朱野帰子のレビュー一覧

  • 対岸の家事
    今は寿退職などない時代、女性も当たり前に、結婚後も働くようになった。今の女性は、仕事、家事、育児にと大忙しだ。男性側も、養うより、女性にも働いてもらうのが当たり前になっている。家事も分担。時代はいつの間にか変わったのだ。
     主人公の詩穂さんは、家事も育児もゆっくりでも丁寧にしっかりやり、可愛らしい女...続きを読む
  • 対岸の家事
    サクサク軽い感じで読めると思いきや、扱ってるテーマはかなりベビー。登場人物もみんな魅力的だけどみんな闇を抱えてる。
    人はその人の立場に自分が立ってみないとその大変さは想像できない。少なくともその人の立場や大変さを立ち止まって想像してみるくらい余裕のある自分でいたいと思った。

    私も育休辛すぎてすぐに...続きを読む
  • 対岸の家事
    子育て真っ最中の私は、心の中で、わかるわかる〜!と頭がもげそうなくらい頷きながら読んだ。

    子育ては、側から見れば「可愛い子供」と「お母さん(またはお父さん)」という2人の人間で成り立っているけれど、リアルでは、言葉の通じない子供を相手に、親はひたすら一方的に話しかけ、子の生命を守るために、大小数え...続きを読む
  • 対岸の家事
    初読み作家さん。

    すごく考えさせられた。
    自分はどちらかというと坂上さんに近い立場だけど。
    うちのお嫁ちゃん、何か辛いことはないかな?
    大丈夫かな?
    とても気になった。
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    自称大型ルーキーの甘露寺くんがいい味出しています!
    なかなかこう上手くはいかないんじゃない?とも思うけど、テンポよく楽しく読めて元気をもらえます。
  • 対岸の家事
    気になっていて、ついに読んだ!とてもよかった。はは〜いや奥深いな…28になり、本格的にアラサーになってきた今日この頃、身の回りの女性陣は結婚に出産に、そして仕事に大忙し。家事は仕事ではない、でも主婦は理由がないとなれない、贅沢だという古典的・モダンな考え方が交差する日本。だんだんと主婦も減ってきてい...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    お酒にまつわるアンソロジー5作品。
    とある女流作家にあこがれる売れない下戸のライターが出会った女性バーテンダーを繋ぐカクテル、それぞれの想いを隠しオイスターバーで飲む男女。父の死後に継母と飲むジン、少女が思い描く恋とテキーラ。不思議な赤提灯の店で飲んだ日本酒……。
    「恋」と「お酒」がテーマなのかと思...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    福永みたいな上司はホント無理。根性論出すならまず自分が働けと思う。社員一人一人が孤独になりたくない心理も分かる。仕事で承認欲求を満たしているのかもしれない。職場の雰囲気によって残業時間の長さも変わってくると思うが、一人一人の生産性を上げて、協力し合い、それぞれがワークライフバランスを保っていくのは難...続きを読む
  • 対岸の家事
    世の中には色々な家庭があってそれぞれに生きづらさがあるけど、頑張っていこうやという前向きな気持ちになれる本だった。
    専業主婦が決して楽ではないような気もするけど、どう考えても専業主婦よりも、外で働きつつ家事をこなす方が大変ではないか、と思ってしまった。
    (この本のメッセージはわかっているつもりだが、...続きを読む
  • 対岸の家事
    読んでよかった気持ち半分。読みたくなかった気持ち半分。

    私はもうすぐ50歳になろうという、すでに子供が巣立った主婦です。結婚するときに夫の希望もありましたが、自ら専業主婦という生き方を選びました。
    それは物語の主人公である詩織と同じで、自分には仕事と家事の両立は無理だろうと考えたからでした。

    ...続きを読む
  • 対岸の家事

    作中の紫陽花は、地味で変わり映えのしない日々に唯一の彩りをもたらしてくれる存在なのだと思った。

    様々な立場の人が出てくるが、専業主婦や兼業主婦、母親、父親関わらず、誰もみな1人で頑張り続けることはできないからこそ、どんな形であれ、頼ることのできる存在が必要で、また頼ることのできる人が子を持つ親と...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    おもしろかった!
    読み出したら止まらない感じ。
    躍動感があって、
    現場がありありと想像できてしまう。
  • 対岸の家事
    家事にフォーカスして、色々な人の立場から家事を見つめ直した作品。誰でもできるとバカにしがちであり、それをメインでやる主婦は暇である、主婦は不要という時代の流れに真正面から挑んでいる。
    主婦は家事に割く時間に追われているし、逃げることもできず、休むことも出来ない。仕事の内容を調整すれば時間を作ることは...続きを読む
  • 対岸の家事
    タイトルと表紙のデザインが上手い。

    ーことわざ「対岸の火事」の意味は、「自分にはまったく影響がなく、痛くもかゆくもない できごとのたとえ。」 である。 〜
    表紙のイラストでは、作中にある、海の上の雨は天気予報では観測できない、偶然そこを通った人しか見れない/知りえない。人の涙は海の上の涙、それを目...続きを読む
  • 対岸の家事
    現代の子育ての大変な日々を主婦の視点、共働き夫婦の視点で描きます。そうそう専業主夫もいます。
    ただ舞台が都会なせいか、やたら主婦に厳しい感じがしますがどうなんでしょうか。田舎だと子育て主婦は珍しくないので、ピンとこないところもあったり。。。
    ただ、子育て女性があまりにも報われてないのはその通り。働く...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    信じられないぐらいのパワハラと性差別的発言ばかりで、途中辛くなった。体育会系のノリって怖い。
    一作目よりも恋愛話が多くて、そっちが楽しかった。
  • 会社を綴る人
    文字を、文章を書くことの小ささを自覚していて、それでも書かずにはいられない「ものかき」の端くれとして、主人公・紙屋さんの奮闘ぶりが心地よいやら歯痒いやら。
    欲を言うともっと紙屋さんの文筆エピソードを読みたかったなあ。
  • 駅物語
    特に電車にも興味はないけど、朱野帰子さんの本を前に読んで面白かったので、手に取りました

    朱野さんの本はやっぱり面白い
    すぐに引き込まれました

    若菜直がどうして駅員になったのか
    5人の恩人

    同僚
    いろんな角度から駅にいる人たちを観察できる本です

    駅員さんたちの苦労も知れて、安全に毎日運行して...続きを読む
  • 会社を綴る人
    仕事が出来なくても、自分にできることを一生懸命やろうとする紙屋さん(仮)の姿に元気を貰いました。
    渡邉さんのように「お金のため」と言いつつも自分の仕事にプライドをもって取り組んでいる人、実は多いんじゃないかなあと思います。
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    ワークライフバランスを考えるきっかけになる。

    何が幸せなのか、働くこと?それとも結婚?

    答えは結局その人次第である