいてもいなくても、働いてても働いてなくても、みんなか生きづらい。

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    2025年11月10日
  • 駅物語

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    駅と鉄道が大好きだった弟を亡くした直は、鉄道会社に就職して駅員になります。弟が緊急搬送された日、直は最終面接のため東京駅の通勤ラッシュ時、気が動転して体調を崩し倒れてしまいます。彼女を助けてくれた五人の恩人を探し、恩返しをしたいのと、弟の気持ちを理解したい。その思いが彼女が駅員になった理由なのでした。

    モンスタークレーマーや撮り鉄の存在、業務の厳しさなど、駅員のリアルな日常を味わえるお仕事小説である一方、たまたまトラブルに居合わせた恩人と再開するという「奇跡を起こす」べく駅員になって、結果恩返しするというのがファンタジーめいて、ご都合主義に感じてしまったのが残念です。直の教育係の藤原や、鉄オ

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    2025年11月04日
  • 真壁家の相続

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    「わたし、定時で帰ります。」が面白かったので読みました。相続のドロドロした話だと思っていたら、登場人物それぞれにいろいろ立場や側面があるけれど、最後は思いやりのあるよい終わり方だと思いました。私も主人公の母のように良く考えて決断したいです。

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    2025年11月03日
  • 対岸の家事

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    アンソロで読んだ朱野さんの小説が面白かったので著作を読みたくなり、ドラマ化されたという本作を購入しました。

    専業主婦の詩穂、ワーキングマザーの礼子、育休パパの中谷など、立場の異なる子育て世代が現代の問題に揉まれながら生きる様子を描いた話です。

    待機児童問題、超高齢化社会、男性の育休取得、子育てと仕事・家事の両立といった様々な問題。自分の生活ともリンクする部分が多く身に詰まる思いで読み進めました。

    何かと軽視されがちな家庭と家事、そして育児。
    わたしは専業主婦の経験はないものの、育休経験はあり、あの時の社会から隔絶されたようなとてつもない孤独感は今でも忘れられません。
    それがずっと続く。家

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    2025年11月03日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    読みやすくて面白かったが、新入社員といい取引先のパワハラ男といい晃太郎といい、ぶっ飛んだ人が多すぎてあり得ないだろ!というツッコミをしたくなった。この本を読んで改めて、仕事は大切だけどあくまで人生の一部として生きていきたいと思った。

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    2025年10月30日
  • 対岸の家事

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    初めては子育て中主婦の出来事だったが
    読み進めるうちにだんだん家族の話に
    なって行く。それぞれの成長して行く姿が
    見られる。

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    2025年10月27日
  • わたしの名店

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    食べることは生きること。
    思い出の味やお店から今は亡き人を偲んだり、
    ただただ好きな食べ物への愛があったり。
    様々な作家による名店にちなんだエッセイ集。
    隙間時間にピッタリ、お腹が空くこと間違いなし!

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    2025年10月20日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店が舞台の6人の作家さんのアンソロジー。

    それぞれの個性を感じられて面白く読めました。中でも朱野帰子さんの『痛い人生設計を作る、ルノアールで』はとても痛快で楽しかったです。ウィンナーコーヒー、私も好きだけど馬車の御者の飲み物だったとは知らなかった〜。

    織茂きょうやさん、初めて読みましたが『彼と彼女の秘密と彼』は好みのお話でした。

    そして小川糸さんの『浮島 イルフロッタント』は喫茶店といっても視点が他の方とは違っていて、尚且つ日々適当に食事を済ませる事がある私には考えさせられるお話でした。

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    2025年10月17日
  • 対岸の家事

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    私もさー、パートでさ。
    『フルタイムで働いてたらなー』って思うことがある。
    『自分の選択は正しかったのか』
    47年生きてきて、あのときの選択、このときの選択、いろいろ考えますな。

    自分と気持ちが重なるところもあり、心ほんわかする本でした。

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    2025年10月11日
  • 対岸の家事

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    朱野さんの本は読んでいて楽しい。
    今回、面白かった。
    女性の生き方は子どもが欲しいかどうかとか、バリバリ働きたいか、専業主婦でいたいかなど、自由であるべき!
    専業主婦が主人公なんだけど、まわりにはワーキングマザー、育休中のパパ友、子どもを期待されている若い女性とか、様々な人がいて、それぞれに悩みであったり、問題を抱えている。
    人とつながり助け合って、それぞれ悩みや問題を解決していくお話。
    人とのつながりって大切だなぁと思った。
    私も誰かの支えになれるのだろうか?

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    2025年10月05日
  • わたしの名店

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    総勢28名による「名店」にまつわるエッセイ集。1編が短くて、するすると読めた。
    宇垣美里さんの文章を初めて読みましたが、リズム感が良くて好きかも。
    美村さんの文で「人の感情を再現する役者の仕事柄か、…お客様の表情を拝見すると、そこが美味しいかどうか大体推し量ることができる。…お客様から安心感と笑顔が溢れている店は、ほぼ間違いない。」というのは面白いなと思った。
    28名がそれぞれの視点から語るのを読むうちに、周りの人にも、名店とそのエピソードを聞いてみたくなる1冊でした!

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    2025年09月28日
  • ほろよい読書 おかわり

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    お酒にまつわる短編アンソロジー。一穂ミチさんの「ホンサイホンベー」をよんで、ジンが飲みたくなったし、奥田亜希子さんの「きみはアガペ」でメキシコに行きたくなり、テキーラが飲みたくなった。お酒のお供にピッタリな1冊。

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    2025年09月28日
  • 対岸の家事

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    女性の雇用が進むことは当然良いことだが、逆に今の時代に「専業主婦」であることが「悪」であると捉えられることもあるのかなと思った。家庭と仕事を両立している人を見ると、よく回っているなと常々感心するばかりだし、社会のシステムを良いようにデザインしていくことで、多様な価値観が認められ、各々のペースで進められるようになってほしい。

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    2025年09月26日
  • 対岸の家事

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    自分の周りも、子育てや仕事にそれぞれ邁進する年齢になってきた。そのため、まさに当事者意識を持って読めた感じがあり、子育てや仕事、それにまつわる現代社会の問題点をたくさん描いたこの小説が、ズシっと重く感じられた。
    そもそもの自分は、家事は日々の生活の隙間時間で済ますようなもので、仕事をしながら家事を済ます自分のことを、労れていなかった。が、家事に対しての意識が変わり、意味のある大切な時間だという意識になった。そして家事をやる自分をもっと自分で労わるものだと思えるようになった。

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    2025年09月25日
  • わたしの名店

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    美味しそうだし 雰囲気が素敵なお店ばかりでぜーんぶ行ってみたくなった。
    こんなに素敵なお店を見つけた方たちの生活も素敵!

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    2025年09月23日
  • 新しい法律ができた

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    この書き出しも好き。架空の法律が多い中、締めの五十嵐さんはさすが。このシリーズたぶん初登場のくどうれいんさんも良かった。

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    2025年09月18日
  • 対岸の家事

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    対岸の家事
    **著者**:朱野帰子

    **あらすじ**:
    家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ、専業主婦の詩穂。娘とたった二人だけの、途方もなく繰り返される毎日。幸せなはずなのに、自分の選択が正しかったのか迷う彼女のまわりには、性別や立場が違っても、同じく現実に苦しむ人たちがいた。二児を抱え、自分に熱があっても休めない多忙なワーキングマザー。医者の夫との間に子どもができず、姑や患者にプレッシャーをかけられる主婦。外資系企業で働く妻の代わりに、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員。誰にも頼れず、いつしか限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始める―

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    2025年09月16日
  • ほろよい読書 おかわり

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    とても温かい気持ちになるお酒をテーマにした短編集。
    特に「オイスター・ウォーズ」の話がよかった!

    どれも人情味あふれるスッキリとしたお話で気軽に読書するにはぴったりな一冊です!

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    2025年09月15日
  • 駅物語

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     東京駅に勤務する駅員になった女の子の話。駅員という職業についてわかっていたつもりだが想像以上に過酷で、改めて毎日遅延も少なく運行してくれていることに感謝。主人公の就職理由が恩返しというややリアリティに欠ける設定から、軽めのお仕事小説だろうと高をくくっていたら意外にも重めだった。主要登場人物全員の良い部分・嫌な部分がきちんと描かれていたのが珍しく、ふわふわした設定に現実感がプラスされていた。主人公の設定がはっきりせず、あまり感情移入できなかった点が残念。知識も興味も乏しかった駅員さん、明日から見る目が変わりそう。

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    2025年08月31日